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ブラッディクリスマスのようです


668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 17:56:17.23 ID:EhiW4NFu0

群青の空から、白い雪が舞い落ちる。
高層ビルディングから見たそれを背に、少女は笑っていた。

川 ゚ 々゚)「ハッハッハッハッハ!アッハッハッハハッハハウエーーッゴホゴホッゴホォォ!!!」

盛大に咽た彼女の名前を私は知らない。
私とは無論この文章を打っている私である。マジ誰だよこいつ。
名前が無いと大変そうなのでとりあえず彼女の身分である「教皇」とでもしておこうか。決して調べるのが面倒だったわけではない。
彼女の本名知ってる人が居たら後で教えてください。

川 ゚ 々゚)「十二月二十五日……我々ヴァチカンが待ち望んでいた日が遂に訪れた!」

十二月二十五日、キリストの降誕。
神の降り立った聖なる日。

('A`)「……遂に、この日が来ましたか 教皇」

川 ゚ 々゚)「ああ、この日の為に我々は血の滲む努力を積み重ねてきたのだ」



669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 17:58:43.41 ID:EhiW4NFu0

以下ダイジェストで血の滲む努力をお送りいたします

―――

【+  】ゞ゚) 「う、うりぃい(#'A`)「声が小さい!!やり直し!!」

―――

川 ゚ 々゚)「ヴァチカンで大量虐殺と来たら銃剣が熱いらしいぞドクオ」

('A`)「じゃあ俺はハンドガン貰っていきますね」

―――

川 ゚ 々゚)「私も大隊指揮したい!大隊指揮したい!クルセイダー!!」

('A`;)「落ち着いて教皇!見た目十二歳の女の子が死刑執行しちゃ駄目ーッ!!」

川 ゚ 々゚)「そうだオサム!お前なら」

【+  】ゞ゚)「いいいいいいや、無理に決まってますでしょう!」

―――

('A`)「やっぱり現代バトルは英雄対英雄です教皇!」

川 ゚ 々゚)「そうか?なら私は銃剣使ってバッサバッサと斬りまくる!」

―――



670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:00:31.72 ID:EhiW4NFu0

川 ゚ 々゚)「……長かったな」

高層ビルの立ち並ぶ東京。
その高層ビルの屋上に、彼女は立っていた。
黒いコートは風を受けて荒々しく靡く。

('A`)「……そうですね」

痩せた男の羽織るコートもまた、教皇と同じく黒く、靡く。
そこから突き出た両手には月明かりを受け銀に輝くハンドガン。

【+  】ゞ゚)「……結局来ちゃったなぁ」

二人とは違い、彼はスーツを着ていた。
尤もその色は二人と同じく黒だ。締めるネクタイもまた黒染め。
しかし彼が二人とは異なる点はこれだけではない。
彼は棺桶を背負っていた。
黒に銀の大きな十字が装飾された、死人の寝台。

('A`)「ん?武器はどうしたんだ、オサム?」

【+  】ゞ゚)「じっちゃんから危ないものは振り回すなって言われているので……」

('A`)(どう見てもテメェが背負ってるモンは危ねぇだろ)

川 ゚ 々゚)「世が明けて、昼が来て、また夜が来る。
      そのときこそ始まりだ。ここの異端を殲滅する。
      ごらん、あの月も私達を祝福しているから」

丸く満ちる月が、少女の指先にはあった。



671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:03:00.60 ID:EhiW4NFu0

以下、再び月が満ちるまでをダイジェストでお送りします

―――

川 ゚ 々゚)「ドクオーーーー、お腹すいたーーーー」

('A`;)「ハイハイ、そこにコンビニありますから、これで何か買ってください」

川 ゚ 々゚)「わーい!ドクオやさしいーーー!」

―――

【+  】「zzzz……」

―――

川#゚ 々゚)「異端者共め!あんなに仲良さそうに手ェ繋いで歩きやがって!
      ドクオ!私も手繋いで歩きたい!!」

('A`;)「何を唐突に……それじゃ異端と同類ですよ?」

川#゚ 々゚)「私は神の降誕を心から祝福してるからいーの!ホラ、早く!」

―――

【+  】ゞ゚)「んー後三時間……って教皇とドクオさんは!?」

―――



672 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:05:06.42 ID:EhiW4NFu0

満ちた月が街道を走る少年を照らす。
街道は雪の輝きもあってほの明るい。

(;^ω^)「痒いんだ……痒すぎて熱いくらいに……!」

少年が目指すのは、薬局。
彼は腕を蚊に食われていた。本当に真冬に蚊に食われた人が居たら俺に教えてください。
痒みに耐え切れなくなった彼は、家中をひっくり返すように探し回った。
しかし、それは見つからなかった。
ウナコーワクール。
その痒みに終止符を打つ最終兵器(リーサル・ウエポン)。
家に無いなら買うしかないと、彼は家を飛び出し今に至るわけだ。

