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(‘_L’)はl从・∀・ノ!リ人と  になるようです


710 :(‘_L’)のようです。1/28:2008/12/21(日) 00:11:35.27 ID:k4rk3LUU0

l从・∀・ノ!リ人「いやなのじゃ」

 なけなしの勇気を振り絞った言葉は、あっさり否定された。

 妹者とは幼稚園に入る前からの付き合いだ。いわゆる幼馴染というやつ!
 なのになぜか俺の17年間の想いは砕け散った。

 いや、そんなわけはない。
 古今東西、幼馴染ほど互いを知り尽くし、
 互いを想い合い愛していく最高のカップリングはないじゃないのか?
 つーか、普通に仲いいし!
 きっと何かの間違いだって!

l从・∀・ノ!リ人「もしかして同じ大学を選んだのはそれが原因かや?」

 正直キモイのじゃ。
 そういって、妹者は口角を上げ、眉をひそめて冷たい目で僕を見下ろした。

 おかしいよね。身長僕の方が高いはずなのに見下されるなんて。
 あれ、視界が低い。
 そうか膝から力が抜けたせいか


あははははははははははははははははははははは!!!!!!!


(‘_L’)のようです。



711 :(‘_L’)のようです。2/28:2008/12/21(日) 00:12:22.03 ID:k4rk3LUU0

 時は遡るころ、7日。

('A`)「人間ってさ、好きか嫌いかじゃなくて、合うか合わないかだと思うんだよね」

 この言葉にだまされたのが運のつきだった。
 というか、そもそもドクオに相談したが失敗だった。
 珍しくこいつがまともそうな事言うから信じちまった。

(‘_L’)「どういうことか、はっきりといっておくんなます!」

 びっくりして語尾がおかしくなる僕。

('A`)「いいか、愛情の反対が憎しみとか言うやつがいるがそれは間違いだ。
   愛情の反対は無関心だ。
   好きになっちゃったら、もうそいつのことが気になって仕方なくなるわけだ。
   目で追ったり、今何してるか考えたり」

('∀`)「そう、おめがいつもやってることだよ」

 だから、そう続けようとしたドクオを、僕は力の限り殴り飛ばしました。

(‘_L’)「そうか! 今まで妹者に嫌われてると思ったけど、それは間違いなんだ。
     なんだかんだ言ったって、彼女は僕にかまいたくて仕方ないんだ!
     目が合えば殴ってくる! つまりは好きで好きでたまらないから!!
     え? じゃあ僕ら両想いかいな!!」

('эメメ)「え? なんで、俺、殴られたの?」



713 :(‘_L’)のようです。3/28:2008/12/21(日) 00:14:52.57 ID:k4rk3LUU0

(‘_L’)「ありがとうドクオ。君はやっぱり、僕にとっての最高の踏み台だよ!」

 そう言って踏み台にトドメを刺してから、僕はさっそく妹者のところに向かった。
 全力でどうでもいいことだが、踏み台を殴ったのは、とてもキモイ顔でこっちを見たからだ。
 それにしても彼はいい声で鳴く。
 昨日は「らぶりっじゅッ!」と鳴き、今日は「ねんまつジャんぶぉッ!」と鳴いた。


 そういえば、去年は年末ジャンボは買ってないな……
 一昨年は連番30枚買ったのに、なぜかバラになっていて一枚もあたってなかったんだよな……

 あ、妹者いた!

(‘_L’)「妹者ァ! 今日一緒にテッスト勉強しようぜー」

l从・∀・ノ!リ人「いやじゃよ~」

 そういいながら、走り寄ってくる僕の足に、ローキックを合わす。
 すると、まるで足が鉛になったように重くなり、そこから四方八方に鈍痛が溢れてくる。
 さすがは無差別級ムエタイ王者の母者の娘だ。軽く死にたくなってくる。
 でも僕は脂汗を垂らしながら何とか耐えた。
 とはいえ、うずくまらないだけで痛くて言葉も出せない。



