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( ・∀・)モララーは押してはいけないスイッチを押してしまったようです


605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:06:10.12 ID:BACReZI30

( ・∀・)「つー、ご飯の時間だよ」
(*゚∀゚)「……。」

抱きしめれば僕の身体の中に埋まってしまいそうな程
小さな、小さな背中に声を掛ける。

少し期待していたのかもしれない。
いつも通り無言である事に、僕はまた落胆した。

ああ、これで何日目だろうか。

僕は鳥に餌をやっているのか?
いや違う、食事を与えているのだ。

僕が愛したつーに。



606 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:06:57.80 ID:BACReZI30

――3日前。

僕は押してはいけないスイッチを押してしまった。
決して押してはいけないスイッチを。

(*゚∀゚)「ねぇおじさま、何をしてるの?」
( ・∀・)「ああ、これはね…君をもっと綺麗にする準備だよ」

そう。
僕はつーを綺麗にしたかった。

つーの中の汚いものを追い出したかった。


( ・∀・)「あと3時間…
      …君はいつも、3日に一度…この時間に、意識が飛ぶんだね?」
(*゚∀゚)「うん、そうだけど…」



それだけだったのに。
こんな事をするつもりではなかったのに。



608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:08:00.70 ID:BACReZI30

――6日前。

僕はあの愚かな作戦を計画した。

(*゚∀゚)「アヒャヒャヒャ…アヒャハッ!
     アーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!」

( ・∀・)「……。」

それはつーが――

――僕の愛するつーが、涎を垂らし、目をひん剥いて
狂ったように笑っている所を見たからだろうか。


いや、それはもう見慣れていた。

溜まっていたのだ。
美しいつーと、醜いつー。


僕の愛したつーと、
僕の認めたくないつーのギャップに対する違和感が。


不快感が。



610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:08:39.14 ID:BACReZI30

――正午。

気がつけばもう正午だ。
つーの口に食事を押し込んだまま、寝てしまったのか。

そろそろ、風呂に入れなければいけない時間だな。


( ・∀・)「ほら、つー…お風呂に入るよ」
(*゚∀゚)「……。」

垂れ流す糞尿を受け止める為のおむつ。
それを穿き替えやすくするためのスカート。
汚れても良い安物の服。

全てに愛が無かった。

今でも僕はつーを愛していると言うのに。


( ・∀・)「ほら、お風呂だよ
      …お風呂に入るよ」
(*゚∀゚)「…あー」

悲しかった。
苦しかった。

認めたくないつーを追い出したかっただけなのに。

両方を失ってしまった。



612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:09:24.22 ID:BACReZI30

( ・∀・)「……。」

全てが嫌になった。
なら、いっそ壊れてしまえば。

――僕は椅子に座った。


( ・∀・)「ふぅ…」


“人格を壊す装置”。
こっそりと研究していたコレを――愚かにも、
つーの“もう一つの人格”だけを破壊するのに使える

そう思ってしまったのが、僕の過ちだ。


その僕の愚かさの塊が今、僕の頭にある。

後はスイッチを押すだけだ。
このスイッチさえ押してしまえば、僕は全ての苦しみから――


(*゚∀゚)「だめ!」



613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/08/20(水) 15:09:58.82 ID:BACReZI30

( ・∀・)「な…!?」

(*゚∀゚)「だめ…それは押しちゃいけないスイッチよ」


美しく輝く目。
聡明であると言う事が聞いただけで解る凛とした声。

ああ、ああ。

そうか、そうか。

そういえば、今日で3日目だったな。
3日目…この時間だったな。


ああ、そうか。

成功していたんだ。


( ・∀・)「…つー、おいで」
(*゚∀゚)「はい、おじさま」

その小さな身体を抱きしめる。

二度と離さないように。
しっかりと――しっかりと。

( ・∀・)モララーは押してはいけないスイッチを押してしまったようです  END


[ 2008/08/20 19:39 ] 総合短編 | TB(0) | CM(0)

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