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( ^ω^)の家が魔改装されるようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ



ピッ ピッ ピッ ポーン…

川 ゚ -゚)「さぁ始まりました、『劇的魔改装☆びふぉーあふたー』」

('A`)「数々の問題を抱えた家屋にメスを入れ切り開き、気が向いたら縫合するこの番組」

川 ゚ -゚)「果たして今週餌食になるのはどのご家庭なのでしょうか?」

('A`)「早速発表に映りたいと思います。今週のビックリドッキリファミリーはこちら!」


1_20100109193214.jpg


川 ゚ -゚)「はい、今回地獄絵図になるのはこちらの内藤さんのお宅です」

('A`)「それではいつもの掛け声でVTRに参りましょう。せーの」

川 ゚ -゚)9m「「オペレーション!!」」m9('A` )



2_20100109193213.jpg


 
( ・∀・)『ここからは私モララーのナレーションでVTRをお送りします』

( ・∀・)『今回お邪魔するのはこちらの内藤さん宅』

ガチャッ

( ^ω^)「え?テレビカメラ?撮影?」

( ・∀・)『彼の部屋は推定10歳ほどのアパートの西日部屋です』

(; ^ω^)「あのー…何用でしょうかお…」

( ・∀・)『今だ事情が呑み込めない様子のボンレスハムにスタッフが番組の趣旨を説明します』

( ^ω^)「…改装、ですかお?ええ、それはもちろんやってもらえるなら嬉しいですけどお」

( ・∀・)『カメラは男がリフォーム詐欺に引っかかる瞬間を捉えたのでした』

( ^ω^)「はぁ…それじゃ、荷物だけまとめて…え?それもこっちがやる?でも…」

( ・∀・)『流石に訝しがる内藤さん。しかし百万円の札束を握らされると』

( ^ω^)「是非お願いしますお」

( ・∀・)『そう…金が彼の人生を狂わせたのです…』

~VTR終了~


( ・∀・)「それでは、無事交渉が成立したところで内藤家の問題をまとめましょう」

('A`)「お願いします」

( ・∀・)「まず玄関。一見何の変哲もないこのドアなのですが」

川 ゚ -゚)「ええ、確かに見た目は普通ですね」

( ・∀・)「なんとこのドア、中に向かってしか開きません。表側に開かないのです」

('A`)「そんな、本当ですか?」

( ・∀・)「はい。しかも小さな覗き穴まで付いています。
      内藤さんのプライバシーは皆無に等しいと言えるでしょう」

川 ゚ -゚)「現代社会では大きな問題ですね」

( ・∀・)「続いて玄関を入って…はい、ここです。廊下部分ですね。ここにも問題が」

('A`)「これは僕にもわかりますよ。床がフローリング敷きになってることでしょう」

( ・∀・)「その通りです。これでは靴下を履いている時、つるつる滑って大変です」

川 ゚ -゚)「怪我をする恐れもありますよね」

( ・∀・)「実際、今年だけでもフローリングで滑った事故は10件ほど報告されています」

('A`)「全国の皆さんにも気をつけて欲しいです」

( ・∀・)「次はこちらの扉…なんと、中はトイレです」

('A`)「普通家の中にトイレは作りませんよ…」

川 ゚ -゚)「建築会社の品性を疑いますね」

( ・∀・)「そしてこの先が居間です」

('A`)「見たところ、問題はなさそうです」

( ・∀・)「それが大きな問題がありまして…なんとこの居間、窓があるんです」

('A`)「そんな…これはもう怒りを通り越して呆れますよ…本当に建築会社は何を考えてるんでしょうか」

川 ゚ -゚)「それにしても問題が山積みですが…全て解決できるんですか?」

( ・∀・)「ご安心ください。今回も魔改造の匠をお呼びしました」

('A`)「それではここでもう一度VTRです。今度は三人で行きますよ、せーの」


川 ゚ -゚)9m( 'A`)9m( ・∀・)9m「プラグイン!!」「ヒアルロン!!」「チョナンカン!!」


( ・∀・)『問題が山積みの内藤家…そこに現れたメシアが今回の匠』


巻 / ,' 3

カルチノフ

