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(´・ω・`)星にお願いをのようです(´∀` )

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




きらきらひかる
おそらのほしよ

まばたきしては
みんなをみてる






みんなは

みてる?





20081211014700.jpg




(´・ω・`) 「はぁ……」


窓から顔を出して夜空を見上げながら、ショボンくんは溜め息をつきました。


从 ゚∀从 「どうした、ショボン?浮かない顔して」

(´・ω・`) 「あ、ママ……」

(´・ω・`) 「あのね、お星さまが見えないの」

从 ゚∀从 「星?」

ショボンくんの肩に手を置いて、お母さんも窓から顔を出しました。
空には雲一つないというのに、星がひとつも見えません。


从 ゚∀从 「あぁ、ほんとだな。おかしいな」

(´・ω・`) 「今日だけじゃないの。昨日もおとといも、その前の日もその前の前の日も、ずっと見えないの」

从 ゚∀从 「ほう」

(´・ω・`) 「ママ、ぼくお星さまが見たいよ」

从 ゚∀从 「オレに言われてもな」

お母さんに冷たくあしらわれ、ショボンくんはいっそうしょんぼりしました。
目はうるみ、今にも泣き出しそうです。


从 ゚∀从 「……」

从 ゚∀从 「ショボンはほんとに、星が好きなんだな」

(´・ω・`) 「うん、だいすき……」

从 ゚∀从 「そうか、大好きか」

お母さんが眉をさげて微笑みました。


ショボンくんは星が大好きです。

前にお母さんの田舎に行ったとき、おじいちゃんと星を見に行ったのがきっかけでした。
二人で原っぱに寝っ転がると、視界がたくさんの星で埋め尽されました。

大きな星、小さな星。
力強く光る星もあれば、ひかえめにひっそりと光る星もありました。
そのどれもが自由に瞬いて、まるで生きているようでした。

おじいちゃんが星座の名前をたくさん教えてくれましたが、小さいショボンくんにはよくわかりませんでした。
それでも、おじいちゃんのしわがれた優しい声が心地よくて、幸せな気分になったのは覚えています。

おじいちゃんは去年の冬に亡くなってしまいましたが、
星空を見ていると、おじいちゃんがそばにいるような、どこかで繋がっているような、
なんだかそんな気がするのです。


从 ゚∀从 「……ショボン、泣いてるのか?」

(´・ω・`) 「……」

从 ゚∀从 「こんなことで泣いてちゃあ、立派なお兄ちゃんにはなれねぇな」

(´・ω・`) 「……!」

(´・ω・`) 「泣いてないよ!」

从 ゚∀从 「ほんとか~?」

(´・ω・`) 「泣いてないもん!!」


ショボンくんがこぼれかけた涙をぐっと我慢すると、お母さんがにかっと笑いました。
ショボンくんはもうすぐお兄ちゃんになります。
ほっそりぺらぺらだったお母さんのお腹は、今ではとても大きくなっていました。


