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( ・∀・)にはデレが見えているようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




ζ( ー ;ζ「ひぃっ!」

( ・∀・) 「・・・」

ζ(゚ー゚ζ「キャー!」

( ・∀・) 「・・・・・・」

ζ(;ー;*ζ「イヤー!」

( ・∀・) 「デレ」

ζ(;ー;*ζ「・・・何?」

( ・∀・) 「切る?」

ζ(゚ー゚*ζ「やだやだっ!今いいところなのに」

( ・∀・) 「怖がりなのかホラー好きなのか・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「えへへ」

( ・∀・) 「いやでも、おかしいよね」

ζ(゚ー゚*ζ「何が?」

( ・∀・) 「幽霊のくせに」

ζ(゚ー゚*ζ「なっ、幽霊だってホラーくらい見ますぅ!」

( ・∀・) 「・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・キャー!」

( ・∀・) 「・・・」



20090526211335d8c.jpg


 
ζ(゚ー゚*ζ「あー、楽しかった。この映画面白かったね」

( ・∀・) 「うーん、僕はあんまり好きじゃないなぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「そうなんだぁ。そういえばさ」

( ・∀・) 「うん」

ζ(゚ー゚*ζ「いつから幽霊って見えてたの?」

( ・∀・) 「うーん、小さい頃からたまにね。年に一回か二回くらいだったよ」

ζ(゚ー゚*ζ「ふーん、幽霊って怖かった?」

( ・∀・)「いや、別にありえないところにうっすらとした人がいるなぁ。くらいだし」

ζ(゚ー゚*ζ「そうなんだ。でもそういうの見ちゃうと自殺とか人殺しできなくなりそうだね」

( ・∀・)「いや、なんで?」

ζ(゚ー゚*ζ「だってホラーとか見てると思わない?死んだ後呪ってくるとか・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「お前も同じ目に・・・とか・・・・・・」

( ・∀・)「・・・デレは」

ζ(゚∀゚*ζ「バァーーーーーーー!」

( ・∀・)「・・・」


( ・∀・)「・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・」

( ・∀・)「・・・・・・えっ?何?今の?呪いか何かかな?」

ζ(゚ー゚;ζ「怖い話してたから脅かせるかもとか考えててぇ」

( ・∀・)「・・・」

ζ(゚ー゚;ζ「なんか黙ってて少し真剣な顔してたし・・・」

( ・∀・)「いや、考え事してただけだからね」

ζ(゚ー゚;ζ「・・・あれ?」


**************


ζ(゚ー゚*ζ「トイレとかお風呂とか入るとき怖いよねぇ」

( ・∀・)「なんで?」

ζ(゚ー゚*ζ「だってもしここで幽霊とか出てきたら・・・とか」

( ・∀・)「デレが言う台詞じゃないよね」

ζ(゚、゚*ζ「そりゃ、私はお風呂もトイレももう必要じゃないけどぉ」

( ・∀・)「着眼点そこなんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「モララーはどうなの?」

( ・∀・)「いや、前の呼び方でいいよ」

ζ(゚、゚*ζ「名前で呼んでって言ったじゃない」

( ・∀・)「あれはノリで・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「ふーん、じゃあいいじゃない」

( ・∀・)「別にいいけどさ」

ζ(゚ー゚*ζ「ところでトイレとかお風呂とか怖いよね」

( ・∀・)「僕は天然の方が怖いな」


**************


ζ(゚ー゚*ζ「学校かぁ」

( ・∀・)「・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「暇だなぁ」

( ・∀・)「・・・・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「ねぇ?面白いことない?」

( ・∀・)「傍から見たら一人でしゃべってることになるから話しかけるなよ」

('A`)「(・・・厨ニ病乙)」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・どうしたの?」

( ・∀・)「何か知らんがムカついてきた」

∑('A`)「(・・・っ!)」


**************


ζ(゚ー゚*ζ「体育だから付いていけない・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「しかし幽霊で物掴めるって便利だなぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「おまけに壁通ったりとかもできて」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ、強盗とか簡単にできるじゃない」

ζ(゚ー゚*ζ「まず、侵入が誰にも見られずできて・・・物も掴めるからカバンとかに詰められるし・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「うん、すごいわ。完全犯罪!」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・でもお金使えないんだよねぇ。つまんないなあ」


* * * * * * * *


∑ξ ゚⊿゚)ξ 「何これ、教室グチャグチャじゃないっ!」

川 ゚ -゚) 「一体誰が・・・」

ノハ ゚⊿゚)「先生に連絡だぁあああああああ!」

('A`)「これで授業なくなんないかな?」

( ・∀・)「(・・・デレだな)」

ζ(゚ー゚;ζ「ごめんなさぁい」


**************


( ・∀・)「なんであんなこと・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「だって物掴めるのが楽しくて・・・」

