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川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです


375 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:08:50.68 ID:DwxODipf0

   ざわ……

                  ざわ……
ざわ……
                             ざわ……


川 ゚ -゚)  「寒いな……」

ノパ⊿゚)  「確かに寒いぞおおおおおお!」

川 ゚ -゚)  「まあお前がいればそれだけで暖かい気がするよ、名前的に」


 この町には小さなお寺があり、そこで除夜の鐘をつくのがわたしたち姉妹の恒例となっている。

 毎年の統計を取り、ちょうど0時につくことができるよう、家を出る時間を計算している家もまた珍しいのだろうが。

  ゴーン……

lw´‐ _‐ノv 「む……」

川 ゚ -゚)  「お、シューの番か」

 
 その統計を取るのがこのシュール、三女である。

 お雑煮に餅を入れず、ひたすら白飯を入れるという変わり者であるが、憎めない。

 しかしさすがにきな粉かけご飯だけは遠慮させてもらおう。口がパサパサして気持ち悪くなる



376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 03:09:50.59 ID:DwxODipf0

w*´‐ _‐ノv 「あと何分?」

ノパ⊿゚) 「30ううう!29ううう!28いいい!」

(;><) 「う、後ろに人がつかえてるし早くついてくださいなんです!」

lw´‐ _‐ノv 「私何番目?」

( ><) 「え、ああ番号ですか?確か前の前の前がぽっぽちゃんで24番目だったから……」

ノパ⊿゚) 「10うううう!9うううう!8いいい!」

( ><) 「27番目なんです!たぶんあってるんです!」

ノパ⊿゚) 「さあああん!にいいいい!いいいいち!」

lw#´゚ _゚ノv 「うらあああああああああ!!!!!!」

   ぐおおおおおおん!!

(;><) 「ちょ、鐘がとんでもない勢いでゆれてるんです!少しは自重してください!」

川 ゚ -゚)  「あけましておめでとうございます」

ノパ⊿゚) 「おめでとうクー姉ええええ!!」

lw*´‐ _‐ノv 「ふふ……快感……」


       川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです



378 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:11:17.23 ID:DwxODipf0

川 ゚ -゚)  「まったく、ヒートまで全力でつくんじゃない」

ノパ⊿゚) 「シューには負けられないぞおお!」

 
 結局ヒートが先にものすごい轟音を立ててしまい、ビロードさんを怒らせてしまった。

 おかげで今年も私はつけずじまいだ。もう何年ついていないだろうか?

 去年はシューが時間配分を間違えたらしく5分間も立ち往生し、その結果追い出されるという恥を……

 いい加減ビロードさんも顔を覚えてしまったんじゃないだろうか……

 いや、数字すらまともに数えられていないようだしそれは無さそうだ、安心しよう


川 ゚ -゚)  「さっさと帰って年越しそばを食べようじゃないか」

ノパ⊿゚) 「どん兵衛のきつねそばは私のだぞおおおおおお!」

川 ゚ -゚)  「ふむ……、じゃあ私はたぬきそばだ」

lw´‐ _‐ノv 「年越し米普及委員会の者です」

ノハ;゚⊿゚) 「ど、どのような願いがこめられているんだああ!?」

lw´‐ _‐ノv 「……子孫繁栄?」

川;゚ -゚)  「いや聞かれても困るぞ」



380 :素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:13:23.16 ID:DwxODipf0

 やっとこさ家に着く。町内とはいえ町の端っこに位置する寺までは少し遠いのだ


川 ゚ -゚)  「む、ヒート、私のもお湯頼む」

ノパ⊿゚) 「わかったぞおおお」

lw´‐ _‐ノv 「米に米をかけて食べる……、これこそ至高の年越し米……!」
  _、_  
ノパ⊿゚) 「…………」

川 ゚ -゚)   「ああ、ヒートありがとう。どうした?難しい顔をして」
  _、_  
ノパ⊿゚) 「いや……」

ノパ⊿゚) 「年越しそばなのに既に年越しちゃってるなあって思っちゃって……」

川;゚ -゚)そ 「!!」

lw;´‐ _‐ノvそ 「!?」

川;゚ -゚)  「そ、そういわれてみれば確かに……」

lw´; _;ノv 「これでは……年明け米……。
       農家の人に申し訳が立たない……」



381 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:15:35.82 ID:DwxODipf0

ノパ⊿゚) 「……」

川 ゚ -゚)  「……」

lw´‐ _‐ノv 「……」

ノパ⊿゚) 「そば、伸びちゃうよ……?」

川 ゚ -゚)  「うん……」


 若干ショックだ。いや若干なんてものじゃないかもしれない。

 私はこれでも日本の行事は優先している。しきたり、慣習なども何一つ滞りなく行っていた

 しかしここで初めて、自らのミスに気がついてしまったのだ。

 これを恥と言わずとして何というか。ああ、恥ずかしい。


川 ゚ -゚)  「くそ、これでは……」

ノパ⊿゚) 「?ほんとにのびちゃうぞ?クー姉」


   ピンポーン




383 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 03:17:19.75 ID:DwxODipf0

