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(*‘ω‘ *) は知っているようです

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ

これは ( ><)だけが知らないようです の番外編になります
読んでいない方は先にそちらを読む事をお勧めします





私の初めての記憶は、お母さんに命じられて人を殺したこと
二つ目の記憶は、お父さんに言われてお母さんを殺したこと
三つ目の記憶は、自分の意思でお父さんを殺したこと

あの時は世界がモノクロに見えて、生きる気力なんてなかった
とうに全てを諦めていたから
私に与えられた使命はたった一つ、「世界の敵を殺すこと」だけ

そのためだけに私は生まれ、そのためだけに生きているのだと、何回も何回も教え込まれた
血が滲んで、骨が砕けて、吐いても吐いても、終わらない悪夢を見せ付けられたの

私はあの時確かに死んでいた
生きていたけど、死んでいたのだ


抜け殻のような私にただ一つあったものは、「世界の敵」への憎しみだけで
あいつのせいで、こんな目に合うのなら、誰よりも先に私がそいつを殺してやろうと思ってた

だけど、世界の敵は、「ビロード」は


そんな終わりきった私にも光をくれた



(;><)「君、どうしたんですか!? ひどい怪我してるんです!」



世界に色をつけてくれたお前
そのときから、ずっとずっと


私はビロードが好き




200905222356527a5.jpg


 

…………―――キーンコーンカーンコーン


チャイムが鳴る。
犬も走る師走時、相変わらず教室の外ではちらちらとした粉雪が世界を覆いつくすようにその身を降らせていた。

授業を終えた生徒達が、お弁当を持って各々と動き始めた中、私は教室の真ん中の机を動かしてビロードの机と合体させる。
その上にお弁当を置き、周りの机をよけた。
今日のお弁当はお重3箱の特製弁当だ。

にっこりと微笑んで、お弁当を広げると、ビロードの目が輝く。
この瞬間が、私にとって何よりも至福の時。


(*‘ω‘ *) 「さ、一緒にご飯食べようだっぽ、ビロード!」

(*><)「はい!あ、ワカッテマスくんもはやく椅子持ってくるんです!」

( <●><●>)「ええもちろん。 あからさまに私の机を蹴り飛ばし遠ざけた
         そのバカ女の策略になんて乗りませんよ」

そんな至福の時を壊すように、嫌味な男が弁当と椅子を持って近付いてきた。
ビロード側の机に椅子をくっつけるとそのままお弁当を広げる。
お重ではないものの、まるで料理の本に乗っていそうなほど美しく華やかなお弁当が机の上に広げられた。
そして嫌味な男は私の弁当を見ると鼻で笑って、輝かんばかりの笑みをビロードに向け、
自分の弁当を差し出した。

( <●><●>)「さぁビロード、私もお弁当を作ってきたので一緒に食べましょう。
         その弁当はきっと毒とか洗剤とか入ってますよ。怖っ」

(*‘ω‘ *) 「お前マジふざけんなっぽ。空気嫁ギョロ目、男のくせにちまちましたもん作ってんじゃねーっぽよ」

輪って入ってきた男に、私は苦虫噛み潰したような顔でにらみつけた。
恋人同士の食事を邪魔するとかどんだけ嫌な奴なんだこいつは。
なんかドッスン的なものの下敷きになってつぶれればいいのに。

( <●><●>)「私の大切な幼馴染が毒牙にかかるのを見ているだけなんて、そんなの絶対許せませんからね。
         ビロード、悪いことは言いません、こんな脂肪の塊とは早く別れなさい」

(*‘ω‘ *) 「お前が消えろっぽこの変態野朗」

とりあえず罵声を浴びせておくが
ビロードはそんな私たちを見てもいつもにこにこと幸せそうに笑ってるだけで、
私と2人っきりになることを選んでくれない。
私はビロードが大好きで、大切な恋人だけど、そこだけがちょっと不満ではある。
もっと二人でいちゃいちゃしたいとか思ってくれればいいのに。

(*><)「ちんぽっぽちゃんもワカッテマスくんも、相変わらず仲がいいんですね!」

(*‘ω‘ *) 「ビロード、次の休日こそ眼科いこう? お前疲れてるっぽ……」

どうして私がこんな黒目がちの変態男と仲良しでなければならないのだろう。
私が仲良くする男はビロードだけで十分なのだ。むしろ他にはいらない。
嫌なシンクロというのはわかるもので、向こうもそう思っているようだった。
面倒そうな目で私を睨みつけてくる。うざっ