714 :(‘_L’)のようです。4/28:2008/12/21(日) 00:16:09.34 ID:k4rk3LUU0


川 ゚ -゚)「おい、妹者よさないか。
     この前も一緒に勉強会開いたのだし、別に良いじゃないか」

ξ゚⊿゚)ξ 「ドクオも呼ぶし、男が増えても別にかまわないわよ」

 一緒に下校していた素直クールさんとツンデレさんが、助け舟を出してくれた。
 ありがたい。

l从・∀・ノ!リ人「ん~、みんながそう言うのならしょうがないのじゃ」

(‘_L’)「ありがとう!」

 ん? なんで感謝する必要があるんだろうか?
 まあいいや。うれしいから感謝して何が悪い。
 そんな感じ僕らは一行はツンデレさんの家に行くこととなった。




715 :(‘_L’)のようです。5/28:2008/12/21(日) 00:18:07.51 ID:k4rk3LUU0

( ^ω^)「ツンお帰りだお~」
 ツンの家に着くなり、変なタラコ男のお迎えが来た。てか誰?

l从・∀・ノ!リ人「ブーン、久しぶりなのじゃ~」

ξ//⊿//)ξ 「もう、何であんたがいるのよ」

 なぜかツンデレさんより先に入る、妹者。
 なぜかでれる、ツンデレさん。
 なぜかなれなれしい、タラコのブーンさん。
 なぜか玄関に上がろうとしない、素直さん。
 普通にパニくる、僕。

( ^ω^)「さあ、早くツンは僕といっしょにお着替えするお」

 タラコのブーンさんの爆弾発言ktkr!

l从・∀・ノ!リ人「相変わらず二人は、ラブラブじゃの~」

 そういう問題か?




718 :(‘_L’)のようです。6/28:2008/12/21(日) 00:19:57.53 ID:k4rk3LUU0


ξ//⊿//)ξ 「ふざけないでよ! 人が来てる前で変なこと言わないでよ!」

( ^ω^)「君の部屋ってことは、僕のお部屋でもあるんだお、ツン。お着替えするお」

ξ//⊿//)ξ 「ちょっとまああああああぃぃいやゃゃゃあああああああ!!!」

川;゚ -゚)「あの、私一度帰ります。さようなら!」

(;‘_L’)「え? 素直さん!? ちょっと、一人にせんといてーやぁ!」

l从・∀・ノ!リ人「単に着替えに帰っただけじゃ。そういう打ち合わせじゃろ?」

 まったく情けない声を上げおって、そういって妹者はさっさと先に進んでった。
 あの狂態を恐れて、飛び出したようにしか見えなかったが、そうなのか?
 唯一まともで、ひそかにシンパシーを寄せていた素直さんが去ってしまったのは大変だ。
 というか、ツンデレさん大丈夫かなぁ

 もともとこのメンバーは、妹者の友達だから接し方がよく分からない。
 妹者にアタックかけ続けてる内に仲良くなったのである。
 いや、仲良くなろうとしているところなのだ。

(;‘_L’)「おじゃましまーす」

 女の子の家は緊張するなぁ。
 なぜか妹者は僕にだけいつもつらく当たってくるし。
 妹者は僕と違っていつも明るく、みんなに笑顔に接してるので人当たりがいいのにな。



719 :(‘_L’)のようです。7/28:2008/12/21(日) 00:20:52.67 ID:k4rk3LUU0

l从・∀・ノ!リ人「ようやく来たのか間抜け」

 やっぱり怒られた。なぜかエプロンに着替えてる妹者に。

(‘_L’)「えええエプロンなんか持ってきたの?」

 思わず動揺する僕。
 ふっふ~ん、といいながらくるりと回る妹者!
 だって制服にエプロンなんて……もう最高だ!!

l从・∀・ノ!リ人「さあ、今日はお好み焼きパーティーじゃ」

 といってなぜか差し出されたメモ帳とお財布。

l从・∀・ノ!リ人「早く受け取れグズ」

 ふんと、言われて伸ばされた手から財布とメモを受け取る。
 そこにはずらりとお菓子リストが載っていた。

l从・∀・ノ!リ人「もうすぐドクオが来るはずなのから、一緒に行って来て欲しいのじゃ」

(‘_L’)「いいけど、妹者は何するの?」

l从・∀・ノ!リ人「帰ってきてからのお楽しみじゃ」

 いいか、キッチンを覗くでないぞ。そういって、妹者はキッチンへ入っていった。
 鶴の恩返しなのだろうか?



