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(´・ω・`)コインロッカーの精のようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




やぁ、人間の諸君始めまして

僕は君達のほとんどが利用しているであろう物、コインロッカーの精霊ショボンだ


君達は普段コインロッカーにどんな物をどんな思いで預けているのかな?

まぁ……たいていはしょうもない物で、たいして心がこもってない物ばかりなんだけどね






――おっと、こんな話しをしている内に次の利用者が来たようだ

次の物は一体どんな物を預けてくれるのかな?



20090426032614614.jpg


 

(*゚ー゚)


今回の利用者は彼女のようだ。一体どんな物を預けてくれるのだろうか?楽しみだ

しかし……うーん、惜しいな。
かなりの美女だ、けど僕のタイプではないな~もっと肉付きが良くて熟練された身体の方が――


……誰だ?ガチホモじゃなくて熟女好きかよwwって言った奴は
掘るよ?……冗談だよ、僕にそっちのけは無いから。
それに精霊といえども僕は男だからね

それに熟女じゃなくて熟れた身体になった女性が(ry



(*;ー;)「ごめんね……本当にごめんね」

ありゃ?いきなり泣き始めちゃったよ。ごめんね好みじゃないとか言って

(,,゚Д゚)「ごらぁ……?」

赤ん坊?あぁ……そういう事ね
これは楽しくなりそうだ


(*;ー;)「どうか元気でいてね……ごめんねギコちゃん」

おふぅ!

乱暴に入れないで貰いたいな!コインロッカー自体が僕の身体なんだから

それに「元気でいてね」……とか言うならコインロッカー入れないでしょ?普通
正気の沙汰とは思えないね。餓死するに決まってんでしょうが


あれ?もう行っちゃったみたいだね
子供との別れが相当辛いみたいだね


(,,゚Д゚)「ごらぁ……」

おやおや……そんな情けない声出すなよこれから君は一人で生きて行かないといけないんだよ?

(,,;Д;)「ごら゛ぁ゛……」

おっと!泣くなよ!!この中で泣かれたら響いて僕が――

(,,;Д;)「ごぉぉぉら゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!!!」


泣くなぁ!!!耳がぁあ!!


(;´・ω・`)「あぁ!もう!泣くなよ!うるさい!!」

(,,;Д;)ビェ……

(,;Д;,)

(,゚Д゚,)

(*,゚∀゚,*)ニカッ

あっ……しまった、あまりのうるささに出てきてしまった
こっちみんな……それに、別物になってるから顔直せ


(*,,゚Д゚)「ごらぁ~」

(;´・ω・`)「こら引っ張るなよ!べたつくなぁ!」


嬉しくない事に僕はこの赤ん坊に気に入られたようだ
ヨダレがついた手で触るんじゃねーよ汚い

(*,,゚Д゚)「ごらぁ~」

(´・ω・`)「まぁ、こんな赤ん坊に言っても分かる訳無いか……」


さて、これからどうしようかな……

この赤ん坊の記憶でも遡って暇を潰そうかな……

(,,;Д;)「ごら゛ぁ゛……ごぉ゛お゛ら゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

だから泣くなって言ってんだろぉぉ!!!

耳がぁぁぁ!!頭が割れるぅぅう!!!!


(;´・ω・`)「こ、今度は一体何なんだよ!!」

ん、この匂いは……

(#´・ω・`)「糞漏らしやがった!!うわっ!くせぇ!!赤ん坊の癖に糞がすげぇくせぇ!!」

(,,;Д;)「ごぉ゛お゛ら゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!ごぉ゛お゛ら゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

臭い・うるさい・密室
この三拍子が揃ったら、完全犯罪が出来るんじゃ無いの?

――そんな考えが浮かび意識が徐々に神の国に旅立とうとする中、
僕の身体の中でさらなる悪魔が生まれようとしていた

(,,;p;)「ごぉ゛お゛ら゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛……ゲボォ!……オロオロ!!!」


 吐 き や が っ た


このままだと洒落にならない、死ぬ
こうなったら……アレを使うしかない!