( ><)「ち、ちがいますよ! 別に僕疲れてませんって!」

( <●><●>)「そうですよ、行くなら私と一緒に脳外科ですよね?」

ええい、肩に手を置くなこの野朗

(;><)「僕は頭も目もおかしくないんです! 二人が仲良しに見えたからそう言っただけなんです!」

(*‘ω‘ *) 「じゃあその考えはドブにでも捨てて欲しいっぽ。
       あとワカッテマスお前ビロードの肩に手を置くな汚れる」

( <●><●>)「君と一緒にいるせいでビロードが汚れているかもしれませんからね、浄化ですよ浄化」

(*‘ω‘ *) 「なにそれウケる」

お前に浄化作用があるなら、今頃私はこの体で世界中の戦争をなくしてるっぽ。

(*><)「あ!それなんかかっこいい能力なんです! 浄化!?」

(*‘ω‘ *) 「また能力の話っぽ? 厨ニ乙」

( ><)「でも楽しいんです!」

( <●><●>)「じゃあ今日はどんな能力が思いついたんですか?」

( ><)「えっとですねー……」

(*‘ω‘ *) 「おい出目金野朗、距離近いっぽ」



大体こんなことしてる間にいつも昼休みがすぎていく。

それが私たちの変わらないの日常風景。
ビロードは私とワカッテマスが作ってきたお弁当を美味しそうに食べながら、
頭の中で思いついた能力の妄想を口にする。

私と変態はそれを聞いている。

例えば、自分の目が片方赤くなって、それで人の弱点がわかるようになるだとか
例えば、腕に痣が浮かんできて実はそれが選ばれしものの称号だとか

普通の高校生だったらはいはい厨ニ厨ニ、と痛々しい笑い話でしかないそれも
ビロードに限ってはそれが現実に起こりうる可能性を秘めているのだから、笑えない。

(*‘ω‘ *) 「………………」


だって、ビロードは「世界の敵」だから


それがいつ、誰が決めたのかは、私も良くは知らない。
ただ、気がつけば彼が、彼だけが 「世界の敵」 として認識されていた。
いるだけで世界を崩壊させる存在。

…………こんなにも平凡で、普通の高校生が、世界中の人間の敵になっていることを、当の本人は知らない。

こんな、バカげた話、三流小説のネタにもならないっぽよ

( ><)「……で、これで敵の攻撃を防げるんですよ!
      ……あれ?ぽっぽちゃん?ぼーっとしちゃって、どうかしたんです?」

( <●><●>)「脳まで脂肪になりましたか?」

(*‘ω‘ *) 「っ! あ、なんでもないっぽ! あとワカッテマス死ね」

ぼんやりしていると、ビロードが心配そうに私の顔を覗き込んできた。
大丈夫と告げると、その顔が安心したようにふんわりと微笑む。
その顔に胸がきゅんと締め付けられた。

( ><)「えへへっ、よかったんです! 風邪でも引いちゃったかと思いましたよ!」

(*‘ω‘ *) 「っ…………、ご、ごめんっぽ」

私より少しだけ高い身長、私より少し低い声、私を安心させてくれる笑顔、心。
その全てが大好き。赤くなってくる顔を隠すように、むぎゅ、とビロードを抱きしめた。

(*><)「ちちち、ちんぽっぽちゃん!?」

(* ω *) 「えへへっ……」

( <●><●>)「ちょっと家庭科室から包丁かっぱらってきますね」

いいところでこの野朗
こいつは本当に空気が読めない。
空気読めない検定とかあったらこいつ絶対検定1位確実だ。死ねばいいのに

(*‘ω‘ *) 「……はん、羨ましいかっぽ?このデカブツ」

( <●><●>)「ビロードがすごく……可哀相です……」

(*‘ω‘ *) 「負け犬の遠吠えだっぽね」

( <●><●>)「よろしい、ならば戦争です!」

変態男が立ち上がったので、私も勢い良く立ち上がる。

(*‘ω‘ *) 「望むところぽこの無国籍野朗!」

(;><)「だからなんで君たちは毎回喧嘩になるんですか!?」

クラスメートはすでに避難してるのか、もうどこにもいなかった。
私が蹴りを繰り出すとそれを難なくかわし、ワカッテマスが机を持ち上げる。
武器に頼らなくちゃいけない非力な男はねじ伏せるのが王道というやつっぽよ。

