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( ^ω^)ブーンは時空の狭間から振り返るようです


776 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:33:57.27 ID:Zprn4I0KO


…………………………………………………………………………ザーーーーーーッ



その空間には何も感じられなかった。
説明したくとも説明し難い空間なのだ。
ただ、脱力感と無力感とでもいうべき空間がそこにはただ広がっていた………。


※今日の1日をブーンは振り返る事から
(何となくだが)
初めてみた。





778 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:35:30.08 ID:Zprn4I0KO

ブーンは高校に進学してから早二年目。

普通に義務教育を終えたブーンはそこの中学から少し離れた長岡市立VIP高校普通科(通称V高)に通っていた。

ブーンは、中学自体は普通に卒業していたが、殆ど義務教育に基づけられ嫌々ながら行っていただけだった。


ブーンは、高校に進学してからは必要以上に束縛されない生活にある程度は満足感を得ていた…。






779 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:37:41.16 ID:Zprn4I0KO

( ^ω^)「じゃあ、行ってきますお」

特に返事が返ってくるわけでもなく、自分は家を出た。

家と言ってもマンションの2K。

オヤジは単身赴任で、この地を離れる事になったため母親は勿論ついて行くことになる。

二つ上の姉はやりたい事がまだハッキリしないと、大学には進学をせず、知り合いと何かを見つけると言って出ていった。


…僕はというと親には着いていかなかった。




782 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:39:34.65 ID:Zprn4I0KO

( ^ω^)(まぁ、人それぞれだおね)

自分は荷物が多かったので、以前家族と住んでいた場所よりは狭いけど、2Kほどの間取りの物件を借りてもらった。

仕送りは家賃光熱費込みで13万、残りは生活費と小遣いになった。

家賃は6万ぐらいと、都心なわけでもなく、都会なわけでもないので、それ相応の物件は簡単に見つかったのだ。






784 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:40:49.81 ID:Zprn4I0KO

ブーンは高校と言ってもタダの普通科なわけだし、特別何か熱心に勉強しているわけでもない。

別段スポーツに力を入れて取り組んでいるわけでもなかった。

二年生の中盤をさしかかり、周りが少しざわざわと動き出したのをきっかけに、少しは今の状態はヤバいと思わなければならないとは思っていた。

( ^ω^)「正直僕も何をしたいのかは分からないお」

ブーンが何気なく呟いた時だった…。




785 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:43:24.19 ID:Zprn4I0KO

川 ゜ -゜)「やあ、ブーン」
( ^ω^)「アッ!?
素直さんおはようだお」
川 ゜ -゜)「あまり元気がないようだが?」
( ^ω^)「いえ、そんな事はないですお…」

彼女は素直 空(通称クーってみんなに呼ばれてる)
クールで勘に鋭く、どこか天然ボケも持ち合わせたキャラだと思う。
だって、自分みたいなタイプとまだ繋がりがあるなんて…と思う。
可愛いと綺麗を合わせたような子だ。





786 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:44:45.95 ID:Zprn4I0KO

川 ゜ -゜)「進路の事か?」
( ^ω^)「ズバリですお!?」

( ^ω^)「素直さんには何でも見透かされてしまいますお…」
川 ゜ -゜)「今はこんな時期だしな…。
大体察しはつくよ」( ^ω^)「素直さんは大体方向性みたいなモノは決めていますかお?」
川 ゜ -゜)「いや・・・・特には・・・・・」
( ^ω^)「何か意外ですお」
川 ゜ -゜)「そうか?」

…こんな話しをしている間にV高の目前まで迫っていた。





787 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:46:21.66 ID:Zprn4I0KO

川 ゜ -゜)「着くのが結構早かったな…。
みんなそれぞれ中間やら模擬やら入試やらで忙しそうだしな…。
私もまだ、何となくとしか掴めてはいないんだよ。」
( ^ω^)「何となくでも羨ましいお。
自分はそう言ったものとは無縁な生活を送っているから焦りは必要なんだお…。」
川 ゜ -゜)「どの道生き方は人それぞれで、どんな形があったって良いんじゃないか?
そろそろ行くよ。
じゃあ…。」
( ^ω^)「じゃあ、だお。
ありがとうだお、クーさん。」




789 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 00:48:10.78 ID:Zprn4I0KO

川b゜ -^)「ブーンッ!!
呼び方は素直やクーでいいぞ!
わざわざさんを付けなくていいからな(笑)」
( ^ω^)「クセですお(笑)」
川 ゜ -゜)「そうかっ…じゃあ、またな!?」

今日の出だしは結構いい感じだったはず。
クーにゃんは可愛いかったしね?(笑)


…そして僕は彼女の後を追うような形で校舎のエントランス部に入った。




791 :△赤紫▼ ◆ls0lbn6bdE (関西・北陸):2008/09/16(火) 01:03:09.49 ID:Zprn4I0KO

ブーンは、上靴に履き替え校舎を上がる。

…ブーンは考えていた。

この今の雰囲気や、十代であるからこそあるのかもしれない躍動感、新鮮な感覚…。

自分は戸惑いながらも失いたくない、終わらせたくはない気持ちが抑えられなくなっているのを感じている。

そして行動せず、形に出来ず終わっていく事を歯痒く、そして何かしらいつも焦っていたんだ……………。



[ 2008/09/16 19:00 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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