从 ゚∀从 「よしよし、偉い偉い。強い男は好きだぞ」

お母さんはショボンくんの頭をポンと叩くと、寒い寒い、と呟きながら、ストーブのほうへ向かいました。
ショボンくんは窓を閉めて、お祈りを始めました。


(´・ω・`) 「お願いです、お星さま……姿をみせてください」



一方、その頃。
空の上では、仕事人モナーと、星たちがケンカをしていました。


( ´Д`) 「きみたち!!今日という今日は空に上がってもらうからな!」

( ^ω^) 「やだお!」

ξ ゚⊿゚)ξ 「絶対にあがらないわよ」

( ´Д`) 「いーや、今日こそは上がってもらう!!」

( ゚∀゚) 「しつけぇんだよ、ジジイ。上がらないっつったら上がらないの」

( ´Д`) 「頼むよ!何がそんなに不満なんだ!?」

川 ゚ -゚) 「何度も言っただろう。もう誰も私たちを見てくれないことが、さ」

そうだそうだ、と、後ろにいたたくさんの星たちから声が上がりました。


( ^ω^) 「街の明かりが明るすぎて、もうぼくらなんか必要ないんだお」

( ´Д`) 「いいや、たとえ街は明るくても、君達を見たいと思ってる人間はたくさんいるよ」

( ゚∀゚) 「ウソつけよ。人間は夜景とイルミネーションに夢中じゃねぇか」

ξ ゚⊿゚)ξ 「もうすぐクリスマスだしね。町中キラキラしてるわよ」


ツンの言うとおり、街は光に溢れていました。
いろんな大きさや、いろんな形、いろんな色の電球が、チカチカと光を放っていました。


( ´Д`) 「確かにそうかもしれない。でも君達には、奴らとは違う魅力があるだろう?」

川 ゚ -゚) 「あったところで、人間が見たいと思わなければ同じことだ」

( ´Д`) 「見たいと思ってる人間だっているさ」

( ^ω^) 「ほお。証拠は?」

( ´Д`) 「例えばほら。あの家を見てごらん」

モナーは、遥か下を指さしました。
指さした先には、ショボンくんの家。
窓ぎわには、一生懸命お祈りする、ショボンくんの姿が見えました。


( ´Д`) 「あの子はね、昨日も一昨日も先一昨日も、ずっとお祈りをしているんだよ。
       君達の姿が見たくてたまらないんだ」

川 ゚ -゚) 「……ほう」

( ´∀`) 「な、君達のことを見てる人間はちゃんといるんだ。だから……」

( ^ω^) 「だから何だお!所詮子供一人だお!!」

( ゚∀゚) 「けっ、バカにしやがって。おいみんな、こんなジジイ相手にするなんて時間の無駄だ。もう行こうぜ!」


ジョルジュがそう言うと、星たちはみんな一斉に走りだしました。


(;´Д`) 「あぁっ!!」


モナーは追い掛けようとしましたが、そこは逃げ足の速い星たちです。
あっというまに、いなくなってしまいました。


(;´Д`) 「はぁ……」

(;´Д`) 「…どうしたらいいものか……」


モナーが途方に暮れていると、星たちが逃げていったのと反対の方角から、
一人の老人が、一匹の動物に乗って近付いて来ました。
サンタビコーズとギコカイです。

Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「よっ、モナーさん」

( ∵) 「……」

(;´∀`) 「あっ……こんばんは……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「今日も星はあがんねぇのか?」

(;´∀`) 「あ…はい……」

( ∵) 「……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「はぁ……あのなぁ、モナーさんよ」

(;´∀`) 「……はい」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「クリスマスイブまでに何とかしてくれないと困るんだよ。
     な?星たちのあかりがなきゃ、俺が安心して夜空を走れないわけ。わかる?」

(;´∀`) 「はい……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「もし途中で俺がケガでもして走れなくなれば、プレゼントが配れないわけよ」

(;´∀`) 「……はい……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「困るの、わかるよな?」

(;´∀`) 「重々…承知です……」
Ψ Ψ
(#゚Д゚) 「だったらさっさと星たちを説得しろやゴルァア!!」

(;´∀`)そ 「ひっ…!」


すくみあがるモナーを見て、サンタビコーズが、ギコカイの頭をぽんぽんと叩き、首を横に振りました。


(( ∵)) フルフル
Ψ Ψ
(゚Д゚;) 「……すみません、つい……」

(;´∀`) 「……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「……フゥ」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「とにかくな、イブが期限だ。イブまでに何とかしないと……わかってるな?」

(;´∀`) 「…はい、必ず何とかします」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「必ずだぞ」

(;´∀`) 「…はい……」


モナーが頷いたのを確認すると、ギコカイとサンタビコーズは帰っていきました。


(;´∀`) 「イブまでって…あと一週間しかないじゃないか……」


モナーはまた途方に暮れてしまいました。
モナーの仕事は、大きな大砲で、星を空に打ち上げることです。

モナーはとても真面目な男で、星を打ち上げる仕事人はモナーの前にもたくさん居ましたが、
そのうちの誰よりも真剣に仕事に取り組んでいました。
モナーは仕事に使う大砲を、使っていない今でも、毎日毎日、隅から隅まで手入れしていました。
だからモナーは、いつでもすすだらけでした。

もちろん今日も、いつものようにすすだらけ。
でも今はすすを気にしている場合ではありません。


(;´∀`) 「何とかしなきゃな……。あの子のためにも……」


モナーはもう一度、ショボンくんの家のほうに目をやりました。
ショボンくんはまだ、お祈りを続けていました。
モナーはすすで真っ黒になった手を、ぎゅっと握り締めました。

