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( )貪愛のようです

 
はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ

※この作品は直接的な性的描写があります
  苦手な方はご遠慮ください




 僕には好きな子が居る。

 その子はとても愛らしくて小さくて、
 どうしようもないほど、いとおしい。


( ><)「ワカッテマス君、早く行くんです!」

(*‘ω‘*)「早くするっぽ!」

( <●><●>)「そんなに急がなくても大丈夫なのは分かってます、転びますよ二人とも」

( ><)「あでっ!」

(*‘ω‘*)「ビロードっ?」

( ><)「こ、転んじゃったんです……」

( <●><●>)「ビロードはよく転びますね。全く」

(*‘ω‘*)「あだっ」

( ><)「大丈夫ですか、ちんぽっぽちゃん!?」

(*‘ω‘*)「マンホールに躓いたっぽ……」

( <●><●>)「二人してよく転ぶ……」


 僕はあの子が好き。
 あの子は僕が好き?

 いいや、そんな事は関係ない。



20081113051237.jpg



 あの子は僕の物。




 僕の好きな子は少しばかり間が抜けていて、困った様に明るく笑う。
 隣に並ぶ幼馴染みと一緒に困った顔で笑い合って、僕はその二つの頭を軽く叩いて、笑う。

 僕達は三人で一つと言うくらい、何時でも一緒に居た。
 幼馴染みの三人組は、幼い頃から今までずっと
 中学三年になるまでずっと、親友達だった。

 その形が壊れる事は無かった。


 なのに、


( <●><●>)「ちんぽっぽちゃん、ビロード、行きますよ」

(*‘ω‘*)「はーいだっぽ」

( ><)「はーいなんです!」


 僕はあの子に恋愛感情を抱いてしまったから。
 友達の形を、この手で壊した。


 あの子の目元が、長い睫毛が
 小さな身体が、やわらかな四肢が
 白い肌が、細い首筋が

 ああ、好きを挙げていたらキリがない。
 終わりがない、堂々巡りだ。好きが多すぎて数えてられない。


 でもあの子の、へにゃあとした笑顔が、とてもとても、好きだ。
 それはあの時、校舎の裏で一目惚れした、笑顔。


 ある日の放課後、一緒に帰る筈のあの子が見つからなかった。
 毎日の約束を無視して帰る様な子じゃないから、僕と幼馴染みはあの子を必死で探し回った。


 そして僕が校舎裏に辿り着いた時に、見た物は。

 複数の男子に囲まれ、殴られ蹴られて服を脱がされた、あの子の姿。


 男子達が居なくなった頃、あの子は服をはだけさせ、壁に背中を預けて笑っていた。
 何も出来ずに隠れて見ていた僕はやっとあの子の前に立ち、見下ろす。



「えへへ……」


 へにゃあ、と服の前を合わせて笑う、その顔。
 僕が、あの子に恋をした瞬間。

 服を着せて、適当に傷の手当てをした僕はあの子の手を引いて幼馴染みの元へと戻っていった。
 下腹部に感じる、どうしようもない熱を隠したまま。


( ><)「あ、ちんぽっぽちゃん! どこに居たんですか?」

(*‘ω‘*)「う、うるさいっぽ! それはこっちのセリフだっぽ!」

( <●><●>)「ほら帰りますよ」

(*‘ω‘*)「待つっぽー!」

( ><)「待ってなんですー!」

(*‘ω‘*)「あれ、ビロード膝どうしたっぽ?」

( ><)「ちんぽっぽちゃんを探してて転けたんです……ちんぽっぽちゃんこそ怪我してるんです!
      大丈夫なんですか!?」

(*‘ω‘*)「だだだ大丈夫だっぽ! 転んだだけだっぽ!」


 あの子の嘘は分かりやすい、幼馴染みは気付いていないみたいだったけれど。
 ぴょんぴょんと跳ねて見せるあの子の動きが、表情が、たまらなく、可愛くて。
 僕は固い重い唾液を飲み込んであの子を抱き締めたい衝動を押さえ込んだ。


 その日以来、僕はあの子が校舎裏で暴力を受ける姿を影から眺める様になる。
 助ける事は無かった。

 あの子の苦しそうに咳き込む顔が、唇を噛んで堪える姿が愛しいのに、助けてしまっては意味が無い。

 他の生徒が居なくなってからあの子の前に現れ、ボロボロになった制服を着せる。
 簡単な手当てをする。
 しがみついて泣きじゃくる背中を、優しく撫でる。

 僕は幸せだった。



( ><)「ちんぽっぽちゃん……怪我だらけなんです……」

(*‘ω‘*)「た、体育の時、派手に転んだんだっぽ……」

( ><)「……気を付けなきゃダメなんです、女の子なんだから顔に怪我しちゃダメなんです……」

(*‘ω‘*)「顔面におっきい絆創膏貼ってるビロードに言われたくないっぽ……」

( ><)「ぼ、僕はぶつけただけなんです! それに男だから良いんです!」


 額に貼った絆創膏と頬に貼った絆創膏を見せ合う二人の姿に、僕は肩を竦めて笑う。
 あの子の怪我はいつもの暴力によるもの、幼馴染みの怪我はうっかり転んでカゴにぶつけたと言う
 不注意の結果。