(;^ω^)「この角を曲がれば…く、収まれ!もうすぐだ…もうすぐなんだ…ッ!」

右の手で左腕を押さえながら彼は道を曲がる。
そこに薬局は見えた。薬局は見えたのだ。

しかし、その薬局は、お出迎え役のかえるの人形と共に爆散した。
脳を過ぎる、聴き慣れた薬局のBGM。
しかし今日求めるべきはHPを回復するための傷薬ではない。宝玉なんて売ってない。

何よりも、そこに助けるべき人が居るのなら。

(;^ω^)「薬局のオッチャ――――ン!!!」

痒みなど忘れて、少年ブーンは全力疾走した。



673 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:08:14.18 ID:EhiW4NFu0

しかし、少年が助けるべき人は、瓦礫の中傷一つ無く立っていた。
足元には一組の男女だったもの。既に瓦礫に頭を潰され絶命している。
血の匂いに、一瞬頭がクラッとするが、ぶんぶんと頭を振り、聞くべき問いを発す。

(;^ω^)「どうして、こんな……」

/ ,' 3「やらなきゃいけなかったんだ。解ってくれ、ブーン。
    ワシがこのカップルを見て、彼らがレジに置いたものを見て何を思ったか……」

言われ、ハッと気づく。今日は十二月二十五日、せいなる夜。
成程、成程。少年の内側から忘れかけていた憎しみが込みあがる。

/ ,' 3「良い目だ、ブーンよ……今からワシは中央公園に攻撃をかける。
    お主も往くかの?」

問う意味のない問いだ、とブーンは思う。
踵を返し歩いてゆくオッチャンの背に、無言の肯定を帰し従った。



674 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:11:17.89 ID:EhiW4NFu0

メインストリートには、三人の悪魔が降り立っていた。
硝煙と血の混じった臭いが立ち込めるそこは、白の絨毯を紅蓮に染めた地獄。
彼らの周りには、既に男女四組が倒れていた。

川 ゚ 々゚)「異端が……否、『異教』でも正しいだろうか」

握る銃剣を強く振り下ろし、それにこびりついた血を振り払いながら少女は呟く。
それに答えるは彼女が背を預ける痩躯、ドクオ。

('A`)「普段気にも掛けねェ我らが神、その降誕のみを、色にまみれたのみの日とするなど……
    『異端』にしても、『異教』にしても、我らは許すわけには行かない」

周りを取り囲む特殊警官達など気にしないかのように、煙草に火をつける。

(;0w0)「発砲を許可する!撃て!」

彼らが身を護るために地面に立てたシールドの隙間からその姿を見せる無数の銃身。
それらが硝煙を発すことは無かった。

突然落ちてきた何かによって彼らは『潰された』。
ズン、と重い音を響かせ地が揺れる。伴うのは打ち上げられた白い雪。
潰された特殊警官達は白の絨毯に赤くシミを残し、絶えた。

【+  】ゞ゚)「……」

雪のベールが晴れると、そこには棺桶を背負ったスーツの男が、片膝を立てて右拳を地に着いた形で居た。
彼は建物の一つに目をくれると、無言で背の棺桶をそこに投げ飛ばした。
右袖から伸びる鎖を伴い、それは建物の硝子を破り、ゴトンと音を立てて落ちる。
右腕を振り上げると、鎖が袖にしまわれる形で棺桶が戻ってくる。
その銀の十字には、赤い雫が飾りのように垂れていた。



675 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:17:22.98 ID:EhiW4NFu0

―――――――――
中央公園のカップルはメインストリートの騒ぎを知らない。
彼らはこれからが本番とでも言うように甘々な雰囲気を醸し出していた。

その中には、少年ブーンの知った者も居た。
隣に同じくらいの年齢の女性を携えた彼は、ブーンに気づくと片手を軽く挙げて挨拶をする。

( ・∀・)「メリークリス…ww あれ…? なんかふいんき(re悪いけど、どうしたの?」

ブーンは隣に立つオッチャンに目を向ける。彼の目も、こちらを向いていた。
二人は強く頷くと、迷うことなく彼の顔に拳を叩き込んだ。
スイカ割りのスイカの様に破裂する頭部。当然のことながら彼は息絶えた。
彼の隣に居た女性は、顔に彼の血の雫を受けるとようやく何が起こったのかわかった様子で、騒ぎ始めた。

