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。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。


280 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:34:33.07 ID:rYM3CL4WO

>>28より

クリスマス、それは聖なる夜。でも……?

(;^ω^)「まずいお、商談遅刻したら社長キレるお」

ζ(゚ー゚;ζ 「いけない、時間だわ」

今年は、不思議な巡り合わせで、

(;^ω^)「とりあえず」

ζ(゚ー゚;ζ「急がなきゃ」

少し、にぎやかになりそう。

――二人のサンタが、貴方に笑いと涙を届けます。

。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。



281 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:36:38.92 ID:rYM3CL4WO

聖夜、12月24日。VIPタウンを走る、二つのスーツがいた

(;^ω^)「ぜぇ、ぜぇ」

ζ(゚ー゚;ζ 「はぁ、はぁ」

二人とも、目的は一緒。商談だ。断じてデートなどと言う甘いものではない。

(;^ω^)「やっとこさ、」

ζ(゚ー゚;ζ 「ついた……。」

カフェ「バーボン・ハウス」。そこが商談の場所。
の、ハズだった。

(;^ω^)「って、あれ」

ζ(゚ー゚;ζ 「え、」

(;^ω^)「本日、貸し切りのため閉店!?」 ζ(゚ー゚;ζ

燦々と輝く「close」のプレート。中から漏れる笑い声。

ζ(゚ー゚;ζ 「うそぉ……」

(;^ω^)「まじかお」

そこでやっと互いに気づく、スーツの二人。



282 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:37:10.04 ID:rYM3CL4WO

( ^ω^)「どうも、VIP商事のブーンですお」

ζ(゚ー゚*ζ 「スッドレ・カンパニーのデレです。よろしく。」

スーツに気づき、瞬時に切り替わるあたりは流石は商売人。名刺交換もお辞儀の仕方もなれたものだ。

( ^ω^)「おぉ。では早速商談を……」

ζ(゚ー゚*ζ 「……と言いますが」

( ^ω^)「……」 ζ(゚ー゚*ζ

いつしか雪が降り始めたVIPタウン。二人をあざ笑うかのように漏れる笑い声。

ζ(゚ー゚*ζ 「……やめません?」

( ^ω^)「……?」

ζ(゚ー゚*ζ 「やめやめ、聖夜にまで仕事なんて。」

ζ(゚ー゚*ζ 「やーって、らんないもん。」

( ^ω^)「……たしかにそうだお」

( ^ω^)「おっおっw商談なんてやめだおw」

そういって笑い出す二人。イルミネーションに彩られた町はきれいに輝く。



283 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:38:31.96 ID:rYM3CL4WO

( ^ω^)「……とはいえ、何をしますかお」

ζ(゚ー゚*ζ 「敬語は辞めようよ~。でも、なにしようか。」

額をつきあわせる二人。意気投合しているあたり、元々反りは会う二人のようだ。

ζ(゚ー゚*ζ 「そだ。あなた、楽器はできる?」

( ^ω^)「……ピアノはかなりできますお。」

ζ(゚ー゚*ζ 「よーし。ぱーっとやりましょう!」

(;^ω^)「ちょ、どこ行くんだおー!」

走り出したデレを追うブーン。困惑しながらも、どこか楽しそうだった。

ζ(゚ー゚*ζ 「あ、これ」

( ^ω^)「?」

途中ひっつかまえたタクシーの車内

そこで渡されたのは、赤ベースの服。そう、いわゆる

(;^ω^)「サンタクロースコス……」

ζ(゚ー゚*ζ「目的地ついたら着替えてね~」

果たしてデレは何をしようとしているのか。全く真意を測りかねるブーンだった。



284 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:39:19.37 ID:rYM3CL4WO

ζ(゚ー゚*ζ 「タイミングが重要ね……。」

(;^ω^)「……これヤバいですお」

二人が今居るのは、VIPタウンホール舞台袖。
ぶっちゃけここに至るまでに二人ほど警備員を昏倒させている。
現在タウンホールではジャズステージを行っている。つまり彼らがしようとしているのは

(;^ω^)「ライブジャック……」

不法侵入に暴行と、確実にヤバいことをしているのだが。

ζ(゚ー゚*ζ 「曲は私に合わせてね」

当のデレは気にした様子はない。

( ^ω^)「……やるしかないお」

ζ(゚ー゚*ζ 「今よ!」

その瞬間、舞台袖から飛び出す二人。ブーンがピアノを、デレがベースを蹴落とし、楽器を構える。

ζ(゚ー゚*ζ 「……!」

弾きだした曲は、

( ^ω^)(これは、「キャラバンの到着」……!)

なるほど、合わせろというはずだ。ベースとピアノから、この曲は始まる。



286 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:40:16.43 ID:rYM3CL4WO

(;'A`) (おいおい、こいつぁどういうこったい)

突然現れた二人組のサンタがピアノとベースを蹴落として、

(;'A`) (キャラバンとはな……)

(;'∀`) (でも、こいつぁおもしろそうだ!)

バリトンサックスのドクオが、二人につづく。
  _
(;゚∀゚)(;,゚Д゚) (曲知らんが……やってやんよ!)

トランペット、アルトサックスのジョルジュとギコもつづく。

いつしかバンド全体が、迷うことなく、楽譜もないのに合わせていた。

流麗なアルトサックスとトランペットの調べ、渋みの効いたベース、そしてアクセントのブーンのピアノ。
しかし終わらない曲はない。しかし終わった途端、

ζ(゚ー゚*ζ 「merry、X'mas!」

デレが突如言い放ち、ブーンに「ずらかるわよ!」と叫ぶ。
現れたのと同じように、いきなり去っていった二人。

(;゚∀゚)(;'A`)(;,゚Д゚) (あれは、なんだったんだろう……)



288 :。+*;'( ^ω^)ホーリーナイトに愛を込めて、のようですζ(゚ー゚*ζ ';*+。:2008/11/30(日) 22:41:00.10 ID:rYM3CL4WO

(;^ω^)「はぁ、はぁ。デレさんやることが危険すぎますお!」

ζ(゚ー゚;ζ 「ぜぇ。そうかな。」

(;^ω^)「ライブジャックはないですお!警備員昏倒させちゃうし」

ζ(゚ー゚*ζ 「……でも楽しかったでしょ?」

(;^ω^)「うっ……」

確かに楽しかった。今までに演奏した中で味わったことがないくらい。

ζ(゚ー゚*ζ 「じゃあいーじゃん!せっかくのクリスマスなんだしさ!」

( ^ω^)「……それもそうだおね。よし!ぱーっと打ち上げするお!」

ζ(゚ー゚*ζ 「いいねー。じゃあブーン君のおごりね」

(;^ω^)「まじかおww」

笑いながら飲み屋に向かう二人のサンタ。
その鞄の中の携帯に、「着信あり:社長:53件」とあるのは、黙っておこう。

~Fin~


[ 2008/11/30 23:08 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
ドックンの対応は神
[ 2009/10/27 00:44 ] [ 編集 ]

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