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(゚、゚トソン 一歩踏み出せば童話の世界のようです

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




****************

こんにちわ

そとのせかいはとてもきれいで、すてきなものがいっぱいです。
いつかあなたにもみせられたらそれはきっとすばらしいことでしょうね。

****************



20090531213441eac.jpg


 
旅人はいろいろなところを旅していました。
りゆうはすてきな物やふしぎな物をあつめたり見たりするためです。

花の国、虫の国、昼の国、夜の国、いろいろなところを見て回った旅人はついに人形の国に来ました。

いしだたみでできた道を歩き、レンガでできた家々を見ていると、とあるふるびたお店を見つけました。
少しほこりっぽいそのお店の中にはたくさんの人形が天井まであるかのように高くつまれていました。

旅人がじいっと人形を見ていると机の上のきんの色のかみを二つむすびにした
かわいい人形が話しかけてきました。
旅人は人形がしゃべっているところを見たことがなかったのでとてもおどろきました。


ζ(゚ー゚*ζ「ようこそ、旅人さん。ここは人形の国ですよ」

(゚、゚トソン 「あら、あなたはしゃべれるのですね」

ζ(゚ー゚*ζ「この国の人形はしゃべれますし、動くこともできますよ」

(゚、゚トソン 「それはすてきですね。あなたをつれて帰りたいものです」

すると人形は自分の服についていたねふだを出して言いました。

ζ(゚ー゚*ζ「レジはあちらですよ」

(゚、゚トソン 「まぁ、あなたは売り物だったのですね」

旅人は机の上にちょこんとすわっていた、布でできた少女の形をした物を持ち上げて買おうとしました。
お店のおじいさんは旅人を見ると少しムッとした顔をしましたが何も言わずにお金をうけとりました。

ζ(゚ー゚*ζ「旅人さん。どこへ行くのですか」

(゚、゚トソン 「すてきな物があるところよ」

ζ(゚ー゚*ζ「旅人さん。それはどこですか」

(゚、゚トソン 「行ってみないとわからないわ、行きましょう」

旅人はせおっていた大きいバックの中に人形を入れました。
人形はちゃんとしたへんじが聞けず、少しざんねんそうでした。

旅人は人形の国をふたたび歩きました。

道では遊んでいる子供の相手を人形がしています。
おつかいを頼まれたらしい人形がいます。
お店の店番をしている人形がいます。

(゚、゚トソン 「ここの国の人はもしかしたら全員人形なのかしら」

旅人はふと言いました。

ζ(゚ー゚*ζ「旅人さん。布でできていない人は人間なのですよ」

人形はバックから頭だけ出して答えました。


****************

うたうとり、わらうはな、うごくにんぎょう。
ふしぎでみたこともないものが、ほんとうにいっぱいあるのであなたもきっとよろこぶでしょうね。
わたしもとてもたのしいです。

****************


ζ(゚ー゚*ζ「旅人さん。今日はこの国へ泊まったらどうですか」

(゚、゚トソン 「わたしもそう思っていたところです」

人形に旅人は答えました。

ζ(゚ー゚*ζ「それはよかった。この町はすてきな物がいっぱいですよ」

人形はバックから顔を出したまま言います。
いしだたみにレンガでできた家。そこで過ごすかわいらしい人形たち。
たしかに少し見ただけでも旅人にはこの町がすてきだということが分かりました。

旅人はバックに人形を入れて歩いていると、どこからともなく犬の鳴き声がしてきました。
旅人が路地へ入っていくとそこには布でできた犬がいました。

(゚、゚トソン 「人形さん、この犬も作り物なのかしら」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇ、そうですよ。かわいがられるために作られたのです。きっと近所の家のぬいぐるみでしょう」

旅人は犬の頭を少しなでました。
ぬいぐるみはまるでほんものの犬のようにうれしそうにしっぽをちぎれんばかりにふりました。

人形が早く進みましょうというので、旅人はなごりおしく思いつつもふたたび歩いていきました。
すると大きな道路へとぬけたのです。

その道路ではラッパを吹いたり、ドラムをならす鼓笛隊がいました。
しかし、よく見ると身長が小さく布でできています。

(゚、゚トソン 「人形さん、この鼓笛隊も人形でできているの?」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇ、そうですよ。彼らは楽しい音楽を聞かせるために作られました。」

(゚、゚トソン 「まぁ、それはすてきね。少し聞いていきましょうか」

旅人は道路に立ち、バックに入った人形といっしょに音楽を聞きました。
やがて鼓笛隊は旅人の前を通り過ぎていきました。

音楽が聞こえなくなると、今度は道路をはさんで反対がわから可愛らしい声が聞こえてきました。

(゚、゚トソン 「あちらで、客引きをやっているのも人形ですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「えぇ、そうですよ。あそこの喫茶店ではウエイトレスも人形です。
       そこの人形はみな、お店の主人がしごとのために作ったものでとてもやさしい人形たちです」

