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('A`)無題(,,゚Д゚)


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:47:18.87 ID:cQ2ZgFzAO

(,,゚Д゚)「おい! お前また赤点かゴルァ!?」

 教師――ギコ――の放ったその言葉で、教室が静まり返った。

('A`)「おいおい、答案用紙にブービートラップを仕掛けたのはあんたじゃないのか?」

 お陰で赤点になったよ、と続けようとしたとき、ギコがチョークを掴むのが見えた。

(#゚Д゚)「……黙れ!」

('A`)「――!」

 教室内では、唯一教師であるギコにだけ許された技、"チョーク投げ"。

('A`)「やれやれ……」

 大袈裟に余裕を表現するが、油断はしない。
 教師と生徒では、経験も技術も違いすぎるからだ。

 チョークを掴むギコの腕が、彼の肩口を通過するとき、それの速度は音速を越えた。

(,,゚Д゚)「ぬぅん!」

 気合いの声と共に放たれた音速超過のチョークは、ヒという音をもって飛来する。
 流れ星のような軌跡を、白く残しながら目指す先は、俺の額。



34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:49:58.22 ID:cQ2ZgFzAO

(;゚ー゚)「危ない!」

 それを俺は――

(,,゚Д゚)「……ほぅ」

 ――斬った。

 縦に両断されたそれは、教室の後方で爆音を奏でる。

(;・∀・)「シャー芯で、斬った……?」

(;^ω^)「あの一瞬で……? ノック回数は……二回……いや三回かお?」

( ゚д゚)「……五回だよ」

(;^ω^)「――ッ!?」

 周囲がざわつき始めた。

 しかし、意識はギコから逸らさない。

(,,゚Д゚)「なかなかやるようだな……」

('A`)「そりゃどうも」

 改めて、痛感する実力差。
 それは、ギコが同様ひとつ見せないことからも伺えた。



37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:53:42.10 ID:cQ2ZgFzAO

(,,゚Д゚)「だがひとつ聞かせろ。
     なぜ貴様ら生徒ごときが持つシャーペンの芯で、我ら高貴なる教師の持つチョークが両断できる?」

('A`)「簡単なことだ、シャー芯の原料は黒鉛。ダイヤモンドに近い物質だからさ」

(,,゚Д゚)「なるほどな、地球上で最硬度を誇るダイヤモンドなら、頷ける。
     だがダイヤモンドは硬度はあっても、衝撃には弱いと聞いたが?」

('A`)「……ギコ先生ごときのチョークの勢いを、おれが殺せないとでも?」

(,,゚Д゚)「面白いやつだ……よかろう、100点プラスだ」

(;・∀・)「な!?」

(;^ω^)「100点も!?」

('A`)「きゃっほう」(やっぱおれって頭いーな)



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/12(金) 20:54:59.81 ID:cQ2ZgFzAO











  T H E  E N D








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[ 2008/12/12 23:15 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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