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( ^ω^)召し使いの選択のようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




とあるところの沼地の奥に、ちいさいお屋敷がひとつ。
そこには、かわいくてちょっとワガママなお嬢様とたった一人の召し使いがいます。

ξ ゚⊿゚)ξ「じゃあ、これからお昼寝の時間だから」

( ^ω^)「はいですお。ゆっくりお休みくださいお」

たった一人の召し使いは、たった一人でお仕事をこなします。

お嬢様のお世話やお庭のお手入れ、
お屋敷の玄関から寝室までのお掃除や朝昼晩の食事の用意だって、
たった一人でやるんですよ




20090420202557ee5.jpg



( ^ω^)「…はぁ。毎日毎日疲れたお」

そしてとうとう疲れてしまった召し使いは、ちょっとだけならと屋敷の外へ。

( ^ω^)「鬼のいぬ間の洗濯だお」

( ^ω^)「たまには自由な時間がなくちゃだお」

そういって、町へ行く事にした召し使いは、くらいくらい沼地に入っていきました。


沼地は暗くとてもじめじめしていて、歩くだけでも気分が落ち込みます。
召し使いはすっかり自分の仕事が嫌になっていました。

( ^ω^)「もう、このまま屋敷を捨て、町で新しい仕事につくことにするお」

召し使いが歩いていると、ぬかるみに靴がはまってしまいました。
脱がなければ先へは進めません。

( ^ω^)「靴を置いていくのはしのびないお。先へ進まず戻るとするお
      今もどればお嬢様が起きる前に帰れるかもしれないお」

しかし召し使いは辛かったお庭の仕事を思い出しました

ξ ゚⊿゚)ξ「庭が汚いから綺麗にしてちょうだい。それとバラを沢山植えてね」

( ^ω^)「そういえばこの靴は庭の手入れで汚れた靴だお
      こんなのは捨てて新しく町で買えばいいお」

召し使いは靴を脱ぎ捨て先へ急ぎました。


召し使いはまだまだ先に進みます。

( ^ω^)「町ではどんな仕事に就こうかお。妥当にレストランとかにしようかお」

すると、今度は上着が樹に引っ掛かってしまいました。脱がなければ先へは進めません。

( ^ω^)「上着がないと寒いお。やっぱり帰る方がいいかもしれないお
      急ぎ足でもどればお嬢様が起きる前に帰れるかもしれないお」

しかし召し使いは辛かったお掃除の仕事を思い出しました。

ξ ゚⊿゚)ξ「埃っぽいから丁寧にね。寝室は特に綺麗にするのよ」

( ^ω^)「そういえばこの上着は屋敷の掃除で汚れたお
      こんなのは捨てて新しく町で買えばいいお」

召し使いは上着を脱ぎ捨て先へ急ぎました。


沼地の闇はどんどん深くなっていきます。もう屋敷の仕事には未練もありません。

( ^ω^)「疲れた都会の人達に、お茶漬け専門店を開くのもかいいかもしれないお。
      しゃけやわさび茶漬けとかおいしいですお」

すると、今度はズボンが枝に引っ掛かってしまいました。脱がなければ先へは進めません。

( ^ω^)「ズボンがないとさすがに変態さんだお。ちょっと引き返した方がいいかもしれないお
      走って帰ればお嬢様が起きる前に帰れるかもしれないお」

しかし召し使いは辛かったお料理の仕事を思い出しました。

ξ ゚⊿゚)ξ「美味しいものをつくってね。とびっきりおいしくよ」

( ^ω^)「そういえばこのズボンは料理の時に汚れたお
      こんなのは捨てて新しく町で買えばいいお」

召し使いはズボンを脱ぎ捨て先へ急ぎました。


とうとうひっかかるものがなくなった召し使いは、身も心も軽くなりました。

( ^ω^)「種類も豊富にして女性客もわしづかみだお! りんご茶漬けとか夢がひろがりんぐ!」

するとどうでしょう、今度はお嬢様のことが心に引っ掛かってしまいました。
気になって召し使いは先へは進めません。


( ^ω^)「…お嬢様を捨てて町へいったら、お嬢様は悲しむお。帰らないといけないお
      これ以上進んでしまったら帰る途中で日がくれて、道に迷ってしまうお」

しかし召し使いは辛かったお嬢様のお世話の仕事を思い出しました。

ξ ゚⊿゚)ξ「ずっとここで仕事をなさい。途中で逃げたら承知しないわよ」

( ^ω^)「そういえばこの気持ちはお嬢様のお世話で汚れたお
      こんなのは捨てて新しい気持ちを町で手に入れればいいお」


しかしどうでしょう。いざ捨てようとしたら急に涙が出てきます。


( ^ω^)「…そういえば、あの靴はお嬢様からいただいたものだったお」


お庭掃除は大変でしょと、強く頑丈に作られた靴


( ^ω^)「…あの上着も、あのズボンもお嬢様からのプレゼントだったお」


お掃除いつも大変よねと、お洒落で暖かかい上着。
ご飯毎日ありがとうと、自分の足の長さにピッタリのズボン。

誰よりも召し使いのことを考え、感謝していたのはお嬢様です。


ξ ゚⊿゚)ξ「あなたがいないと私、ひとりぼっちなの。だからずっとそばにいてね」

( ^ω^)「そういえば、この気持ちはお嬢様からもらったものだお」


町へ行くか、屋敷にもどるか。
召し使いは考え、そして選びました。


涙をふき取り、脱ぎ捨てたズボンを拾い、上着を取り戻し、靴をぬかるみからひっこぬいて
召し使いは一心不乱に走ります。


もう辺りは真っ暗で、屋敷の明かりを目印にしなければ迷ってしまうところでした。
やっと屋敷に着いたとき、お嬢様は扉の前で心配そうに立ってます。


ξ ゚⊿゚)ξ「あなたどこへいってたの? 全身泥だらけじゃない。
       今、お風呂を沸かしてあげるわね。だから少し待ってなさい」

( ^ω^)「おっ…」

何を勘違いしていたのだろう。
お嬢様はなにも自分だけに仕事を押し付けていたわけではありません。

ξ ゚⊿゚)ξ「そんなに泥だらけなら疲れてるでしょう? 明日はゆっくり休んでなさい。
       あなたがいなくて心配したんだから」

お嬢様の優しい言葉に召し使いの涙はわき水のように溢れでます。
もう迷うことはありません。

( ;ω;)「僕は一生お嬢様と一緒にいますお」


こうして召し使いは、もう二度と離れることなくお嬢様と一緒に暮らしましたとさ



-お わ り-





この小説は2009年3月16日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:Vep4TXhWO 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・鬼のいぬ間に選択
・わさび茶漬け
・沼地


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 18:48 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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