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( ´_ゝ`)兄者の元旦のようです

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




ペットボトルに入ったお茶を飲み干す。

うん、うまい。それだけ、それだけ。

( ´_ゝ`)「OK、ブラクラゲット」

小声で呟いてみる。間髪入れずに

「元旦からネットとは流石だな兄者」(´<_` )

コタツに首まですっぽりと埋まった弟者がだるそうな声で言う。


今は新年記念ということでZIP祭り真っ只中な訳で、
深夜3時にも関わらず俺はVIPに張り付いている。

パスが分からないだとか喚くやつが多くなったなとか思いつつ
淡々とDLしている自分はいつも通りだ。


( ´_ゝ`)「チッ、ここら辺はもう持ってる奴ばっかりだ」

「外付けHDD700GB満杯まで同人持ってりゃ普通だろ」(´<_` )

( ´_ゝ`)「まあそれもそうなんだけどな」




20090221170712.jpg



弟者は俺にクリソツの外見の癖に趣味が全く合わない。

惨事とか集める奴はマジキチだろjk

「おい、兄者今三次を馬鹿にしなかったか?」(´<_` )

( ´_ゝ`)「何も言ってないだろ。エスパーかお前。」

「俺の第六感-シックス・センス-が反応してるんだ」(´<_` )

( ´_ゝ`)「厨二病乙」

弟者と兄弟漫才まがいのことをするとついニヤけてしまう。

これが俺の初笑いなのか?


「それにしても新年だぞ、兄者」(´<_` )

( ´_ゝ`)「だから何だよ」

「ほらほらお正月といえば!」(´<_` )

お正月といえば……?

( ´_ゝ`)「年賀状?」

「兄者に年賀状を送ってくるのは田舎の爺者くらいだろ」(´<_` )

( ´_ゝ`)「……」

気にしてるところをザクザク刺してくるあたりは流石だと思う。

( ´_ゝ`)「門松?」

「なんでいきなり門松なんだよ。違う違う」(´<_` )

いきなり質問して来たのはそっちなのにこの扱いは鬼畜だと思う。

( ´_ゝ`)「あー、お雑煮?鏡餅?ぜんざい?」

「餅ばっかりか。喉に詰まらせて氏ね」(´<_` )

いくらなんでもそのツッコミは鬼畜だと思う。

( ´_ゝ`)「んーじゃあおせち?」

「兄者はうんこ製造機なだけあって食い物にしか興味は無いのか」(´<_` )

実の兄に向かってうんこ製造機とかコイツは血も涙も無いのか。

大体俺はニートなのは事実だが、弟者もまたニートなのである。

本人曰く働く気はあるそうだが果たしてどうか。

( ´_ゝ`)「えー、お年玉……?」

「That's right!時間かかりすぎだぞ兄者」(´<_` )


( ´_ゝ`)「それがどうしたんだ?」

DLキーを入力しながら聞くと、弟者がむくりと上半身をコタツから出した。

「お年玉は嬉しくないのか?現金だぞ現金」(´<_` )


( ´_ゝ`)「ブログのアフィで稼いでるから別にいらねえわ」

「……あのブログまだやってるのかよ」(´<_` )

俺はネットアイドルをやっている。やり方は簡単。みんなが大好きフォトショだ。

自分で言うのも難だが俺はイケメンだ。編集した後はね。

自分の写真とか日記とか載せるだけ。後はアフィのリンクを張る。

すると不思議月末にはエロゲーの初回版が10本は買えるくらいの収入が手に入る。

世の中カモになってくれる奴がわんさかいるから止められない。

最近は独身OLだと思われる女がアフィの商品をガンガン買ってくれるせいで
余計収入がある。世の中には金に余裕のある奴がいるものだ。


「俺も初めてみようかな……」(´<_` )

弟者が呟きながらまたコタツに首までもぐった。

( ´_ゝ`)「その気になったらフォトショの使い方教えてやるよ。」

そういえばブログで新年の挨拶するの忘れてたな。

あけおめことよろ、ぐらいはやっておかないとファンに申し訳ない。

思い立ったらすぐやるのが俺のモットーなので(働くことを除く)

