FC2ブログ










('A`)無題


548 :528:2008/11/28(金) 21:25:15.05 ID:LNhd61ipO

目を指すような蛍光灯の白々しい光の下、間の抜けた音が鳴り響く。

音の出所は一人暮らしのわびしい食生活を助ける必須アイテムにして、無精者の友…そう電子レンジだ。
静かな室内にゆっくりと木霊してゆく例の『チーン』と云う音に混じり…。
グビリ、と唾を呑み込む音が響き渡る。

( 'A`)「……。」

そう、生唾を飲み込んだのは俺。
金曜の夜だと言うのに、自分の部屋でたった独りきりのこの俺だ。

( '∀`)

電子レンジのドアに手をかける俺。
その内にある光景を予見し、自然と頬が緩むのが自分でも解る…。

( '∀`)「フッ…成功だぜ」
俺はレンジから取り出したブツを手に、思わず独り言を呟いた。



550 :528:2008/11/28(金) 21:27:18.72 ID:LNhd61ipO

電子レンジの中で存分に加熱されたそれは、シュワシュワと湯気をたて
まるで俺を誘っているかの様だった…。


( 'A`)「生まれてこのかた…20年」

もって生まれたこの人相、寄る娘触る娘、皆逃げる。

(;'A`)「魔法使い、エリートコースを…わき目も振らずに邁進中」

気付けば己の側にいる右手だけが、恋人よ。
夜更けに始まる、刹那の供宴。
これだけが…嗚呼、これだけが俺の生き甲斐。
冴えた技巧の右手に、若さ溢れん珍棒。
切っても切れぬこの関係。
だが、しかし…あぁ、だがしかし!

( '∀`)「俺は新たな力を…手にいれたッ!!」



551 :528:2008/11/28(金) 21:28:08.29 ID:LNhd61ipO

高ぶる気持ちを抑えられずに、俺はそう吠えると
机の上で出番を待っていた…奴をむんずとひっつかむ。

( '∀`)「今夜は宜しく頼むぜ…○ENGAちゃんw」

俺が手にした赤白のボーダー模様の10cmの容器…。
これこそ、一人暮らしの俺に開かれた新たなる世界の扉…ッ!
そう、人呼んで…ヲナホール…ッッッ!!!!!

( '∀`)「ヲナホール…発信準備…!!!」

はやる気持ちがさせるのか、あっという間にヲナホの包装を破り捨てた俺は
電子レンジで暖めていたブツをヲナホの穴へと勢い良く突っ込んだ。

( 'A`)「……。」

再び訪れた沈黙の最中、俺は両手でヲナホを抱え…ただひたすらにその時を待った…そして!



552 :528:2008/11/28(金) 21:29:13.75 ID:LNhd61ipO

( '∀`)「あったかいのぅwwwwwあったかいのぅwwwwwwwww」

2分ほど経った頃だったか、俺が手にしたプラスチックの大人の玩具がじんわりと温まってきたではないか。
…そう、俺がレンジでチンしたのはこのヲナホを一肌の暖かさにする加暖材だったのだ!!

( '∀`)「グヘヘ…ではwwwwwwwwww」

未知なる快感を前に気持ちを押さえきれない俺は、
履いていたジャージとパンツを放り投げる。
既にMY SUNは戦闘態勢だ…フフっ可愛い奴め。

( '∀`)「あとは…ミセリたんで…グヘヘwwwwwwwwww」
ミセ*゚ー゚)リ『今夜は一晩中可愛がってね、ドックン☆』
(*'∀`)「モチロンさwwwww」

ミセリたん…最近、業界を賑わす売れっ子AV女優。
あどけなさの残る顔立ちから覗く女の色香。
スレンダーと豊穣さの絶妙なギリギリのバランスで成立した魅惑のプロポーション。
そして、行為時の乱れた姿…。
俺のヲナホヴァージンを奪うに相応しい相手だ…。



553 :528:2008/11/28(金) 21:31:18.97 ID:LNhd61ipO

更に今夜俺が目にするのは逆輸入版の裏モノなのだ…。
つまり、彼女と俺を遮る憎いアンチクショウことモザイクの存在は皆無なのである。

( 'A`)「注文する時、画面が全部英語だった時は…流石に焦ったぜ。」

だから、パッケージにはミセリたんの姿はない。
一瞥しただけでは、それは学術的な味気ないパッケージだ。
野山の姿が映し出されたそのDVDに、まさか…アッハンウッフンな映像が入っているとはお釈迦様でも気付くまいて…。


(*'∀`)「では…いざ行かん、ピリオドの向こう側へ…ッ!!!」

期待と興奮に胸を弾ませながら、俺はDVDを再生する…。
本編が始まるのももどかしく、俺はマイサンをヲナホに突入させた。

(;'A`)「クッ…こいつは…!」

あたたかく…ぬめぬめとした独特の感覚に早くも達してしまいそうになる…だが、まだだ。

(゚A゚)「さぁ、来い!!!」

やがて…大きく見開いた俺の眼前でその映像は始まった。



554 :528:2008/11/28(金) 21:35:04.96 ID:LNhd61ipO

…雲一つない青空の下、爽やかな風に揺られ…ソワソワと揺れる一輪の野草。
瑞々しい葉は夜露を受けてキラキラと輝いている。

知っている、俺はこいつを知っている。洋食屋さんでよく目にする、子供が嫌いな香草。

http://i.pic.to/xq9r9
paseri

パセリ



…( ゚A゚)

 (゚A゚ )

…( ゚A゚)

 (゚A゚)



MISERI
PASERI
ウン、ニテル…タシカニニテル…。
ダケド、イヤチガウダロコレハー。
ゼンッゼン、チガウダロー。

( A )「…世界の野草、パセリその秘密…何じゃこら?」



555 :528:2008/11/28(金) 21:37:04.14 ID:LNhd61ipO





(つA`)『ん~…SER…Iのすべてをあなたに…?』
(つ∀`)『ミセリたんの裏モノ!?』
(#'A`)『買うに決まってんだろ!!!』

『購入』カチッ

(つA`)『あー眠…もダメ…。』





どうやら、寝不足の状態で注文したのがよくなかったらしい…しかし、こんな間違いするかフツー。

( A )「代わりのビデオを借りようにも…手持ちの金はない…。」

このDVD購入に消えた代金さえあれば…モザイクはあるがマトモなビデオが観れた筈。
後悔が脳裏をよぎる…しかし、覆水盆に返らず。
後悔先に立たず。
チンポ後に立たず…。

俺の猛る思いとは裏腹に…我が財布の中身は初冬の気候の如し。
所謂、一文無しだった。



556 :528:2008/11/28(金) 21:38:07.25 ID:LNhd61ipO

( A )「………。」

もはや、悪態をつく元気すらない。
さりとて愚息は一週間のヲナ禁を破りたいと、意気揚々としたままである。
何とか…何とかこの状況を打開する手は…ッッ!!!



('A`)「!!!」

俺は覚悟を決めた。
自分のケツは自分で拭く。
この失敗…決して無駄にはしない…そう!!



(#'A`)「俺はパセリで抜くぞ、JOJO!!!」



かくして…かつてVIPを騒がせた伝説の男。
野菜レイパーは誕生したのだった…。



THE END







お題:
レンジでチン、略してレンチン
向こう側
ミセリとパセリ


[ 2008/11/28 23:19 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
まさに漢
[ 2009/10/25 23:48 ] [ 編集 ]

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/824-f59c92d0