720 :(‘_L’)のようです。8/28:2008/12/21(日) 00:22:57.16 ID:k4rk3LUU0

 とりあえず居間に行ってくつろごうとしたら変なタラコ男がいた。

( ^ω^)「存分にくつろぎたまえ」

(;‘_L’)「何やってんすカーー!!」

 この男、裸である。
 いや、フンドシである。
 ガチムチである
 フンドシの先に風鈴をつけて仁王立ちである。
 変態である。

( ^ω^)「存分にくつろぎたまえ」

 いや、無理ッス

(;‘_L’)「服着てください」

( ^ω^)「存分にくつろぎたまえ」

(;‘_L’)「いやあの  (゚ω゚ )「存分にくつろぎたまえ」

 負けた。
 座った。

(゚ω゚ )

 まだだめなのか。
 仕方なく寝転んでみた



722 :(‘_L’)のようです。9/28:2008/12/21(日) 00:25:58.56 ID:k4rk3LUU0

(゚ω゚ )フン!

 跨られた。
 ああ、目の前で風鈴がゆれる。

 誰か殺してくれ。

( ゚ω゚ )「さあ、」

( ゚ω゚ )「存分にくつろいでくれたま(#‘_L’)「できるかーーー!!!」

風鈴を掴み、交差法気味に肘で一物を狙った
         (゚ω゚)「あわびゅす!!」
                      一撃は何とか通ったようだ。

 危なかった~
 主に僕の貞操が。


 そんなこんなしていると、ドクオが来たので急いで買い物に向かった。
 そのことを半泣きになりながら話すと、ドクオはどこか険しい顔をした。
 ああ、そういえばツンデレさんはあの変態と仲がいいようだったけど、大丈夫だろうか。

 しかしその考えは、杞憂に終わった。

(‘_L’)「ただいま~」('A`)

 それにしても他人の家にこの言葉で入るのはなんか照れくさいな。



740 :(‘_L’)のようです。10/28:2008/12/21(日) 00:47:24.86 ID:LNwKrDF4O

川 ゜ -゜)「おかえり~。こっちだ~よぅ」

 声のする居間の方に向かうと、ホットプレートを囲んでみんなが揃っていた。
 後は焼くだけという段階まで、材料も用意されていた
 にしても、この人数が入っても大して手狭に見えないから広い居間だ。
チラッ(ペω^)ξ゜⊿゜)ξ川 ゜ -゜)l从・∀・ノ!リ人(‘_L’)('A`)

