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( ´_ゝ`) 兄者と魔法のランプのようです

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




( ´_ゝ`) 「なんだこれ。グリーンハーブか」

( ´_ゝ`) 「お、せかいじゅのは。 っぽいもの」

( ´_ゝ`) 「…なんだこれ」

( ´_ゝ`) 「あ、あれか、カレー入れるやつ」



1_20100109110553.jpg




■兄者・妹者の家

(*´_ゝ`)「ただいま妹者世界で一番愛してるぞー」

l从*・∀・ノ!リ人「おかえり兄者世界で二番目に愛してるのじゃ!」

(*´_ゝ`) 「はっはっ一番は誰なんだー?」

l从*・∀・ノ!リ人「妹者は妹者が世界で一番大好きなのじゃー」

(*´_ゝ`) 「流石だな妹者ー」

l从*・∀・ノ!リ人「えへへー」

(*´_ゝ`)b dl从・∀・*ノ!リ人    グッ


l从・∀・ノ!リ人「今日のご飯はなんなのじゃ?」

(*´_ゝ`)「ん、カレーだ!なんかレトロな感じのカレー入れを見つけたのだ!」

l从*・∀・ノ!リ人「わーいなのじゃ!チキンカレーがいいのじゃ!」

( ´_ゝ`)「把握したー」

( ´_ゝ`)「む、しかしこのカレー入れ汚れてるなあ。ちょっと磨くか」


ふきふき きゅっきゅっ

(;´_ゝ`)「……ん?」

l从;・∀・ノ!リ人「わー!煙がもくもくなのじゃ!きっとカレー入れの中にドライアイスが入ってたのじゃー!」

(;´_ゝ`)「マジで?!一酸化中毒の危機じゃないか妹者早く窓開けてー!」

l从;・∀・ノ!リ人「まどまどまどー!」


『わたしを よんだのは おまえか』


(;´_ゝ`)「うおっ?!」

l从;・∀・ノ!リ人「ど、どうしたのじゃ兄者?!」


『おまえは 兄者 と いうのか』


(;´_ゝ`)「いや、妹者、この声聞こえないのか?」

l从;・∀・ノ!リ人「この声って、どの声なのじゃ?」

(;´_ゝ`)「む、むう?」


『兄者 おまえが わたしを よんだのだな』


(;´_ゝ`)「ああそうだよそれがどうした!お前はなんだ!」


『……わたしは ランプの せい』


(;´_ゝ`)「ああん?」


『しばしまたれよ いま ひとのかたちを とる』


l从;∀;ノ!リ人「うわーん!兄者がついにおかしくなったのじゃ!
         いつかこうなる気はしていたのじゃー!」

(;´_ゝ`)「こらっそこ!失礼なこと言わない!」


(;´_ゝ`)「………」

从;・∀・ノ!リ人「な、なんなのじゃ?煙が……」

(;´_ゝ`)「人のかたちに……」

(´<_` ) どーん

(´<_` )「ふう」

(;´_ゝ`)そ「っていうか俺じゃん!!」

从;∀;ノ!リ人「うわああああんドッペルゲンガーなのじゃああああ兄者死んじゃうのじゃあああ」

(;´_ゝ`)「こえええええええ俺イケメンすぎるうううう」

(´<_` )「……うっせーなあ…」

(;´_ゝ`)「あれ?さっきまでとキャラ違うくね?」

(´<_` )「気のせいだろ。ランプの精だけに」

从;∀;ノ!リ人「兄者のドッペルだけに兄者並に寒いのじゃー!」

(;´_ゝ`)「妹者!遠まわしに俺を中傷をするのはやめなさい!」

(;´_ゝ`)「んで自称ランプの精!なんなんだお前は!」

(´<_` )「なんなんだ、って。あんた”アラジンと魔法のランプ”の話知らんのか」

(;´_ゝ`)「知ってるけど」

(´<_` )「なら聞くな。俺は魔法のランプの精、あんたの願いを三つ叶えてやんよ」

(;´_ゝ`)「な、なんだってー?!」

(;´_ゝ`)「どどどど、どうしよう妹者?!お前何か願いごととかあるのか?!」

l从;・∀・ノ!リ人「うえっ?!ち、チキンカレーが食べたいのじゃ!」

(;´_ゝ`)「ち、チキンカレー頼む!」

(´<_` )「何人前?」

(;´_ゝ`)「お前も食うか?!」

(´<_` )「うん」

(;´_ゝ`)「じゃあ三人前!」

(´<_` )「じゃあ今から作るからちょっと待ってて」

(;´_ゝ`)「手作りなのかよ!魔法使えよ!」

(´<_` )「手作りが一番うまいだろ」

(;´_ゝ`)「そ、それには同意せざるを得ない……」



(*´_ゝ`)「ごちそうさまでしたー」l从・∀・*ノ!リ人

l从*・∀・ノ!リ人「おいしかったのじゃ!」

(*´_ゝ`)「お前料理上手だな!」

(´<_` )「おそまつさま」

(´<_` )「で、あと二つなんだけど」

(;´_ゝ`)「いやいやちょっと待て、まあ落ちつけ。ランプの精なのはわかったけどなんでお前、俺なんだ?」