( ^ω^)「……」

無言でその腹を蹴り飛ばす。
倒された彼女の頭を、オッチャンは拳銃で撃ち抜いた。
響く銃声に、公園内は一瞬静まり返り、次の瞬間には坩堝の中身のように騒がしくなった。

( ^ω^)「……黙ってろお、リア充共」

拳銃は道中で渡されたものだ。それを握るのは生まれて初めてだ。
しかしブーンは躊躇うことなく、うわあと騒ぐ金髪の男に銃口を向け、引き金を引く。
面白いように死ぬ。
隣のオッチャンも、表情一つ変えずに逃げ惑う男や女を撃ち殺していた。
踊る血が、地面やベンチや植えられた観葉植物に積もった雪を赤く染め上げる。
中央公園もまた、紅蓮の地獄と化した。



676 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:24:17.68 ID:EhiW4NFu0

―――――――――
('A`)「……!?」

ドクオは今起こったことについて理解するのに時間を要した。
力においては絶対の信頼を置いていた(性格に問題があった)オサムが、いきなり倒れた。
倒れたオサムを足元に立つのは、黒いスーツ姿の初老。
驚きに、まだ煙をたなびかせる煙草が口の端から落ちた。

( ФωФ)「全ての人々は兄弟となる……兄弟たる我々が、兄弟を殺すことが許されてなるものか」

静かに告げると、初老は地を蹴り、一気にドクオとの距離を詰める。

('A`;)「教皇!」

自分の後ろの少女の背を強く押し飛ばし、退避させる。
後が大変だろうが今自分と教皇の両方を生かす方が難易度は高いだろう。解ってくれ教皇。
ドクオは重い一撃を覚悟したが、初老の拳と足先は的確に銀のハンドガンを打ち飛ばした。手がジリジリと痛むが、大した損害は無い。

('A`;)「……殺さないのか」

( ФωФ)「全ての人々は兄弟だ。たとえ兄が暴君であろうと、私は兄を殺めたりはしない。あそこの男も気絶させてあるだけだ。」

( ФωФ)「……お前は納得したか」

('A`;)「……勝ち目が無ぇだけだ。俺の意思は教皇の意思だが、それを叶える術を失った俺は何もできない人形だ」

( ФωФ)「ふむ。ならば私は彼女を納得させれば良い訳か」

初老の目線の先の少女は、敵意を持った視線でこちらを睨んでいた。
小さな手に不釣合いな八本の銃剣を構え、こちらの出方を窺っている。



677 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:26:05.71 ID:EhiW4NFu0

その殺意を気にかけない様子で、初老は両腕を広げる。

( ФωФ)「すべての人々は兄弟となる、汝の柔らかな翼が留まる所で」

謳う様に言った。
少女が構えを解く様子は無い。
ならば、解らせる他無い。力には力を以って。

( ФωФ)「第九合唱団団長杉浦ロマネスク、参る!」

叫びと共に、両者は地を蹴った。
続く言葉を紡いだのは、教皇ああああ。

川#゚ 々゚)「貴様に解るか、異端に聖なる日を穢される我らの心が……ッ!」

自分の速度と共に、両手の八本の銃剣を投擲する。
撃ち出されたかのような速度を得て飛来するそれを、ロマネスクは左脚で地を蹴り、右に進路を逸らす事で回避する。

( ФωФ)「お前らの信念がそれならば、我らの信念をぶつけようではないか……!
        全てを兄弟とし、まとめ上げる力は……貴様等に負けてはならぬ!」

やや左から、加速を得たロマネスクが突っ込んでくる。
その右の拳は既に構えられ、こちらを打ち抜く一撃はいつでも撃てる状態にあると見える。
自分の速さも合わさり、迎撃できるほどの時間は無い。
コートの内側から新たな銃剣を両手に構える。

(#ФωФ)「アァ―――ッ!」

撃ち出されたその拳を、両の銃剣を体の前に十字に構えることで受ける。
解けそうになる握りに力を込めるが、しかしその力を殺すには至らず、後ろへ撃ち飛ばされる結果となった。