(;‘_L’)「まって、なんか変なのいる!」

( ^ω^)「てめええ、ドクオ!! なんでいやがるんでい!」

(‘_L’)「いや、あんただよ!」

 変態改め、ブーンさんはちゃんと服を着れば、結構イケメンだった。
 思わず見過ごしてしまった。

('A`)「兄さん! なんでいるんですか。大学はどうしたんですか!」

 おお、あのドックンが強気で出てるシーンは珍しい。
 なんか、保護欲をかきたてられるシーンだ
 どうやらブーンさんはドックンの兄貴らしい。



748 :(‘_L’)のようです。11/28:2008/12/21(日) 00:53:19.28 ID:LNwKrDF4O

( ^ω^)「ふん、愛するツンの元にいて何がおかしい。お前こそ、さっさと出ていきな!」

ξ*//⊿//)ξ「キャッ」

 そういって、変態はツンデレさんを抱きしめた。
 思わぬ修羅場にいやわせてしまった。
 それを見て妹者が僕に耳打ちしてくる。

从・∀・ノ!リ人「なあ、たしかツンは彼氏がいたはずだが、もしかしてアレなのか?」

(‘_L’)「いやたしか、、」

 言葉を続けようとしたら、ツンさんの叫び声にかき消された。

ξ#゜⊿゜)ξ「もう止めてよおにいちゃん! みんな驚いているでしょ!」

川 ゜ -゜)「さあ、ブーンさん話し合いなら前に済んだだろ。ちょっとあっち行ってってくれないか」

 そういって、素直さんは慣れた様子で変態からツンデレさんを取り返し、
 ブーンをあっちに追いやった。

(・_L・)「え? っと? どういうこと?」

 思わず目が点になってしまった。



750 :(‘_L’)のようです。12/28:2008/12/21(日) 00:53:57.48 ID:LNwKrDF4O

('A`)「つまり、ブーンは、ツンの兄貴でシスコン」
('∀`)「だから、ツンの彼氏である俺が憎いんだよ」

川 ゜ -゜)「ふう、まったく、普段は面倒見のいい人なんだが・・・・・・」

 そんなことを言いながら素直さんが戻ってきた。
 ツンデレさんと仲のいい彼女はいろいろと苦労してそうだな。
 それにしてもびっくりしたーー!!
 まさかあの変態タラコが、器量良しのツンデレさんの兄貴とは。
 世の中って分からんね。

ξ*//⊿//)ξ

 目を向けるとツンデレさんは赤くなって固まっていた。
 いろいろ聞きたいことがあるが我慢しておこう。

川 ゜ ー゜)「フィレンクトと鬱田君、買い物ご苦労。
    さあ、お好み焼きパーティーを始めようじゃないか」

 あ、素直さん半笑いだ。
 笑顔だとかわいいな。

(‘_L’)「そうだな、お腹も空いたしどんどん食べよう」

('эメメ)「お~う。ッてかなんで殴られたの?」



753 :(‘_L’)のようです。13/28:2008/12/21(日) 00:54:58.98 ID:LNwKrDF4O

川 ゜ -゜)「そういえば、来週は七夕だな」

 わいわいとお昼は終わり、勉強会が開始されてから1時間ほどたった頃、
 机にかじりついてカリカリとシャーペンを動かしてる中、ふいに素直さんの声がした。

l从・∀・ノ!リ人「突然どうしたのじゃ」

川 ゜ -゜)「なんでも、君たちの地方の七夕は少し変わっていて、楽しいらしいじゃないか」

ξ゜⊿゜)ξ「ああ~そんなの在ったわね。私も行ったことないわ」

(‘_L’)「あ~竹の子祭りのこと?」

ξ゜⊿゜)ξ「なんかそんな感じのやつ。去年友達が行ったらしいけど楽しかったって!」

l从・∀・ノ!リ人「あんなん喜ぶのは子供だけなのじゃ。つまらん賑わい事だぞぃ?」

 珍しく妹者が否定的なことを口にする。

川 ゜ -゜)「ちょうど一週間後にテストも終わるし、その放課後に行かないか?
     今年が高校最後の夏なわけだし、一度行ってみたいのだ」

l从・∀・ノ!リ人「そういわれると弱いのじゃ」

ξ゜⊿゜)ξ「私は賛成よ。よく考えてみたら、あなたの地元に行ったことなかったしね」



756 ::(‘_L’)のようです。14 /28:2008/12/21(日) 00:56:10.91 ID:k4rk3LUU0

 素直さん、ツンデレさん、ドクオは学校の近くに住んでいる。
 一方、僕と妹者は電車で20分、駅から自転車で15分のところに住んでいる。
 そのせいで、比較的都会なこちら側でしか遊ぶことはなかったようだ。
 ウチの地元田舎だからな~。

('A`)「そうかその手があったか!
   いくいく!! みんな絶対行こうぜ!」

 なんだかみんな乗り気になってしまった。
 もちろん僕にも否定するきなんかさらさらなく、しばらく祭りの話で盛り上がった。

 そしたら、「これじゃあ、勉強にならないのじゃ」
 といい、妹者がクッキーとジュースを持ってきた。

l从・∀・ノ!リ人「ふっふ~ん。手作りクッキ~じゃ。たんと食べるがよい」

 うん、素直においしかった。
 どうやらキッチンにこもって、これを作っていたらしい。
 鶴もいい仕事するな~。

 ただ種類がプレーン、抹茶、チョコ、紅茶と分かれていたわりに、
 味がほとんど変わってなかったのが不思議だ。



760 ::(‘_L’)のようです。15 /28:2008/12/21(日) 00:57:18.68 ID:k4rk3LUU0

 そして日は戻り、七日後の七月七日。名物たけのこ祭りの日がやってきた。

フィレンクト



 ∧ ∧
(*‘ω‘ *)  ちんぽっぽ
 (   )
  v v
       ぼいんっ
   川
 ( (  ) )