(;´・ω・`)「コインロッカーの精霊が七ツ道具の一つ!異次元ホール!」


(,,;p;)「ゲボォ!オロロ!!」

異次元ホールはガタガタと揺れはじめ、すさまじい起動音をあげる
……なんでこんなうるさいんだよ、死ね

赤ん坊から排泄物、汚物だけを吸い取りどっかの別の次元に飛ばしていく異次元ホール

自分で使って言うのも難だがなんてはた迷惑な道具だ

(,,-Д-)「ご……らぁ」

吸われるだけ吸われ、汚れている不快感が無くなった途端に眠りこけた

図々しいな、コイツ

(´・ω・`)「ま、そこが赤ん坊の可愛い所なんだろうけどねぇ」

(´・ω・`)「さてと……悪いけど記憶を見させて貰うよ?」

僕はいつも通りあれを取り出した

(´・ω・`)「コインロッカーの精霊が七ツ道具の一つ!記憶チェッカー!!」

文字通り記憶を見ることが出来る道具だ

ただし、コインロッカーに預けられた物に限るんだけどね

(,,-Д-)「……ごらぁ」



*******


(*゚ー゚)「フサ君~!」

ミ,,゚Д゚彡「しぃお嬢様!?」


へぇ……これがこの赤ん坊の親か

父親のほうにそっくりだね


(*゚ー゚)「あのね?大事な話しがあるんだ!」

ミ,,゚Д゚彡「?……何でしょうか?」

(*//ー/)「赤ちゃんが出来たみたいなんだ……」

ミ*,,゚Д゚彡「ほ、本当ですか!?」

(*゚ー゚)「大事にしようね!」

ミ*,,゚Д゚彡「はい!!」


******


(*゚ー゚)「なんて名前にしようかな~」

ミ,,゚Д゚彡「気が早過ぎますよ?まずはお父様に認めて貰わないと」

(*゚ー゚)「エヘヘ……そうだね、お父さんに認めて貰わないとね」


******


( ФωФ)「認めんぞ」

(#*゚ー゚)「なんで!?」

( ФωФ)「前にも言ったが、由緒ある篝火家にはそれ相応の婿でなくては駄目だ」

(#*゚ー゚)「フサ君は相応しくないとでも言うの!?」

( ФωФ)「フサか……フサは、この家の執事だ。
        篝火家の主になるべき器では無い。それにその腹の子は降ろしなさい」

(#*゚ー゚)「ふざけないで!!フサ君との結婚も認めない!
     揚句の果てには子を降ろせって!?冗談じゃないわ!!」

( ФωФ)「……お前は篝火家に相応しい跡取りを産まなくてはならない。
        よって、篝火家に相応しい者の子でなくてはならない」


(#*゚ー゚)「家、家、家!!お父さんは私の事を見てくれない!!
     そんなに家が大事なら家と一緒に死ねば良いんだよ!!」


( ФωФ)「……」

(;*゚ー゚)「あっ……ご、ごめんなさい」



( ФωФ)「……そうか」

( ФωФ)「もう好きにしなさい……お前は私の子ではない」

(*;ー;)「ごめんなさ……」

(#ФωФ)「早く出て行きなさい!!!」


******


(*;ー;)「お父さん!!フサ君をどこにやったの!?」

( ФωФ)「知らんな」

(*;ー;)「うそ!!フサ君を返して!!お願いだから!!」

( ФωФ)「子は産んだのか?」

(#*;ー;)「産んだわよ!?文句あるの!?ここにいるわよ!」

(,,゚Д゚)「ごらぁ?」

( ФωФ)「……その子をいなかった事にしたら、彼を返してやると言ったら?」

(#*;ー;)「それって……!?」


******



(´・ω・`)「……ふぅ」

ずっと見続けてると、流石に疲れるなぁ……


(,,-Д-)「ぐぅぐぅ」

呑気に寝てるけど、結構悲惨な生まれだな。この赤ん坊は

(´・ω・`)「なんだか同情しちゃうな……」

(´・ω・`)「ん?」

次の利用者が?おかしいな……さっきの女の人は鍵をかけなかったのか?