(´<_` )「日本語でおk」

(;´_ゝ`)「なんでお前、俺にクリソツなんだよ!」

(´<_` )「実は、俺はランプの精の新人でな」

(´<_` )「ランプの精の姿は、最初に呼び出した人間を元に形成するという伝統があるのだ」

(´<_` )「だから、俺の姿はあんたの姿とそっくりになっているわけだ」

l从・∀・ノ!リ人「じゃあじゃあ、でずにぃのジーニーを最初に呼び出した人はあんな顔だったのじゃ~?」

(´<_` )「まあ、そうなるな」

(*´_ゝ`)「お前、最初に呼び出した人間がこんなイケメンで本当に幸せものだな!」

(´<_` )「子供が親を選べないように、呼び出す人間をランプの精は選べない……」

l从・∀・ノ!リ人「同情に値するのじゃ~」

( ´_ゝ`)「……」


(´<_` )「まあとりあえず、あと二つ願いを叶えてやらんでもないぞ」

( ´_ゝ`)「何という上から目線……」

l从・∀・ノ!リ人「ランプの精は、なんでも叶えられるのじゃー?」

(´<_` )「人の心や命をどうこうすることは出来ないがな」

l从・∀・ノ!リ人「……ふーん、なのじゃ」

( ´_ゝ`)「じゃああと二日間の晩御飯でも頼もっかね」

(´<_` )「随分簡単に決めてしまうんだな。億万長者とかなら叶えてやれるんだぞ」

( ´_ゝ`)「別に妹者と暮らす分には今でも困ってないしなあ」

(´<_` )「二人暮らしなのか?」

( ´_ゝ`)「あーうん。母者と父者が何年も前に失踪してしまってなあ」

l从・∀・ノ!リ人「まあいつか帰ってくるのじゃー」

(´<_` )「なんという楽観主義……生活はどうしているんだ」

( ´_ゝ`)「魔法のランプの精なんていうファンタジーな存在の癖に現実的だな……
      今は薬草を調合して、それを売って生活している」

(´<_` )「……」

(;´_ゝ`)「ご、合法だよ?!」

(´<_` )「なにも言ってないぞ」

( ;_ゝ;)「合法だもん!合法だもん!気持ちよくなったり幻覚見えたりしないもん!」

(´<_` )「通報しますた」

( ;_ゝ;)「うわああああん」


( ´_ゝ`)「ところでランプの精、お前のことなんて呼べばいい?」

(´<_` )「立ち直り早い」

l从・∀・ノ!リ人「流石なのじゃ兄者~!」

(*´_ゝ`)「うへっへへへ」

(*´_ゝ`)bdl从・∀・ノ!リ人  グッ

(´<_` )「キメェ……別に名前なんて無いし、好きに呼んでもらって構わんよ」

( ´_ゝ`)「なんだそれは。ジーニーみたいな名前は無いのか」

(´<_` )「ねえよ。たぶん最初に呼び出した人が付けたんじゃねえの?」

( ´_ゝ`)「ふむふむ。じゃあ俺が付けてもいいのか?」

(´<_` )「………えー……」

(*´_ゝ`)「よっしゃ妹者、考えるぞ名前!」

l从・∀・ノ!リ人「えっとえっと、ポチ者!」

(´<_`;)「犬じゃねえよ!」

( ´_ゝ`)「じゃあタマ者」

(´<_`;)「猫でもねえよ!もうやだこの兄妹!」

l从・∀・ノ!リ人「んーとんーと」

(*´_ゝ`)「まあ明日までに考えとくぞー!精々楽しみにしておくんだな!」

(´<_` )「悪役の捨て台詞みたいになってるぞ」

(*´_ゝ`)「それはそうとして、デザートのリンゴを食おう!」

l从*・∀・ノ!リ人「くおーくおー!」

(´<_` )「……」

(;´_ゝ`)「ああああ!」

(´<_`;)「な、なんだよ」

(;´_ゝ`)「りんごってどうやったら三等分出来るんだ?!」

l从;・∀・ノ!リ人「これはゆゆしき事態なのじゃ!」

(´<_` )「いや、別に俺いらないんだけ……」

(*´_ゝ`)「そうか!半分に切ってからその半分を三等分にすれば合計六個となり!
      二個づつ分けることができる!」

l从*・∀・ノ!リ人「流石なのじゃ兄者~!」

(´<_` )(口癖なのか?)

(*´_ゝ`)bdl从・∀・*ノ!リ人 グッ

(´<_`;)(……何かの儀式なのか?)

(#´_ゝ`)「流石家に代々伝わる秘技ッ……アッポゥ・レザー・ムキムキを見よ!」

(´<_`;)「おい!その英語絶対間違ってるぞ!」

l从・∀・ノ!リ人「らんぷ、英語は心なのじゃ~」

(´<_`;)「もっともらしいこと言ってんじゃねえよ!!」


l从*・∀・ノ!リ人「おいしかったのじゃ!」

(*´_ゝ`)「ふひひwwww」

(´<_` )「皮剥いただけじゃん」

(#´_ゝ`)「なんだと!俺の体温が移らないように手早く、
      それでいて掃除がしやすいように皮が途切れないように、
      食べるところが減らないように皮だけを的確に切る!
      この作業の奥深さをお前は知らない!」