767 ::(‘_L’)のようです。16 /28:2008/12/21(日) 00:58:50.40 ID:k4rk3LUU0

 もともとこの祭りは、子宝に恵まれますようにと、ちんっぽっぽ大明神を祭るためにできた物なんだ。
 本来、七夕の一ヶ月前に行われるはずなんだけど、
 旧暦から新暦に変わったごたごたで、なぜか二つが混ざって新しい祭りになったらしいよ。

 そのなごりで、ちんっぽっぽ行進と七夕が混じって、
 子供が笹を持って村を回り、その笹にみんなが願い事の書かれた短冊や飾りをさしていく。

 そうやって集められた笹を境内に飾り、舞をしながら燃やして、天に願いが届くようにするんだ。
 ちょっと簡単に説明しすぎた気もするけど、街を上げてのイベントで結構大きい祭りだ。
 小学校は休みになる。そして祭りを手伝うとオアガリというバイト代とお菓子がたくさんもらえる。
 だから楽しみで仕方なかった。

 高校に入って、この行事を他はしないと聞いた時はびっくりした。

 それにしても境内に入って、この変な舞を見ると、ああ七夕だな~と実感する。
 ちんっぽっぽ役は小学校低学年が担当するので、僕もやったことある。
 今は客観的に見れるけど、小学校時代は見るのも恥ずかしかったなぁ。

 というかあの三味線役、どっかで見たことある変態な気がする。



769 ::(‘_L’)のようです。17 /28:2008/12/21(日) 01:00:26.32 ID:k4rk3LUU0

川*゚∀゚) ξ*゚⊿゚)ξ「きゃーーーーーーーーー

 ∧ ∧
(*‘ω‘ *)  ちんぽっぽ
 (   )
  v v
       ぼいんっ
   川
 ( (  ) )

かわいいいーーー川*゚∀゚) ξ*゚⊿゚)ξ---!!」


( ^ω^)「そうか、ちんぽ好きかw おっおっおっおww」

 女子達が子供の踊り狂喜乱舞する中、変態のつぶやきが聞こえた気がしたが、気のせいだろうか。

('∀`)「幼女ktkr!」

 こっちの変態の声はばっちり聞こえた。
 というか僕も楽しくなってきて、みんなの一緒に騒いでしまった。不覚!


('эメメ)「なんかお前って、テンション上がると人をしばき倒すでも癖あるのか?」

(‘_L’)「ないよ」



772 ::(‘_L’)のようです。18 /28:2008/12/21(日) 01:00:55.88 ID:k4rk3LUU0

 何はともあれみんな楽しんでる。
 そりゃそうだ待ちに待った、お祭り&テスト終わりテンションあがらない方がおかしい。
 それに一週間勉強会開いたせいか僕たちも仲良くなれたし。
 はしゃがない方がおかしい!