(´・ω・`)「えっ?」

( ФωФ)


予想外デース

( ФωФ)「全くあの馬鹿娘が……」

( ФωФ)「ん?なんだこれは?」

えっ?もしかして僕が見えているのかこのおっさん

( ФωФ)「喋ってる……なんだこれは……」

(´・ω・`)「これはってなんだよぶち殺すぞ」

( ФωФ)「……」

黙り込むなよ。こっちが困るだろ

(,,゚Д゚)「ごらぁ?」

あっ起きた
起きて早々に僕を握り絞めるんじゃない

( ФωФ)「何なんだこの光景は……」

まぁびっくりするよね。コインロッカーの精霊が赤ん坊に握り絞められる光景なんて滅多に見れるもんじゃないし

(´・ω・`)「いい加減放せって」

(,,^Д^)「ごらららwwww」

(´・ω・`)「なんだよその笑い声」

(´ФωФ)「ぷっ……」

笑うなよおっさん
堅物だから笑うとは思わなかったな……

案外、いい人そうなんだけど……

(´・ω・`)「あなたがこの赤ん坊のおじいちゃんですね」

( ФωФ)「え?あぁ……そうだが、なんで知っている」

(´・ω・`)「コインロッカーの精霊ですから」

( ФωФ)「あぁそうなのか……」

( ФωФ)そ「えぇ!!」

このリアクション新鮮味があってなんか良い

( ФωФ)「本当なのか……?」

(´・ω・`)「うそをついてどうするんですか」

( ФωФ)「いや、まぁ……しかし」

疑いすぎだろ、疑うなら今この喋ってる状況を疑えよ


(´・ω・`)「んで?どうするの?この子」


( ФωФ)「この子は私が育てる」

あらまぁ……凄いこと言うね

( ФωФ)「と、言っても私自身で育てる訳ではないがな」

(´・ω・`)「?」

( ФωФ)「この子の育てくれる親を探す」

(,,゚Д゚)「ごぉら?」

おっさんは赤ん坊を抱き寄せて愛おしそうに頭を撫でる

( ФωФ)「私とて……人間だ。孫の事が可愛くないはずがない」

(´・ω・`)「……」

( ФωФ)「身勝手なのはわかっている……だが生きていて欲しいんだ」

(´・ω・`)「そんなのって……」

( ФωФ)「家の為……なんだよ」

(´・ω・`)「馬鹿……ですね。あなた」


( ФωФ)「ハハハハ……その通り馬鹿だと思うよ」



「もう……本当に馬鹿だよ!」

( ФωФ)「!」

(*;ー;)「お父さんのバァーカ!!馬鹿!馬鹿!大馬鹿だよ!!」

先程の女性、赤ん坊のお母さんが泣きながら叫んでいた
帰って来たのか……

( ФωФ)「しぃ……」

(*;ー;)「家の為、家の為って……家族の事もちゃんと見てよ!!
      ギコちゃんも、もう家族の一員なんだよ?家の一部なんだよ?」

泣きながらおっさんを説得している、おっさんも俯きながらただただ聞いている

(´・ω・`)「おっさん……素直になりなよ」

( ФωФ)「……私は」

( ФωФ)「それでも私は家を――」

あぁもうじれったい!!


(#´・ω・`)「コインロッカーの精霊が七ツ道具の一つ!!鍵ヒラ~ケ!!」

このおっさんの心を閉じている鍵を開いてやる!

その力を使おうとする前に赤ん坊が声をあげた


(,,゚Д゚)「ごらぁ~あっ~!」

おっさんの顔に手を伸ばし、そして

(,,^Д^)「ごらぁ~っ~~!」

口を目一杯広げた笑みを浮かべた

( ФωФ)「ギコ……」

ありゃりゃ……これは

(´・ω・`)「力を使うまでも無いかな」


(*゚ー゚)「ごめんなさい……お父さん」

( ФωФ)「……」

(*゚ー゚)「帰ろう?」

( ФωФ)「そうだな……帰ろうか」


手を繋いで、顔は赤いが笑いながら帰って行った


(´・ω・`)「久しぶりに楽しめたな……苦しかったけど」

次はどんな人がコインロッカーを使ってくれるだろうか……?楽しみだ

あっ、そういえば

(´・ω・`)「フサって人どうなったんだろうな……」

今となっては知る手立てはない訳で……

(´・ω・`)「まっ……良いか」





やぁ、人間諸君久しぶり

知っているだろうが……
僕は君達のほとんどが利用しているであろう物、コインロッカーの精霊ショボンだ


君達は普段コインロッカーにどんな物をどんな思いで預けているのかな?

まぁ……たいていはしょうもない物で、たいして心がこもってない物ばかりなんだろうけど……

たまには心がこもった物とかが来るんだけどね





――おっと、こんな話しをしている内に次の利用者が来たようだ

次の物は一体どんな物を預けてくれるのかな?



(´・ω・`)コインロッカーの精のようです 終わり





この小説は2009年3月17日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:f0k73gMHO 氏



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[ 2010/01/09 18:57 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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