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川д川 川辺の幽霊のようです


402 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:08:13.12 ID:meRs1KP+0

        ボケー (゚д゚ )

ゴポゴポゴポ   ? (゚д゚ )

川 д川 ザパァ  (゚д゚ )

川 д川      (゚д゚ )

川 д川 ウラメシヤ  (゚д゚ )

川 д川      (゚д゚ )

川д川       ( ゚д゚ )



川д川 川辺の幽霊のようです





403 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:08:42.79 ID:meRs1KP+0

其の壱 ファーストコンタクト

川д川「…見てないでなんか言いなさいよ」

( ゚д゚)「…えっと、僕は此方ミルナといいます」

川д川「あ、これはどうもご丁寧に。川端貞子です」

川#д川「ってそういうこと言ってんじゃないのよ」

( ゚д゚)「はぁ」

川д川「私幽霊だから。驚いてもらわないと困るわけよ」

( ゚д゚)「ギャーコワイヨー」

川д川「呪うぞ」

( ゚д゚)「すいません」

川#д川「あーもう調子狂う!帰れ!ガキが一人でこんなとこにくるんじゃない!」

ゴポゴポゴポ…

( ゚д゚)「…また来ようかな」



404 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:09:34.91 ID:meRs1KP+0

其の弐 日本語、むずかしい

( ゚д゚)「貞子さーん」

…ゴポゴポゴポ

川д川「おい」

( ゚д゚)「はい」

川д川「何しに来た」

( ゚д゚)「暇だったもので」

川д川「……」

( ゚д゚)「お菓子持ってきたんですけど。貞子さんも食べます?」

川д川「食べられないわよ…死人に口なしって言葉も知らないの?」

( ゚д゚)「意味、違いますけどね」

川д川「……」

ゴポゴポゴポ…

( ゚д゚)「…お供えってことでお菓子は置いていこう」



406 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:10:48.97 ID:meRs1KP+0

其の参 濡れ濡れ

( ゚д゚)「あ、お菓子なくなってる」

…ゴポゴポゴポ

川д川「野良犬が持ってったわよ」

( ゚д゚)「罰当たりな犬もいたもんです」

川д川「ま、別に私神様でもなんでもないから」

( ゚д゚)「仏さんではありますけどね」

川д川「座布団二枚没収」

( ゚д゚)「…今日はジャンプ持ってきたんですよ。読めますよね?」

川д川「…濡れてもいいなら、ね」

( ゚д゚)「じゃ、どうぞ。読み終わったら返してください」

川д川「あ、そう。ありがと」 パラパラ

( ゚д゚)「それじゃ今日はこれで」

川д川ノシ



407 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:11:58.37 ID:meRs1KP+0

其の四 時は偉大なり

川д川「おっす。ジャンプ返すわ」

( ゚д゚)「あ、はい…貞子さん、川から出られるんですね」

川д川「別に地縛霊ってわけじゃないからね。死んだのは確かにここだけど、自由に動けるわ」

( ゚д゚)「…ならジャンプ濡らさないで読んでほしかったんですけど」

川д川「男の子が細かいこと言わないの。久しぶりのジャンプ、面白かったわ」

( ゚д゚)「貞子さんが生きてる時にもあったんですか?」

川д川「ま、死んだっていっても五年前だし」

( ゚д゚)「意外に最近ですね。ちなみに死因は?」

川д川「デリカシーない質問をありがとう」

(; ゚д゚)「あ、言いたくないのなら」

川д川「別にいいわよ。車に撥ねられて川に落ちて、そのまま溺死したの」

( ゚д゚)「へー…」

川д川「今となっちゃ、それもいい思い出ね…」

( ゚д゚)「(時間は死すらも『いい思い出』にしてしまうんだなぁ…)」



410 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:12:57.53 ID:meRs1KP+0

其の伍 MIREN

( ゚д゚)「ところで死んだ人って成仏とかしないんですか?」

川д川「本人が成仏してもいいやって思えばすぐに成仏できるわよ」

( ゚д゚)「つまり、この世への未練が晴れればいいと」

