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(*゚ー゚)は特異体質なようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




神様。
何が悲しくてこんなことになったのでしょうか。

(,,゚Д゚)「………」

(*゚ー゚)「………」

真っ暗な体育倉庫の中で、1人と1匹が絶賛密着中。

一体どうしろというんですか。




200905110024514c5.jpg



(*゚ー゚)「はぁ…今日も疲れた」

テニスのラケットとボールをまとめて、体育倉庫に片付ける。
入部したばかりの1年生の仕事は、大体雑用。
先輩達はもう帰ってる。

(*゚ー゚)「ふぅ…」

備品のチェックも忘れずに。
もうすぐバスケ部も練習を終えてやってくる。
バスケ部には…


(,,゚Д゚)

中学の時に転校してきて、そのまま高校でも一緒になったギコ君がいる。


ギコ君はかっこよくて、女の子にも人気がある。
勉強も、スポーツもできる人気者。

私も、ギコ君を好きな女の子の1人。
当然、告白する勇気なんてありませーん。


(*゚ー゚)「告白、できたらなぁ」

そんな事を考えていると、突然体育倉庫の電気が落ちた。
見回すと、体育館全体が停電しているみたい。
早く出なきゃ。私は慌ててボールを片付けた。
そうこうしていると…


(,,゚Д゚)「たっく……先輩も人使い荒いよなぁ。停電したからって自分は先に帰りやがって……」

ギコ君が入って来た。

どうしよどうしよ。
私は思わず陰に隠れた。
隠れた理由……ギコ君が来たから、っていうのもあるけど……


(*////)(あぁぁぁぁ…もうだめ、変身しちゃうよぉ………)

(,,゚Д゚)「ん? 誰かいるのか?」



∧ ∧
(*゚ー゚)「にゃー」



興奮すると、猫に変身してしまう特異体質の持ち主だからです。




(,,゚Д゚)「あれ、ただの猫か。一体どうした?迷ったのか?」

∧ ∧
(*゚ー゚)「にゃにゃ…」

そう言うとギコ君は猫に変身した私を抱え上げる。
………なんだか、ふわふわする。
ギコ君の腕はあったかくて、優しい。

(,,゚Д゚)「そっか、迷ったのか。これ、いるか?」

彼は私の前に「あるもの」を差し出した。

『ラウンジのねこかん』

…缶は空いていません。
くれるなら 缶を開けてよ ホトトギス
…いや、ホトトギスは関係ないか。

(,,゚Д゚)「あれ? 食べないのか?」

だから缶を開けてゆーとるのに。

∧ ∧
(*゚ー゚)「にゃー!にゃにゃ、にゃー!!(せめて缶を開けてよー!!)」

(,,゚Д゚)「あぁ、ねこ缶は嫌いか? 悪いな」

いや違うって。
まあねこ缶は好きじゃないけどさ。

(,,゚Д゚)「ごめんなー、あまり良いもん持ってなくて」

彼がそう言った途端、カチャンという音が体育倉庫に響いた。

(,,゚Д゚)「あ」

∧ ∧
(*゚ー゚)「にゃ」

鍵を閉められました。

とりあえず、現在の状況を3行で。

体育倉庫
真っ暗で閉鎖空間
好きな人一緒

神様。
何が悲しくてこんなことになったのでしょうか。

(,,゚Д゚)「………」

∧ ∧
(*゚ー゚)「………」

真っ暗な体育倉庫の中で、1人と1匹が絶賛密着中。
一体どうしろというんですか。

(,,゚Д゚)「…ごめんな」

∧ ∧
(*゚ー゚)「にゃ?」

暗闇の中でギコ君が口を開いた。

(,,゚Д゚)「今日、帰れなくなっちまったな……」

そっか。今日は帰れないのか。
親に連絡……しまった。鞄が無い。
それに私は今猫。一回猫になると戻るのは結構大変。

結論:絶対不可能。

明日はお母さんに怒られるなぁ…ちょっと気分が落ち込んだ。


(,,゚Д゚)「怖いのか?」

ギコ君の声がした。
私はまだギコ君の膝の上。

(,,゚Д゚)「俺のせいで帰れなくなっちまってごめんな」

そう言うと、ギコ君は膝の上で私の体を撫で始めた。

(,,゚Д゚)「…毛並み、きれいだな」

なんだか、心地良い。
なんだか、眠たくなってくる。


(,,゚Д゚)「今日は、一緒に居てやるからな、猫」


ギコ君の暖かさに抱かれたまま、私は眠りについた。



気がつくと、朝だった。


(,,゚Д゚)「……起きたか、椎名」

隣にいるのはギコ君。
私は……

(*゚ー゚)「げ」

元に戻っちゃってた。

(*////)「あ、あのその、私は決して昨夜の猫ではありませんっ」

(,,゚Д゚)「バラしてどーすんだよ」

 
(*゚ー゚)「……う」

今まで誰にもバレたことなかったのに。
とうとうバレちゃった。

(,,゚Д゚)「去年から同じだってのに、全く気づかないもんなんだなぁ…」

(,,゚Д゚)「安心しろ、口外する気はないからさ。それに……」

(,,゚Д゚)「昨日はお前がいてくれたから、安心できたんだ」

私がいたから安心できた。
それは、私も同じな訳で。

まだ、ギコ君のぬくもりが残ってる。

伝えなきゃ。この思いも一緒に。


(*////)「わ、わた……しも……ギコ…………くんが………いっしょに………いt」

∧ ∧
(*゚ー゚)「にゃー」

(;,,゚Д゚)「…う……」


ちょっとだけ、距離は縮まったものの、この思いを伝えるのには
まだまだ時間がかかりそうです。


まずは興奮を抑えない事には、思いは伝えられない気がします。



おわり





この小説は2009年4月12日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:P4lKQwMI0 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・停電
・密着


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 20:10 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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