(´<_`;)「しょ、正直すまんかった……」

l从*・∀・ノ!リ人「食べ終わったら、お皿を洗って、皆でお風呂に入るのじゃー!」

(´<_` )「……は?皆で?!」

( ´_ゝ`)「お湯が無駄になるだろー」

(´<_`;)「いやいやいやいや、この子女の子だろ?!」

( ´_ゝ`)「男に見えるか?」

l从・∀・ノ!リ人「失礼極まりないのじゃ!」

(´<_`;)「だから、年頃の女の子が男と風呂だなんておかしいだろ!」

( ´_ゝ`)「兄妹だし」

(´<_`;)「俺はちげーよ!」

( ´_ゝ`)「俺のドッペルみたいなもんじゃん」

(´<_`;)「みたいなもんであって血のつながりはない!」

( ´_ゝ`)「お湯冷めるぞ?寒いんだぞ?一緒に入った方が楽しいぞ?!」

(´<_`;)「俺別に人間じゃないから風呂なんて入らないでもいいしな!今まで入ったこともねえよ!」

(#´_ゝ`)「俺の形をしている以上人間だ!そして風呂に入らない人間に布団に入る権利などない!」

(´<_`#)「いいよ俺ランプで寝るから!」

(#´_ゝ`)「てっめえ、ファンタジー極まりない発言だな!けしからん!」

(´<_`#)「なにがだよ!!」


( ´_ゝ`)「じゃー俺ら風呂入るからー」

(´<_` )「おう」

(´<_` )「……」

(´<_` )「ていうか普通兄妹でも一緒に風呂はねえだろ……」

(´<_`;)「……」


もう熱いのじゃーゆであがるのじゃー>

あと30数えるまで出ちゃだめー>

むううう!>


(´<_`;)「……一瞬でも変なこと考えた自分を殺したくなってしまった」

(´<_`;)「とりあえず詫びとして皿でも洗うか……」



l从*・∀・*ノ!リ人「ほかほかなのじゃー」

( ´_ゝ`)「ようランプの精、まだあったかいし入ってこいよ」

(´<_` )「……お湯が無駄になるんじゃなかったのか?」

l从*・∀・*ノ!リ人「ランプの精がほかほかになるなら無駄じゃないのじゃ~」

( ´_ゝ`)「そゆこと。あ、皿洗ってくれたんだな。さんきゅー」

(´<_` )「いや、しかし……」

( ´_ゝ`)「なんだよ、これ以上言うなら沈めるぞ」

(´<_` )「物騒な。いや、だから、俺が言いたいのはだな」

(´<_`;)「その……風呂ってどうやって入るの?」

(;´_ゝ`)「は?」

(´<_` )「俺はランプの精だからな、風呂なんて入ったことがない。知識としては知ってるが……
      服を脱いで、お湯に身体を沈める、だけでいいのか?」

(;´_ゝ`)「料理も皿洗いも出来て何故風呂に入れないことがあるんだ」

(´<_` )「家事はよく頼まれるらしいから、ランプの精の学校で習うんだ。
      一応人間界の常識もわかっては居るが……」

(;´_ゝ`)「なんだよランプの精の学校って………ランプスクール?」

l从*・∀・*ノ!リ人「どりーむぶれいかーなのじゃ!」

(´<_` )「大体普通ランプの精に風呂なんざ勧めないだろ」

( ´_ゝ`)「なんで?」

(´<_` )「……はーもういい。入る。入ってくる」

( ´_ゝ`)「入り方わかんないんだろ?」

(´<_` )「いいよとりあえずお湯に身体を沈めればいいんだろ」

(#´_ゝ`)「ちっげーよ!お前は風呂のなんたるかをわかってない!
       まずかけ湯をせねばならん!そしてゆっくりと湯に身体を沈め、
       その暖かさを一身に感じ、今日一日を振り返って十個の幸せと
       三個の後悔を挙げて明日への活力を養うのだ!
       そして風呂からあがり、髪の毛を洗い、シャンプーをしてリンスをして流して、
       それから身体を洗う!流す!そして最後に湯船につかり、三十数えてから出るのだ!」

(´<_` )「わかった」

(;´_ゝ`)そ「え?!覚えたの?!」

(´<_` )「ランプの精なめんな」

(*´_ゝ`)「すげー!ランプの精!俺に出来ないことをやってのける!そこにしびれる憧れるゥ!」

l从*・∀・*ノ!リ人「るぅるぅ!」

(´<_` )「うぜー」

( ´_ゝ`)「風呂からあがったらしっかりと髪の毛と身体をバスタオルで拭くんだぞ!
      着替えは置いておいてやるからな!」

(´<_` )「はいはい」



■お風呂

?(´<_`;)「お湯すくなっ」

ちゃぽん

(´<_` )「……」

(´<_` )「ええと…10の幸せ……」

(´<_` )「幸せなあ……」

(´<_` )「ランプから出られた」

(´<_` )「チキンカレーがうまくできた」

(´<_` )「おいしいって言われた」

(´<_` )「名前貰えるらしい」

(´<_` )「あと、人間だって言われた」

(´<_` )「あー、あとは……リンゴが美味しかった」

(´<_` )「風呂入ってる」

(´<_`;)「うーむ」

(´<_`;)「後悔。幸せが七個しかない」

(´<_` )「……」

(´<_` )「後悔が一個しかないっていうのは幸せなことなんだろうか」

(´<_` )「じゃあ八個だな。はー。二個たりねえ」

(´<_` )「…熱いな……」


(´<_` )「シャンプー。これか」

がしがし

しゃー

(う<_`;)「うおっ目いてえ」

(´<_` )「……リンス……」

(´<_` )「なんだこれは泡立たないな。そういうもんなのか」

(´<_` )「流す」

しゃー

(´<_` )「身体…はこのスポンジで洗うのかね……」

ごしごし

(´<_`;)「痛いな…」

(´<_` )「……あ、もしかしてこの石鹸って身体洗うためのものか?」

(´<_` )「まあいいか…」

(´<_` )「湯船に浸かる…」

(´<_` )「……熱い……」

(´<_` )「……数えてないけどいっか……」


<よくねえよ!

<ズルはよくないのじゃ!


(´<_`;)「……」

(´<_` )「いーち、にー……」



(´<_` )「……終わった」

(;´_ゝ`)そ「うん、聞いてた。って髪の毛乾かせよ!」

l从;・∀・ノ!リ人「床がびちゃびちゃなのじゃ!」

(´<_`;)「えーと、すまん」

(;´_ゝ`)「いやお前風邪ひくから!乾かせ!」

l从*・∀・ノ!リ人「ぐわしぐわしなのじゃ!!」

(´<_`;)「うおおお」

(*´_ゝ`)「いいぞ妹者もっとやれ!」

l从*・∀・ノ!リ人「ぐぐぐわわわししし!」

(´<_`;)「禿げる!禿げあがる!」

(;´_ゝ`)「うおお禿げた俺なんか見たくないぞおおお!」


( ´_ゝ`)「さて寝るかー!えーと、じゃあ妹者を真ん中にして、川の字フォーメーションで寝るぞ!」

(´<_` )「川の字…?」

(*´_ゝ`)「この国に伝わる伝統の寝方だ!このフォーメーションで寝ると怖い夢を見ないのだ!」

l从*・∀・ノ!リ人「のじゃ!」

(´<_` )「…ふーん……」

(*´_ゝ`)「おやすみ!妹者、弟者!」

l从*・∀・ノ!リ人「おやすみなのじゃ!兄者、ランプの精!」

(´<_` )「えーと、おやすみ?」

( ´_ゝ`)「なんで疑問形?」

(´<_` )「…おやすみ」

( ´_ゝ`)「おー」

l从・∀・ノ!リ人「おうおう!」

(´<_` )「……」

(-<_- )