川д川「そ。だから死んですぐに成仏する人もいるし、そうじゃない人もいる」

( ゚д゚)「…あの、つかぬことをお伺いしますが」

川д川「はいはい教えてあげるわよ。私の未練は十数年の生涯が無駄になっちゃったこと」

( ゚д゚)「え…貞子さんって僕とあまり年変わらないんですね」

川д川「意外そうな声で言うんじゃない。呪うぞ」

( ゚д゚)「すいません」

川д川「…ま、晴らせる未練とも思えないんだけどね…」

( ゚д゚)「…そうですかね?」

川д川「人生が無駄かどうかなんて、証明できる人のほうが少ないんだから。生きてる人でさえね」

( ゚д゚)「……」



412 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:13:49.85 ID:meRs1KP+0

其の六 川辺のミルナは動かない

( ゚д゚)「(…どうしたらいいのかな…貞子さんの未練を晴らすには…)」

…ゴポゴポゴポ

川д川「おい、どうした青少年」

( ゚д゚)

川д川「…顔に水草でもついてる?」

( ゚д゚)

川д川「…おーい。もしもーし」

( ゚д゚)

川*д川「う…あー…なんか恥ずかしくなってきた…」

( ゚д゚)

川*д川「…離脱!」

ザパァ!

(; ゚д゚) そ 「あれ、今貞子さん…考え事してたら気付かなかった…」



413 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:15:59.65 ID:meRs1KP+0

其の七 乙女心は永遠に不滅です

( ゚д゚)「貞子さーん」

シーン

( ゚д゚)「…貞子さん?」

…ゴポゴポ

( ゚д゚)「何故目元までしか出ないんですか」

川*д川「いや…なんとなく…」

( ゚д゚)「はぁ…あの、こないだはすいませんでした、気付かなくて」

川д川「え、ああ、その…いや待て気付かなかった?」

( ゚д゚)「僕、考え事をしてると前が見えなくなっちゃうんですよね…
     それでよく『こっち見んな』って言われるんですけど」

川д川「…なるほど…君の話はよくわかった…」

川#д川「ああああ!!何を考えてたんだ私はあああああ!!死にたいいいいいい!!!」

ザパァ!

(; ゚д゚)「…『死にたい』にツッコむ前に…やっぱり怒ってるのかなぁ…」



416 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:17:01.55 ID:meRs1KP+0

其の八 明日、会いに行きます

川д川「……」

( ゚д゚)「こんにちは」

川д川「ああ…ミルナか」

( ゚д゚)「…前にも思ったんですけど、そんな風に外出ちゃってていいんですか?
     人に見られたら確実に怪しまれると思うんですけど」

川д川「いいのいいの別に。ぐしょ濡れの女に話し掛けてくるような変人はミルナだけだから」

( ゚д゚)「変人ですいません。…ところで、これ見てください」

川д川「…新聞?」

( ゚д゚)「五年前のものです。美府川で女子高生の水死体が発見された…貞子さんですよね、これ」

川д川「あんたも暇人ね…こんなん調べてどうするわけ?」

( ゚д゚)「そんなことより明日人を連れて来たいのですがかまいませんねッ!」

川д川「…好きにすれば」

ゴポゴポゴポ…

( ゚д゚)「…さて、行こうかな」



422 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:32:26.57 ID:meRs1KP+0

其の九 ありがとうを貴女へ

( ゚д゚)「こんにちは」

川д川「こんちは…で、その子が昨日言ってた子か。なんか私と髪質が似てるわね」

川 ゚ -゚)「…初めまして。須尚クーという」

川д川「可愛い子じゃない。おっぱいでかいし。あんたの彼女?」

( ゚д゚)「残念ながら須尚さんにはドクオという彼氏がいます。ラヴラヴです」

川*゚ -゚)「そ、そういうことは言わなくていい…ええと、あなたが貞子さんか」

川д川「そうよ、以後よろしくね。…で、あなたは何用で来たのかしら?」

川 ゚ -゚)「…お礼を言いに」

川д川「…?死んでこのかた礼を言われるようなことはしてないけれど」

川 ゚ -゚)「五年前、あなたは車に撥ねられた。女の子を庇って」

川д川「そんなこともあったわね」

川 ゚ -゚)「…此方に話を聞いたときには信じられなかった。でも、こうして本人を目の前にしてわかった。
     間違いなく、あなたはあの時私を助けてくれた人だ。…本当に、ありがとう」