それから1週間のあいだ、モナーは毎日、星たちのところへ足を運び、頭を下げ続けました。


(;´∀`) 「頼むよ、このとおりだ」

( ^ω^) 「……」

(;´∀`) 「君達がいないと、ギコカイも走れないって言ってる。な、頼むよ」

( ^ω^) 「ギコカイも休めばいいんだお。走るのなんて疲れるお」

(;´∀`) 「プレゼントを待ってる子供たちはどうなるんだよ…」

( ^ω^) 「そんなのぼくらには関係ないお。ぼくらの存在を軽く見た罰だお」

(;´Д`) 「そんな……頼むよ…お願いだ…」

(;´Д`) 「きみたちが…必要なんだよ……」

( ^ω^) 「……」



最初はケンカ腰で反論していた星たちも、頭を下げるモナーを見て、怒鳴ることはなくなりました。
それでも星たちは、空に上がることを拒み続けました。





そして、ついにクリスマスイブが来てしまいました。



( ´Д`) 「結局……ダメだったか……」


モナーはため息をついて、がっくりと肩を落としました。
しばらくそのままうなだれていましたが、いかんいかん、と両手で頬を叩いて立ち上がりました。


(;´∀`) 「希望を捨ててはいかんな。さあ、今日も大砲の手入れからだ」


そう言ってモナーは、大砲の手入れを始めました。
ただひたすらに黙々と手入れをし、そしていつも以上に綺麗にみがきあげました。
大砲がピカピカになる頃には、モナーはやっぱり、すすだらけになっていました。


(;´∀`)「ふぅ…」

(;´∀`) 「綺麗になった……これなら星たちにはすすがつかない…」

(;´∀`) 「状態もばっちりだし、飛び心地も相当いいはずだ」

(;´∀`) 「あとは……みんなが、上がる気にさえなってくれれば……」


壁┬┤ ゚ -゚) 「……」

壁┬┤彡 サッ


( ´∀`)

(´∀` )?

( ´∀`) 「…気のせいか…」

( ´∀`) 「さて……!」

( ´∀`)「最後の交渉だ!星たちのところへ……」


('A`) 「あの、モナーさん」


(´∀` ) 「はい?」

(´∀` ) 「えーと……きみは?」









('A`)





一方、その頃。
星たちは、ピザやケーキをテーブルに並べ、クリスマスパーティを開いていました。


( ^ω^) 「メリクリお!」

( ゚∀゚) 「ははは!このピザうめぇな!」

ξ ゚⊿゚)ξ 「タバスコ取ってちょうだい」


みんなでわいわい騒いでいると、クーがやって来ました。


ξ ゚⊿゚)ξ 「あら、遅かったじゃない。どこ行ってたの?」

川 ゚ -゚) 「む、ちょっとな…」

( ゚∀゚) 「なんだよ水臭ぇな、言えよ」

川 ゚ -゚) 「む…そうだな、えーと……」

( ^ω^) 「おっお、変なクーだお。まあいいお、座れお!席は用意してあるお」

川 ゚ -゚) 「…いや、今日は遠慮しておく」

( ^ω^) 「? 何でだお?」

川 ゚ -゚) 「……」

川 ゚ -゚) 「今から空に上がってみようと思っているからだ」

(;^ω^) 「!?」


クーの言葉に、みんなが驚きました。
明らかな嫌悪感を示しているのもいれば、顔を見合わせて、何か言いたげにしているのもいます。
ツンがクーを真っ直ぐに睨みつけながら、ゆっくりと口を開きます。


ξ ゚⊿゚)ξ 「……何でよ?」

川 ゚ -゚) 「…実は一週間前から、あの子供を見続けていた」

( ^ω^) 「おっ…。モナーに見せられた、あの子かお?」

川 ゚ -゚) 「うむ。あの子供な、あれから毎日、夜になるとお祈りしてるんだ。
      好きなテレビがある日も、留守番で一人ぼっちの日も、毎日だ。
      あまりに熱心にお祈りしてるから、私だけでも姿を見せてやろうかと思ってな」

ξ ゚⊿゚)ξ 「たかが子供一人のために?」

川 ゚ -゚) 「ああ」

( ゚∀゚) 「……バカげてんな」

川 ゚ -゚) 「それでもいいさ。誰か一緒に上がらないかと思って誘いに来たんだが……誰かいないか?」


クーは辺りを見渡しました。
みんな周りの顔をうかがっているのか、志願しそうな者はいませんでした。
クーが小さくため息をつき、一人でモナーの所へ向かおうとした、その時。

