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( ^ω^)は就職活動が面倒くさいようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




( ^ω^)「おー…、人がいっぱいだおー…」

僕の名前は内藤ホライゾン21歳、私立の大学生。
ただいま、就職活動の真っ最中だ。
始めてきた合同起業説明会には、溢れんばかりの人、人、人。
噂には聞いていたが、これほど息が詰まりそうになるものだとは知らなかった。

('A`)「さすがに人がいっぱいだな、まずどこを見る?」

友人の鬱田毒夫、通称ドクオと一緒にブースの周辺をうろうろする。
こいつの名前はDQNネームってもんじゃない。
多分、書類審査で落ちるだろうと本人すらも就職活動が始まった時からネタにしていた。



200904062007344a9.jpg



( ^ω^)「とりあえず、銀行だお!安定安心高給料!」

('A`)「厳しそうだけどなー」

そう言って、僕等は二人で銀行のブースに並ぶ。
そこは、既に人の海。
最後尾の中の最後尾だ。前に座っている人ってどうやってそこに行っているの?

( ^ω^)「人がいっぱいだおー…」

('A`)「並びなおすか?途中だし…」

ドクオがそう呟いて、列を離れようとする。
しかしその瞬間、通路確保のために説明会のスタッフが柵を設置した。
これで、あと三十分は拘束される。
うわー、誰か助けてくれー。


( ,,゚Д゚)「いいか、お前等!銀行ってのはお客様が第一だ!!」

( ,,゚Д゚)「だから、預金だけじゃなくて投資もさせてお金を増やしてあげるんだ!!」

( ,,゚Д゚)「残業は無いぞ!それに、最近は法律も厳しいから休みもバッチリだ!!」

( ,,゚Д゚)「分かったか、ゴルァ!!」

熱い銀行マンが、熱く説明をしている。
あ、駄目だ。
根性の無い僕には、体育会系は勤まりませんよ。

( ,,゚Д゚)「というわけで、エントリー受付中だ!!待ってるぞ!!」

やる気のある人間は、人事の人に質問やら顔見せやらを行なっている。
うわあ、凄いなあ。
僕にはとても真似できない。

('A`)「銀行マンって皆ああいう感じなのかなあ」(※多分違います)

( ^ω^)「文科系の僕等にはとても務まりそうに無いお」

('A`)「ああ、就職活動めんどくせー」

( ^ω^)「お腹空いたし、お昼でも食べるお。さすがにこの熱気はキツいお」

('A`)「賛成だな」

一回の企業の説明ブースを離れて、二階に移動。
と言ってもドームを借り切ったこの会場の階段付近でご飯を食べるのだけどもね。


( ○ω○)「おー、前で座っている人って三十分ぐらい前から並んでいるんだおね」

('A`)「マジで!?見せてよ!」

持ってきた双眼鏡で、上から就職活動の様子を探る。
皆、どれだけ気合入れているんだ。
ていうか、ひょっとして就職活動ってそんなに気合入れるものなの?? (※そうです)

(;○A○)「うわーマジだ…。何だよこれネズミーランドじゃん…」

( ^ω^)「ドッくん、今ちょっとうまいこと言ったと思ったろ?」

(;'A`)「思ってねえよ!」

昼休みをそういった馬鹿話で済ませた僕達。
後で聞いた話だと、真面目な学生は昼休憩なんて取らないらしい。
本当かよ。                         (※本当です)


( ^ω^)「あー、明日もあるし今日はこの辺にしておくかお?」

('A`)「そうだなー、今から気合入れてたら燃え尽きちまうよ」

( ^ω^)「僕等駄目大学生だおねー」

('A`)「俺達が普通だよ。気合入っている奴等がおかしいのさ」

言い訳をして、僕達は合同企業説明会を後にする。
ていうか、ネットから説明会に行けるのになんでわざわざ合同企業説明会に行かなきゃならないんだ。
全く遺憾ですたい。


('A`)「日本の採用の仕方っておかしいよなー」

( ^ω^)「お?」

('A`)「皆、同じようなスーツ着させて学歴で選んで決め手はコミュ力(笑)」

( ^ω^)「全く、間違ってるおwww」

帰り道にそう言って社会に対して愚痴を言う。
そうでも言わないと、不安に押しつぶされてしまう。
就職活動会場でスピーカーから大塚愛が「願いは叶う」なんて言っていた。
だけどそんなのは嘘だってことぐらい僕にだって分かることだ。


