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( ^ω^)と( ФωФ)はフタヒトのようです


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:24:04.40 ID:uNENa8Fn0

深い森の中その湖はあった

樹が生い茂り、光の差さない森の中の唯一の光

その湖の中心に男が「立っている」

水の上に、「立っている」のだ

事情を知らぬものは男が超能力者か神か悪魔かと思っただろう


しかし男は人間だった

男は今「覚悟」を決めようとしている

その「覚悟」はこの世界を生きる「意味」となる

そして、男はこう口に呟いた

(  )「僕は」 (   )『我輩は』

(  )「もう逃げない」 (   )『もう逃がさない』


( ^ω^)と( ФωФ)はフタヒトのようです



147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:25:00.46 ID:uNENa8Fn0

( -ω-)「おー、もう朝かお・・・」

( ´_ゝ`)「朝だよブーン、そのそそり立つ巨塔がいい証拠だろう」

(´<_` )「さすがに我が兄ながら下品な振る舞いはブン殴りたくなるな」

股間の巨塔を慌てておさめようとするブーンを二つの同じ顔が笑う、が片方は苦笑いだった

( ´_ゝ`)「まぁ生理現象なんだし気にするな、健全な証拠じゃないか!」

(´<_` )「朝から下ネタで攻めるのはやめろ、飯抜きにするぞ兄者」

( ´_ゝ`)「まぁ弟者ったら朝からツンデレプレイ?好きなくせに・・・」

兄者と弟者と呼ばれる20歳ぐらいの好青年、双子だろうと予測するのが簡単なほど似た顔付きだった

まぁ発言から察するに変態なのが兄者、常識的なのが弟者というところだろうか・・・



149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:28:12.78 ID:uNENa8Fn0

(´<_` )「おk兄者飯抜きな、把握。ブーン今日は2人分食っていいぞ」

( -ω-)「弟者の料理は美味しいから食べがいがあるおー」

( ´_ゝ`)「あれ?俺の事スルー?ねぇ?朝ご飯は?」

(´<_` )「ああ、今日は腕によりをかけて作った飯だからな、ブーンが美味そうに食うのなら俺も本望だ」

( -ω-)「おー、ありがとうだお弟者!」

( ´_ゝ`)「ねぇ?俺の飯は?買ってきたの俺だよね?」

(´<_` )「さぁ用意はできているしダイニングに起きてこい、そこの変態はほっとこう」

( -ω-)「把握だお、着替えてすぐ行くお」

( ´_ゝ`)「いつもの事なのに・・・いつもの事なのに・・・でもこの放置っぷりがたまらない・・・!ビクンビk」

(´<_`#)「兄者。今なら許す、本当に飯抜きになりたいか?」

(;´_ゝ`)「おk把握、すいませんでした」

( ^ω^)「おっおっおっ、さぁ皆でご飯食べるお!」



150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:31:19.44 ID:uNENa8Fn0

ブーンと呼ばれた青年、こちらも20歳くらいであろうか

目を閉じたままにこやかな笑顔をつくり、いそいそと服を着替える

体つきは通常の青年男子よりもいささか鍛え上げられているようだ


( -ω-)( ´_ゝ`)(´<_` )「「「いただきまーす」」」

( -ω-)( ´_ゝ`)「「ハムッ、ハフハフ!!」」

(´<_` )「きめぇwwwwwwww」

( -ω-)「あいかわらず弟者のご飯は美味しいお!」

( ´_ゝ`)「ああ、これならいつ嫁に出しても大丈夫だな!」

(´<_` )「兄者、嫁はおかしいだろうJK」

( ´_ゝ`)「いや阿部国出身者に嫁いでも不思議はあるまい?」

(´<_`#)「あいにくだが俺はノーマルでな・・・?」

( ´_ゝ`)「そうか、残念だ俺はアブノーマルなんだ」



151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:33:09.40 ID:uNENa8Fn0

(;-ω-)「絶対それって口に出して言う事じゃないと思うお・・・」

(;-ω-)『我輩も同感である・・・』

( ´_ゝ`)「ロマまでそう言うのか・・・」

(´<_` )「いやノーマルは皆そう言うだろう兄者・・・」

( -ω-)「でも今日でこの美味しいご飯ともしばらくお別れかお・・・」

(´<_` )「まぁそういうなブーン、お前とロマネスクにはやるべき事があるんだろう」

( ´_ゝ`)「俺たちも【流石】の血を引くものとしてやらねばならん事があるしな」

( -ω-)「おー・・・でもやっぱり寂しいお・・・」

( -ω-)『別れを惜しむのではなく再開するのを願おうではないかホライゾン』

( -ω-)「そうだおね、ロマネスク」

( ^ω^)「またいつか皆でご飯を食べるお!」

( ´_ゝ`)bd(´<_` )「「当然だ」」



152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:35:36.22 ID:uNENa8Fn0

会話と共に食卓から料理が消え、ブーン、兄者、弟者はそれぞれ身支度を始めた

とはいっても荷物は既に纏めてあり、それを身に付けるだけなのだが

通常の旅人の持ち物とは違い、それぞれ得物を身に付けていた。

ブーンは腰に刀を、兄者は左手に小型の携帯用の機械、弟者は右手に金属製の篭手を