 誰だろうかこんな夜更けに。

 私はショックを受けているんだ、そっとしておいてほしい。

 なんてわがままを言えるはずも無く普通に玄関に向かう。

 そこに立っていたのは大学の友人だった。


(*^ω^)ノ 「おいすー、クー」

ξ*゚⊿゚)ξ 「あけましておめでとう!」

( ;A;) 「はなせよ、アニソン三昧聞かせろよお……」

(*´・ω・`) 「ふふ、離すわけ無いだろうドックン……」

川 ゚ -゚)  「おお、あけましておめでとう。どうしたんだこんな夜更けに?」


 そう私が言うと各々は手にぶら下げたビニール袋を顔まで持ち上げ、


ξ*゚⊿゚)ξ´・ω・`)^ω^) 「酒盛りだ(お)(よ)!!!」

川*゚ -゚)  「だと思っていたがな、あがってくれ」



384 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:19:14.17 ID:DwxODipf0

川 ゚ -゚)  「とりあえずそこにおせちがおいてあるから適当につまんでてくれ。お雑煮を作ってくるよ」

ξ゚⊿゚)ξ 「ええ、ありがとう」

(*´・ω・`) 「あー、酒うめえ」

('A`) 「最後がだんご大家族だと……?」


 一気に騒がしくなった。

 お雑煮を早く作ってやろう。

-------------------------------------

 我が家では餅は焼いてからお雑煮に入れる。

 郷に入らば郷に従え、だ。あいつらにも我が家の味を堪能させてやろう。



385 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:21:34.47 ID:DwxODipf0

川 ゚ -゚)  「ほら、お雑煮だ。熱いうちに食べるといい」

ξ*゚⊿゚)ξ 「あら、おいしそー!」

川*゚ -゚)  「ふふ、そうだろうそうだろう……」

( ^ω^) 「おいしいお!ツンの作ったのとはぜんぜんちgあばばばば」

ξ#゚⊿゚)ξ 「遺言はそれだけかしら?」


 うむ、どうやら好感触のようだ。私の料理の腕は衰えていないようだな、ふふ。

 と思いふとショボンを見るとなにやら肩を震わせている。どうかしたのだろうか?


川 ゚ -゚)  「どうした?ショボン」


そう声をかけたと当時、ものすごい形相でこちらを睨んできた


(´゚ω゚`) 「なんで餅が四角いんだ!!!!!」



386 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:24:05.24 ID:DwxODipf0

ξ;゚⊿゚)ξ 「……は?」


 ブーンをミンチにしていたツンの手も自然と止まっていた。

 何を怒っているのだろうかショボンは?餅は四角いものだろう?


川 ゚ -゚)  「何を言っているんだ?餅は四角だろう」

(#´・ω・`) 「違うねん!餅は丸くなきゃあかんねん!!!」

ノパ⊿゚) 「聞いたことあるぞおお!」
 
ノパ⊿゚) 「関西では餅は丸いらしいぞおお!」


 そのとき、私は自身の日本文化に対する自信がガラガラと音を立てて崩れていくのがわかった。

 ああ、私は何も知らなかったんだな……。ヒートにさえ知識で負けるとは……。


川  - )  

ξ゚⊿゚)ξ 「ショボン関西出身だったんだ?」

(#´・ω・`) 「育ちは東京だけど生まれは大阪なんだよ!」

(;^ω^) 「ショボンちょっと飲みすぎだお、落ち着くお」



394 :川 ゚ -゚)素直家の年明けのようです:2009/01/01(木) 03:49:13.41 ID:DwxODipf0

川 ; -;)  「うわあああああああん!!」

Σ(^ω^;) 「ちょ、クーもどうしたんだお!?」

川 ; -;)  「呑んでやるう!呑んでやるううう!!」ガチャガチャ

ノハ*゚⊿゚)ノ 「私にも一本くれえええええ!」

(;^ω^) 「ちょ、ヒートは未成年のはずだお!」

ξ゚⊿゚)ξ 「あら、この栗きんとんおいしー」

(´;ω;`) 「丸いおもちじゃなきゃやーの!!!」ガチャーンパリーン

Σ(^ω^;) 「ちょショボンなにやってんだお!やめるお!」


(;^ω^) 「おー……」

(^ω^;) 「おー……」

( ^ω^) 「飲もう、そしてすべてを忘れよう」 プシッ

                     - 無理やり完 -

lw´‐ _‐ノv 「やはり粒が無いと米とは言いがたいのだよ……」

lw´‐ _‐ノv 「……うむ、やはり米かけご飯は至福」







396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/01(木) 03:57:23.51 ID:DwxODipf0

以上です。さる二度も喰らってすみませぬ……
しかもあとがきだけに・・・

お題
 新年
 年越したそば
 丸餅VS角餅

感想、批評等ありましたらよろしくお願いします。


[ 2009/01/02 19:44 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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