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从'ー'从1レス保守( ФωФ)


161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/11/27(木) 14:10:12.76 ID:gXC9BUDC0

从'ー'从「あなたの名前はなんて言うの?」

( ФωФ)「杉浦、ロマネスクである。 貴殿の名前は?」

从'ー'从「私の名前は… あれれ~? 思い出せないよぉ?」

ロマネスクとの初めての出会い、それを渡辺は決して忘れなかった。
その日から、渡辺の学園生活は楽しいものになったからだ。
いつのもように物を良く無くしたが、いつでもロマネスクが助けてくれた。

四六時中一緒にいるため、学園ではデキているともっぱらの噂になった。
だが、そんな噂など気にするほど渡辺は繊細ではない。
ある日、渡辺とロマネスクがいつものように一緒に帰っていた時、それは起こってしまった。

飲酒運転の大型トラックが、信号待ちをしていた渡辺とロマネスクに突っ込んで来たのだ。
当然、渡辺は反応することすらできなかった。
だが、ロマネスクが咄嗟に渡辺を突き飛ばしたおかげで、渡辺はかすり傷で済んだ。

渡辺の命を救ったロマネスクは、三日間生死の淵をさまよい歩いた。
渡辺の呼びかけに応え、四日目にしてようやくロマネスクの意識は現実に戻った。
泣きじゃくる渡辺の髪を撫で、ロマネスクは微笑を浮かべて小さく呟いた。

( ФωФ)「覚えておいてほしいのである… 吾輩は、貴殿を一人にはしない…」

その時の主治医によれば、『命を保守出来ているだけでも奇跡』だったという。
小さく呟いたのを最後に、ロマネスクの瞼がゆっくりと落ちる。
同時に、渡辺の髪を撫でていた手が力なく垂れ下がった。

薄く微笑んだまま、ロマネスクはその短い生涯を閉じた。
まだ肌寒い、冬の日のことだった。


[ 2008/11/27 21:22 ] 1レス短編・保守文 | TB(0) | CM(0)

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