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(-@∀@)アサピーが交通整理をするようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




(-@∀@)「はぁ、なんで僕がこんな暑い中、汗水たらして働かなくちゃならないんだ?」

とあるイベント会場。立ち並ぶ仮設テント。
僕はピカピカ光る棒を半円を描くように振って、車を誘導する。

全く、なんで僕がこんなことを。
僕にはこの切れる頭を使った仕事が向いているのに、
なんでこんなろくに勉強しなかったDQNみたいな真似をしなきゃいけないんだ?



20090504113037d7b.jpg



小学の頃、テストは常に100点だった。
中学は有名私立に入学。常に成績はトップだった。
高校も、もちろん超名門の進学校だ。
大学は…高校3年生なら誰もが憧れたことのあるT大を受けた。

そして落ちた。
だがそんなのはまぐれだ、あくまでたまたまだ。
僕の栄光ある人生の中のちょっとしたサプライズだ。
今はこうして浪人をしているが、来年には舞い散る桜とともに、喜びを噛みしめている僕がいるはずだ。


おっと、次の車だ。

(-@∀@)「そこを右に曲がって直進です」

車内に聞こえないことなどわかっているが、つい言いながら棒を右へ振る。

全く、なんで僕がこんなことを。
今日だけで少なくとも二桁は同じことを思っただろう。

こんな馬鹿げたイベントになんか群がって何が楽しいんだ。
まるで飴に群がる蟻じゃないか。
劣った人間の考えることはよくわからない。
もっと時間を有意義に使う気は無いのかね。

今の僕を見たまえ、立派に職務をはたしている。
来る車を空いているスペースに、車と車を鉢合わせさせないように。
棒を左右に振りながら、車を誘導しているのだ。
…本望ではないが。


この日雇いバイトは、とある友人が持ってきた。

僕にはあまり友人がいない。なぜか大抵の人は僕から遠ざかっていく。
僕の考えていることが高等すぎてわかんないんだろう。
どうせテイノーな連中だ。テイノーなんかこっちから願い下げだ。

そう考えていた中学生時代の僕に声を掛けてくる奴がいた。



「おっおっ、君はたしかアサピー君だお?学年一位のアサピー君だお?」



はじめは鬱陶しくて仕方なかった。
テイノーにまわりをうろちょろされたくないからだ。
でも彼はことあるたびに僕に声を掛けてきた。


「アサピー君、今度のテストはどうだったお?」

「ブーンのは…聞かないでくれおw」

「今度勉強教えて欲しいお!」

「僕の家に泊まらないかお?名付けてテスト前合宿大作戦だお!」

「アサピー君は一番の親友だお!」


気づいたら、彼との時間を心地よく感じている自分がいた。
彼はテイノーだが、他の人とは違い純粋に僕の頭脳が素晴らしいことを理解していた。


「アサピー君は絶対すごい人になるんだお!アサピー君の友達になれてブーンは誇らしいお!」


彼の期待に応えるように名門高に進学した僕。
彼とは別の高校だったが、その絆は切れなかった。


「アサピー君、今度の週末暇かお?映画見に行くお!」

「助けてお、今度のテストgくぁwせdrftgyふじこlp;@」


高校では特筆すべきことは無かった。
さすがに今までのように学年一位では無いものの、そのそこの点をとりただ淡々と毎日を過ごしていた。
だから、だろうか?絶対に受かっているだろう、と高を括っていたT大。まさかの不合格。
まあ、あれはまぐれだろう。たまたま不運だっただけだ。

浪人というのもなかなか退屈なものだ。
今の僕ならかなりの点数でT大をパス出来るに違いない。流石僕。

しかし退屈というのはなかなか苦痛なものである。
そんな折に彼からのメール。


「アサピー君、一日だけバイトしてみないかお?」

「交通整理だお。パズルみたいで楽しいお!アサピー君ならきっとスムーズに誘導出来るお!」


確かに最初は楽しかった。
角から車を詰めてもらい、駐車場に出来るだけたくさん車が入るようにする。
なるほど、確かにパズルのようだ。

しかし、時間がたつにつれ状況は変わってきた。
空いてるスペースはどんどん無くなる。
そうなると車が出たところに、新しい車を誘導するだけなので、頭脳を使う必要は無くなってくる。
それにこの暑さ。さらに疲労が拍車をかける。

全く、なんで僕がこんなことを。


そんなときに向こうから走ってくる人影が一つ見えた。



( ^ω^)ノシ「おいすー、アサピー君。お昼の時間だお。ブーンと一緒に弁当食べるお!」


僕は高等な頭脳を持っている。
だから…本当は僕の性格が悪いことだってわかってるんだ。

…頭がいいと気づきたくないとこまで、目についてしまうものさ。


彼が弁当を二つ抱えてこっちに走ってくる。
その途中で石につまづいてよろける。
全く、僕もテイノーな友人を持ったもんだ。



-完-





この小説は2009年3月23日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:u3EETQuNO 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです

格好が分からなかったため、警察っぽくなっていますがご了承ください


お題
・アサピー
・交通整理


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 19:45 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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