l从・∀・ノ!リ人

 でもなぜか、妹者だけはつまらなさそうにしていた。
 一人、隅のほうにいる。

(‘_L’)「どうした妹者」

l从・ー・ノ!リ人「なんでみんな、こんなつまらないものが好きなんだろうなと思って」

(‘_L’)「そういえば、妹者はココが嫌いだったな」

l从・ー・ノ!リ人「嫌いというかうんざり。何にもなくて自己弁護して泥臭くて、ああ」

 そういって、一回顔を背けたあと、取り繕ったような顔をした。

l从・∀・ノ!リ人「本当、うんざり」



774 ::(‘_L’)のようです。19 /28:2008/12/21(日) 01:01:23.15 ID:k4rk3LUU0

 そう小さくつぶやく。

川 *゚ -゚)「ほらほら見せてあげなよ」

 僕らが遅れたのに気がついて、クーが戻ってきた。
 その後ろに二人の手を捕まえている。

ξ*゚⊿゚)ξ「止めてよ恥ずかしい」

川 *゚ -゚)「じゃじゃーん」

 なんと二人の手には、ちんっぽっぽ大明神を守護する、
 ( ><) わかんないんですと( <●><●>) わかってますの狛犬のストラップが握られていた。

(‘_L’)「へ~ドックンもいいとこあるじゃん」

('A`)「この変な人形の何が良いのか、全然分からないけどな」

 だがこの二つには中々イカす話があるのだが、それはここでは、はっしょっとこう。
 そんなこんなで僕らは境内に戻ってきた。
 後、残すイベントは竹を燃やしたあと、お餅を貰って終わりだ。
 このお餅はただの漉し餡の饅頭だが、元は鏡餅改め「叶い餅」を使っているありがたいものらしい。

 まあなんいせよ、あと三十分あれば始まるだろう



776 ::(‘_L’)のようです。20 /28:2008/12/21(日) 01:02:22.39 ID:k4rk3LUU0

ξ*゚⊿゚)ξ「ねえねえ、妹者、お腹すいたから何か買ってきてくれない?」

川 *゚ -゚)「私はウーロン茶とカステラお願いね、妹者」

l从・∀・ノ!リ人「うん? 分かったのじゃ」

 なんか、ツンさんとクーがニヤニヤしている。
 何か悪いことが起きそうな気がしたので、僕も行くと言った。

('A`)「ばかっ、お前!」

ξ*゚⊿゚)ξ「まあまあ良いじゃない、ドクオ。一人じゃ心配だし」

 それじゃあ意味がないんだよ、とか何とか言っていたが、
 しばらくすると静かになった。

('A`)「わかった。じゃあ、俺は焼きそば買ってくれ」

 神妙な声で焼きそばを頼まれた。
 まさかお腹がすいて死にそうだというわけはあるまいが、
 ドックンたちのたくらみは見抜けなかった。

(‘_L’)「わかった。買ってくるよ」

 そうだ、昨日やった夢占いを忘れるなよ。
 そんな声を後ろかからかけられた。どういう意味だ?
 だが後ろ髪をひかれる心地を残して、僕は妹者に連れ去られてしまった。

l从・∀・ノ!リ人「さあ、とっとと行くのじゃ」



779 ::(‘_L’)のようです。21 /28:2008/12/21(日) 01:03:10.37 ID:k4rk3LUU0

フィレンクト2

(‘_L’)「あ、ちんっぽっぽじゃん、久しぶり~」


フィレンクト3

(‘_L’)「去年の短冊か効かなかったジャン。どーしてよ」


フィレンクト4

(‘_L’)「まあ、そういじけんなよ。頼られるうちが華だぜ」


フィレンクト5



783 ::(‘_L’)のようです。21 /28:2008/12/21(日) 01:03:54.38 ID:k4rk3LUU0

 ドックンが夢占いが得意だといったので、こんな夢を見たといった。
 そしたら笑われた。

(^A^)ぐっしっししし
(^A^)「あれだな。人の心の中にも神様は住んでるらしいし、そいつに叶えて貰え」

 そんなこと言われた気がする。
 つーか結局、僕の場合、夢占いになってなかった。
 なのに、女子どもには懇切丁寧に教えていた。

 まあいいけどさ。
 夢占いが趣味の男ってどうよ。
 いや、元を正せば俺が教えたんだけどさ。
 ん? もしかして!

l从・∀・ノ!リ人「せっかくココまで引き返してきたんやし、金魚すくいでもしよ?」

 といって、手を差し出してきた。
 きっと金を出せって意味なんだろうけど、久々に甘えてくれたので思わず400円出してしまった。

l从・∀・ノ!リ人「おっちゃん、二人分お願いなのじゃ~」

 ああ、こんなことしてる場合じゃないのに俺の馬鹿!
 でもやるからには張り切っちゃう俺

 …………。
(‘_L’)「おっちゃん、も一回分くれ!」



788 ::(‘_L’)のようです。23 /28:2008/12/21(日) 01:06:03.51 ID:k4rk3LUU0


 さっきの場所に戻ってきたが、みんなの姿はなかった。
 やっぱり、結託して消えたに違いない

l从・∀・ノ!リ人「あれ? みんな、いないのぉ」

 そうきたか、やっぱりか。
 ええい、男フィレクト、覚悟を決めろい!

