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('A`)ドクオはハヤシライスを作りたいようです


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:19:00.08 ID:8ioXzzuwO

('A`)「俺、料理苦手なんだよ。この顔を見ても分かるよなあ?」

目の前の男は、太い縄で縛られ身動き出来ない私の前で、わざと屈み込み私を見つめながら自らの顔を指差した。
私の目の前にあるその顔は、お世辞にも「イケメン」とは言えない。
細い目、低い鼻、薄い唇に、痩けた頬で構成される顔は、不細工そのものだった。

('A`)「でもさ、こんな俺にも一つだけ作れる料理があるんだよ」

そう言いながら男は自分の右手に握られた包丁の刃に目線を移す。



125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:21:49.89 ID:8ioXzzuwO

その瞬間、私は息を呑んだ。間違いなく男は右手に持つ包丁で私を……。

私は男の元から離れようと必死に身を揺らした。
しかし、私の体に雁字搦めに巻かれた縄はそれを許さない。

嫌だ!死にたくない! そんな思いとは裏腹に、身動き出来ない自分に弱さを感じ、腹が立った。
同時に悲しくなり、涙が出てきた。
これから私は死ぬ。見ず知らずのどこの誰かも分からない男の手によって。



127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:25:24.12 ID:8ioXzzuwO

ξ;⊿;)ξ「嫌……だ、やめ……」

('A`)「止めないよ。 料理だもん」

ギラリと光る包丁を手に、男は厳しい顔付きで言い放った。
その表情から、男はもう止められないと分かった。

ξ;⊿;)ξ「たすけ……ブーン……」

私は愛する人に助けを求めた。恐怖で唇が震え、言葉にならない。

('A`)「ブーン? ああ、今朝一緒にいた人か」

聞き覚えのあるらしい単語に反応し、男は手に持つ包丁を見つめながら話し始めた。

('A`)「あの人もしかして彼氏? 楽しそうに馬鹿話なんかしちゃってさ」



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:27:46.79 ID:8ioXzzuwO

('A`)「アタシが男子校なんかに行ったら、この話が一気にR18になっちゃう!!ってね」

('A`)「何の話かは知らないけどさ、お前らの話を聞いてたら胸糞悪くなった」

('∀`)「だから料理したくなった」

急に男は笑顔になる。先ほどまでの陰鬱な表情はどこかへ消えてしまっていた。



131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:29:56.59 ID:8ioXzzuwO

ξ;⊿;)ξ「それ……だけ……?」

('∀`)「ああ、それだけ。 お前を拉致した理由なんて無い」

食べたいから食べるんだ。そう言って男は私の首筋に包丁の刃を当てた。
ひんやりとした感覚が私の首筋に伝わる。同時に、死への恐怖も。

('∀`)「残さず食べるから」



133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:34:16.32 ID:8ioXzzuwO

そう言って、男は笑顔で包丁の刃を引いた。
シュッ、という軽音と共に首筋から大量の血液が噴出した。
多量の出血と激痛で意識が途絶える直前。

('∀`)「そういえばブーンって奴、美味かったよ」

耳元で囁かれた言葉に私は絶望しながら、徐々に視界が暗くなっていくのを最後に感じ、そして目の前が真っ暗になった。



136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/13(土) 00:44:14.07 ID:8ioXzzuwO

コトリ。たった今、テーブルの上に置かれた食器の上に山盛りのご飯をよそる。
その上からたっぷりの水気を含んだハヤシライスの元をかけてやる。
すると、どうだ。ドクオ風ハヤシライスの完成。
綺麗な赤と白が混ざり、男の食欲はより一層膨れ上がる。

そして男は椅子に座り、目の前のハヤシライスに向かって手を合わせ歓喜の声で叫んだ。

('∀`)「いただきます!!」







お題:
「アタシが男子高なんかに行ったら、この話が一気にR18になっちゃう!!」
ハヤシライス


[ 2008/12/13 20:16 ] 総合短編 | TB(0) | CM(2)

狂ってるな
[ 2008/12/13 21:16 ] [ 編集 ]

ひぃい
[ 2009/05/30 21:57 ] [ 編集 ]

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