立ち上がって部屋の机の上にあるデジカメを取りに向かう。


l从-∀-ノ!リ人「ん~おっきい兄者なのじゃー」

デジカメを取ったあと居間のコタツに戻ろうとしたら妹者が立ってた。

( ´_ゝ`)「おう、妹者。こんな夜更けに何してるんだ?」

l从・∀-ノ!リ人「おっしこしたくて起きたのじゃ~」

なんて甘美な響きだ。実の妹に欲情しそうになる。

なんてったて俺らの血縁なのかと思うほど可愛い。大橋のぞみとか比じゃない
ナチュラル幼☆女。引きずってる熊のぬいぐるみがたまんないね。

( ´_ゝ`)「早く寝ないとまた母者に怒られるぞ」

l从・∀-ノ!リ人「おっしこくらいはいいのじゃー」

( ´_ゝ`)「……一人で行けるか?」

l从・∀・ノ!リ人「大丈夫なのじゃー!妹者は今年で小学生なのじゃ!」

そういえば今年で小学生だったか。にしては幼い気がするけど

( ´_ゝ`)「お、そうだ。明けましておめでとう」

l从・∀・ノ!リ人「ん、明けましておめでとうなのじゃ!」

そういいながらはにかんだ妹者は実に可愛かったが、これ以上直視していると
本当に犯罪者の仲間入りしそうな気がしたから俺は階段を降りた。

自分撮りは最初は恥ずかしかったが今では慣れた。

何、どうせ別人へと変わるんだどうってことはない。

ブログ用とは別に弟者の半分目を開けてだらしなくよだれをたらしている寝顔も撮っておいた。

あとでイジるネタに使おう。

撮った写真をノートパソコンに取り込んで編集する。

適当な文章を書いて編集した画像を載せる。そしてアップロード。はい終了。

これが金の成る木なんだな、と思うとまた口角が自然と釣りあがった。

やめられない。止まらない。かっぱえびせんならぬネトア。


その後もだらだらとVIPやお気に入りのサイトを巡回していた。

ふと時計を見たら6時。そろそろ皆起きるかな

ペットボトルに僅かに残ってたお茶のしずくを寝ている弟者に垂らしてやる。

「うわっぷ!なんかめにはいttうぎゃあああああいてええええええ」(´<_; )

目に入ったみたい。ごめんね弟者(はぁと

「何してんだよ馬鹿!失明したらどーする!」(´<_`#)

( ´_ゝ`)「そんなんで失明するならお前は我輩の弟ではないわ!」

「……出来るだけ大きい岩が落ちてきて悶え苦しみながら死ね」(´<_`#)


 @@@
@#_、_@        
 (  ノ`) 「朝から本当に騒々しいねあんたたちは」


振り返るとそこには関羽雲長が立っていた。

( ´_ゝ`)「!!!!!」(´<_` )

慌てて身構えると既に神速の右フックが迫っていて……

俺のいしきはとぎれt





l从・∀・ノ!リ人「母者のおせち美味しいのじゃー!」

 @@@
@#_、_@        
 (  ノ`) 「あたしが作ったんだから当然よ」

まだ頭痛が痛い俺は少し視界がぼやけているのを気にしつつ
自分の皿にいそいそとおせちを取り分けている。

隣の弟者はまだ意識が朦朧としているらしく、ぶつぶつと訳の分からない呪文を唱えていた。

実の息子にこの仕打ちはあまりのも鬼畜だと思う。

∬´_ゝ`)「お母さん、で例の物は?」

 @@@
@#_、_@        
 (  ノ`) 「お父さんに聞きなさい」

∬´_ゝ`)「お父さん、早く早く!」

彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「……」

姉者は三十路が近いのにも関わらず彼氏無しのOLで現在は帰省中な訳だが、
これはどうみてもお年玉をねだっている、というのは見て分かった。

いい年こいて何せがんでんだよ、と説教してやりたいのは俺だけじゃないはず。

ニートに俺が言っていいかは分からんけどな。多分言っちゃ駄目だな。


彡⌒ミ
(#´_ゝ`)「お前らなんかにやるかバーカ!可愛い可愛い妹者に貴様らの分全額贈呈だ!」


∬´_ゝ`)そ「な、なんだってー!!!」Σ(´<;_` )

弟者はまるで最愛の人を失ったかのような茫然自失とした表情をしている。

姉者は例えるならば……般若のような顔をしている。

一方で妹者は喜んでいいのか悪いのか困惑しているようで、これが可愛いんだな。

父者の妹者愛はハンパねぇのは知ってるけどこれはやりすぎな気もするわ流石に。

いや、流石だからこそ、この仕打ちなのか?数の子が美味しい。


( ´_ゝ`)「ときに、姉者はお年玉をもし貰ったとしたら何に使うんだ?」

「確かにそれは気になるな。いい年して何のために?」(´<_` )