 同じ怪我でもその理由が違えば別物で、僕はあの子の前髪をそっと撫でて怪我を隠してあげたくなった。



「あたた……」


 へにゃあ、と笑うあの子。
 制服を着ながら僕に笑いかける姿は、たまらなく可愛らしい。

 男子達が去った頃、僕はあの子の頬を撫でて背中をさすってやった。
 ワイシャツにしがみついて震える背中が、たまらない。ああ、もう、たまらない。

 あの子は知らない。
 あの子を散々殴り蹴った男子達が校舎裏から離れてすぐに、トイレに行く事を。

 あの子は知らない。
 男子達はあの子の苦悶の表情に欲情している事を。

 男子達が根性のない奴等で良かったと心底思う。
 あの子を殴るだけで、犯してはいないのだから。

 けれどこのままではいつ犯されるか分かった物じゃない。
 あの子が汚されるのは、きっとどうしようもない程に艶かしいのだろうけれど。

 それは、許してはいけない事だ。



 僕の隣にはあの子が転がっている。

 布団を抱き締めて転がるあの子は、窓から差し込む夕日を背中を受けて身をよじる。

 その白い背中を後ろから抱き締めて、首筋に唇を押し付ける。
 あの子はくすぐったそうに笑って、僕を振り返って、へにゃあと笑って。


 僕はあの子を無人の我が家に呼び、僕の部屋のベッドに座らせた。
 覆い被さるようにして唇を奪って、その勢いで好きだと告げて、流れに任せて押し倒す。

 あの子は驚いたように目を丸くしていたけれど、不思議と抵抗らしい抵抗は見せなかった。

 服に手を入れて肌を撫で、やわらかな胸を揉みしだいて、細い腰のラインを指でなぞって、
 服を脱がせて裸にさせて。
 胸の先端に舌を這わせて、つついて、指先でくに、と押し潰して。

 僕の頭を押して身体を震わせていたあの子は、すぐに快楽に身を任せた。
 首にすがりつき、熱い熱い吐息を洩らして敏感に反応するあの子は、僕を内腿で挟んで身体をくねらせた。

 ああ、ああ、なんて良いんだろう。

 ぐちり、ぐちり。
 粘膜の擦れ合う音はどうしようもなく淫靡で、貫けば甲高く喘ぐあの子の声が狂おしいほどに可愛くて。
 初めてにも拘わらず、シーツを血で汚したにも拘わらず、あの子はぜえぜえと息を荒くして
 僕に合わせて動いていた。


 一緒にシャワーを浴びながら、僕はあの子に聞いた。
 どうしていじめられているのか、と。

 精液を掻き出されながらあの子は答えた。
 理由なんてない、と。



 理由も無い暴力が僕になんとか出来る訳もなく、あの子は毎日、変わらずに校舎裏で殴られる。
 けれど僕があの子を抱いた翌日から、少し変わった事がある。

 殴られる時のあの子の表情が、強くなった。

 前ほど苦しそうな顔をしなくなり、どこか抵抗をする様な、その顔。
 男子達は以前と違う表情にやりにくさを覚えたのか、少しずつ、少しずつ、暴力は減っていった。


 僕はあの子の苦痛に歪む顔が好きだった。
 けれどもう、暴力が無くてもあのへにゃあとした笑顔を見る事が出来る。

 だから、もう、あの暴力は要らない。




 三人揃っての帰り道。

 膝小僧や腕に貼っていた絆創膏の数が減った二人は、並んで跳ねるように歩いていた。


( ><)「ちんぽっぽちゃん、最近怪我が減ったんです!」

(*‘ω‘*)「そりゃ学習くらいするっぽ……」

( ><)「どうしてあんなに怪我してたんです?」

(*‘ω‘*)「た、体育委員始めたからだっぽ……最近やっと慣れてきたんだっぽ」

( ><)「なるほどなんです! ……でも教えてくれても良かったんです……」

(*‘ω‘*)「……ご、ごめんっぽ……」

( ><)「でも怪我が減って良かったんです!」

(*‘ω‘*)「心配かけてごめんっぽ、ビロードも最近は怪我が減ったっぽ?」

( ><)「はいなんです! 怪我しなくなってきたんです!」

(*‘ω‘*)「怪我が減って良かったっぽ、ビロードも部活か何か始めたっぽ?」

( ><)「ありがとうなんです、部活はしてないんです!」

(*‘ω‘*)「? じゃあ何があったんだっぽ?」

( ><)「えっと、」

( <●><●>)「ビロード」

( ><)「はいなんです!」

( <●><●>)「貸したい本があるから、家に来てもらえますか?」

( ><)「はい、なんです!」

(*‘ω‘*)「あ、じゃあ私はもう帰るっぽ また明日っぽ!」

( ><)「また明日なんです!」

( <●><●>)「はい、さようなら」



 ビロードは手を振り終え、僕を見上げて、へにゃあと笑った。



END





この小説は2008年9月11日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:LeOd3r1RO 氏



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[ 2010/01/08 20:26 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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