あわあわしながら止めてるビロードにちょっと和みながら、私は変わらない日常を繰り返していく。
非日常に犯されていない、日常を護るために。
彼がいる毎日を、護るために。


(*‘ω‘ *) 「ぽっ、ぽぉぉおおおおおおおおおおお!!」

( <●><●>)「そんな蹴りが私に通用しないことはワカッテマス」

(;><)「机がーー!」



絶対、壊したくないから。



* * * * * * * *


月の無い夜は、可笑しな者が現れるから注意しなさいって、教えてくれたのは、果たして誰だったろうか。
その「可笑しな者」が変質者なのか変態か、はたまた私にとっての「敵」なのか、
今は知るべきところではないけれど。

(*‘ω‘ *) 「………………」

ふと、空を見上げた。

(*‘ω‘ *) 「ぽっ……」

月が雲に隠れている。
冬の夜というのはどうしてこんなのに静かなのかしらん。
しんしんと積もる雪の上を歩くと、軋んだ音が鳴るので、私はソレを楽しむように
真っ白い雪の上へ足跡をつけて行った。

ホップ、ステップ、ジャンプ

誰もいない道に、私の跡がついていくのが楽しくて、ついつい無駄に跳ねてしまう。

(*‘ω‘ *) 「ぽっぽっぽっ♪」




(*‘ω‘ *) 「……っ到着!」

学校につくと、そこはまだ誰も踏んだことのない真っ白な空間が広がっていたので、
私は少しだけ残念に思った。
こんなにまっさらな空間なのに、……これから踏み荒らされてしまうことが、残念で仕方ない。

私は校門に向き直ると、軽く声をあげた。音の無い世界に、その声は思ったよりも大きく響く。


(*‘ω‘ *) 「おいそこにいる変態、さっさと出て来いっぽ」

( <●><●>)「今いこうと思ってたんですよこのバカ女」

校門から影が動き、マフラー姿の変態が出てきた。
黒っぽい服を着ているせいかもう変質者にしか見えない。正直きもっ

(*‘ω‘ *) 「きもっ」

( <●><●>)「そっちこそ、そのミニスカートはなんですか、君のパンチラなんて誰も望んでませんよ」

(*‘ω‘ *) 「えっ、気持ち悪い」

その顔でパンチラとか言うとマジで気持ち悪い。半端ない。
この格好は単に動きやすいのを選んだだけなのに、そんな方向に考えが及ぶこいつマジ気持ち悪いっぽ。
出来るなら二度とビロードの周りに近寄らないで欲しい。

こいつがビロードを護る『能力者』じゃなかったなら、きっと私はあらゆる手段を使って
こいつを消し去っていただろう。

( <●><●>)「君が何考えてるのかは大体ワカッテマス」

(*‘ω‘ *) 「あんまり喋るなっぽ。ビロードがいないとお前の気持ち悪さが際立ってキツイ」

( <●><●>)「同感です。というわけで、この女とあまり同じ空間にいたくないので、
         さっさと出てきてくれませんかね」


  『政府の犬』さん



         キィンッ―――



そう呼んだ瞬間、屋上から氷の刃のようなものが降りてきた

(*‘ω‘ *) 「!?」

( <●><●>)「……ふん」

……あれは、氷柱?
巨大なツララが、私たち目掛けて落ちてくる。
それも並の数じゃない。
一本一本が致命傷を与えそうなほどに大きいが……


( <●><●>)「面倒ですね」

1階の教室のガラスが割れる音がしたと思うと、教室の中から机が飛び出してきて、私たちを庇うように机が前へと立ちふさがった
おそらくワカッテマスが操ったのだろう。

氷柱は全て机を貫いたが、私たちには当たらなかった。

(*‘ω‘ *) 「変態もこういうのには役に立つっぽ」

( <●><●>)「君は役立たずですけどね」

(*‘ω‘ *) 「ほざくなっぽ。あれくらい全部蹴り飛ばせたっぽよ」

( <●><●>)「まぁ君のことは心底どうでもいいです」

ムカツク台詞をはいたかと思うと、ワカッテマスはその視線を空へと移した。

( <●><●>)「私、姿を見せないのは好きじゃないんですよね」

手首を軽くひねると、そのまま机が屋上の方へ向かって行った
氷柱が刺さったままなので、当たるだけで大ダメージだろう。
屋上の影が僅かに動く。


「―――なるほど、少しはやるようだ」

瞬間、凛とした女の声が響いた。
それと同時に風を斬るような音がして、ワカッテマスの飛ばした机を伝うように下りてくるやつがいた。
女は長い髪を揺らし、凍てつく様な目でこっちを見てくる。

