FC2ブログ










(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです


573 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:28:09.43 ID:8KV0Ll41O

俺はギコ、探せば何処にでもいる様な21才のサラリーマンだ。
今日は俺の働いてる会社の忘年会で、会社の人達から少し離れ1人飲んでいたんだけど――……

気付くと俺は同じ会社の部長が通っている、ボクシングジムに連れていかれていた。

(,_ノ’)y一・~「おいおい……そんな「そよ風のように優しいパンチ」じゃあ俺どころか、誰にも勝つ事は出来ないぞ……?」

目の前で俺と軽いスパーリング終えた渋澤部長が、リングを出て近くにあったジムの青いベンチに座り一服していた。

(,_ノ’)y一・~「若いのにそんなじゃ駄目だぞギコ……?
せめて俺のボディに一発ぐらい、いれてくれないとな…………」

彼が余裕を見せているのは体を見れば一目瞭然だ。
部長の体はかなり鍛えられていて。
その立派な筋肉は彼が着ている白いTシャツとジャージの上からでもくっきり見えていて。
しかもスピードも早く、素人の俺では全然刃が立たない相手だった……。
俺はと言うと肩で呼吸をしながら、情けなくリングの上で大の字になって倒れていた。

(;,゚Д-)(なんで……こんな事になったんだっけ……?)

俺は目を瞑り、酔いが覚めた頭で数時間前の記憶を呼び覚ましていった。

―・―・―・―・―・―



577 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:32:14.57 ID:8KV0Ll41O

思い出したのは数時間前までいた、賑やかな居酒屋の光景。
回りでは仕事仲間のみんなが、それぞれのテーブルで。
仲間同士で楽しく焼鳥を食べたり、湯水のように次から次へと出てくる酒を飲みながら、みんなそれぞれ思い思いに楽しんでいた。

俺はと言うと酒を飲むふりをしながら。
こっそりと遠くの席に座っている、片思い中のしぃを見ていた。

川*^ω^)「でさぁwwドク子ったらまた痔になっておwww」
(,,゚Д゚)(おぇー!! おまえじゃねーよ、おまえじゃ!!
しかも、何さり気にグロイ話してんだよ!?)
(;*゚ー゚)「ぶん子ちゃん…食事中に話が汚いよ……」
こっちが本物のしぃ、綺麗なショートヘアーの黒い髪に、かわいらしい顔、そして何より彼女は優しかった。
彼女は俺と同じ時に入社したんだけど、
そんな彼女達の話を聞き流しながら、俺はプロポーズのセリフを考えていた。



578 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:35:32.65 ID:8KV0Ll41O

(*,,-Д-)(しぃ!! 俺とコタツと君とで、クリスマスを過ごさないか?
なんか違うな……やっぱ何も考えずに素直にプロポーズした方が良いのか………?)

俺の予定ではこのまま二次会になり、人が減って来た所で彼女に告白しようと考えてたのだが……。

(*゚ー゚)「じゃあ私、用事あるから先に帰るね?」

どうやら作戦は失敗した様だ……。

川*^ω^)「何?wwぐへへwwwもしかしてブン子に内緒で彼氏でも作ったのかお?www」
(*//ー//)「ちっ違うよー!! 本当に用事なんだから!!」
川*^ω^)⊃【】「許さんぞいおwwくらえ氷が入ってる冷たいグラス・アタックwwww」
Σ(*//ー//)「ひあぁ!!……やっ! うぁ……辞めてよブン子ちゃん冷たいよ~」

 彡⌒ミ
(*´_ゝ`)「はあはあ……うっ…」
N| "゚'` {"゚`lリ「お客様、店内で何をやっていらっしゃるんでしょうか……?
少しトイレに来て貰いますからね?」

 彡⌒ミ
(;´_ゝ`)「え…? いやちょっと…!!」

〔男子トイレ〕<アー



579 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:39:05.83 ID:8KV0Ll41O

なんかトイレが騒がしいのが気になるが、どうやら彼女は帰ってしまうらしい……。

(*^ー^)ノシ「みなさんお先に失礼します」

(A*^_L^*)ノシ(B*^_L^)ノシC(*^_L^)ノシ(D*^_L^)ノシ「「しぃちゃんまたね~」」

結局彼女は笑顔で別れの挨拶をした後、帰ってしまった。

(;,,-Д-)「くそー、チャンスを逃した………」

目的を失いテンションの落ちた俺は、コップに残っていた酎ハイを飲みながらぼーっとしていた。
そんな俺を見兼ねたのか突然、俺がいつもお世話になっている、上司の渋澤部長が。
目の前の開いているソファーに座って来た。
(,_ノ’)「……せっかくの宴会なのにえらくテンション低いなギコ? なんか辛い事でもあるのか?」

俺は渋澤部長なら信頼出来ると思って、恋愛相談する事にした。

(,,゚Д゚)「実は俺……しぃの事が好きで今日告白しようと思ってたんです……だけど彼女もう帰っちゃったから………」
(,_ノ’)「ふむ…それで拗ねてた訳か……よしわかった。俺について来いギコ! 俺がお前の折れた心を鍛え直してやる!!」



580 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:41:48.80 ID:8KV0Ll41O

そして今にいたる訳なんだが……。

(;,,゚Д゚)「はあ…!! はあ……!!」
(,_ノ’)「どうだ? 体を動かしたらだいぶすっきりするだろ?」
(,,゚Д゚)「はい…!!」
(#,_ノ゜)「よし……じゃあ本気で行くぞ!!!」
Σ(;,,゚Д゚)「は……ええぇぇ!!?」