野太い声が、鈴の音と共に聞こえてきました。




「たかが子供一人、じゃないぜ」




星たちがみんな一斉に、声の方を向きました。

そこには、大きな白い袋を背負ったサンタビコーズと、彼を背負ったギコカイが立っていました。

Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「たかが子供一人、じゃないぜ」

ξ ゚⊿゚)ξ 「……何が言いたいの?」

( ∵) 「……」

サンタビコーズはゆっくりとギコカイの背中から降りました。
そして、背負っていた大きな袋を、勢いよくひっくり返しました。
すると袋の中から、色とりどりの紙が、ばさばさと音をたてて出てきました。


( ^ω^) 「……これは?」

( ∵) 「……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「手紙だ」

( ^ω^) 「…手紙?」

( ∵) コクリ
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「世界中の子供から、サンタさん宛てに送られて来たんだよ」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「プレゼントはいりません、そのかわり星が見たいです、ってな」

( ^ω^) 「……!!」

(;゚∀゚) 「これ…全部か?」

( ∵) コクリ


ジョルジュが驚くのも無理はありません。
紙の山は、サンタビコーズの腰の高さくらいまでありました。

Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「これだけの子供たちが、お前らのことを待ってるんだ。プレゼントはいらない、とまで言ってな」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「なぁ、上がってやってもいいだろう」


星たちは皆、落ち着きをなくし、顔を見合わせました。
さっきまで悪態をついていたツンも、動揺しているようでした。


ξ;゚⊿゚)ξ 「え…で、でも……」

川 ゚ -゚) 「……もういいではないか」

ξ;゚⊿゚)ξ 「!?」

川 ゚ -゚) 「いつまで意地を張っているのだ」

ξ;゚⊿゚)ξ 「い、意地なんか……!」

川 ゚ -゚) 「モナーが……」

ξ;゚⊿゚)ξ 「?」

川 ゚ -゚) 「モナーが、使いもしない大砲の手入れを毎日毎日欠かさないのはなぜだと思う?」

( ^ω^) 「…?」

(;゚∀゚) 「……?」

ξ;゚⊿゚)ξ「し、知らないわよ!暇だからじゃないの!?」

川 ゚ -゚) 「……」

川 ゚ -゚) 「…私たちのためだよ。
     私たちがいつでも気持よく上がれるように、綺麗に輝けるようにら毎日毎日手入れしているんだ」

( ゚∀゚)「……」

( ^ω^) 「ぼくたちの、ため……」

ξ;゚⊿゚)ξ 「べ、別に毎日やってもやらなくても変わらないでしょ!」

川 ゚ -゚) 「……」

川 ゚ -゚) 「ツン、君は光が弱いだろう」

川 ゚ -゚) 「君みたいな星の光が、すすで霞まないように…
      できるだけ明るく輝けるように、モナーは毎日手入れを続けているんだよ。
      自分はあんなにすすだらけになりながらな」

