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無題


51 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:41:59.86 ID:4RyRNeU8O

>>22です、投下します><
お題…クリームシチュー、毒殺、スプーン、演技



今日はブーンくんのお誕生日会。

('A`) 「おめでとう」
(,,゚Д゚) 「おめでとう」
ξ゚⊿゚)ξ 「おめでとう」
<ヽ`∀´>「おめでとうニダ」
( ^ω^) 「おっおっ、ありがとお」
J( 'ー`)し「みんな、ありがとうね。今日は楽しんでいってね」

お母さんが、ブーンくんの大好きな鮭とブロッコリーのクリームシチューを運んで来ました。
みんなの目の前に置いてあるお皿に、大きなお鍋からシチューが注がれていきます。
シチューで満たされたお皿からはどれも湯気があがって、とてもおいしそうです。



52 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:43:44.85 ID:4RyRNeU8O

J( 'ー`)し 「おかわりもいっぱいあるからね。みんな、たくさん食べてね」
(#^ω^) 「うっせぇババア!!てめぇは黙ってケーキの準備でもしてろお!!」
(,,゚Д゚) 「おいブーン、そんな言い方しなくても…」
J( 'ー`)し 「いいのよギコくん、ありがとうね。ちょっと調子に乗ったおばちゃんがいけなかったのよ、ごめんね、ごめんね…」
(#^ω^) 「ローソクは歳の数だからな!!長いやつ1本で10本分とか誤魔化したら承知しないお!!」
J( 'ー`)し 「はい、ちゃんと32本用意してるからね…楽しみにしててね」

そう言うと、お母さんはいそいそと台所へ戻ってゆきました。

( ^ω^) 「それでは気をとりなおして…」
( ^ω^) 「いただきますお!」
('A`)(,,゚Д゚) 「いただきまーす」ξ゚⊿゚)ξ<ヽ`∀´>

ほかほかのクリームシチューを口に運ぶみんな。
思わず笑みがこぼれています。

( ^ω^) 「うっ」
('A`) 「? どうしたブーン?」
( ^ω^) 「おっ…おっ……オゲボァ」

('A`)
(,,゚Д゚)
ξ゚⊿゚)ξ 「ブ、ブーン!!」
<ヽ`∀´>

ブーンは死にました。



53 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:44:42.96 ID:4RyRNeU8O

(,,゚Д゚) 「とりあえず警察には電話をかけといたぞ…しかしなぜ突然…?」
ξ゚⊿゚)ξ 「異変があったのはシチューを食べてからだわ」
('A`) 「ということは……」
<ヽ`∀´> 「シチューに毒が入ってたニダか…?」

みんな、一様にお母さんのほうを見ました。
お母さんは床に座り込んで号泣しています。

J( 'ー`)し 「ブーン……私の可愛いブーン…」

4人は顔を見合わせました。

<ヽ`∀´> 「……お母さんの仕業とは考えにくいニダ。32歳のニートにものすごく愛情を注いでたニダ」
(,,゚Д゚) 「でも愛想を尽かしたとも考えられる…」
ξ゚⊿゚)ξ 「でも…シチューに毒が入ってたのなら、私達が平気なのはおかしいわよね。目の前で同じ鍋から注がれたんだもの。そのあと怪しい様子もなかったわ」

みんな、頭をひねりました。
部屋には、お母さんのすすり泣く声だけが響いています。
少し経ったころ、ギコが思い出したように、あっ、と言いました。



55 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:45:15.28 ID:4RyRNeU8O

(,,゚Д゚) 「……スプーン」
ξ゚⊿゚)ξ 「えっ?」
<ヽ`∀´> 「スプーンがどうかしたニダ?」
(,,゚Д゚) 「スプーンだ。あらかじめ席にスプーンが用意してあったろ。スプーンに毒が塗られてたんだ。」
ξ゚⊿゚)ξ 「でも、どの席に誰が座るかなんて………ハッ」
(,,゚Д゚) 「そう、お誕生日席だ。俺たち4人がどこに座ろうと関係ない。ブーンが、お誕生日席――昼ドラの金持ち一家の主が座るような位置の席――に座れば、それでよかったんだ。だからお誕生日席に置いたスプーンに毒を塗って……」
('A`) 「そんなバカな…」

そう言いながら、ドクオはブーンが使っていたスプーンを舐めました。

('A`) 「ペロ……これはせいさウボェア」
(,,゚Д゚)
ξ゚⊿゚)ξ 「ドクオーーー!!!」
<ヽ`∀´>

ドクオは死にました。



56 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:46:13.37 ID:4RyRNeU8O

<ヽ`∀´> 「やっぱりスプーンに毒がニダ!!」
ξ゚⊿゚)ξ 「このスプーンを用意したのは…!」

3人とも、お母さんのほうを見ました。
うなだれたままのお母さんの肩が、震えていました。
でも、涙はもう見えません。

(,,゚Д゚) 「お母さん…!」
J( 'ー`)し 「ククク……ククククク…!」
ξ゚⊿゚)ξ 「やっぱり、あなたが…!」

ツンの言葉を遮るようにして、一人の男が部屋に入って来ました。

(´・ω・`)「警察だ!!誰がどうしたって!?」

みんな一斉に警官のほうを見ました。

(,,゚Д゚) 「お巡りさん……あの」
J( 'ー`)し 「ウフフ…私が息子を殺したんですよ…」
(,,゚Д゚) 「……お母さん……」

お母さんはゆっくりと立ち上がり、しっかりした足取りで警官のほうへ歩いてゆきました。



58 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:47:29.24 ID:4RyRNeU8O

J( 'ー`)し 「私が息子を殺しました。馬鹿な母親とお呼びください」
(´・ω・`) 「そうか……話は署で聞こう」

お母さんの細くて白い両手首に、冷たい手錠がかかりました。
警官に背中を支えられ部屋をあとにするお母さんに向かって、ニダーが声をかけました。

<ヽ`∀´> 「ブーンのこと、愛してなかったニダか…?」
J( 'ー`)し 「……」

お母さんはうつむいたままです。

<ヽ`∀´> 「どうして、こんなことを……」
J( 'ー`)し 「……」
J( 'ー`)し 「……もう、限界だったのよ……もう、疲れたの」

うつむいたまま、呟くような声で答えました。
堪らず、ツンが口を開きます。

ξ゚⊿゚)ξ 「あなたは、いいお母さんでした……馬鹿な母親でも、いいお母さんでした」



59 :愛のVIP戦士@ローカルルール議論中:2008/12/03(水) 16:47:55.84 ID:4RyRNeU8O

お母さんは振り返って、ふふ、と微笑みました。

J( 'ー`)し 「そんなの……演技よ……」

(´・ω・`)「……それじゃ、行こうか」

二人は部屋から出て、短い廊下を歩いて行きました。
残された3人は目を合わすこともなく、ただ下を向いていました。
不意にギコが部屋を飛び出しました。
目に映ったお母さんの背中は丸く、色んなものを背負うには小さすぎました。

(,,゚Д゚) 「……あの……」
(,,゚Д゚) 「……シチュー、おいしかったです!!」
振り返らずにポツリと、ありがとう、と言い、お母さんは玄関を出てゆきました。
肩が震えていましたが、泣いていたのか笑っていたのか、寒さに震えていたのかはわかりません。
部屋のシチューから、湯気はもう消えていました。


―――――完―――――


[ 2008/12/03 20:55 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
ペロッ、これ(ry
[ 2009/11/18 18:08 ] [ 編集 ]

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