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('A`)ある夏の日のようです


289 :132:2008/08/20(水) 02:22:25.00 ID:Mq4ChHuu0

短いけどオチが3パターンある話を投下する



290 :('A`)ある夏の日のようです1/2:2008/08/20(水) 02:24:39.90 ID:Mq4ChHuu0

('A`)「あっちぃな……」

 自宅に帰って思わず独りごちた午後五時半。
 俺は電気を点けることよりも窓を開けることを優先した。
 兎にも角にも身体が重く、今朝ドタバタして仕舞いそびれた布団に倒れ込む。
 帰りに少し雨に降られたが気にするほど濡れてもいない。
 その雨も俺が帰宅した途端に止んだのか、蝉の鳴く声が聞こえ始めた。
 そういえばこの間は洗濯物を取り込もうと外に出た瞬間に雨粒が落ちてきたっけ。
 ひょっとしたら俺は世に聞く雨男というやつなのか? まあ、どうだっていいことだ。
 窓から吹き込んできた風が心地好いからこのまま寝てしまおうか。
 でも七時からのあの番組が気になるような、そうでもないような……。



294 :('A`)ある夏の日のようです2/2A:2008/08/20(水) 02:31:23.26 ID:Mq4ChHuu0

 ――うだうだと考えているうちに眠ってしまったらしい。
 俺は蛍光灯の眩しさで夢の世界から現実へと引き戻された。

川 ゚ -゚)「昼寝ならぬ夕寝を決め込むとは我が弟ながら天晴れだな」

(つA`)「……おかえり……」

 間近に姉の声が聞こえるが、まだ目を開ける気にはなれずに手の甲で光を遮断する。

川 ゚ -゚)「いつまで可愛い寝姿を晒し続けるつもりだ?」

(つA`)「眼科行けバーロー」

川 ゚ -゚)「生憎視力は両目共問題ない」

 俺が悪態を吐きながら身体を起こすと、姉はそう答えながら俺の傍を離れて冷蔵庫から夕飯の材料を取り出し始めた。
 卵にきゅうりにハム……今日は冷やし中華か。

('A`)「夏だな」

川 ゚ ー゚)「夏だろう」

 俺の呟いた一言に、姉は僅かに口角を上げて答えた。





296 :('A`)ある夏の日のようです2/2B:2008/08/20(水) 02:35:35.26 ID:Mq4ChHuu0

 ――うだうだと考えているうちに眠ってしまったらしい。
 俺は蛍光灯の眩しさで夢の世界から現実へと引き戻された。

ノハ*゚⊿゚)「ドクオォォォ! 姉ちゃんは腹が減ったぞぉぉぉおッ!!」

(;'A`)「待て待て待て待て、頼むから落ち着け」

 絞め殺さんばかりの勢いで俺を起こしにやって来た姉をなんとか制して起き上がる。
 俺がもう少し寝起きの悪い人種だったら危険な状態だったかもしれない。

ノパ⊿゚)「腹が減っては軍はできぬ! 幼稚園で習わなかったかッ!?」

('A`)「習わねぇよバーロー」

 願わくはもう少し布団と仲良くしていたかったが、姉がうるさいので渋々夕飯を作った。

ノハ*゚⊿゚)「ドクオが作るご飯は世界一ィィィィ!!」

 今日も姉はご機嫌で俺の作った飯を食べている。
 この姉の存在によって我が家の夏は尚更暑苦しいのだった。





298 :('A`)ある夏の日のようです2/2C:2008/08/20(水) 02:41:45.16 ID:Mq4ChHuu0

 ――うだうだと考えているうちに眠ってしまったらしい。

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「いつまで寝てるつもり? ご飯できたからいい加減起きなさい!」

 母……いや、姉に叩き起こされ、俺は半ば強制的に食卓に着いた。

('A`)「今日もそうめんか……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「嫌なら食べなくていい!」

('A`)「へーへーサーセンいただきます」

 顔形、言動、飯のローテーション……どこを取っても姉は母にソックリだとつくづく思った夏の夜。





[ 2008/08/20 19:04 ] 総合短編 | TB(0) | CM(1)

ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
上二つで
[ 2009/09/21 18:28 ] [ 編集 ]

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