川 ゚ -゚)「流石は元『政府の犬』だ」

細く白い手をしならせて、落ちてくる雪を一つにまとめる女。
……右目だけが赤い。まるでどこかで聞いた厨ニ能力みたいだった。


川 ゚ -゚)「初めまして、「世界の敵」に味方する裏切り者達」

川 ゚ -゚)「君達に恨みがあるわけじゃないが、悪役は滅びるのがお約束だろう?」

ニヤリ、と不敵に笑って、一まとめにした雪をこちら側に落としてくる。

(*‘ω‘ *) 「ハ、無駄っぽよ!」

私はその塊を前に、大きく地面を蹴って飛び上がった。

(*#‘ω‘ *) 「はぁぁあぁああああああああああっ!!」

そして右足に力をいれ、そのまま体をひねり、雪の塊を打ち壊す。
巨大な雪玉は弾けとび、はらはらとその身を散らした。

(*‘ω‘ *) 「次はお前の頭を蹴り殺してやるっぽ!」

川 ゚ -゚)「フッ……ならばこれはどうかなっ!」

(*;‘ω‘ *) 「っ!?」

( <●><●>)「ちっ……!」

大きな地鳴りと共に、地面が揺れ動く。
冷たい空気があたりを包んでいき、下にいたワカッテマスの足が凍っていく
私は宙に浮かびながら、奴が身動きが取れなくなっているのが見えたので、
咄嗟にワカッテマスの頭に着地した。

(*‘ω‘ *) 「ぽ!」

(;<●><●>)「ぐぁ!」

幸い凍るのはワカッテマスの足だけで、私が凍るのは免れた。
ふぅ、危ない危ない。こいつもたまには役に立つ。

(#<●><●>)「ちょっと! 降りなさいこのウシ乳女! 重いんですよあんた!」

(*‘ω‘ *) 「ああん? 男なら多少女の子護るくらいしろっぽ」

( <●><●>)「君は女の子じゃなくてモンスターでしょうっ……とに!」

ワカッテマスが右手を動かすと、二階の窓が割れるのが見えた。
あそこは確か、……技術室?
どうでもいいけど窓割りすぎだろこいつ

川 ゚ -゚)「あ、あれは……!?」

窓から木を切るのに使うチェーンソーがワカッテマス目掛けて飛んできた。
その光景は中々シュールだけど、お前今私の首狙ってただろうっぽ。

(*#‘ω‘ *) 「危ないだろっぽ!」

チェーンソーおや失敬」

そういったワカッテマスの手にチェーンソーが握られる、その姿は殺人鬼にしか見えなかった。

( <●><●>)「氷を削るのに使いたくて、君はパワー型なのですから、
         氷を打ち砕くくらいはして欲しいですよこの役立たず女が」

チェーンソーでがりがりと氷を削りながら暢気に呟く黒目野朗。
傍から見たら緊張感皆無だっぽ。
ていうか、お前にそんなことを言われるのは心外だ。

私は足に力を込めた。
熱量を足に集めるのだ。
私の全ての力を、この足に込めて、あいつをぶっ倒す!

アイツが私の、「ビロード」を消そうとする敵なら、負けるわけには行かないっぽ!!