( ・∀・)「だからって教室中の机動かさなくても」

ζ(゚ー゚*ζ「そ、それは考え事しててぇ」

( ・∀・)「いやだからって教卓ひっくり返さなくても・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ、見て夕日!」

( ・∀・)「・・・話そらすなよ」

ζ(゚ー゚*ζ「いいじゃない、外で誰の心配もなししゃべれるなんてそうないでしょっ!」

( ・∀・)「うーん、そうだけど」

ζ(゚ー゚*ζ「河原かぁ、懐かしいねぇ。よく三人で遊んだね」

( ・∀・)「・・・そうだねぇ」



夕日に染められた芝生に二人の少年と少女は楽しそうに戯れる。
水面はオレンジ色を湛え喜びの中に物寂しさを映す。

その中へ何かを足そうとも何かを引こうとも崩れてしまいそうな、それは一枚の絵画ようだった。

指で枠を作る。
僕の眼前に広がる景色の中での僕は、枠でしかなかった。

欲しい物には手が届かない。いつだって届かない。

そう、絵画の中の少年がいなくても。
あの時より長くなった腕をのばしても。
あの時より大きくなった手を広げても。


やっと手が届いたと思ったら透けてしまうなんて、こんなの笑い話じゃないか。


ζ(゚ー゚*ζ「モララー?」

( ・∀・)「・・・」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・ゴメン、私は生きてる物には触れないみたいなの」

( ・∀・)「・・・・・・」

ζ(゚、゚*ζ「残念よね、私ワンちゃん大好きなのに」

ζ(゚ー゚*ζ「・・・モララー?」

( ・∀・)「・・・違うよ。夕日がまぶしかっただけだ」

ζ(゚ー゚*ζ「そっ、そっか。そうだよね。あー、勘違いしちゃった!恥ずかしい!」

( ・∀・)「フフ。ねぇ、デレ」

ζ(゚ー゚*ζ「何?モララー?」

( ・∀・)「君は本当にかわいいね」


**************


( ・∀・)「ただいまー」

( ・∀・)「・・・誰もいないか」

ζ(゚ー゚*ζ「いるよー」

( ・∀・)「死んだ人はカウントしません」

ζ(゚ー゚*ζ「えー、いいですよー。テレビ見てますよーだ」

( ・∀・)「僕は疲れたからちょっと寝るよ」

ζ(゚ー゚*ζ「何かあったの?」

( ・∀・)「誰かさんが教室中グチャグチャにしたせいでいろいろあったんだ」

ζ(゚ー゚*ζ「うっ!」

( ・∀・)「じゃあちょっと寝てるね」

ζ( ー *ζ「・・・本当に寝ちゃっていいの?」


**************


なんだか疲れた。
布団がいつもより心地よく感じられる。しかし本当に都合がいいもんだなんせ・・・

( ・∀・)「あー」

声が出にくい。天井が殺風景だ。
楽しい夢の後に見る現実は辛い。


( ・∀・)「夢だもんな、都合がいいはずだよ。しかし幸せだったな」

手は届かなかったけれど。


( ・∀・)「ほのぼのも悪くないじゃないか」


その時扉が開く。


「面会人だ、今すぐ起きろ」

僕はいつまでも見ていたかった夢の余韻を味わうことはできなかった。


**************


( ・∀・)「やぁ、こんにちわ」

( ^ω^)「・・・」

( ・∀・)「なんでまたここに?僕に会いたいとは思わないでしょ?」

( ^ω^)「・・・どうしても気が晴れなかったんだお」

( ・∀・)「うん」

( ^ω^)「お前もデレの大切な家族だから恨まないように。
       きっとデレも恨んでないだろうから僕も恨まないようにと・・・そう思ってたんだお」

デレの名前を呼び捨てするなんて憎らしい。

( ^ω^)「でも駄目だったお。家にいても河原に行っても墓にいっても悲しみより恨みがこみあげてくるお」

小さな箱を取り出した。
テレビでしか見たことないけど僕でもわかる、それは

( ^ω^)「結婚しようとおもってたんだお。言葉も考えてきたお。がんばって貯金もして指輪も買ってきたお」

( ;ω;)「それなのに、なんで・・・なんでお前はっ」

大の男が泣くなんて駄目だなぁ

( ;ω;)「何でお前はデレを殺したお?かわいい妹だお?それを・・・それをっ」

箱を僕に向かっておもいっきり投げつけた。
でも生憎君と僕との間は透明ながらも壁があってね。ほら、指輪が床へ落ちたよ。


(#;ω;)「こんなっ、こんなもの意味がないお!デレを返せお!なぁ?なぁ!」


床に落ちた指輪を眺めて泣くだなんて。
嬉しかったのかな?そんなのは認めないけどね。
あぁ、今でも愛しい。透けた体では指輪を拾えないだろうに、ただ泣いている。



( ・∀・)「デレ、好きだよ」


永遠にね。





この小説は2009年4月24日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:LnkKCyIH0 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 20:35 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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