※グロ的な意味で閲覧注意
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:28:18.52 ID:x7+JaQpV0
プチッ
プチッ
プチッ
プチッ
(´_ゝ`)「…なぁ」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:29:40.15 ID:x7+JaQpV0
プチッ
プチッ
プチッ
(´_ゝ`)「さっきから、何を潰しているんだ?」
プチッ
プチッ
プチッ
( _ゝ )「素 直 シ ュ ー ル ?」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:31:16.20 ID:x7+JaQpV0
プチッ
プチッ
プ チ ッ
lw´‐ _‐ノv「見たらわかるだろう?」
ドサッ
lw´‐ _‐ノv「暇、だよ」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:33:01.06 ID:x7+JaQpV0
―少女が落としたは男の身体
どうやら死亡してから幾日も経過しているようで
所々腐食してそこから蛆が出てきている
ソレを少女は無言でただひたすらに
プチッ プチッ と潰しているモノだから
何を潰しているかと問えば
―それは暇だと答える
青年は目覚めたばかりで何もわからないが
理解したコトといえば
ひたすら少女が
男の死体から這い出てくる蛆を
プチッ プチッ と潰しているという現実だけ
―青年は何処へも行けないようにベッドに固定されている
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:34:49.99 ID:x7+JaQpV0
lw´‐ _‐ノv「なかなか面白いモノだよ。なんせ何もしなくとも湧いて出てくる」
ゴソッ
プチッ
プチッ
プチッ
( _ゝ )「お前は、ソレを開始してから何日経過しているんだ?」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:38:37.62 ID:x7+JaQpV0
プチッ
プチッ
プチッ
プチッ
プチッ
(´_ゝ`)「答えろ。素直シュール」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 13:40:23.83 ID:x7+JaQpV0
プ チ ッ
lw´ _ ノv「私は お 前 ではない!」
ガタッ
ゴトッ
ガッ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:01:42.98 ID:x7+JaQpV0
―少女が男の死体を抱きなおして
お前とは誰かと問う
青年が何時からかを聞く態度が悪いと
答えずに時間が過ぎる
一声少女が悲鳴を上げると
スッ と立って落ちる身体 近寄るは冷蔵庫
―開けたは冷凍庫 あるのは青年に似た首
( _ゝ )「!!!!」
青年の双子の弟の首
表情は非常に安らかで
腐乱した気配など微塵もない
少女は閉じ 座り込み
男の身体を抱き直し 独り言を語り出す
―暇を プチッ プチッ と潰すのをBGMとさせながら
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:04:29.84 ID:x7+JaQpV0
lw´‐ _‐ノv「一週間だ」
プチッ
プチッ
lw´‐ _‐ノv「お前の大切な弟は」
プチッ
プチッ
lw´‐ _‐ノv「死んだよ」
プチッ
プチッ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:08:28.13 ID:x7+JaQpV0
( _ゝ )「ウソ、だ…」
プチッ
(#゚_ゝ゚)「嘘だッ!!!!その手を止めろおおおおお!素直シュール!!11111」
プチッ
プチッ
(#゚_ゝ゚)「止めろと言ってるだろ!!!!!111や め ろ!!!11111」
lw´‐ _‐ノv「騒ぐな、煩い」
プチッ
プチッ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:11:12.35 ID:x7+JaQpV0
―手は休むコトを知らず 動く
青年はガチャガチャとベッドを揺らし
制止せよと訴えるが
少女は何も聞こえない
暇を持て余すことなどなく
一つ々ヽと潰しは喋る
―語られるのは 夢か 現か
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:12:42.82 ID:x7+JaQpV0
lw´‐ _‐ノv「カミソリでな、手首がシュッと」
プチッ
lw´‐ _‐ノv「鮮やかに朱が散った」
プチッ
(#゚_ゝ゚)「お前がッ!お前が殺したのかあああああ!!???」
プチッ
lw´‐ _‐ノv「 煩 い 」
プチッ
ブ チ ッ
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:13:58.30 ID:x7+JaQpV0
(#゚_ゝ゚)「!!!????」
lw´‐ _‐ノv「ほら。お前が煩いから」
( _ゝ )「ッッ!!!!!!」
lw´‐ _‐ノv「弟が も げ た ぞ 」
ゴトッ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:15:29.97 ID:x7+JaQpV0
―男の腐乱死体を乱暴に落とす
少女の手には男の薬指 薬指には同じ指輪
青年は声にならない悲鳴 涙を流し
少女が男の腐乱死体が赤茶色い蛆の這う床に
落ちる様を凝視していた
スローモーションの様にゆっくりと落ちる身体は
―落ちきった瞬間に 全て壊れた
青年は目を丸々と広げ
青年はその腐乱死体が落ちるのを目を丸々と広げ
双子の弟が 壊れたのを 青年は
見届けて 放心して 目を瞼を瞬きを
暫く何も喋らずに 見て観て視てミテ
―青年も堕ちた
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:17:20.61 ID:x7+JaQpV0
( _ゝ )「ぉ…と……じゃ……」
lw´‐ _‐ノv「壊れた」
( _ゝ )「違う」
lw´‐ _‐ノv「お前のせいだ」
( _ゝ )「違ウ」
lw´‐ _‐ノv「何故ずっとここにいたんだ」
( _ゝ )「ちガう」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:19:01.51 ID:x7+JaQpV0
lw´‐ _‐ノv「どうして身体を貪っていたんだ」
( _ゝ )「チガウ」
lw´‐ _‐ノv「素直シュールに預けると言ったじゃないか」
( _ゝ )「アぁ……あ…」
lw´‐ _‐ノv「何 故 殺 し た」
( _ゝ;)「あああ…ッ」
lw´‐ _‐ノv「何故?」
(;_ゝ;)「あアあああァあああぁああああアアアああ!!!!!!!1111111」
lw´#‐ _‐ノv「う る さ い!!!!!!!!!!!」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:19:43.97 ID:x7+JaQpV0
ガッ
ゴンッ
ゴンッ
ゴンッ
ゴ ン ッ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:36:54.37 ID:x7+JaQpV0
( _ゝ )
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:38:35.39 ID:x7+JaQpV0
―冷凍庫は開かれたまま
溶けかけた首は 青年を見続け泣いている様
少女は新しく出来た朱の海の中
男の首を愛おしげに抱きしめる
あァ 何も スるこトガないョ
あぁ アァ 嗚呼 アぁ
―暇とハ何とモ暇ナモノか
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/27(月) 14:40:47.19 ID:x7+JaQpV0
…チッ
ブチッ
lw´ _ ノv「あァ…暇だ…」
ブチッ
【lw´‐ _‐ノvは暇を潰すようです】終