∬*´_ゝ`)「買い物よ!か・い・も・の☆」

食べたおせちをリバースしそうになるのを必死に堪える。

弟者の顔を見たら全く同じ状況らしく、笑えた。

( ´_ゝ`)「……具体的にどうぞ」

∬*´_ゝ`)「馬鹿にするでしょ!」

「興味本位で聞いてるんだから馬鹿にしないぞ」(´<_` )

分かったわ、と言って咳払いを一つおいてから、

∬*´_ゝ`)「今、私、アイドルにはまっているの!」


∬*´_ゝ`)「それで!私は貢いでるのよ!」



彡⌒ミ
( ´_ゝ`) 「                  

( ´_ゝ`)                    (´<_` )
            …………      
 @@@                    l从・∀・ノ!リ人
@#_、_@                 」        
 (  ノ`)



∬´_ゝ`)「ちょ、ちょっと何よみんな!」

(;´_ゝ`)「なんか…その…なぁ?弟者?」

「っ……うん…いいんじゃない…」(´<_`;)

ここまでどうしようもない姉だったっけか。そこそこ美人なのになあ

全体的に食卓が駄目なオーラに包まれている気がする…。

父者は死にそうな顔してるし……母者は呆れ返ってるよなあ……あれは。


∬;´_ゝ`)「そ、そんなに黙らなくてもいいじゃない!」

l从・∀・ノ!リ人「姉者……なんか……がんばるんじゃ……」

妹者が苦し紛れに放った言葉がなんだが哀愁に満ちていた。


朝食のあんなムードで始まった流石一家の2009年はどうなるんだろう。

まあ俺はいつもどおりのグータラ生活な訳で。

暇があったので自室から出てテラスに煙草を吸いに行った。

セブンスターの箱を確認すると、残りは二本。畜生。

テラスへ出るとそこにはベンチに腰掛けている姉者がいた。

やっぱ帰ろうかなと踵を返したら気付かれてたらしく、

∬´_ゝ`)「どうせ煙草でしょ?一本よこしなさいよ」

こうなったらしょうがないので俺もベンチに腰掛け、残り僅かな貴重な煙草を差し出す。


∬´_ゝ`)「やっぱり私はおかしいのかな?」

( ´_ゝ`)「朝のことか……。まあ人それぞれの好みはあるんじゃね?」

∬´_ゝ`)「はあ、だから彼氏が出来ないのね」

( ´_ゝ`)「……」

分かってるのに何故改めないのだろうか、こんなところは若干俺らと似てるかな。

( ´_ゝ`)「それで……どんなアイドルなんだ?ジャニーズ?」

∬´_ゝ`)「ふん、あんなのじゃないわよ。今をときめくネットアイドルよ」



一瞬嫌な予感がした。

俺の第六感がビービー警報を鳴らしている。

でもネットアイドルなんていくらでもいるから……大丈夫、大丈夫。

(;´_ゝ`)「貢ぐってどんな風に?」

∬´_ゝ`)「直接買ってあげてるわけじゃないの。ネット上でしか会えないからね。」

(;´_ゝ`)「そりゃあ、そうだろうな。」

∬´_ゝ`)「アフィリエイトっていうのがあってね、買い物すれば間接的にお金が入るのね。」

また嫌な予感がした。俺の第六感は割れるように警報を鳴らしている。

HAHAHA。そんなジョークが身近にあるはずがねえ

(;´_ゝ`)「そ、そうなんだ。何ていうサイトなの?名前教えてくれよ。」

もしも、もしもの為だ。大丈夫。落ち着け。そんなはず無い。

∬*´_ゝ`)「AJINA's Blog(アジーナズ・ブログ)っていうブログなのよ。」


その瞬間。俺の目の前が暗くなるのを感じた。

そう。俺の作ったブログ。俺がネトアをしてるブログ。

名前が思いつかなかったから実名の兄者をアルファベットにして逆にした。

ネットの世界は無限の広さがあるっていったお偉いさんは馬鹿だ。

同級生のママが行きつけのクラブのママだった、みたいな田舎と変わらない。


畜生。やっぱり俺の第六感-シックス・センス-は正常に働いてるみたいだ。

姉者がどうしたの、と問いかけてくるが応える気にならない。

やっぱり、ネトア、止めようかな。

実の姉が曲がりなりにも俺に恋しちゃってるんだ。


近親相姦とか姉汁だとか、そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を、元旦に味わったぜ……




( ´_ゝ`)兄者の元旦のようです BADEND






この小説は2009年1月4日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:0lHOxPL40 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです



お題
ペットボトル
お年玉もらえなかった…
おせち
こたつ



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/09 10:58 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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