■翌朝

(*´_ゝ`)「くおら起きろー!起きなきゃ目玉をつっつくぞー!」

l从>∀<ノ!リ人「きゃー!なのじゃ!」

(´<_`;)「うおっ?!」

(*´_ゝ`)「おはよう妹者、弟者!」

l从*・∀・ノ!リ人「おはようなのじゃー!兄者、弟者!」

(´<_` )「おは……よう…」

( ´_ゝ`)「なんだ、人間じゃないとか言いはってたのに、一丁前に低血圧なのか」

(´<_` )「……うるせえ……」

( ´_ゝ`)9m「プギャーwwww俺朝飯作ってくるから二人とも布団たたんどけよー」

l从*・∀・ノ!リ人「把握なのじゃ!」

(´<_` )「はあく……」

(-<_-;)「………ねむい……」

l从*・∀・ノ!リ人「弟者はねぼすけさんなのじゃー」

(-<_-;)「………」

(-<_- )「………」

(-<_-;)「………弟者って誰?」

l从*・∀・ノ!リ人「お前なのじゃ!」

(´<_` )「俺?」

l从*・∀・ノ!リ人「そうそう。あ、そっち持ってなのじゃー」

(´<_` )「あ、うん……」

l从*・∀・ノ!リ人「昨日、弟者がお風呂入ってるときにね、決めたのじゃ!
         兄者にそっくりだから、流石的に考えて、弟者!バイ兄者!」

(´<_` )「ふーん……」

l从・∀・ノ!リ人「気に入らなかったのじゃ?」

(´<_` )「いや、……そもそも名前って概念がよくわからないから」

l从・∀・ノ!リ人「別にそんな小難しいこと考えなくてもいいんじゃよー?
         呼ばれて嫌じゃなかったらそれでいいのじゃ!」

(´<_` )「そういうものか……別に、嫌じゃない」

l从*・∀・ノ!リ人「よかったのじゃー」


(*´_ゝ`)「さーて今日の朝食さんは!」

l从*・∀・ノ!リ人「目玉焼き、双子になる
         ソーセージの憂鬱
         パン、その上のバターの真意 の三本なのじゃ!」

(*´_ゝ`)「じゃーんけんぽん!うひひひひwwwww」

l从;・∀・ノ!リ人「あーっ!負けたのじゃ!相も変わらず、流石なのじゃ兄者!」

(*´_ゝ`)b dl从・∀・*ノ!リ人    グッ

(´<_` )「…またやってる……。ていうか、何でジャンケン?」

(*´_ゝ`)「おおうジャンケンは知ってるのか!これはだな、アニジャさんという国民的朝食の恒例行事さ!」

(´<_` )「意味分かんねえ。食っていい?」

(*´_ゝ`)「俺にじゃんけんで勝ったらな!」

(´<_` )「ああおいしそうな朝食だなあ。頂きます」

(;´_ゝ`)「あっこら!ばかやろおおお!弟者のばかちんやろう!!」

(´<_` )(凄い勢いで定着してる……)


l从*・∀・ノ!リ人「ごちそうさまなのじゃ!」

(´<_` )「ごっそさん」

(*´_ゝ`)「おそまつさまなのじゃー」

l从*^∀^ノ!リ人「えへへー兄者気持ち悪いのじゃー」

(*´_ゝ`)「えへへー」

(´<_`;)「……」

( ´_ゝ`)「あ、弟者、今日は買いだしに行くから荷物持ってくれ」

(´<_` )「え、あ、うん」

l从・∀・ノ!リ人「今日の晩飯さんはなんなのじゃー?」

(*´_ゝ`)「んー何がいい?」

l从*・∀・ノ!リ人「えっとーえっとー野菜カレー!」

(*´_ゝ`)「把握した!」

(´<_`;)「またカレーかよ!」



■市場

(;´_ゝ`)「うっわなんか今日超混んでるなあ」

(´<_` )「人がゴミのようだ……」

( ´_ゝ`)「お前魔法でどうにか出来ないの?」

(´<_` )「なんというスルー、これは間違いなくボケ殺し。え、それ願いごと?」

( ´_ゝ`)「いやいやお前だってこんな混雑してんの嫌だろ?だからお前の意志でさ」

(´<_` )「ランプの精は、自分の為に魔法を使えんのだ。願いを叶えるためだけに使える」

( ´_ゝ`)「……なんか、損な商売だなあ」

(´<_` )「聞いて驚け、ただ働きだ」

(;´_ゝ`)「なんというブラック企業……」



■マダム・ヤオヤ

( ´_ゝ`)「おばちゃーんニンジンとタマネギとナスとセロリとーカボチャkrkr」

J( 'ー`)し「あらあら兄者ちゃんまいど……」

J(;'ー`)し「おばちゃん疲れているのかしら……兄者ちゃんが二人に見えるわ」

(´<_`;)「あ、いや俺はその」

( ´_ゝ`)「いき別れの双子の弟がね、昨日ひょっこり帰ってきて」

J(*'ー`)し「あらあらまあまあ!じゃあ、母者さんと父者さんたちも?」

( ´_ゝ`)「いやそっちは帰ってきてないんですけど」

J( 'ー`)し「あら……そうなの…でも、良かったわねえ」

( ´_ゝ`)「うん兄者ちょーうれぴー。いくら?」

J(*'ー`)し「今日はおばちゃんのサービスよ。弟さんが帰ってきたお祝いに」

(*´_ゝ`)「えっマジで?うっわおばちゃんいいひと!美人!全俺が泣いた!」

J(*'ー`)し「ふふ……弟さん、お名前は?」

(´<_` )「え」

( ´_ゝ`)「弟者です」

J(*'ー`)し「ふふ、やっぱりね。流石さんちは覚えやすくていいわ」

(´<_`;)「……えーと、ありがとうございます」

J( 'ー`)し「あら、兄者ちゃんと違って礼儀正しいのね」

(;´_ゝ`)「おばちゃん?!おばちゃんどういうこと?!」


( ´_ゝ`)「えーとあとはショボンとこのスパイス屋だなー」

(´<_` )「俺はいつからお前の弟になったんだ」

( ´_ゝ`)「お前それ以外にどう言い訳すんだよ」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「な?」

(´<_` )「……」

(;´_ゝ`)「な、なんという負けず嫌い……」



■スパイシー・ショボンヌ

 (;´・ω・`)「いらっしゃ……え?」

( ´_ゝ`)「行方不明の双子の弟
       昨日
       帰還」

 (;´・ω・`)「な、なるほど……」

(´<_`;)(なんでみんな少しの疑いもなく信じてしまうんだろう…)

