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('、`*川おっぱいコンプレックスのようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




('、`*川 「だぁーかぁーらぁー 静かにしなさいジョルジュ君!」


もともとがきんちょというのは好きじゃない。
よだれを垂らすし何でも口に入れるし汚いったらありゃしない。

しかしじゃんけんで負け、社会奉仕学習とかいうふざけた体験授業のおかげで、
近所の保育園に行く事になったしまった。

友達とも別れるし、無遠慮な餓鬼にコンプレックスをぐさぐさ指差されるし、
私は今すぐここから立ち去りたかった。



20080716195105.jpg



  _
( ゚∀゚)「ヒッヒッヒッ。ペニのおっぱいでかおっぱい!!」


うんこちんこを言っとけばウケが取れる年頃。
確かに、目の前にホルスタインのような爆乳があればそれしか目に入らなくなるだろう。
たかだか5歳児の言う事だ。気にする事ではないのかもしれない。
だがジョルジュ君の言葉は、私をいじめていた奴らを嫌でも思い出した。

…成長期に入った頃から急激に巨大化した胸は、
たちまち中学生男子というエロスにどん欲なやつらの格好の的になった。
指差してはでかい胸。
なぜだか女子にもホルスタインと呼ばれ、あざ笑われた。
高校に入ってそういう奴らとは会わないように遠くに行ったが、相変わらず私の第一印象は爆乳。

…最近では、胸が私の本体のような気がしてくるようになってしまった。
胸以外にだって、特技や性格やそういうものもあるのに。誰も私本体を見てくれない。

そういう事を思い出すと、むかっ腹が立って来た。
目の前のおっぱいおっぱい連呼する少年に、私の周りの奴らを重ねて、こう言い放った。



('、`*川 「私はおっぱいの付属品じゃねぇ!!」



衝動的に近くにあった電子ピアノの側に駆け寄り、音量を大にして勢いに任せて弾く。
昔からピアノは好きだった。
小学生の頃から習い続けていた。
なぜだか習い始めた時から大好きなねこふんじゃったをハイペースで引き続ける。

周りの園児が、私の鬼気迫る表情を見て悲鳴を上げたり泣き出した。
だがジョルジュ君は、放心状態なのか何を考えているのか、私の方を見つめて黙っている。


('、`*川 「いつもいつも周りのやつらはおっぱいしか見てくれない!」

('、`*川 「おっぱいしか個性が無いと思うな!ピアノが好きだし子供は嫌い!」

(;、;*川 「まるでおっぱいが本体みたいに話しかけるなぁ-!!」



三回程連続で弾いた後、私は泣きながらジョルジュ君に謝った。
下を向いてうつむいたままのジョルジュ君。

そりゃそうだろう。
目の前で年長の女にいきなり怒鳴られたら、幼稚園児で怯えたり泣き出さない方が珍しい。



(;、;*川 「うっ…うっ ごめんねジョルジュ君。おねぇちゃんジョルジュ君にやつあたりしちゃった」

(;、;*川 「ジョルジュ君はあいつらとまったく関係無いのにね。ごめんね、不安な気持にさせちゃって」



ジョルジュ君の目の前で崩れ落ち、膝をついて謝った。
ただの子供のふざけっこに本気で怒鳴った自分を責めた。この子は関係無いのに。

泣き続けていると、ふいにジョルジュ君の声が聞こえた。
泣きそうなのか、震えたか細い声。

だが、ジョルジュ君は泣いてはいなかった。
固い決意を声に宿し、ぽつりぽつりと私に向かって呟く。


  _
( ゚∀゚)「…ペニ、おれおっぱいばっか言ってごめん」
  _
( ゚∀゚)「…でも、ピアノ弾いてる時のペニおっぱいついててもかっこよかったよ」
  _
( ゚∀゚)「だから、ピアノをまた弾いてね。もうおれおっぱいからかわない」



子供なりに考え、反省したのだろう、気難しい声で、握りこぶしを作りながら謝ってくれた。
私は涙を拭き、目の前でうつむいてくれているジョルジュ君の頭をぽんぽんと叩いた。



('、`*川 「…うん。ありがとうジョルジュ君」



今まで子供は嫌いだったけど、少し保育士でも目指してみようかと思った。
こういう、素直な子供にまた出会うために。






この小説は2008年4月18日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:Rxi8Pmx80 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです
タイトルがなかったので、それっぽいタイトルを付けました



お題
爆乳
ピアノをまた弾いてね



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/07 20:50 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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