ξ;゚⊿゚)ξ 「……!」

ξ;゚⊿゚)ξ 「お、恩着せがましいのよ!!」

川 ゚ -゚) 「モナーが私たちに恩を着せようとしたことが、今まで一度でもあったか?」

ξ;゚⊿゚)ξ 「……」

川 ゚ -゚) 「……な、もういいだろう」

ξ;゚⊿゚)ξ 「あっ……あたしっ…はっ……」

(  ω ) 「……がるお」

ξ;゚⊿゚)ξ 「え?」

( ^ω^) 「…上がるお!ぼくもクーと一緒に上がるお!」

ξ;゚⊿゚)ξ 「ブーン!?」

川 ゚ -゚) 「そうか、ありがとう」

( ^ω^) 「それから、モナーに謝るお!お礼も言うお!」

川 ゚ -゚) 「そうだな、それがいいな。そうしよう」

( ゚∀゚) 「……俺も行くよ。今までちょっと言い過ぎたしな」

ξ;゚⊿゚)ξ 「……!」


星たちが、ぼくも私もと、次々に声を上げました。
準備運動を始めた星もいます。
心の奥底ではみんな、空に上がりたかったのかもしれません。


( ゚∀゚) 「よし!そうと決まったら!」

( ゚∀゚)「みんな、行こうぜ!モナーのところへ!」


ジョルジュが声をあげて走り出すと、それを追うようにして、みんな一斉に走り出しました。
ただ一人、ツンを除いては。


( ^ω^) 「ツン、何してるお!」

ξ;゚⊿゚)ξ 「……」

( ^ω^) 「ツンも行くんだお!」

ξ;゚⊿゚)ξ 「……」

( ^ω^) 「また前みたいに、ブーンの隣で瞬くんだお!」

ξ ゚⊿゚)ξ 「……!」

ξ*゚⊿゚)ξ 「…しょうがないわねぇ!」


二人も、みんなを追って走り出しました。
星たちの後ろ姿を見送りながら、サンタビコーズとギコカイは、ほっと胸を撫で下ろしました。


Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「……まったく…世話の焼ける…」

( ∵) 「……」
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「……ま、これで俺も安心して走れるってもんですよ」

( ∵)
Ψ Ψ
(,,゚Д゚) 「ほんじゃ俺たちも…行きますか!」

( ∵)

( ∵)ニコリ

Ψ Ψ
(,,^Д^)



( ゚∀゚) 「お!大砲が見えてきたぞ!」

川 ゚ -゚) 「だな。今日は一段と綺麗な気がす……む?」


クーが、走りながら首をかしげました。


( ゚∀゚) 「どうした、クー」

川 ゚ -゚) 「あれは……」

川 ゚ -゚) 「あれは、モナーではない。誰だ……?」









('A`)