( ・∀・)『荒巻スカルチノフ。特技は国家斉唱、趣味はピンポンダッシュの逞しい匠です』

(´・ω・`)「今回のお宅は欠陥が多そうですが…」

( ・∀・)『とのスタッフの問いにも』

/ ,' 3「ワシの体の方が血管だらけじゃよ」

( ・∀・)『と思わず殴りたくなるようなダジャレで返す余裕ぶり』

/ ,# 3「さぁて、物件を見せてもらおうかの」

( ・∀・)『スタッフに殴られても動じない、山のような漢です』

/ ,' 3「ふぅむ…」

( ・∀・)『内藤家を眺める匠。彼は一体、何を思うのでしょうか…』

/ ,' 3「今夜はカレーにするかの…」

( ・∀・)『何時如何なる時でも食への探求を忘れない、それが匠たる所以なのです』

/ ,' 3「お邪魔するぞい」

( ・∀・)『早速内藤家に乗り込んだ匠。ここで匠に内藤家の第一印象を聞いてみましょう』

(´・ω・`)「第一印象は?」

/ ,' 3「うむ…彼女は野に咲く一輪の薔薇のようじゃった…とても可憐で美しく、そして儚く…」

(´・ω・`)「…奥様の話ですか?」

/ ,' 3「そうじゃ」

( ・∀・)『妻への愛を忘れない男、それが荒巻スカルチノフなのです』

/ ,# 3「…これは大変そうじゃ」

( ・∀・)『匠を持ってして大変と言わしめる内藤家。最早この家に未来はないのでしょうか?』

/ ,' 3「……」

( ・∀・)『家の各所を隅々まで確認する匠。その眼光は、縁側のおじいちゃんを彷彿とさせます』

( ・∀・)『そして匠は一言、こう言いました』

/ ,' 3「We can change!!」

( ・∀・)『そう!匠の中に魔改造の設計図が出来上がったのです!』


/ ,' 3「まずはこの居間じゃ」

( ・∀・)『匠が最初に手をつけたのは、窓がある居間でした』

/ ,' 3「世間は言うじゃろう…窓があるのはおかしい、と…」

/ ,' 3「じゃがしかし。ワシは思うのじゃ…窓があったっていいじゃない、と」

( ・∀・)『どこか悲しげな口調で呟きながら、匠はバールのようなものを手にとり、そして』

/ 。゜3「ふぉぉぉぉぉ!!!」

( ・∀・)『振り抜いたのです!』

/ 。゜3「おぉぉぉぉぉ!!!あぁぁぁぁぁ!!!」

( ・∀・)『何かに取り憑かれたようにバールを振りつづける匠…その目からは涙がこぼれていました…』

/;,' 3「はぁ、はぁ、はぁ…よし、ここはこんなもんじゃろう」

( ・∀・)『そして匠は次の問題に取り掛かります』

/;,' 3「ワシの汗のかきかた変じゃなかろうか…」

( ・∀・)『額の汗をしっかり拭い、エチケットも忘れません』

( ・∀・)『次に匠が向かったのは廊下でした』

ツルッ ゴンッ

/ 。゜3「ウェスポン!!」

( ・∀・)『滑るフローリングに苦戦しています』

/ ,' 3「あたたたたた…」

( ・∀・)『なんということでしょう…匠は北斗神拳の使い手だったのです』

/ ,' 3「この床は滑って大変じゃのぉ…いや…待てよ…ふむ…」

( ・∀・)『何やら思案を始める匠。そして思案を終えた匠がこちらです』

/ ,' 3「逆転の発想!これでかつる!」

( ・∀・)『果たして匠の作戦とは?詳細はスタジオでお伝えします』

/ ,' 3「さぁどんどん行くぞい!」

( ・∀・)『溌剌と動き回る匠。その姿はまるで、縁側のおじいちゃんのようでした』

~VTR終了~


( ・∀・)「はい、というわけでスタジオに匠・荒巻さんをお呼びしております。どうぞこちらへ」

/ ,' 3「うむ」

('A`)「どうもこんにちは」

川 ゚ -゚)「こんにちは」

('A`)「早速ですが、今回一番苦労した点を教えて頂けますか?」

/ ,' 3「そうじゃのう…やはり、バールのようなものを振り回したところじゃろうな」

川 ゚ -゚)「確かにあれは体力を使いそうですね」

/ ,' 3「ほっほっほ。刑務所に放り込まれたときのことを思い出したわい」

('A`)「見所などはありますか?」

/ ,' 3「さっきの映像にも出ておったが、逆転の発想の部分じゃな」

川 ゚ -゚)「ありがとうございました。それでは、続きのVTRです」


/ ,' 3 9m「ハルマゲドン!!」

('A`)川 ゚ -゚)( ・∀・)