(;;;‘_L’)「多分こっちだよ」

l从・∀・ノ!リ人「あっ   」

 妹者の手を引いて、人のいない方へ向かった。

 ドックンのメッセージは二種類ある。
 夢占い作戦から始まる一連のがんばりで、ドックンとツンさんは付き合ったし、
 僕の夢占いの内容は、人に頼らず自分でがんばれ。
 短冊内容は彼女に想いが届きますように。
 今まで彼女たちがニヤニヤしていた理由。
 やることはひとつしかない。

 この辺で良いだろう。
 僕らは裏門の狛犬のところまで来た。
 そして、一つ深呼吸をする。

l从・∀・ノ!リ人

 彼女を見る



791 ::(‘_L’)のようです。24 /28:2008/12/21(日) 01:07:13.78 ID:k4rk3LUU0

(‘_L’)「聞いてくれ、ずっと言いたいことがあったんだ。
    僕はずっと妹者が好きです!
    気づいたときには、好きになっていました。
    君の声が好きです。
    君のする何気ないしぐさが好きです
    君のすべてが好きです。
    絶対大切にします!
    絶対愛しています!
    絶対幸せになります!」

(‘_L’) 付き合ってください!」

  途中で泣きそうになった。
  喚き散らして抱きしめたくなった。
  でも僕は、僕の17年間の想いは、僕を力強く支えてくれた。
  僕は妹者の目を見て、心から言葉を出せたと思う。

l从・∀・ノ!リ人「いやなのじゃ」

 なのに

l从・∀・ノ!リ人「もしかして同じ大学を選んだのはそれが原因かや?」

彼女は

l从゚ー゚ノ!リ人「正直キモイのじゃ」

( _L )「」



794 ::(‘_L’)のようです。25 /28:2008/12/21(日) 01:08:30.77 ID:k4rk3LUU0





(;_L )「僕は今まで迷惑だったのかい」

l从゚ー゚ノ!リ人「そうに決まっておろうに!」

( <●><●>) 「いいえそうじゃないのは分かってます」

( ><) 「わかんないんです。僕は君の気持ちがわかんないんです」

 突然


 狛犬の方から声が聞こえだした。

( ><) 「わかんないんです。わっかんないんです」

( <●><●>) 「わかってます。わかってます」

 狛犬から、狛犬と同じ顔をしたお面をつけた人がでてくる。
 僕は途中で笑いそうになってきた。
 変だよね。泣いているのに。

ξ゚⊿( ><)「わかんないんです。どうして気持ちを素直に伝えられないの分からないんです」



798 ::(‘_L’)のようです。26 /28:2008/12/21(日) 01:09:35.29 ID:k4rk3LUU0


川 ゚ ー( <●><●>) 「わかっています。言わなくてもあなたの気持ちは分かっています」


ξ゚⊿゚)ξ「ずっと気づいていました。あなたの気持ちには。でもどうしたら良いのか分からないんです」

川 ゚ -゚)「気づかない振りをしていました。もし間違ってしまったら傷つくのは分かってるんです」


(*‘ω‘ *) 「ちんっぽっぽ」

('A(*‘ω‘ *) 「とても君たちの気持ちはうれしんだっぽ」

('A`)「おかげで、気持ちの整理がついったっぽ」

l从;∀;ノ!リ人「ちんっぽっぽが神に召される日の前日、三人は仲を取り戻し、
       三人は神に楯突いた」




l从;∀;ノ!リ人「なんなのじゃお前らは!」

l从;∀;ノ!リ人「みんな嫌いじゃ! 田舎が嫌いじゃ! 許婚が嫌いじゃ!
       村の風習が嫌いじゃ! 親が嫌い! 親戚のおじさんが嫌い!
       嫌いな人にこびる私がきらい! きらいきらい!」

l从;∀;ノ!リ人「こんな伝記を覚えてる自分が嫌い」



802 ::(‘_L’)のようです。27 /28:2008/12/21(日) 01:10:39.39 ID:k4rk3LUU0

l从;∀;ノ!リ人「でも本当はみんなが好きなの」

l从;∀;ノ!リ人「フィレクトが好き、ツンが好き、クーが好き、ドクオが好き!
      もう訳が分からなくなって」



 それから妹者は子供のように泣いてしまった。
 そのまま妹者のすすり泣く声がしばらく続く。
 すると、後ろの方が明るくなってきた。どうやら笹焼きが始まったようだ。
 僕はようやくこの段になって自分を取り戻せた。
 するとドックンが近づいてきて、膝立ちの僕をちゃんと立たせてくれた。