('A`) 「やーっ……と来たか…」

モナーがいないかわりに、小柄な若い男が、大砲の近くに腰を下ろしていました。

川 ゚ -゚) 「あなたは……?」

('A`) 「初めまして。ドクオだよ」

( ゚∀゚) 「ドクオ…?モナーはどうした?」

('A`) 「あぁ、あの人。あの人はね、任期満了」

( ^ω^) 「任期?」

('A`) 「正しくは満了じゃないんだけどね、早めにお声がかかったらしい。で、この仕事は俺に交代」

川 ゚ -゚) 「お声がかかった、とは?」

('A`) 「……」

('A`) 「この仕事はさ、死んだ人間がやるもんだっていうのは知ってる?」

川 ゚ -゚) 「…初耳だ」

('A`) 「この仕事に限らず、雨を降らせたり雲を作ったり虹をかけたり…
    そういう仕事は、全部現世を生き終わった人間がやってんだよ」

ξ ゚⊿゚)ξ 「はぁ…」

('A`) 「この仕事ってのが期限付きでな」

( ^ω^) 「期限?」

('A`) 「そう、期限。今回のモナーさんみたいに、お声がかかるまで、さ」

川 ゚ -゚) 「……それで、お声がかかる、とは?」

('A`) 「生まれ変わるか、消滅か、どちらかの準備ができましたよ、ってことだ」

( ^ω^) 「?」

('A`) 「死んだ人間のたどる道は二つ。新しく生まれ変わるか、跡形もなく消え去るか」

(;^ω^)「……!」

( ゚∀゚) 「……モナーは、どっちなんだよ?」

('A`) 「さぁねぇ……。文字通り、神のみぞ知る、ってところだ」

(;゚∀゚) 「……」

('A`) 「ヤバいかもな、あの人」

ξ ゚⊿゚)ξ 「……なにがよ?」

('A`) 「だってあんたらを今まで空に上げきれてなかったんでしょ?」

川 ゚ -゚) 「!」

('A`)「自分の仕事も満足にできてないとあれば……ねぇ」

(;゚ω゚)「……!!」

ξ;゚⊿゚)ξ 「そんな……!」

(;゚∀゚) 「おれたちのせいで……!?」

川;゚ -゚) 「……」

川;゚ -゚) 「モナーに、会いたい。謝りたい」

('A`) 「もう無理だよ」

川;゚ -゚) 「たのむ」

('A`) 「もう無理だって。遅かったんだよ、あんたら」

川;゚ -゚) 「……!」

( ゚ω゚) 「……」

( ;ω゚) 「……もう……」

( ;ω;) 「…もう、謝ることすら…許されないのかお……」

(;゚∀゚) 「くそ……!」

(;゚∀゚) 「ちくしょう、なんで俺……!!」

( ;∀;) 「なんで…!!」


星たちはみな、泣き出してしまいました。


みんながみんな、自分を責めました。

自分たちが、ちゃんと空に上がっていれば。

せめてもう少し早くここに来ていれば。

何か、変わっていたかもしれないのに。

ごめんなさいを、言えたかもしれないのに。



('A`) 「……」

('A`) 「……あのさ」

( ;ω;) 「?」

('A`) 「俺さ、モナーさんからいろいろ聞いたんだよ」

川 ; -;) 「……何をだ?」

('A`) 「……モナーさんのこと」

( ;∀;) 「……?」

('A`) 「一週間くらい前にさ、あんたらに一人の子供を見せたことがあったんだろ?」

川 ; -;) 「…あ、あぁ…」

('A`) 「あの子供、ショボンっていってな」

('A`) 「生きてた頃のモナーさんの、孫だそうだ」

( ;ω;) 「!」

ξ ;⊿;)ξ 「…そうだったのね…」

('A`) 「すんげぇ星が好きだからさ、どうしても綺麗な星空を見せてやりたかったんだと。
    生きてたころ、よく二人で見てたらしいぞ。草っぱらに寝っ転がってさ」

( ;ω;) 「……」

('A`) 「俺と別れる最後まで、残念そうにしてたよ。綺麗な星空、見せてやりたかったって」

( ;ω;) 「おぉ……おぉぉぉおぉ」

('A`) 「……だからさ」

( ;ω;) 「お…?」

('A`) 「だから今日、最高の星空をその子に見せてやれよ」

( ;ω;) 「!」

('A`) 「モナーさんの望み、叶えてやれよ。それがあんたらにできる、最高の償いとお礼だろ」

川 ; -;) 「……!」

('A`) 「俺があんたらを打ち上げてやるからさ……。大丈夫、うまく打ち上げてやるよ」

('A`) 「なにせ、モナーさんがすすだらけになりながら大切にしてきた大砲だからな」

川 ; -;) 「うっ…あっ……」

川 ; -;) 「ありがとう……!」

('A`) 「お礼なんかいらねぇよ、俺は俺の仕事をやるだけだ」

('A`) 「目一杯打ち上げてやるから、全力で輝けよ」

( ;ω;) 「おっ、おっ、お願い、しますおっ」

('A`) 「……」

('∀`) 「…はいよ、任せとけ」


ドクオはゆっくりと立ち上がり、服の袖をまくりました。
背伸びをしようとして顔の前で両手を組んだところで、動きが止まりました。


('A`) 「あ……」

('A`) 「そういや、伝言あずかってるんだったわ」









もし……万が一。
万が一にも、ここに星たちが来てくれることがあったら……伝えておいてくれ。


誰も必要としていないなんて、悲しいことを言うな。

誰も見ていないなんて、悲しいことを言うな。

誰かがきっと、いや、必ず、君たちの輝きを見ている。


誰かが、必ず。

君のことを、見ている。


だからもう、必要ないなんて、

悲しいことを、言わないでくれ。








( ´∀`)











(´・ω・`) 「ママー!!ママ、お星さま!!お星さま、出たよ!!」

从 ゚∀从 「どれどれ…?……おっ、ほんとだ!!
       てはショボンの祈りが通じたな?やるじゃねぇか、ショボン!」

(´・ω・`) 「えへへ!!今日のお星さま、すごく綺麗だ!」

从 ゚∀从 「ほんとだな……こんなにキラキラするもんなんだな、星って……」

从 ゚∀从 「うっ」

(´・ω・`) 「!?」

(´・ω・`) 「ママ、どうしたの!?」

从;゚∀从 「きた、きたきたきた……!!」

(´・ω・`) 「なに!?なにがきたの!?」

从;;゚∀从 「陣痛だよ、陣痛!!うぁ~~~~っ、いってぇぇええ!!!」

(;´・ω・`) 「い、痛いの!?痛いの!?ばんそうこういる!?」

从;゚∀从 「いらねーよ!!パパ呼んでこい、パパ!!」

(;´・ω・`) 「わ、わかった!!」

(・ω・`; ) 「パパァーーーー!!!」




それは、
クリスマスイブの、
夜のこと。


星の綺麗な、
夜でした。


ゆらめいて、
またたいて。


沢山の光の粒が、
見えました。


それはまるで星たちが、
泣いているかのような、
そんな夜。


ある街の病院で、
手のひらがすすだらけの
男の子が生まれました。




星の綺麗な、
夜のことです。





おしまい







この小説は2008年12月7日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:ntXuh7kyO 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/08 20:36 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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