( ´_ゝ`)「野菜カレー作るから適当に調合してくれよ」

 (´・ω・`)「わかった。それにしても本当によく似ているねえ」

( ´_ゝ`)「うん、双子だから」

(´<_`;)(なんでこいつはこんなに堂々と嘘をつけるんだ…)

 (´・ω・`)「お名前は?」

( ´_ゝ`)「弟者」

 (´・ω・`)「そっか。弟者くん、僕はショボンっていうんだ」

( ´_ゝ`)「そしてガチホモなんDA☆」

 (;´・ω・`)「じゃないからね!!!違うからね!!!」

( ´_ゝ`)「ところでショボン、今日は何かあるのか?」

(´・ω・`)「え?兄者知らないの?今日は☆お姫様の夫募集☆の説明会だよ」

( ´_ゝ`)「あーなんかそんなのもあったなあ」

(´・ω・`)「兄者も行けば?上手くいけば逆玉の輿だよ?」

( ´_ゝ`)「あー?俺にツンデレ属性はない………」

( ´_ゝ`)「………」

(´<_` )「どうした?」

( ´_ゝ`)「あ、いや、うん。やっぱ行ってみるわ」

(´<_` )「え?」

( ´_ゝ`)「スパイスいくら?」

(´・ω・`)「や、今日は良いよ」

( ´_ゝ`)「おう、サンキュ。今度薬安くしてやんよ」


(´<_` )「……なんで」

( ´_ゝ`)「ん?」

(´<_` )「なんでどいつもこいつも代金はいらないっていうんだ。
      そんなに金に余裕があるようには見えなかったが」

( ´_ゝ`)「なんでって、そりゃいき別れの弟が帰ってくるなんてめでたいことじゃないか」

(´<_` )「そんなの店の人とは関係ないだろう」

( ´_ゝ`)「まあお前は汚くて苦しくてこじんまりとした3Kなランプ職場でひきこもって
      働いてるからわからんのかもしれんが、接客業ってのはそんなもんだ」

(´<_` )「俺だって、いってしまえば接客業だと思うが」

( ´_ゝ`)「じゃあこれから学んでいけばいんじゃね?ところで寄り道していい?さっき言ってたトコ」

(´<_` )「お前、お姫様とやらの夫になりたいのか?」

( ´_ゝ`)「うん、まあ。んでさ、願い事だけど」

(´<_` )「あ?」

( ´_ゝ`)「これ、二つ目な。”お姫様と結婚出来るように精一杯手伝う”」

(´<_` )「……おう、把握した」

( ´_ゝ`)「でも晩飯作るのは手伝えよー」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「返事はー」

(´<_` )「……」



■☆お姫様の夫募集☆の説明会場

( ・∀・)「えーじゃあ三行でわかりやすく説明しますねー。
      一回しか言いませんからねー聞いてない人は姫様の夫になる資格とか全くありませんよー」

(#^ω^)「ツンが他の人と結婚するなんて絶対にいやだお……僕はツンがす……す…」

( ・∀・)「城の時計塔のてっぺんに、一番早く辿り着いたひとが姫様と結婚できます!」

(*/////)「す……すきだなんていえないお!!っていっちゃったお!恥ずかしいお!!!」

( ・∀・)「ありゃ一行で終わっちゃったね」

(;^ω^)「でもでもでも今日はツンの夫募集の説明会に来たんだから、みんなツンのことが好きなんだお……」

( ・∀・)「あ、ちなみにこの説明会が終わった瞬間からスタートだからそこんとこヨロシク」

(*^ω^)「で、でも僕が一番ツンをす……すきなんだお!!」

( ・∀・)「じゃ、かいさーん」

?(;^ω^)「だから、だから僕うわああああああ?!ちょ、踏まないで踏まないで!」


( ´_ゝ`)「すげー勢いだなー。皆そんなに逆玉の輿に乗りたいのかねえ」

(´<_` )「お前は違うのか?」

( ´_ゝ`)「さっきから思ってたけど弟者さ、俺の名前も妹者の名前も、自分の名前も絶対言わないのな」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「まあ別にいいけどさあ、大事なときは名前呼んだ方がいいぞ」

