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( ・∀・)とあるホテルの一室のようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




モララーは部屋に足を踏み入れると、内装の豪華さに喉を鳴らした。
背中を追うように入ってきたホテルマンから荷物を受け取り、ダブルベッドの前に降ろす。

( ・∀・)「いい部屋ですね」

('A`)「ええ。最上階のスウィートルームですから」

( ・∀・)「チップを」

('A`)「どうも。お部屋の説明をしましょうか」

( ・∀・)「お願いします」

('A`)「おトイレは洋式でウォッシュレットつき。大理石的なものでつくられています」

( ・∀・)「はい・・・え、大理石的ってなんですか?」

('A`)「使い心地がよく近所の主婦の間でも評判です」

( ;・∀・)「すいません大理石的なものってなんですか? あとここ主婦こないでしょ? ねえ」

('A`)「ダブルベッドは最高級ファーを使用しております」

( ;・∀・)「なんで無視するんですか。聞いてます?」

('A`)「そしてこのクローゼット」



('A`)つ|川д川

('A`)「幽霊がおります」




20090329132959.jpg


 
(ii・∀・)「幽霊!?」

モララーは2、3歩たじろぎ、クローゼットに入っていたぼろぼろの服を纏った少女を凝視した。

('A`)「はい。では次に大理石的なものでつくられたおテレビを・・・」

( ;・∀・)「いやいやまず幽霊の方を説明し・・・そのテレビそんな素材使ってんの!?」

('A`)「無駄に豪華でございます」

( ;・∀・)「大理石的なものが豪華かどうかすらわからないけど・・・」

少女の方を見ると、薄目を開けてモララーの方をじっと見つめていた。
恐怖で腰を抜かしてしまいそうになる。

( ;・∀・)「なんで幽霊なんているんですか!?」

('A`)「なんでって・・・」

( ;・∀・)「というか幽霊が怖くないんですか!?」

('A`)「え、怖いんですか?」

(#・∀・)「怖いわ!」

('A`)「そ、そうですか・・・」

( ;・∀・)「ひょっとして、このホテルいわくつきですか?」

('A`)「いわくというほどではございませんが、第二次世界大戦で空爆があり、多くの市民が死んだこと。
   昔火事があって死人が出たこと。ホテルの裏に霊園があることくらいですかね」

( ・∀・)「い、いわくしかねえ!」


( ;・∀・)「なんでこんな部屋をよこしたんですか!?」

('A`)「それはお客様が最上階のスウィートがよいと仰っていましたので」

( ;・∀・)「知ってたらこんな部屋予約しませんよ」

('A`)「でしょうね」

川д川「ふふふ」

( ;・∀・)「笑ったー! 怖い怖い! そのクローゼット閉めて!」

('A`)「この大理石的なものでつくられたクローゼットでしょうか?」

( ;・∀・)「クローゼット1つしかないだろ! ていうかそれも大理石的なものかよなんだよその物質!」

('A`)「ではなにかありましたらお電話を下さい」

( ・∀・)「ねえなんで無視するのねえ」


ホテルマンは爽やかな笑顔と後味の悪さを残して部屋を去っていった。
モララーは部屋の中央に立ちしばし呆然とする。

( ・∀・)(幽霊・・・だよな)

閉じたクローゼットを見ながらさきほどの少女のことを考えた。

( ・∀・)(ていうか・・・いるわけねえよな! 幽霊なんて)

カーテンを開け、ホテルから見える空を眺めようとした。
しかしカーテンから漏れる光が濁っていることに気がつき、どうせ曇り空ならと、カーテンを開けるのをやめた。

( ・∀・)(さ、仕事するか)