(゚、゚トソン 「そうなのですか、それでは中へはいりましょう」

旅人はお店へとはいっていきました。


(*゚ー゚)「いらっしゃいませ」

布でできたかわいらしいウエイトレスが言いました。

(゚、゚トソン 「コーヒーを一ついただますか」

(*゚ー゚)「かしこましました」

ウエイトレスはしばらくするとコーヒーを持ってこちらに来ました。

(゚、゚トソン 「ありがとう」

旅人はコーヒーをうけとろうとしたのですがウエイトレスと手がぶつかってしまいコップが落ちてしまいました。
こぼれたコーヒーは布でできた人形にかかってしみてしまいました。

(´・ω・`)「すいませんでした、お怪我はありませんでしたか?」

(゚、゚トソン 「いいえ、大丈夫ですよ。こちらこそすいません」

店の主人が出てきました。
彼はいそいで旅人にタオルをわたして、そしてもう一方の手にもっていたタオルをつかい床をふきました。
主人は人間なのでコーヒーがしみることはありませんでした。

(´・ω・`)「旅人さんもうしわけございませんでした。
      よろしければ2階を宿としてつかっていますのでそちらに泊まっていっていただけませんか?
      もちろんおだいはいりません」

(゚、゚トソン 「ありがとうございます。そうさせていただきます」

旅人は案内されて2階へと上がりました。


(´・ω・`)「こちらでございます」

(゚、゚トソン 「ありがとうございます」

旅人がそう言うと主人は部屋を出ていきました。
旅人はすぐにコーヒーのかかってしまった服をきがえて、ベットに横になりました。
しばらく休もうと旅人は思っていたのですがお腹がたえきれずにぐぅとなってしまったのです。

ζ(゚ー゚*ζ「旅人さん、お腹が減ったのですか?」

人形は旅人に聞きました。

(゚、゚トソン 「はい、そのようです」

旅人は少し照れてこう答えました。

ζ(゚ー゚*ζ「では、主人に話して晩御飯をつくってもらいます。
       わたしがはこんでくるのでそこで横になっていてください」

(゚、゚トソン 「しかし、あなた人形です。そんなに重たい物がもてるのですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「夜になるとほんの少しだけ力持ちになれるのです。そのためにわたしは作られたのですよ」

そういうと人形は扉をぎぃと開けて部屋を出ました。
旅人は疲れていたのかベットから動かず寝てしまいました。


****************

いとしいいもうとよ。このよにひとりしかいないわたしのちいさないもうとよ。
いろいろなものをみたり、てにいれたりしましたがやはりいちばんたいせつなものはあなたです。
からだがよわく、こうきしんのつよいあなたはそんなことはないと、
みてもいないそとのせかいのみかたをするでしょうがほんとうです。

****************


ふたたびドアが開いたときに旅人が人形のてに見たものはするどいナイフでした。

ζ(゚ー゚*ζ「ここの人形はとてもやさしいのでかしてくれたのです」

やさしい人形と言うのはコーヒーがひどくしみてしまったあの人形でしょうか。

(゚、゚トソン 「そういえば、まだあの人形にあやまってませんでした。はやくあやまりに行かないと」

ζ(゚ー゚*ζ「そのひつようはありませんよ。きっと彼女もゆるしてくれます。だってやさしいから」

きんのかみを持つ人形の声はじつにかわいらしいものでした。

(゚、゚トソン 「そうですか。それはよかった。でも、明日はあやまりにいかないと」

ζ(゚ー゚*ζ「いいですよ。わたし達はなかまにはとてもやさしいのです」

きんの色のかみをした人形は旅人のかみをつかんでナイフで切っていきました。
旅人がびっくりして主人を呼ぼうとしたので人形もびっくりして旅人ののどを切ってしまいました。

しょうがないので人形は旅人の体をきりきざみました。
人形はとてもがんばったので小さい骨がたくさん取れました。

これは人形が歩くときにたおれないよう足に入れるためにひつようなので人形は
旅人の持っていた大きいバックをひっくり返して旅人のきれいなかみと小さな骨たちをつめました。

ずるずるとバックをひきずり人形はまたお店へとかえっていきました。
これだけの血のしみを落とせるのは人形の町とは言えお店のおじいさんだけなのです。


****************

でも、きをつけてください。
こわいものはたのしいもののうらがわにでも、ひそんでいます。
わたしがかえってこなかったら、そとはきっときけんなのですからどうかさがさないでくださいね。

****************





この小説は2009年5月10日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:DziXz86P0 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・Killing time
・虐殺人形(カーネイジドール)


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 20:58 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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