途端に渋澤部長の殺気襲って来た、普通の人ならば逃げ出す程の殺気がギコを容赦無く襲う。
しかしそれだけでは無く、渋澤部長はさっきまでとは全然違う動きをしていた。
さっきまでは、「ぼー」っと俺のパンチを受けるため、突っ立っていたのが。
今はリズムよく跳ねる様にステップしている。
それは、「此所からは渋澤部長が本気で攻める」と言うギコに対しての意思表示だった。
ふと、俺が見上げた場所に、彼がチャンピオンベルトを両手で持ち上げて写っている写真を見てしまった。

Σ((;,,゚Д゚))(この人…!! そこまでの実力者だったのか!?)

(#,_ノ゜)「ボサッとしてると、ケガではすまないからな!! 覚悟決めて男見せてみろギコ!!!」

渋澤部長がその言葉を言い終わると同時に、渋澤部長の繰り出すパンチのラッシュが始まった。



581 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:44:44.15 ID:8KV0Ll41O

全身を襲う痛みに耐えながら、俺は必死に両手のボクサーグローブで、顔と胸をガードし続けた。

(;メ,,゚Д゚)(くそっ!! どうすりゃいいんだ!!?
こんな強いパンチ!?)
だがこの衝撃の中で、俺の頭は冷静になっていた。
そしてついに渋澤部長弱点を見つけた…それは……。

(メ,,゚Д゚)(俺の体の3ヵ所の部分しか狙って来ていない…!! これはチャンスか!!?)
その3ヵ所は肩、胸、腹。
それを毎回バラバラではあるが、渋澤部長はハンデのつもりかそこしか狙ってこなかった。
(,,゚Д゚)(今来たパンチの順番は…腹、胸……!!
つまり次は肩に来る!!)

その後は体が自然に、渋澤部長が俺の肩を狙った右ストレートを避け、そのまま渋澤部長の腹に自分でもびっくりする程切れがある。 
アッパーをカウンターで渋澤部長の腹に入れていた。

(;メ,_ノ゜)「ぐぉぉぉ!!! この俺が見切れないアッパーだと……!!?」

よろよろとリングの上に座りこんだ渋澤部長は、俺の繰り出したアッパーに本気で驚いていた。
それもそうだ、ど素人の俺がこんな力持ってるとは思わないもんな。
実際だした俺も信じられないくらいだし。



583 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:50:27.70 ID:8KV0Ll41O

(;,_ノ’)「まるでかまいたちの様な鋭いアッパーだったよ……。
もしかしておまえボクシング昔やってたのか?」
(;,,゚Д゚)ノシ「いえ全然やった事無いですよ!! ただがむしゃらにやっただけで……」
(*゚ー゚)「でも凄いよ、渋澤さんをここまで言わせたんだから」
(*,,^Д^)「ギコハハハ!!! そんな褒めな……あれ?」

おかしいな……? 俺は勝利の女神になったしぃの幻でも見ているのか?

(,_ノ’)y一・~「おっ……? しぃもう来てたのか?」
(;゚Д゚)「ドドドド!! ドウイウコトデスカ渋吉さん!?」

(,_ノ’)y一・~「俺は渋吉じゃなくて、渋澤だ。
まあそう言やおまえにはまだ言って無かったもんな。
しぃはうちのジムに通ってるゆいつの女性でな……」
(*゚ー゚)「えへへ……ごめんねギコくん驚かしてしちゃって。
今まで恥ずかしいかったから、会社のみんなには内緒にしてたんだ」

彼女の言葉が放心状態の俺の頭を抜けて行く中、渋澤部長が耳打ちをして来た。

(,_ノ’)「だから、お前も一緒にボクシングやらないか? 彼女に気に入られる良いチャンスだし?」

そね言葉を聞き俺は決心した。
(,,゚Д゚)「そう……なんですかね?
……よし決めました俺このジムに入ります!!」



584 :(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです:2008/12/20(土) 16:54:33.35 ID:8KV0Ll41O

(*゚ー゚)「え!?本当ですか!!」

両手を合わして喜ぶ彼女を見て俺は心の中で誓った。

(,,゚Д゚)b+()ええ……、そしていつかは君に認められる様な男になって見せるよ!!

(*//ー//)「えっ!?」
(;,_ノ’)y一・~「お~いギコ……心の声が出てるぞ…?」

こうして俺の新しい人生が始まった。
これから辛い事もあると思うが……、彼女がそばにいてくれれば俺はそれで良いさ……。
Σ(;,//Д//)「おうっふ!!恥ずかし…」

(*^ー^)「あははwwギコくんって実は面白い人だったんだねwww」

そう、君がそばで笑っていてくれるだけで。
俺は頑張れるのだから。

(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです









587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/20(土) 17:05:12.93 ID:8KV0Ll41O

>>573、>>577、>>578、>>579、>>580、>>581、>>583、>>584
(,,゚Д゚)は不器用なりに拳を握るようです
は以上です!!
間違いだらけの駄文で申し訳ないです…。
題をくれた方、読んでくださった方ありがとうございました!!
お題は
・右ストレート
・コタツと君
・湯水のよう
・そよ風のように
良かったら感想お願いします。


[ 2008/12/20 18:52 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/944-f02dbcde