(´<_` )「覚えておく」

( ´_ゝ`)「おう。……で、そこのぺっちゃんこの人大丈夫?」

___「お……」

(;´_ゝ`)「あーあー足跡だらけ……ほら、立って」

( )^ωメ)「うっ、うううう。親切な人ありがとうだお……」

( ´_ゝ`)「あんたずっとひとりごと言ってたけど、説明聞いてたか?」

( )^ωメ)「え……説明……もう終わったのかお…?」

( ´_ゝ`)「うん。そしてもう姫様争奪戦が開始しているぞ」

( );ωメ)「おおおおおお!ぼ、ぼ、ぼく緊張しすぎて!それで!」

( ´_ゝ`)「あーうん、城の時計塔のてっぺんとこに最初に辿り着いた人が結婚できるってだけだから」

(´<_` )「……」

( )^ωメ)「が、がんばりますお!っていうか貴方もツンと結婚したいんだおね?」

( ´_ゝ`)「え?ああうん」

( )^ωメ)「じゃあ僕はライバルのはずだお!それなのに親切に教えてくれるなんてすっごくいい人だお!
       ありがとうございますお!」

(*´_ゝ`)「はははそんなイケメンだなんて照れるじゃないか本当のことを」

( )^ωメ)「じゃあお先に失礼しますお!」

( ´_ゝ`)「……ああいうのを本当のボケ殺しって言うんだろうなあ……で、なんで弟者は俺を睨んでるんだ?」

(´<_` )「なんで馬鹿正直にルールを教えるんだ」

( ´_ゝ`)「なんでって」

(´<_` )「教えなきゃライバルが一人減ったのに」

( ´_ゝ`)「だってあんなやつに嘘つくなんて後味わるくね?」

(´<_` )「さっき店の奴に嘘ついてたじゃねえか。それで品物貰ってんだから詐欺だ」

( ´_ゝ`)「おおう痛いトコつくねー。いいんだよそれはまあ後々」

(´<_`#)「なんだよ後々って」

( ´_ゝ`)「大体お前の魔法っていうチート技使うんだから説明くらいしてやったっていいじゃねーか」

(´<_` )「……」

( ・∀・)「なんだまだこんなとこでダラダラしてるとは。お前らやる気あるのか?
      勝負はとっくに始まってるんだぞ」

( ´_ゝ`)「最早僕にはやる気しかありません。さあ弟者、家に帰ってカレー作るぞ!」

(#・∀・)「冷やかしなら帰れバーヤバーヤ!」



■兄者・弟者・妹者の家

(*´_ゝ`)「ただいま妹者世界で一番愛してるぞー」

l从*・∀・ノ!リ人「おかえり兄者世界で二番目に愛してるのじゃ!」

(*´_ゝ`) 「はっはっ一番は誰なんだー?」

l从*・∀・ノ!リ人「妹者は妹者が世界で一番大好きなのじゃー」

(*´_ゝ`) 「流石だな妹者ー」

l从*・∀・ノ!リ人「えへへー」

(*´_ゝ`)b dl从・∀・*ノ!リ人    グッ


l从*・∀・ノ!リ人「あ、と!おかえりなのじゃ、弟者!」

(´<_` )「ただいま」

(´<_` )「……妹者」

l从*・∀・ノ!リ人「!」

l从*・∀・*ノ!リ人「えへへへへ!」

(;´_ゝ`)「お、弟者俺は?!俺は?!」

(´<_` )「さてカレー作るかー」

l从*・∀・*ノ!リ人「はーい!なのじゃ!」

( ;_ゝ;)「差別だああああ!!!」



l从*・∀・ノ!リ人「カレーおいしいのじゃ!」

(*´_ゝ`) 「今日は俺の愛だけじゃなく弟者の愛も入っているからな!さぞや美味しかろう!」

l从*・∀・ノ!リ人「あれれーなんだか吐き気をもよおしてきたのじゃ!」

(´<_`;)「……」

(*´_ゝ`) 「あ、食い終わったらちょっと出かけるけど、妹者一人で留守番出来る?」

l从・∀・ノ!リ人「む!出来るにきまっておろう!」

(*´_ゝ`) 「はっは、本当かなー」

l从・∀・ノ!リ人「むむー!なんなら一人で風呂だって入ってみせるのじゃ!」

(;´_ゝ`) 「じゃあ俺は誰と入ればいいの?!」

(´<_`;)「一人で入れよ!」



■外

(*´_ゝ`)「さてさて弟者!魔法であそこまで運んでおくれ!ビューンと!」

(´<_` )「やだ」

( ´_ゝ`)「え?」

(´<_` )「やだ」

(;´_ゝ`)「……な、なんで?!」

(´<_` )「人に見られるじゃん」

(;´_ゝ`)「みられちゃダメなの?!鶴の恩返し理論?!」

(´<_` )「見られたら騒がれるだろ。めんどくさい」

(;´_ゝ`)「理由めんどくさいだけ?!願いかなえろよ!」

(´<_` )「歩いて行けばいいだろうよ」

(;´_ゝ`)「なんという…」


( ´_ゝ`)「ところでさ」

(´<_` )「うん」

( ´_ゝ`)「なんでランプの魔人じゃなくてランプの精なんだ?」

(´<_` )「あー」

( ´_ゝ`)「?」

(´<_` )「ほら、”気のせいだろ。ランプの精だけに”って言ったじゃん」

( ´_ゝ`)「ああ……うん。出来れば思い出したくなかったな」

(´<_` )「だから」

( ´_ゝ`)「……」

(;´_ゝ`)「え?!それだけの為に?!」


(´・_ゝ・`)「はっは、ここは最初の関門だ!ここから先を通して欲しければ俺を倒していくんだな!」

( ´_ゝ`)「いけー弟者ー」

(´<_` )三=「おー」

ガッシ!

(;´・_ゝ・`)「いってえええ」

(´<_`#)「うるさい、今何時だと思ってるんだ」

( ´_ゝ`)「常識的だ…」

ボカッ!

(;´_ゝ`)「なんで肉弾戦?!」

(;´・_ゝ・`)「ぐはっ」

スイーツ(笑)


( ´_ゝ`)「しかしやっぱり居たなあ、邪魔する奴」

(´<_` )「ていうか、兄者は知らないだろうけど今まで歩いてる途中にもトラップめちゃめちゃあったからな」

(;´_ゝ`)「そうなの?!あっ、だから何人も道端に倒れてたのか!」

(´<_` )「魔法でさりげなく除去しておいた」

(;´_ゝ`)「なんでお前俺にまで魔法見せないの?!やっぱり鶴の恩返し理論なの?!」

(´<_` )「だってなんか魔法見せたら物凄くめんどくさそうなんだもん」

(#´_ゝ`)「うおおおおお見せないともっとめんどくさいぞおおおお」

(´<_` )「うわーうぜー」


( ´_ゝ`)「……あれ?」

(´<_` )「あ?」

( ´_ゝ`)「お前今」

(´<_` )「あ、また来た」

( `ハ´)「ハハハー此処を通りたくば俺の屍を越えていくアルー」

(;´_ゝ`)「やられる気満々だなオイ!いけ弟者!」

(´<_` )三=「わー」

ぬるぽっ

(;´_ゝ`)「?!」

ガッ!