('A`)「じゃあな、ブーン。また明日」

( ^ω^)「おー、寝坊するなおー」

家に帰って風呂に入る。
一人暮らしだから飯はいつも質素なもの。
あー、ワイシャツにアイロンかけなきゃいけないんだよなあ…。
面接官も実家暮らしと一人暮らしでちょっとぐらい優劣つけて欲しいものだよ。 (※つけます)

( ^ω^)「今日のおかずはなんだろな~♪」

インスタントカレーを食べてパソコンを開く。
大学入学の時に親に買ってもらったパソコン。
その当時は最新型だったが、今ではちょいとカタカタ言う。
就職活動よりも夜のおかずを優先って駄目だよなあ。

( ^ω^)「CPZより、中出しベイビー!!」

とりあえず、早めに夜の営み(一人プレイ)を終わらせて今度こそ就職活動だ。
何とかナビに登録をしてエントリーしたもののこれから先に何をしたらいいかわからない。
何この就職説明会って。
なんで各企業がいっつも就職について説明しているの?

( ^ω^)「一回行くだけじゃ駄目なんだろうなあ…」

この就職説明会に出なきゃ、とてもじゃないけどエントリーとかも出来ないんだろうな。
学生もう一年やりてえ…。
そう思いながらも、奨学金を借りている以上働く無くちゃいけない。
面倒くさいよー。
早く、就職活動終われー。



そうして、月日は流れて、とうとう面接です。

グループ面接だけどね。
まずは、当たり障りの無い中小企業。
ここで度胸をつけて、大企業の面接へとスキルアップ(笑)
まあ、中小企業なら予習なしでも大丈夫だろうさ。

( ´∀`)「それでは、面接を始めます。まずは一人ずつ志望動機から聞かせてください」

( ><)「はい!僕は、学生の頃天文部に入っていました。
      御社のレンズの技術の高さを知り自分もこの会社のために働きたい。
      そして、より人々が遠くを見るという事業の手伝いをしたいと思い御社を希望しました」

熱い人だなあ!
ええ!こんな中小企業に本気で入る人っているの!? (※日本の中小企業は案外侮れません)


(*゚ー゚) 「私は、世界シェア代二位ということに惹かれました。
     私は、大学時代女子バスケ部に入っていましたがいつも準優勝でした。
     しかし、常に頂点を目指して頑張り遂に優勝しました。
     御社のクオリティの高さを拝見し、これなら絶対に世界シェア一位を狙える。
     そして、そのために働きたい。そう思い御社を希望しました」

世界シェア第二位!?
ええ!本社ビルこんなに小さいのに!? (※日本の中小企業は案外侮れません)


(-_-)「大学のOBである佐藤さんに、この会社のことを聞きました。
     残業などはあるものの、福利厚生はしているし何より誇りを持てる仕事だと。
     それから、自分で調べ御社の使用されているレンズを買いそのクオリティに驚きました。
     誘われたのもありますが、今では本当にこの会社で働きたい。そのため御社を志望しました」

こんな地味な人まで、立派な志望動機を…!!
まずい、何にも考えて来てなかった…。


( ´∀`)「ありがとうございます。それでは内藤ホライゾンさん、どうぞ」

まずいまずいまずい…。
ネットでクオリティを求めると書いてあったからなんて言えやしない。

(;^ω^)「御社の会社の理念に共感したので…」

( ´∀`)「はい、ありがとうございます」

( ´∀`)「それでは、学生時代に打ち込んだものなどありましたらお聞かせください」

やめてくれー!!
これ以上は生き地獄だー!!