川д川「…そっか。あなたが、ね」



425 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:34:41.49 ID:meRs1KP+0

川 ゚ -゚)「…そして、私はあなたに謝らなければいけない。私を庇ったせいで、あなたは」

川д川「それは違うわ」

川 ゚ -゚)「しかし」

川д川「違うのよ。私はあの日、最初から死ぬつもりだったんだから」

( ゚д゚)「……」

川д川「橋についたらナイスタイミングであなたが撥ねられそうになっててね。
     それで私は思ったの。どうせ死ぬなら、ヒーローになるのも悪くない、って。
     ま、結局橋から落ちて誰にも見つからずに死んじゃったけどね。別段ヒーローにもなれなかったし」

川 ゚ -゚)「私にとってはヒーローだ。…ずっと、お礼が言いたかった。会って話がしたかった」

川д川「…それは光栄ね」

川 ゚ -゚)「あなたには、感謝してもし足りない。本当に、ありがとう」

川д川「……」

( ゚д゚)「良かったですね、貞子さん」

川*д川「…ほっときなさい」

ゴポゴポゴポ…



426 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:36:59.07 ID:meRs1KP+0

其の拾 また会う日まで

川д川「で?あんたは何がしたかったわけ?」

( ゚д゚)「…貞子さんの未練が少しでも軽くなればいいな、と思って」

川д川「……」

( ゚д゚)「貞子さんの両親に会って話も聞きました。あなたは昔から体が弱かった」

川д川「意外に行動力あるわね、あんた」

( ゚д゚)「ありがとうございます。そして、ある日」

川д川「突然余命一年を宣告された」

( ゚д゚)「…次の日、あなたは病院を飛び出した。そして、撥ねられた。
     貞子さんの未練は、撥ねられて死んでしまったことじゃなくて、病気のことだったんですね」

川д川「…あの時は、全世界を恨んだわ。なんであたしが死ななきゃいけないのかって。
     一年の余生を楽しむ気にはとてもなれなかった。
     いつか死ぬって思いながら暮らすなんて、耐えられなかった。
     …私の十七年の人生が、わけわかんない病気で無駄になるなんて、耐えられなかった」



427 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:38:32.48 ID:meRs1KP+0

( ゚д゚)「それで、自殺を」

川д川「そゆこと。どうせ無駄になるなら自分で幕引いてやろうと思ったわけ」

( ゚д゚)「でも、貞子さんの人生は無駄なんかじゃありませんでしたよ」

川д川「…そうね。あの子が幸せに生きててくれて良かったわ」

( ゚д゚)「ちょっとは未練、軽くなりました?」

川д川「…大分楽になったわ。無駄な人生じゃなかった、って誰かさんが教えてくれたから」

( ゚д゚)「良かったです。…須尚さんだけじゃなく、僕もあなたに会えて良かったって思ってます」

川д川「…そう…そういう意味でも、クーちゃんには感謝しないといけないかも。
     死んでなかったら、あなたと会う機会もなかったでしょうしね」

( ゚д゚)「まぁそれは…っていうか貞子さん…体、消えてきてません?」

川д川「おかげさまで。まぁ近いうちに会いに行くわ。
     …くれぐれも言っとくけど、あなたの方から会いに来たりしないように」

( ゚д゚)「…わかりました。また会いましょう」

川д川「…ええ…また…ね…」



( ゚д゚)「…さて、帰ろうかな…」



429 :川д川 川辺の幽霊のようです:2008/09/24(水) 01:40:24.18 ID:meRs1KP+0

其の終 少しだけあとのベタなお話

川 ゚ -゚)「今日は転校生が来るらしいな」

('A`)「しかしまーなんでわざわざこんな時期に」

(* ^ω^)「とりあえず可愛い子だといいお」

ξ゚⊿゚)ξ「…男かもしれないという発想はないわけね。…いやむしろ男の子でもいいとか…?」

ガラッ

( ・∀・)「はい席着けー。もう騒いでたみたいだけど、今日からこのクラスは一人増える」

( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ川 ゚ -゚)( ´・ω・`) オオー! ζ(゚ー゚*ζ('A`)(゚д゚ )('、`*川

( ・∀・)「んじゃ、入ってきてくれ」

ガラッ

川 ゚ -゚)「…あ…」

「…ふふ。久しぶり、ミルナ」

( ゚д゚)「…あの。いくらなんでも、ベタすぎませんか…?」

(; ^ω^)ξ;゚⊿゚)ξ(;´・ω・`) そ シリアイ!? Σ ζ(゚ー゚;ζ('A`;)('、`;川


川д川 川辺の幽霊のようです   終


[ 2008/09/24 21:17 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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