( `ハ´)「ぬわー」

(;´_ゝ`)「パパスだったの?!ねえパパスだったの?!」



■ 城門前

( ´_ゝ`)「さてようやく城の前まで来たわけだが……こっからどうしよう」

(´<_` )「まさか壁をよじ登るわけにもいかん。城の中に入って階段で上がるしかあるまい」

( ´_ゝ`)「城の中とか……敵の手の中じゃん…弟者がこう、びゅーんと飛んでくれればさあ……」

(´<_` )「自分が空飛びたいだけだろ?」

( ´_ゝ`)「まあ、そうともいうけど……あれ?」


___


(;´_ゝ`)「またぺっちゃんこになってる……」

(´<_` )「趣味なのかもな」


(;´_ゝ`)「おーい、あんた、大丈夫か?」

___「お……あ、親切な人……」

( ´_ゝ`)「トラップにでもひっかかったか?」

(#)^ωメメ)「いや、その……お恥ずかしい話、ライバルさんに騙されて
        武器をとられてしまったんですお…それで……」

( ´_ゝ`)「ああ…そりゃ災難だったな。とりあえずこの薬草を傷口に、んで打ち身にはこっちの薬草を」

(#)^ωメメ)「あうあう……すみませんお」

( ´_ゝ`)「俺が居なかったらあのまま諦めるつもりだったの?”ツンを一番好き”なんだろ?」

(#);^ωメメ)「うおおお!も、勿論諦めるつもりなんかありませんでしたお!だって僕はツンがっ」

( ´_ゝ`)「ふうん。ならいいんだけど。はい、痛み止め。ちょーまずいよ。主に罰ゲームに使用される」

(#);^ωメメ)「お……わ、わかりましたお、男内藤ホライゾン、覚悟を決めてゴックンしますお!」

(´<_`#)「あ、の、さあ」

(#);^ωメメ)「お?」

(´<_`#)「あんたさっきも騙されたんだろ?なんでそんな得体の知れないもん飲もうとすんの?
       痺れ薬とかだったらどうすんの?」

(#);^ωメメ)「お……でも、さっきも助けてもらいましたお…」

(´<_`#)「そうやって油断させる作戦かもしれないじゃないか。なんでそんなに馬鹿なんだよ。イライラする」

(#)*^ωメメ)「……えへへ」

(´<_`#)「何ニヤニヤしてんだデブ」

(#)*^ωメメ)「やっぱり、世の中捨てたもんじゃありませんお」

ゴックン

(#); ωメメ)「うぷっ」

( ´_ゝ`)「はい吐かない吐かないーよく効くよー合法だよー」

(#); ωメメ)「うううううう」

(´<_`#)「……理解できん…」

(#)*^ωメメ)「き、効いてきましたお!凄いですお!」

(*´_ゝ`)「当然!合法ですから!」

(#)*^ωメメ)「合法って凄いお!」

(´<_`#)「……馬鹿ばっかだ…」

(#)^ωメメ)「あ、あの!」

(´<_`#)「なんすか」

(#)*^ωメメ)「さっき騙されたとき、僕も、やっぱり人を信じるのは怖いって思いましたお!」

(#)^ωメメ)「でもでも、見ず知らずの僕を本気で心配して怒ってくれる…えーと」

( ´_ゝ`)「弟者。俺が兄者」

(#)^ωメメ)「お、弟者さんのお陰で、やっぱり騙されても人を信じた方がいいと思えましたお!
       ありがとうございますお!」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「そんで、こーゆーのが俺の助けた理由ね」

(´<_` )「……理解、できん」

( ´_ゝ`)「嘘ばっか」


( ´_ゝ`)「じゃあ、お互い頑張りましょや。えーと、内藤さん」

(#)*^ωメメ)「や、僕のことはブーンって呼んで欲しいお!友達からはそう呼ばれているんだお!」

( ´_ゝ`)「へえ。姫様からも?」

(#)^ωメメ)「お……」

( ´_ゝ`)「あんだけ好きだって言うからには、やっぱ知り合いなんだよね?
      それに、姫様を呼び捨てにしているし」

(#)-ωメメ)「……トーチャンが昔、お城に勤めていて、歳が近いからってよく遊ばせてもらっていたんですお」

(#)^ωメメ)「トーチャンが死んだ五年前からは、紙飛行機でなんとか文通をしているだけで……」

(;´_ゝ`)「……紙飛行機ってそういう使用方法アリだっけ?」

(´<_`;)「俺に聞くな」

(#)-ωメメ)「知らない人と結婚なんかしたくないって、ツンは手紙(飛行機)に書いていましたお。
        ツンが僕を好きかはわかりませんお。だけど僕はツンが好きですお。
        お金や、権力目当ての人なんかよりは、絶対幸せにしますお」