( -ω-)「兄者、弟者、この3ヶ月楽しかったお」

( ´_ゝ`)「それはこちらもだブーン」

(´<_` )「俺たちも【フタヒト】になるのだからな、いい経験をさせてもらった」

( -ω-)「そうかお・・・なら、【流石】の名が旅先でも聞けるように期待するお!」

( ´_ゝ`)「俺たち【流石】の名を全土に轟かせてやるさ!」

(´<_` )「兄者が言うと悪名が轟くようにしか聞こえんのは気のせいか?」

(;-ω-)「変態として轟かないように期待するお・・・」

(;´_ゝ`)「ナチュラルにひどくね?」



153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:38:28.21 ID:uNENa8Fn0

(´<_` )「まぁ、心配するなブーン、兄者には俺がついている」

( ^ω^)「そうだおね、兄者と弟者なら大丈夫だお!」

(;´_ゝ`)「俺単体だとダメなの?ねぇ?ダメなの?」

d(´<_` )「まかせとけブーン」

( -ω-)『行き先は逆になるが、兄者と弟者とまた出会えるのを楽しみにしているのである』

( ´_ゝ`)「いつもは寡黙なロマが今日はよく表に出てくるな、寂しいのか?寂しいのか?」

( -ω-)『余計なお世話である』

( ^ω^)「おっおっおっ、ロマネスクも僕と一緒で寂しいんだお」

(´<_` )「まぁまた会えるだろうさブーンも【フタヒト】なんだしな」

( ´_ゝ`)「ブーンの行く東はあまりよく知らんが、交易もあるし大丈夫だろう」

(´<_` )「むしろ俺らの行く西のヒロユキもよく知らんがな」

( ´_ゝ`)「まぁ俺ら生まれてからこの町出た事ないし」

( ´_ゝ`)「「行き当たりばったりとは流石だよな俺等」」(´<_` )



155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:41:32.33 ID:uNENa8Fn0

( -ω-)「ヒロユキまでは別段問題は無いとおもうお、道なりに行けば2ヶ月程度で着くと思うお」

( -ω-)『ヒロユキからこちらに来る途中野党も懲らしめておいたから問題は無いと思うのである』

( -ω-)「まぁ野党に襲われても兄者と弟者なら問題ないと思うお」

( -ω-)『それもそうであるな』

( ´_ゝ`)「しかしほんと腹話術みたいだよな」

(´<_` )「話には聞いていたが最初は腹話術かと思ったよな」

( -ω-)「『【フタヒト】とはそういうものである』だお」

( ´_ゝ`)「俺たちもそうなるのかね・・・」

(´<_` )「別に普段とかわらんだろう兄者よ」

( ´_ゝ`)「それもそうだな」

( -ω-)「そろそろいくお、これ以上話してても名残惜しくなるだけだお」

(´<_` )「そうだな、では行こうか兄者」

( ´_ゝ`)b「おk把握した」



156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:44:33.85 ID:uNENa8Fn0

そういうと兄者、弟者は馬に跨り

兄者は右手を、弟者は左手を高く掲げた

( ´_ゝ`)「「ブーン」」(´<_` )

( -ω-)「?」


( ´_ゝ`)「「必ずまた生きて会おう」」(´<_` )

( -ω-)「何死亡フラグたててんだお・・・」

( -ω-)『確かに死亡フラグであるな・・・』

( ´_ゝ`)「「我ら流石兄弟、覚悟ある【フタヒト】と成ってみせる」」(´<_` )

( -ω-)「『・・・』」

( ^ω^)「『必ずまた生きて会うのである!』お!」

そういうと兄者、弟者はブーンに背を向け馬の歩を進めだした

その二人の掲げた手は、背を向けたあともしばらく掲げられブーンもそれに答えるかのように手を掲げていた

二人の姿が見えなくなっても、ブーンはしばらく手を掲げたままで居た



158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:47:43.40 ID:uNENa8Fn0

ブーンは二人の姿を見ることはできない

その両の目は光が失われているからだ

しかしブーンにはこの世界が感じる事ができた

しばらくの間共に生活した兄弟の決意を感じる事ができた

( -ω-)『行こうかホライゾン、我らにも成さねば成らぬ事がある』

( -ω-)「そうだおね、ロマネスク」

ブーンも流石兄弟の向かった方向に背を向け歩き出した

( -ω-)「『我ら【ブーン】の名を継ぐ者として』」

どこともなくそう呟き、ブーンは旅を続ける





【フタヒト】として生きるために



159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 03:59:08.24 ID:LIyV2lFRO


この世界は決して平和ではなかった

そしてその世界には【フタヒト】と呼ばれる存在があった

彼らは生を受けたときは双子であり

【覚悟】を決めたときから一人になる

しかし孤独になるのではない、二人で一つになるのだ

流石兄弟も【流石】の名を背負う【フタヒト】になるのだろう

ホライゾンとロマネスクが【ブーン】の名を背負った【フタヒト】になったように・・・






( ^ω^)と( ФωФ)はフタヒトのようです


[ 2008/12/13 20:19 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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