鞄を開けてノートパソコンを取り出した。
そのときちらっともう一度クローゼットに目をやる。
どうしても気になって仕方がない。

( ・∀・)「ホテルマンも人が悪いよな。幽霊のギミックで客を驚かそうとするなんて」

わざと考えを口に出しているのは、自分を納得させる為だ。

( ・∀・)「幽霊なんて非科学的な存在がこんなホテルの一室にいるわけないよ。
      全く、こんないらないサービスつけやがって」

立ち上がり、クローゼットの方に歩み寄る。

( ・∀・)「幽霊なんておとぎ話の世界だっつーの!」

クローゼットに手をかけ、勢いよく開けた。



|川д川「ふふふ」



閉めた。



( ・q・)「あじゃぱー」

川д川「サラリーマン金太郎・・・ふふ・・・ふふふふ」

受話器を手に取り、ロビーに連絡を取る。
案内してくれたホテルマンがすぐにやってきた。

('A`)「どうなさいましたか?」

( ・q・)「ゆ、ゆうれいが、いるよぉ?」

('A`)「ははあ。さては宴会芸の練習相手になってくれというわけですね。
    顔芸ですか? すごく面白いですよ」

(#・∀・)「違うわ!」

( ;・∀・)「なんで幽霊がいるんですか!?」

('A`)「そりゃあ・・・いますけど」

( ;・∀・)「いて当然みたいな言い方しないでくださいよ!
       どどどど、どうにかしてください!」

('A`)「どうにもこうにも・・・彼女とお話にはなられました?」

( ;・∀・)「いえ・・・」

('A`)「うまく口説き落とせれば今夜うはうはですよ。いよ! 幽霊たらし!」

( ;・∀・)「嬉しくないわ!」

('A`)「あ・・・ひょっとしてI was gayな方なのでしょうか?」

( ;・∀・)「違うって!」

('A`)「するとI was GLAY? なるほど。するとあなたはTAKUROさんですか?」

( ;・∀・)「ギター弾けないから!」

川д川「HISASHI・・・? HISASHIなの!?」

( ;・∀・)「そいつもギターじゃん!」

('A`)「ははあ。JIROさんでしたか」

( ;・∀・)「ベースも無理だよ! ていうかふつうTERUが真っ先に出てくるんじゃないの!?」

('A`)「TERU・・・?」

川д川「TE・・・RU?」

( ;・∀・)「なんで他のメンバー知っててボーカル知らないんだよ!」


( ;・∀・)「ていうかふつうに話してるし幽霊!」

川д川「あなたも話してるじゃない・・・」

( ;・∀・)「俺とお前を同列に考えんなよ!」

('A`)「用事が済んだようなので私は帰りますね」

( ;・∀・)「済んでねーぞこら! おい待て!」

('A`)「ははは。チップはさっき頂きましたから」

(#・∀・)「やらんわー! この話の流れでなんでチップっていう発想になるんだよ!」

('A`)「仕方ありませんね。ほら、こっちにおいで」

川д川「はぁい」

ホテルマンは幽霊の手を取って部屋から出ていった。
彼らを見届けてから、モララーはベッドの上に出しておいたパソコンの電源をつけた。

インターネットに接続し、メールボックスを確認する。
メールは一件もきていなかった。

( ・∀・)(テレビでも見るか)

リモコンのテレビの電源ボタンを押す。しかし反応は無かった。
電池が無いのかと思い直接テレビの電源ボタンを押したが、やはり反応は無かった。

( ・∀・)「ちっ」

再度受話器に手を伸ばす。
ホテルマンはやはりすぐにやってきた。

('A`)「どうなさいました?」

( ・∀・)「テレビがつかなくて」

('A`)「そりゃあつきませんよ」

( ;・∀・)「なんで当然のように言うんですか! スウィートルームでしょう!?」

('A`)「しかしですね・・・あ、そうだ。いいこと考えた。少々お待ちを」

ホテルマンはクローゼットに手をかけ、そっと扉を開いた。

|川д川「ふふふ・・・」

いた。


(ii・∀・)「ええなんで!?」

('A`)「地縛霊ですもの。自分が死んだこの場所を動きたくないのです」

( ;・∀・)「そんな冷静に言われても」

('A`)「ちょ、ちょっと待っててください!」

( ・∀・)「は、はい・・・?」

('A`)「君、ちょっときて」

川д川「なあに?」

('A`)「お客さん、これはすごいですよ~期待して損は無いですよ~」

( ;・∀・)「あなた自分でハードルを上げるタイプですね」


川д川と('A`)「この子をですね・・・」

('A`)「テレビに押し込める!」
つ□と
  ”

( ・∀・)「・・・」

('A`)「はい、出てきて!」





       サダコ~
□  ~川fд川f



('∀`)「ね?」

( ・∀・)「あ、えーっと感想ですか? 殺意が沸きました」

('A`)「宜しかったらさっきの顔芸と合わせて宴会芸にどうぞ。
    おそらく使えないと思いますけど」

(#・∀・)「だろうな!」

川д川「似てました?」

(#・∀・)「そっくりですよ本物の貞子かと思いました!」

川д川「いえHISASHIに」

( ;・∀・)「そっちかよ! 似てねえよ! お前さっき貞子~って言ってただろ!」

川д川「HISASHIもオフのときは貞子~って言うらしいですよ」

( ;・∀・)「HISASHIそんな変なやつじゃねえよ!」

('A`)「あなたはHISASHIの何を知っていると言うんですか!」

( ;・∀・)「何もしらねえよ! 一般論だよ!」


(ii・∀・)「頭が痛くなってきた」

('A`)「それはそれは。お気の毒に・・・」

(#・∀・)「おまえのせいだよ!」

(ii・∀・)「駄目だ・・・本当にきつい。体も熱いみたいだ。風邪かな?」

('A`)「風邪ではありませんよ」

(ii・∀・)「医者でもないのにどうしてわかるんだよ!」

('A`)「わかりますよ。だってあなたの死体は丸焦げなんですよ」

( ・∀・)「は?」





('A`)「最上階なんて予約するから、煙から逃げられなかったんですよ」

ホテルマンの顔に、黒いシミが広がってきた。
ある程度顔を覆い尽くしてからそれがなにかわかった。やけどの痕だ。

(%A`)「火事が起こったって言ったじゃないですか。わたし」

( ・∀・)「・・・なんだよそれ」

川%д川「かくれんぼしてたの」

( ・∀・)「ちょっと・・・待てよ・・・」

川%д川「あなたの部屋がちょうど空いてたから、クローゼットの中に隠れた。
      その中で眠っちゃって、焼け死んだ」

( ;・∀・)「なんだよ・・・なんなんだよおい・・・!」

( ;・∀・)「ふざけんな。ちゃんとパソコンだって・・・」

さっきまでメールソフトを開いていたはずのパソコンの画面は、
溶け出して中の細かい部品類が見えていた。

テレビを見る。黒く焼けただれている。

( ・∀・)「なんで・・・」

カーテンを開けた。
曇り空だと思っていた空は、気流が乱れ、常に雷が飛び交う乱気流に覆われていた。
海が見えるはずのテラスからは、どこまでも続く荒れ果てた大地が広がっていた。

(%A%)「ところで、どうして幽霊が怖いんですか?」

川%%%川「同じ幽霊のくせに」


(%。∀%)「さァ。なんでデしょうか・・・」


モララーは頭を抱えた。
頭痛はさらに酷くなっていった。






この小説は2009年2月28日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者は◆Ice/W2BuZ 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 11:14 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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