(;´_ゝ`)「……あー、ブーン。決意表明の途中で済まないが」

(;´_ゝ`)「なんか物凄い勢いで、時計塔の壁をよじ登っているやつが居るのだが、
      早く行かないと間に合わなくね?」

(#)゚ωメメ)「うえええええええ?!」

(#);゚ωメメ)「の、登らなきゃ!ツンを!ツンを!」

よじよじ

ずるずるずる

よじよじ

ずるずるずる

((#);゚ωメメ))「あああああダイエットしとけばよかったおおおおお」

(;´_ゝ`)「……」

(´<_`;)「……」

(#);ωメメ)「う、うっ、うっ、」

(#);ωメメ)「ツン……」

( ´_ゝ`)「……あー、弟者?」

(´<_` )「なんだよ」

( ´_ゝ`)「俺の願い、覚えてる?」

(´<_` )「”お姫様と結婚出来るように精一杯手伝う”?」

( ´_ゝ`)「あー良かった。俺天才すぐる。俺GJ」

(´<_` )「何が」

( ´_ゝ`)「じゃあ、それ叶えてくれよ。ブーンを手伝ってやってくれ」

(´<_` )「……は?」

( ´_ゝ`)「だってその願いの言い方だと、”誰が”とは言ってないじゃん」

(´<_` )「お前は、いいのか」

( ´_ゝ`)「いいよ。ほら早く」

(´<_` )「……」


(´<_` )「おい」

(#);ωメメ)「お?」

ぐい

(´<_` )「重いな、このクソデブが。結婚したらダイエットしろよ、ふられるぞ」

(#);ωメメ)「え?」

ふわっ

(#);゚ωメメ)「ええええええええええ?!!」

びゅーん

( ;_ゝ;)「い、いいなあいいなあ!俺も飛びたかったなあああああああ!」



■時計塔(の壁)
  _
(;゚∀゚)「ひんぬー、ぜー、ひんぬー、はー、ひんぬー、ぜー、ツン様のひんぬー、ぜー、はー」

(#);゚ωメメ)「うおおおおおおおお」
  _
(;゚∀゚)「は?!」
  _
(;゚∀゚)「え……」
  _
(;゚∀゚)「……げ、幻覚だよ、な……?」


/おめでとうございます!あなたこそツン様の夫となるに相応しい!\

/ぶ、ブーン!?うそ……\

/ツン!僕、僕……\

/ブーン…ッ!\


(´<_` )「あ、壁登りお疲れ様でーす」

ひゅーん
  _
(;゚∀゚)「……」
  _
( ;∀;)「ちっくしょおおおおお」



( ´_ゝ`)「おかえり弟者」

(´<_` )「ただいま」

( ´_ゝ`)「ちゃんと願いはかなえてくれたのか?」

(´<_` )「そりゃもう。ランプの精ですから」

( ´_ゝ`)「そりゃよかった。じゃあ家に帰るか」

(´<_` )「……」

(´<_` )「本当に、よかったのか?」

( ´_ゝ`)「うん」

( ´_ゝ`)「だって、その方がいろいろ、幸せだろ。別に俺、姫様が好きなわけじゃなかったし」

(´<_` )「じゃあなんで結婚したかったんだ?」

( ´_ゝ`)「んー」

( ´_ゝ`)「妹者が、寂しくないかなって思って。でもやっぱそういうのってダメだよな」

( ´_ゝ`)「あのさ」

( ´_ゝ`)「母者と父者、いつか帰ってくるとか言ってるけど」

( ´_ゝ`)「たぶん、帰ってこないと思う。
       だって、もし生きてるならこんなに長い間、俺達を放っておくわけないからさ」

( ´_ゝ`)「俺が一番わかってる。そういう人たちじゃなかったし、
       妹者も、小さい頃のことだから、あんま記憶はないだろうけど、きっとわかってると思うんだ」

( ´_ゝ`)「言わないのは、きっと認めたくないだけで」

( ´_ゝ`)「でも、そういうのって寂しいよな。いくら俺が頑張っても、やっぱり寂しいときってあると思うんだ」

( ´_ゝ`)「だから、俺が結婚すりゃあ寂しくないかなーって思って」

(´<_` )「……」

( ´_ゝ`)「でも、好きでもないのに結婚とか、それこそ寂しいよなあ。
      だから、ブーンが居てくれてよかったよ。悪いことするところだった」

(´<_` )「……あー」

( ´_ゝ`)「ん?」

(´<_` )「うん、わかった」

(;´_ゝ`)「なんだよ」

(´<_` )「流石だな、兄者」

( ´_ゝ`)「………へ?」

(´<_` )「その馬鹿さは宇宙一だ。ランプ界にも人間界にも、兄者ほどの馬鹿は居ない」

(;´_ゝ`)「……お、おい!」

?(´<_`;)「なんだよ!」

(;´_ゝ`)b「手!手こうやって!こう!」

d(´<_`;)「うお?!」

( ´_ゝ`)b「流石だな俺ら!!!」d(´<_`;)

( ´_ゝ`)bd(´<_`;)   グッ


(´<_`;)「な、なんなんだよこれは」

( ´_ゝ`)+「流石家の家訓その一、流石な行い、発言をした人間は必ず褒め称えよ……そういうことだ」

(´<_`;)「……はー」

(´<_`;)「そういうことっすね」

(*´_ゝ`)「おうともさ!早く帰ろうじゃないか妹者の待つ我が家に!」



■兄者・弟者・妹者の家

(*´_ゝ`)「妹者ーただいまー!」

l从*・∀・ノ!リ人「おかえりなのじゃー!」

(*´_ゝ`)「あのなー妹者、お前明日誕生日だろう」

l从*・∀・ノ!リ人「そうじゃなー」

(´<_`;)(そ、そうなんだ……)

(*´_ゝ`)「だから俺、妹者におねーちゃんとおにーちゃんをプレゼントするつもりだったんだよ」

l从*・∀・ノ!リ人「うわー、兄者凄いのじゃ~!」

(*´_ゝ`)「そうだろそうだろ?でもそれってやっぱり欲張り過ぎると思ってな、おにーちゃんだけでいいかな?」

l从*・∀・ノ!リ人「うん、いいのじゃ!」

(*´_ゝ`)「そうかそうか」

(´<_`;)(やばい、全然会話についていけてない)


( ´_ゝ`)「弟者」

(´<_` )「え?」

( ´_ゝ`)「最後の願い、言うぞ」

(´<_`;)「あ、ああ」

( ´_ゝ`)「”俺の弟になってくれ”」

(´<_` )「え」

(;´_ゝ`)「な、なんだ、俺の弟っていうのがいやなら”妹者の兄になってくれ”でもいいぞ?」

(う<_` )「あ、いや、その」

(う<_; )「……あれ?」


l从;・∀・ノ!リ人「お、弟者?!泣くほどいやなのか?」

(;<_; )「……い」

(;<_; )「いやじゃないけど、なんか、なんで?」

( ´_ゝ`)「いやじゃないなら、うれしいんだろ」

( ´_ゝ`)「嬉しい時にも涙は出るからな、……人間ってのは」

l从*・∀・ノ!リ人「兄者、臭いのじゃー!えんがちょー!」

(;´_ゝ`)「うっせ!うっせ!俺が臭うみたいに言うんじゃありません!」

(;´_ゝ`)「あ、ほら」

( ´_ゝ`)「12時」

ゴーン ゴーン

(*´_ゝ`)「妹者、誕生日おめでとう」

(´<_` )「おめでとう」

l从*・∀・ノ!リ人「ありがとうなのじゃ!」

l从*^∀^ノ!リ人「今までで一番嬉しい誕生日なのじゃ!」

(*´_ゝ`)「ふひひwww明日の晩御飯は御馳走にしようじゃないか!」

(´<_` )「ほう、なんにするんだ」

(*´_ゝ`)「そりゃあ」

从*・∀・ノ!リ人「うしし、もちのろんで」

(*´_ゝ`)「カレー!」

从*・∀・ノ!リ人「なのじゃ!」

(´<_`;)「ま、またカレーかよ!」

(*´_ゝ`)「お前のこのランプもう使わないだろ?だからカレーを入れ」

(´<_`#)「させねえよ!こンの、馬鹿兄者!」



2_20100109110553.jpg

            

                  兄者と魔法のランプのようです おわり。






この小説は2009年2月27日から2009年2月28日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者は◆isjnT.PFfc 氏

ラストの絵はID:wbOPQfFg0 氏のものをお借りしました



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 11:07 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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