680 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:28:00.83 ID:EhiW4NFu0

川;゚ 々゚)「く……!」

地面を擦るが、体を丸めて後転し、回転が頂点に達したところで銃剣を握ったままの両拳を地に着き、腕の力で飛ぶ。
それにより脚から着地した教皇は、銃剣を構えなおす。

( ФωФ)「なかなかやるようだな、教皇とやら。やはり力が無いと教えを広めるのも難しいのだろうな」

ならば、と拳を握り、右の足首を回し足裏を地面に擦り付ける。
加速に雪は邪魔だ。

(#ФωФ)「我が教えも、力によって教えよう……私が兄弟喧嘩の勝者となる!」

再び地を蹴り、加速。
跳躍により低空を滑空。狙うは教皇への一撃だ。

川#゚ 々゚)「一発二発入ったところで、我が信念に揺らぎなど起こらぬよ……!」

先ほどとは違い、こちらも万端だ。
相手は突撃による打撃、ならばこちらも突撃による斬撃でこの勝負を決める。
ざ、と雪の下のコンクリートを靴底でなぞると、

川#゚ 々゚)「往くぞ、ロマネスクとやら!」

跳んだ。加速により生まれる気流に、黒の髪が、黒のコートが靡く。
向かい合ったガンマンが放った銃弾のように、二人は寸分の違いも無く敵へと向かう。

川#゚ 々゚)「ハアアアアァァ―――ッ!」(ФωФ#)

一閃と一撃が交差した。



682 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 18:30:09.31 ID:EhiW4NFu0

着地できなかったのは教皇だった。
撃墜された戦闘機のようにふらふらと飛び、ドサリと雪に沈む。

ざ、と積もる雪を靴底で削り着地したのはロマネスクだ。
向こうで唖然としているドクオに呼びかけるように、大声で言う。

( ФωФ)「私の勝ちの様だ、狂信者。帰るが良い。罪を犯した弟を笑って許すのも、兄の役目だ」

後ろのことを足音で判断するに、ドクオは教皇に駆け寄ったのだろう。
ふふ、と笑い僅かに空を仰ぎ見て呟く。

(;ФωФ)「"向こう"が本当心配だなぁ」



692 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 19:00:17.53 ID:EhiW4NFu0

(’e’)「A-HA-」

中央公園噴水前。噴水の真ん中に突然現れた外国人に、二人は目を奪われた。奪われないわけが無い。
この冬場にびしょびしょだ。張り付いた長袖のシャツが見ているこちらにも寒さを感じさせる。つうか、この季節にシャツ一枚か。

( ^ω^)「オッチャン、こいつは不穏だお……」

/ ,' 3「ああ、どう見てもリア充では無いが、こいつからは強い"殺意"を感じるぞい」

(’e’)「ユー達……ユー達は我々第九合唱団を怒らせた……
    人類は皆兄弟デース……それを殺すなんてとんでもない……
    ミーの怒りはユー達をボロボロにするだけじゃ済みまセーン……
    裏切り(ピーーーーー!!!!!)リストに追加だクソ!!!!」

/ ,' 3「その目……まるでワシが隠れて栽培した(ピーーーー!!!)を(ピーーーー!!!)したような……
    ブーン、危険じゃ、下がっておれ」

言われなくてもこんなシャブ中の相手は願い下げだ。
そう思って一歩二歩下がると、尻に嫌な感触を覚える。

「良い尻をしているじゃないか」

耳元にゾクッと来る声に、ブーンは振り向いた。
そこにはツナギを着たいい男が居た。このクソ寒い中ツナギ一枚で大丈夫なのかテメェは。
否、そんなことを考えている場合ではない。逃げなくては。
しかし、そう考えていた正常な思考力は、次に聞こえた言葉によって打ち砕かれた。

「「やらないか」」

( ゚ω゚)(何でステレオ音源ッ!!!!)



