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( ^ω^)僕と師匠、のようです

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




供養をする寺の中には、禁忌とされている寺がある。
何人たりとも、入ることはおろか近づくことすらできないという、禁じられた間を持つ、忌み所――

そんな話を、僕の師匠にした。

( ・∀・)「ふぅぅーん」

相変わらず、薄い反応だ。
師匠、と言っても僕が勝手に呼んでいるだけだ。
大学の先輩であり、二人しかいない「オカルトサークル」の創設者。らしい。

(;^ω^)「聞く気ないですお?」

( ・∀・)「んー」

常にネックレスを3つ、腕輪を2つ、指輪を1つしていて、黒か白の服しか着ていない。
ふにゃふにゃした感じの人だ。

( ^ω^)「それがまた、以外と近所にあるんですお」

( ・∀・)「へー」

(;^ω^)「……」

さっきからマリオワールドばかりやっている。これで霊能者だと言うからある種驚きだ

( ・∀・)「えーなんて寺ー?」

やっと師匠がまともな反応を示した。
意気揚々として、僕は答えを返す。

( ^ω^)「羅云寺、ですお。」

その名を聞いた刹那、師匠はスーファミをテレビからぶっこ抜いた。
そして、一言だけ僕にこう伝えて、

( ・∀・)「寝ろ」

師匠もまた、寝に入った。

(;^ω^)「え、ちょ、」

時折師匠は意味不な行動をとる。だが、今回は僕にも意図は分かった。

(;^ω^)「行く気……ですおね」


仕方あるまい。僕も寝るとしようか。

こんな、昼夜の感覚なんて曖昧な生活を続けて一年が経とうとしている。
初めは戸惑ったが、師匠と行くとこは、所謂「マジ」でやばい場所ばかりだった。

僕は幼少からオカルトの類いが大好きだ。
しかし、中学高校ではそれが災禍となり、友人すらできなかったが。

そんな僕からみれば、憧れの「イマではない時、ココじゃない場所」へ誘ってくれる彼はまさに「師匠」だった。



20090312061347.jpg


 
( ・∀・)「起きろ」

(;^ω^)「っと、」

気づけば寝付いていたようだ。師匠に蹴り起こされてしまった。

( ・∀・)「行くぞ」

装身具と、車の鍵がぶつかってちゃらちゃらと音を立てる。


師匠のランサーの助手席に乗り込むとすぐ、アクセルをふかしだした。

( ・∀・)「案内しろよ」

( ^ω^)「勿論ですお」

車は山道を走ってゆく。途中、雨が降り出してきた。

( ・∀・)「おまえがいっていた寺」

おもむろに師匠が語り出す。

( ・∀・)「その寺はな……」


皆まで言い掛けて、ま、行きゃわかるかといい、口をつぐむ師匠。

(;^ω^)「……」

何時になくマジだ。こりゃ相当なもんだろう。
まじかよ、とか、まさかこんなとことはな、というつぶやきが、絶えず隣から聞こえていた。



( ^ω^)「ここですお」

見た目はふつうの寺院だ。祭壇があって、本殿があって。
でも、師匠は、いや、と言った。

( ・∀・)「……奥か」

そういうと、裏手の林の奥へとズンズン進んでゆく

(;^ω^)「ま、まってくださいお」

雨でぬかるんでいるはずなのに、師匠の足取りはふつうすぎる。
しばらく進むと、突如として現れたものがあった

(;^ω^)「社……?」

( ・∀・)「……やべぇな」

ぽつりと師匠がつぶやいた。

(*・∀・)「わくわくとまんねぇ」

まじでうれしそうな顔をしていた。
鼻歌など歌いながら、髪に挿していたヘアピンで、南京錠を開ける。

(*・∀・)「さぁて、」

(;^ω^)「……」

でかい閂をとっぱらい、ご開帳ーとのんきな声で扉を開ければ、中には



人形。


ただ、人形。
日本人形。ビクスドール。テディベア。

もうとにかく人形。

人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形
人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形
人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形
人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形人形!


それらがすべて、こちらをみている。床から、棚から、奥から。数多の視線が突き刺さる。


(; ω )(やべぇお)


いくら0感の僕でさえ、この空気は異質だとわかる。
はやく、はやくでなくては。

無情にも、背中で大きな音が鳴る。真っ暗なのに、目線を感じる。
しゃべれないはずなのに、あ、とも、お、ともつかない声が聞こえる。


(* ∀ )「くくくっ……」

暗闇から、師匠の笑い声が聞こえる

(*・∀・)「あはははは!あははははははは!ははは!」

気が触れたように笑い出す師匠。
強くなる、あ、という怨念。

(*・∀・)「ははははははは!ははは、ははははははは!」

師匠の笑い声に感応するように、肌を指すような怨念が強くなっていく

ぼくはその光景を認識しながら――







(;^ω^)「っは!」

気づくとなぜか師匠のランサーの助手席だった。

( ・∀・)「おはよー」

少しかすれた声の師匠。腕時計をみれば、今は朝の6時

( ・∀・)「まったく気絶しちゃうんだもんね。」

重いヨ君ー、と、いつもと変わらず軽口をたたいている。

(;^ω^)「師匠、あの寺は……」

( ・∀・)「あせんな早漏」

解説を求めようとしたら、釘を差されてしまった。
こうなったら師匠はテコでも口を割らない。

しかたない。気長に待つか。



( ・∀・)「羅云寺はな」

あの一件から三日ほどたったある日、師匠はおもむろに話を切り出してきた。

( ・∀・)「『人形供養』してる寺なんだ」

人形供養ってのは二種類あるらしい。
一つは持ち主に先立たれて身寄りの亡くなった人形を引き取るところ。
もう一つは、

( ・∀・)「愛されなかった人形の恨み辛みを封じ込めるところ。」

今回行ったのは、勿論後者。
それもこの辺一体の元締め的なでかいところだったらしい。

( ・∀・)「本来人形は愛玩具だろう?」

愛されてなんぼのものが、恨み辛みのはけ口にされたんじゃたまんないよね。

師匠はあくまでも淡々と話していく。

( ・∀・)「古来より、人型をしたものには魂が宿ると考えられていたんだ。」

だから雛「人形」だし、五月「人形」なんだよね。
持ち主の代わりに災禍を受けるために。

( ・∀・)「だからこそ、その怨念はすさまじいのサ」

そう、師匠は締めくくった。


(;^ω^)「……師匠はその後、実害ないんですかお?」

( ・∀・)「んー?人形?襲ってきたけど?」

(;^ω^)「!?大丈夫だったんですかお!?」

その問いに、師匠は笑いながら、こう答えた。

( ・∀・)「ん、犯った」

(;^ω^)「は?」


(*・∀・)「ちょっと人形にしては艶めかしくてさー」


いや、たいぷだったんだよねと、顔をwktkさせながら話す師匠をみながら、僕は悟った。

絶対この人はまともな死に方しない。と。



おわり





この小説は2009年1月22日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:xlrWEWhBO 氏



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[ 2010/01/09 14:07 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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