(‘_L’)「妹者、いこ?」

 妹者に手を出すと、下を向いたまま手をこっちに差し出してきた。
 僕はその小さい手を掴んで引っ張った。


 すると顔が近づいてきて
l从;ー;ノ!リ人「その覚悟があるのか」

 と、問われた。


(‘_L’)「あl从;△;ノ!リ人
 ある、と言おうとした口をふさがれた。


l从;ー;ノ!リ人「返事は分かってます」



804 ::(‘_L’)のようです。28 /28:2008/12/21(日) 01:11:32.22 ID:k4rk3LUU0

 そういって、妹者は走って会場に向かった。

 僕は少し呆然としていた。
ξ゚⊿゚)ξ「なにやってるの、祭りはこれからよ!」
川 ゚ -゚)「早く出かけないと、餅がなくなるぞ!」
('A`)「ようやく借りが返せたな。ほら、いくぞ」

 いや、呆然する暇はないようだ!
 まるでスロットでスリーセブンが揃ったような、腹の底からわいてくる興奮。
 気分はまさにロイヤルストレートフラッシュ!

 でもこれからが大変だぞ。
 これからが大変だ!
 わかってっても、くそ、楽しいじゃないか!!
 うれしいじゃないか!

 こんな素敵な仲間がいる!
 僕の先には妹者がいる!!

 それだけで、すべての障害はぶち壊せそうだ!




(‘_L’)はl从・∀・ノ!リ人と幸せになるようです。

終わり







805 :(‘_L’)はl从・∀・ノ!リ人と幸せになるようです。 :2008/12/21(日) 01:12:30.37 ID:k4rk3LUU0

これにて終了です。
文才のなさを実感しました。
妹者は最高のツンデレだと思います。


お題は
 777
 ドッキリ
 妄想
 夢占いでした


批評お願いします。






―――――以下補足的レス抽出―――――

806 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/21(日) 01:14:41.02 ID:dWFxeGUF0

乙!
 
許婚が気になるのに説明無いのはなんで?
田舎の風習なんだろうが説明は欲しいんだぜ
最後の覚悟ってのもそれが絡んでるんだろうが




811 :(‘_L’)はl从・∀・ノ!リ人と幸せになるようです。 :2008/12/21(日) 01:24:39.44 ID:k4rk3LUU0

支援ありがとうございました。

訂正ですが、
23 /28の冒頭の
「 やっぱりだった。
 そうだった。 」

「さっきの場所に戻ってきたが、みんなの姿はなかった。
やっぱり、結託して消えたに違いない」

に脳内変換お願いします。


>>806
話膨らみすぎて尺が足りずすいません。
妹者は、親が決めた許嫁がいます。高校卒業と同時にその家に嫁ぎます。
そして、市から出ることは許されません。だから最後の抵抗に、市に範囲内にある、村から一番遠い高校を選びました。
大学もいけないですが、進学希望してます。で、実際にその大学に行けるフィレクトを冒頭で憎みました。
フィレクトはそのこと知ってるので、思いを秘めていました。でも雰囲気でやっちゃった。
って感じです。

[ 2008/12/21 16:10 ] 総合短編 | TB(0) | CM(4)

こういうの好きだな~
[ 2008/12/22 17:39 ] [ 編集 ]

作者ですけど
すいませんが、タイトルを
「(‘_L’)はl从・∀・ノ!リ人と  になるようです」
に変更していただけないでしょうか。
お願いします。
[ 2008/12/30 00:03 ] [ 編集 ]

>>2
修正しました
[ 2008/12/30 20:08 ] [ 編集 ]

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[ 2009/01/01 01:30 ] [ 編集 ]

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