( ・∀・)『一週間が過ぎ、肉球は我が家に舞い降りました』

( ^ω^)「どんな風になってるかちょっと心配ですお」

( ・∀・)『ならば何故リフォームを承諾してしまったのでしょうか』

( ^ω^)「じゃ、早速…あれ?開きませんお?」

( ・∀・)『それもそのはずなんと内藤家の玄関は』


3_20100109193213.jpg


(; ^ω^) そ 「引き戸!?」

( ・∀・)『なんということでしょう…古き良き日本を感じさせる引き戸になっていたのです』

/ ,' 3「ほっほっほ、びっくりしたじゃろう?ワシが改装を担当した匠、荒巻じゃ」

(; ^ω^)「はぁ…どうもですお」

/ ,' 3「ささ、上がんなさい」

( ^ω^)「あれ?中はあんまり変わってな」

ツルッ

(; ^ω^)「おおおお!?!?め、めっちゃ滑りますお!?」

/ ,' 3「うむ、前面蝋燭こーてぃんぐにしてみたぞい」

( ・∀・)『なんということでしょう…匠は床をさらに滑るようにすることで、アミューズメント的な何かを生み出したのです』

(; ^ω^)「ちょちょちょ、止まれないですおー!!」

ゴンッ

( 。ω。) ゴファ

( ・∀・)『まさかの発想に依頼者の内藤さん、年甲斐も無く大はしゃぎです』

/ ,' 3「依頼主が喜ぶ顔…この顔が見たくてワシは長年大工をやっとるんじゃ…」

( ・∀・)『匠の顔にも思わず笑顔が溢れました』

(; ^ω^)「いてて…」

/ ,' 3「ほれ、次はそこを開けてみ」

( ^ω^)「え?でもここはトイレ…」


4_20100109193213.jpg


(; ゚ω゚) そ 「何かいるー!!」

/ ,' 3「ありゃ蝋燭立てじゃ」

( ・∀・)『なんということでしょう…匠はトイレに蝋燭という味わいを持たせることで
      汚いイメージを払拭したのです』

(; ^ω^)「しかも洋式だったはずなんですがお…」

/ ,' 3「ワシは和式派でのぉ」

/ ,# 3「さぁて最後はお待ちかねの居間じゃぞい」

(; ^ω^)「……」

( ・∀・)『居間への扉を前に、立ちすくむ内藤さん。きっと脳裏には、昔の居間の光景が蘇っているのでしょう』

/ ,' 3「さぁ、扉を開けるんじゃ。そこに君の未来がある」

( ・∀・)『短くも深い匠の言葉に後押しされ、内藤さんはドアノブに手をかけました』

( ^ω^)「……」

ガチャッ

( ^ω^)「…お…」

/ ,' 3「ふぉっふぉっふぉっ」

( ・∀・)『果たして、扉の向こうに広がっていたのは―』


5_20100109193213.jpg



( ^ω^)

('A`)「どうも、魔改装(ry 司会者のドクオです」

川 ゚ -゚)「同じくクーです」

( ^ω^)

( ^ω^)「なんで居間がスタジオになってるん?」

( ・∀・)「なんということでしょう…内藤さんの居間は、スタジオに大変貌を遂げていたのです」

( ^ω^)「窓は?前半で散々言ってた窓云々は?」

? ( 'A`)川 ゚ -゚)( ・∀・)/ ,' 3 ?

( ^ω^)「うわ、すごいムカつくこの反応」


('A`)「というわけで、如何だったでしょうか今週の劇的魔改装☆びふぉーあふたー」

川 ゚ -゚)「今週もまた、一つのご家庭の問題が見事解決されました」

( ^ω^)「いやされてないからむしろ増えてるから」

( ・∀・)「なんということでしょう…」

(# ^ω^)「もういいよ!何回それ言うんだよ!若干気に入ってんじゃねーよ!」

('A`)「いかがでしたか、荒巻さんは」

/ ,' 3「うむ…今回の物件は欠陥が特に多かった。何というか、同業者として悲しいのぉ」

(# ^ω^)「お前の頭が欠陥だらけだよ!同じ人類として悲しいよ!」

川 ゚ -゚)「はい、内藤さんの低レベルなツッコミが決まったところでお時間です」

('A`)「来週魔改装されるのは…」

川 ゚ -゚)9m( 'A`)9m「「あなたのおうちかもしれない!!」」m9(・∀・ )m9/ ,' 3

( ^ω^)「もうやだこの番組」



( ^ω^)の家が魔改装されるようです   おしまい





この小説は2009年3月18日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:i7aBAmdhO 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・蝋燭
・改装
・撮影


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 19:34 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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