面接が終わった頃には、僕のライフポイントは0だった。
何あれ、何でみんなサークルの部長とかやっているの? (※割と嘘が多いです)
僕なんて、名ばかりのサークルで飲み会しかやっていなかったよ。

( ^ω^)「就職活動ってめんどくさいなー…」

それでも、生きていくためには働かなきゃいけない。
自分の甘さを痛感した気分だった。
流されればどうにかなるって世界じゃないんだなあ。

( ^ω^)「気合入れるおー…」


よし、まずは本屋に行って【銀のアンカー】を買って帰ろう。
進まなくちゃ何も出来ない。
そして、明日へ。
今日よりマシにしなくちゃ駄目になる。

( ^ω^)「とりあえず、やるしかないお!!」

そうして、僕は就職活動を頑張った。
急に変わった僕はドクオに資本主義の犬と呼ばれた。
黙れ、ニート予備軍が。


セミナーに出て、就職説明会に出て、就職支援科で面接の練習とエントリーシートの添削。
はあ、よくやったもんだ。

だけども不思議なものだ。
案外やればやるだけ、楽しくなってくる。
そういえば、自分の人生を自分で努力して決めれるなんてあんまりないもんな。
よし、この分なら明日の面接もいける気がする。


( ^ω^)「VIP大学の内藤ホライゾンです」

(´・ω・`)「はい、本日は宜しくお願いします」


(´・ω・`)「それでは、志望動機をどうぞ」

( ^ω^)「はい、御社の扱っている製品は私達のサークルでも身近にあるものです。
       そこから御社に興味を持ち、説明会に伺わせて頂き、また自分なりに調べました。
       そうしたところ、大変優良な会社であり尊敬をするようになりました。
       今回の採用では、営業を募集とのことでしたので自分がサークル内で
       今まで培ってきた能力を発揮して、働きたい。
       そう思い、御社を希望しました。」

(´・ω・`)「はい、かしこまりました」

なんとかさらさら言えているが、緊張で膝が少し笑う。
その後の質問にも何とか答えれている。
いけるんじゃないか。
そう思って、僕は面接会場を後にした。


数日後に、一通のメールが届いた。
うわー、あの企業からだよ。

(;^ω^)「緊張するお…」

精一杯頑張った。
質問には答えれた。
開かなきゃその結果が見れない。でも見たくない。
ああ、でも見なきゃ!

(;^ω^)「ポチっとな!」







(;^ω^)「おー…」

そこに出ていたのは、今回は採用を見送らせていただくという旨を書いた文章。
落ちたー。
まあ、それはそうか。
一ヶ月ばかり頑張ったところでいきなり内定なんて夢のまた夢だ。

( ^ω^)「これからも何社も受けるんだから気にしないお」

気を取り直して、次の面接に備える。
やらなくちゃ。
僕の人生を決められるのは、僕だけなのだから。



それから、半年後。

僕は、なんとか内定をもらえた。
不況にも関わらず、業績を上げている会社。
2ちゃんで調べたところ超軽度のブラック企業。
まあ、それくらいならきっと大丈夫さ。

(;'A`)「やべー、内定どころか最終までいけねーよ」

( ^ω^)「ニート乙」

(;'A`)「うるせー!社会が俺の価値を分からないだけだよ!!」

( ^ω^)「いや、さすがにそれはないお」


ドクオが未だに決まらないが、そうだろうな。
今なら分かる。
同じような格好をしていても、手入れがまるで違う。
ちゃんとしている人のワイシャツとスーツは皺がない。
それに、同じようなことを言っているようで本気の人は説得力が違う。
就職活動で僕はそれが分かった。

(;'A`)「なんで、お前は受かるかなー…」

( ^ω^)「そろそろ資本主義の犬になるべきだお」

(;'A`)「はあ…秋採用は頑張ろう…」


ドクオも秋採用からは頑張るだろう。
それにしても、就職活動をして良かった。
だって、今はこの通り。

ξ ゚⊿゚)ξ「ほら、ブーン行くわよ」

就職活動を頑張ったおかげで、彼女も出来た。
なんだか、就職活動は始めてからサークルも恋も順調だ。
さあ、皆も春からレッツ就職活動!
きっと君の人生を変えてくれるから!










(;'A`)「そんなわけねーだろ!!!」 (※案外本当です)





( ^ω^)「ブーンは就職活動がめんどくさいようです」 終





この小説は2009年3月5日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:4RLtVJ4A0 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・最新型
・そして、明日へ
・双眼鏡


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 18:25 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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