(*‘ω‘ *) 「フン、ならこれから見せつけてやるっぽ!」

たんっ

私はワカッテマスの頭を踏み台にして、大きくジャンプした。
鈍い音がした気もするけどまぁそれはいいだろう。

私はこんなところで、負けるわけにはいかないのだから。
誰が正義だとか、誰が悪だとか、そんなものはどうでもいい。

私はただ

(*#‘ω‘ *) 「っはぁぁあああああああああああああ!!!」



           ( ><)



あの笑顔を護れれば、他に何もいらない




* * * * * * * *



私はビロードと毎朝一緒に学校へ行くため待ち合わせ場所を決めているのだけど、そこに突っ立っていると
信号を超えてビロードが手を振りながら走ってきた。

( ><)「ちんぽっぽちゃーん、ぽはよー!なんです!今日も寒いですね!」

(*‘ω‘ *) 「ん、ビロード、おは……ぽはよう? なんだっぽ? それ?」

( ><)「えへへ、ちんぽっぽちゃん風におはよう!なんです」

(*‘ω‘ *) 「ビロード……」

やだ、なにこいつ可愛い。
流石は私の彼氏だっぽ。
きゅんきゅん疼く胸を押さえながら、私も精一杯の笑顔を彼に送った。

(*^ω^*) 「ふふっ、ぽはようだっぽ!」

(*><)「はい!ぽはようなんです!」

二人で顔をあわせて笑いあう。
やばい、超幸せ。今なら世界終了してもいい。

しかしそんな幸せ空間に裂いて現れる奴もこの世にはいるもんだ。

( <●><●>)「ワカヨウございます」

このKY野朗。
何だワカヨウって、語呂悪っ

( ><)「あ、ワカッテマスくん! おは……」

(;><)「って、どうしたんですか!? その包帯!?」

ワカッテマスは頭に包帯を巻いてミイラ男になっているだけだったが、
そんなどうでもいいことにビロードは驚いているようだった。
こいつの怪我なんてセロハンテープの芯くらいどうでもいいってのに。

( <●><●>)「いえ、ちょっと牛に轢かれまして」

(;><)「牛に!?すごい!」

(*‘ω‘ *) 「放っておけっぽビロード、可愛い女の子についていったらヤクザにぼこられたとか
       どうせそんなんだっぽよ」

(;><)「それもすごい!」

( <●><●>)「何言ってるんですか? 私はビロード一筋です!」

(*;‘ω‘ *) 「きもっ!本当きもっ!」

はっきりと断言するこの男がガチで変態すぎる件。
政府の犬よりも何よりもまずこいつから私はビロードを護らなければいけないのかもしれない。
何人の彼氏一筋とか言ってんの?

( <●><●>)「友達想いは別にきもくないですよ! 彼氏の食べ残しをはぁはぁ言いながら食べる
         あんたの方が気持ち悪いです!」

(*‘ω‘ *) 「お前のは度越えてるからきもいっぽ!痛いっぽ!
       あと食べ物を片付けるのは別にきもくないっぽ!」

(;><)(ど、どっちもどっちだぁ……)

( <●><●>)「ええい、面倒ですね、いいからさっさとビロードをこっちに渡しなさい」

(*‘ω‘ *) 「ふざけんなっぽ!誰が渡すか!」

だって、護るって、そう決めたんだから、初めてコイツに会った時に。



  (*‘ω‘ *) 『誰……お前……』

  ( ><)『僕、ビロードって言うんです、よろしくなんです!』
 


差し出されたその手の暖かさを私は一生忘れない。
世界が壊れても気にするものか、例え全世界的に回したって、私がこいつを護るのだ。
絶対に、消させない。


(*‘ω‘ *)「つうかもうビロードに触るなっぽ!ていうかお前恋人同士の登校を邪魔すんな!」

( <●><●>)「いいこと思いつきました、君たち別れればいいんじゃないでしょうか?」

(*‘ω‘ *) 「よくねーよお前脳みそ爆発しろ」

(;><)「もー、喧嘩はよくないんです! 三人で登校すればいいんですよ!」

ビロードが、私と黒目の手をぎゅっと握った。
黒目の方離れろ、と一瞬思ったけど、ビロードの笑顔を見てたらそんなことなんかどうでも良くなってしまった。


(*‘ω‘ *) 「……ふふっ」

(*><)


私は今日も幸せだ。

この暖かな日常が、いつか崩れてしまう時が来ても。
それでも、私はずっとお前の味方だから。



繋がれた手の温もりに幸せを感じながら、私は今日もこいつと一緒にいる。


世界で一番大好きだから



終わり





この小説は2009年5月20日gdgdホリデイさんのブログに投稿されたものです
作者はdgdgホリディ 氏

(*‘ω‘ *)のちゃんとした擬人化絵は初めてかもしれません



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 20:32 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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