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('、`*川無題


275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 22:41:30.19 ID:quARTj/C0

空からは真っ白な風が流れています。
そんな時、私はいつかのことを思い出そうとしていました。

   ペガサスはおいつめられました。



277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 22:42:24.24 ID:quARTj/C0

波が寄せては引いてゆきます。
ささ、ざざざという音。
これは母のお腹の中で聞く音と同じなのだそうです。
不思議ですね。
だってお腹のなかと海って、まったく違う物だというのに。

さて、私は追い詰められたわけであります。
所謂崖っぷちという奴で、カラカラと石の落ちていく音も聞こえるのです。
ごめんなさい。ごめんなさい。
私がこんな所に立っているせいでそれらは落ちてしまいました。
崖だった石は虚無へとなってゆきます。
とぽんと音をたてて、虚無へと姿を変えるのです。
私もそれになれば、虚無へと変われるのでしょうか。
さて、話を戻しましょう。



278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 22:45:17.47 ID:quARTj/C0

私が思うに、母体と海とはまったく違うものなのですよ。
すべてのみなもとである海。
それらかた形成された母体。あるいは母。
存在価値も、その意味だって、比べ物にはならないんです。
だから私は、海になります。
海となってすべてを見つめ続けるのです。


風がスカートを揺らしました。
赤いあとが見え隠れしました。
母はこれが嫌いです。
ああ嫌だわと決まった口調で話すのです。
でも、だいきらいなそれを私につけるのも母です。
多分母は、覚えていないだけなんだと思いました。
だって大好きな私に、大嫌いな真っ赤を付けるはずなんてないんです。



281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 22:49:00.88 ID:quARTj/C0

私の中のペガサスが「とびたいよ」とつぶやきました。
純白で、とても綺麗な羽を持ったペガサスです。



('、`*川「それじゃあそろそろいかないとね」



283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 22:51:58.82 ID:quARTj/C0

ペガサスはおいつめられました。
すべて石になりました。



                            おしまい







288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/09/08(月) 22:54:25.02 ID:quARTj/C0

支援ありがとうございました。
途中gdgdですいません・・・

お題
・追いつめられたペニサス
・まだ引き返せる と もう引き返せない の 境界
・追いつめられたペガサス


[ 2008/09/12 09:09 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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