693 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 19:03:10.50 ID:EhiW4NFu0

自分のホールドされた両腕を見る。
右に居る男も左に居る男も両方ツナギを着たいい男。顔まで同じとは拘っている。
いい男に弱くない僕はバタバタと暴れようとするが、ホールドが強くて逃げられない。
そのままトイレまで引きずられた。
そういえば、この公園はデートスポットとして有名であると同時にそのトイレはハッテン場としてry

/ ,' 3「ブ、ブーン!」

(’e’)「良いのデースカ自分の心配をしなくてうわぁぁ~~~~~!!!」

急に噴水に落とし穴と言った形で大きな穴が開く。
そこに立っていた濡れ透け外人は勿論、足場の支えを失って落ちることとなる。
足場がウイーーーンと無駄に近代的で大きな音を立てて上がってくる。そこに居る男を、オッチャンは知っていた。

/ ,' 3「『男狩り』阿部高和……何故……!」

姿形は先ほどブーンを引きずっていった三人の男と変わらない。
しかし、その身に纏っているオーラが段違いだ。

N| "゚'` {"゚`lリ「何故だと?お前、歓喜の歌の一説を知らないのか?」

先ほどかませ犬が言っていた『人類皆兄弟』のくだりだろう、とオッチャンは適当に判断する。まさか。

/ ,' 3「お前それ勘違いだよ!穴兄弟じゃないから!」

N| "゚'` {"゚`lリ「しかし、俺は現にお前のような『男』と『敵』として相対することが出来た……。
         お前も知っているだろう。俺はノンケだろうが、構わないで食う。
         それも、相手がノンケであればあるほど……俺は燃えるんでな!」

阿部が、駆けた。



694 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 19:06:16.85 ID:EhiW4NFu0

トイレの方から『うわあああ痛い痛い痛いおーーーー!』とか聴こえるが、気にしていたら死ぬ。
帰ったら痔に利く薬でもくれてやろうと、オッチャンは彼のことを頭の隅に追いやった。
とにかく、集中しないと死ぬ。ケツが裂けて。

N| "゚'` {"゚`lリ「知っているだろう、俺がお前と組んで毎年十二月二十五日にカップルの女を殺して回っていた理由を!」

/ ,' 3「腰の抜けた男を毎度毎度便所に引き摺って行っていれば嫌でも気づくわい!」

阿部の拳に、自分の拳を叩きつけることで防御とする。
やはり、歴戦の強者は違う。その辺のリア充DQNの拳などとは比べ物にならない。
見栄だけの拳を砕き続ける事で湿気て燻っていた闘争心に、再び火がつく。

/ ,' 3「カカカ!やはり『聖夜』はこうでなくてはな!」

N| "゚'` {"゚`lリ「相変わらずお前の目的は殺しなのかリア充殲滅なのか良くわからない」

/ ,' 3「誰でも心躍るだろうがよ!強者と相対することには!」

N| "゚'` {"゚`lリ「ほう、ならば……」

「「「「「俺たちの相手もしてもらおうか、このままじゃ収まりがつかないんでな」」」」」

/;,' 3「な……んじゃとォォォ!?」

囲まれていた。無数の『阿部高和』に。

N| "゚'` {"゚`lリ「第九合唱団最終兵器、『人類皆兄弟』だ……。
         団長は必要悪と思っているようだが……素晴らしいね?お前ら、そいつを連れて行け。掘り尽してやる」

/ ,' 3「ちょ!待って!ちょ!おま……ウワアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!」



695 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 19:09:12.98 ID:EhiW4NFu0

胴上げと言う形で、オッチャンはトイレに連れて行かれた。
トイレの中は大量の阿部によって満員電車並みに人口密度が高い。

『うへへへへはああはっはあ、た、たまんねぇお……!』

隣の部屋からは、既に心をズタボロに引き裂かれた戦友の声が聞こえた。心の中で合掌した。


※以下濃厚な超絶乱交ホモセックスを音声のみでお送りします※

『いいのかい、ホイホイついてきて……』
『いや、お前らがちょっと待て痛って!これマジ痛ってえ!』
『ああ、次はションベンだ……』
『ちょ、やめ……あああああああ!!!ションベンすんなあああ!!!!』
『ん?もうかい?意外に早いんだな、じゃあ次は俺が』
『ちょっと待て!お前ら一体何人居るんだって人の話を聞けっていてえええええ!!!!』


ブラッディクリスマスのようです・打ち切りエンド







697 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/22(月) 19:11:44.88 ID:EhiW4NFu0

おっと、お題
痒いんだ……痒すぎて熱いくらいに………
川 ゚ 々゚)のブラッティクリスマス
【+  】ゞ゚) 「う、うりぃい(#'A`)「声が小さい!!やり直し!!」
「メリークリス…ww あれ…? なんかふいんき(re悪いけど、どうしたのみんな?」
裏切り○○リストに追加だクソ



[ 2008/12/22 19:48 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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