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( ^ω^)ブーンは赤い空を飛ぶようです


177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:36:38.33 ID:ncgG2xYS0

青く澄んだ空

何所までも続く空

人々が様々な思いを描く空

  ~~~~~

僕も昔憧れていた

*「ゲートを開くぞ」

でもそれは昔の話

( ^ω^)「準備はできてるお」

今の空は青く澄んでなんて無い

( ^ω^)「内藤ホライゾン、出る」

広がるのは血に染まった紅い空だ



~( ^ω^)ブーンは赤い空を飛ぶようです~



179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:37:10.41 ID:ncgG2xYS0

灰色の機体が飛び立つ
そう、今は戦争

( ^ω^)「…三機か」

僕は軍人だ

( ^ω^)「敵影を確認
      迎撃します」

「確実にやれよ」

機関銃の唸りと共に一機が火をあげる
敵もこちらに気付いたようだ

だが遅い

小さくターンし一機の後ろに回りこむ
本当に反応が遅いな、新兵か?

( ^ω^)「悪いけど手加減は無しだお」

ミサイルを叩き込む
残るは一機



181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:37:34.19 ID:ncgG2xYS0

敵機の機銃が横をかすめる
ロールする機体の横を過ぎてゆく

( ^ω^)「……。」

そして、最後の一機が落ちていった

  ~~~~~

( ^ω^)「……。」

('A`)「よう、今日は何機落とした?」

こいつの名は毒男
僕と同じ部隊の兵士だ



182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:37:54.09 ID:ncgG2xYS0

( ^ω^)「……三機だお」

('A`)「チッ、一機負けたよ
   お前には敵わねーな」

( ^ω^)「……どうでもいい事だお」

('A`)「そういう事言うような奴に
    負けるのがくやしいんだよな」

( ^ω^)「……僕には関係ないお
      帰らせてもらうお」

('A`)「あっ、待てよ」

正直嫌いなタイプだ
殺した人数を嬉しそうに語ってくる

( ^ω^)「まあ、僕も大差無いおね」

人を殺しているというのに、涙一つ流さないのだから



183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:38:12.43 ID:ncgG2xYS0

  ~~~~~

ξ゚⊿゚)ξ「お帰り…」

( ^ω^)「…ただいまだお」

ツンが出迎えてくれる

戦争においが漂う生活の中で
唯一心を落ち着かせられる場所だ

ξ゚⊿゚)ξ「……どうだった?」

( ^ω^)「どうもこうも、いつもどうりだお」

ξ゚⊿゚)ξ「……。」

( ^ω^)「どうしたお?」

ξ゚⊿゚)ξ「……変わったよね」

( ^ω^)「……。」

ξ゚⊿゚)ξ「昔のあなたは、本当に楽しそうに空を語ってくれた
      でも今は……」

( ^ω^)「……そう、変わったんだお、何もかも」



184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:39:58.63 ID:ncgG2xYS0

僕はツンの横を通り過ぎた
そういえば、面と向かって顔を見れなくなってしまったな

だって、彼女の中にはまだ、きれいな空が映っているから
僕の中の空は、現実と言う濁った色で、紅く黒く染まっているから


  ~~~~~


*「ゲートを開くぞ」

今日も出撃する

( ^ω^)「準備はできてるお」

いつも通り返答する

( ^ω^)「内藤ホライゾン、出る」

今日もまた飛び立つ


*('A`)「今日は負けねーぜ」


毒男か…

知ったこっちゃ無い
勝手にやっておくがいいさ



185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:42:52.20 ID:ncgG2xYS0

毒男は無視して敵を見る

(;^ω^)「何か違うお…」

いつもの茶色い薄汚れた旧型とは違った
銀色に不気味に機体が光っている

(;^ω^)「新型かお…」

でも関係ない
ただ任務を遂行すればいい

( ^ω^)「迎撃する」

敵の性能は予想以上だった

装甲が厚い
機銃では歯が立たない
何より異常に速いのだ

(;^ω^)「これでどうだお!!」

攻撃しようと近づいてきた機体にミサイルをお見舞いする
ミサイルは効果があるようだ

敵は吹き飛んでいく

息をついた瞬間だった



186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:46:42.63 ID:ncgG2xYS0

機体が大きく揺れた

(;^ω^)「しまっ!!」

羽に穴があいた
機体がバランスを崩し、落ちていく

(;^ω^)「うおぉぉぉぉ!!」

ギリギリの所で機体は向きを変え
地面とのキスは免れたようだ

( ^ω^)「……。」

一旦降りて機体を見てみる
それほどの重症ではないが……

( ^ω^)「……戦うのは無理だお」

上を見上げる
所々で空が光る

あの光は自軍か敵軍か

( ^ω^)「……。」

どうしようもなく、空を見つづけた



188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 20:47:57.36 ID:ncgG2xYS0

そういえば、あの頃はよくこうしてツンと空を眺めてたな
あの頃の空は綺麗だった

本当に

( ^ω^)「……。」

( ^ω^)「なんだかまた見たくなったお」

操縦席に乗り込む
飛ぶくらいならできるだろう

上を目指す
ひたすら上を

敵が付いて来る
落ちていく毒男機が見える

でもそんな事は気にしていられない



191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:00:42.81 ID:ncgG2xYS0

時間は無い

エンジンに穴があく
ガラスが割れる

まだだ

まだ落ちるわけには…



急に視界が開けた



193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:05:44.74 ID:ncgG2xYS0

広がるのは



真っ青な空




( ^ω^)「……なんだ、変わらないお」



194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/30(日) 21:08:25.87 ID:ncgG2xYS0

割れた窓から風が吹き込む

( ^ω^)「……青く澄んで

      何所までも続いて

      僕が様々な思いを描いた空」

ついに機体が燃え出した

( ^ω^)「……変わっていたのは僕だけかお」

羽がもげる

( ^ω^)「……この風、この青」

180度転換し、機体が落ちていく

( ^ω^)「ツンと見れればよかったおね」

僕は地面に激突した



[ 2008/11/30 21:20 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
機体は落ちてもドックンは死せず
[ 2009/10/26 21:04 ] [ 編集 ]

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