スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

ζ(゚- ゚*ζ告解するようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ

※この作品は直接的な性的描写があります
  苦手な方はご遠慮ください




20080702201444.jpg




■懺悔室にて

ζ(゚- ゚*ζ「月の綺麗な夜でした」

('A`)「何かが、起きたのですか?」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ。私はその日、とても幸せだったんです」

('A`)「それは良い事ですね。しかし、過去形なのですか?」

ζ(゚-゚*ζ「残念ながら、その通りです。その日を境に、私は月と闇を酷く恐れるように
     なってしまったのです」

('A`)「それは……。辛くはないですか?ここで、止めましょうか?」

ζ(゚-゚*ζ「いいえ。私は大丈夫です」

('A`)「では、続けても?」

ζ(゚-゚*ζ「はい。話す事で、永劫に続く私の恐怖が取り除かれるのです。是非続けさせて下さい」

('A`)「貴女が望まれるのなら」

ζ(゚- ゚*ζ「ありがとうございます。……私はあの日、ある男性に呼ばれて夜の学校へ向かいました」

('A`)「……失礼ですが、その男性は恋人なのですか?貴女の」

ζ(゚- ゚*ζ「いいえ。彼と私は小学生の頃からの、幼馴染みだったのです」

('A`)「若い女性が、お一人で、彼の元へ?」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ……。あぁ、おっしゃいたい事はわかっているつもりです。
       軽率だと、おっしゃいたいのでしょう?」

('A`)「えぇ。幾ら幼馴染みと言えども、女性が一人というのは感心しませんね」

ζ(゚- ゚*ζ「……すみません。けれど、聞いて下さい。私はその日、十七の誕生日を迎えました。
       昼は友人に、夜は家族に誕生日祝わってもらいました。私は幸せだったのです」

('A`)「えぇ。分かりますよ」

ζ(゚- ゚*ζ「そんな日に、彼は私を呼び出したのです。とっておきのプレゼントを見つけた、
       今から学校に来れるか?と」

('A`)「なるほど。それで貴女は向かったのですね」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ。彼が私の誕生日にくれるプレゼントは、いつでも素敵なものだったのです。
       そのたび私は彼と友人で良かったと、感謝していました」

('A`)「それは良い事です」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は、素敵な友人なのです。見目も良かった彼には素敵な彼女もいました――見えますか?
       彼女は、私のような髪型をしていました。その事と、彼が幼馴染みだという事で、私は警戒心を
       すっかり無くし、学校へ行ってしまったのです。愚かにも」

('A`)「……ご自分を責める必要は、ありませんよ」

ζ(゚- ゚*ζ「……ありがとうございます。続けますね。私が校門に辿り着いた時、彼はそこで待っていました。
       私を見つけると、おぉい、と手を振って近付いて来ます。そして、私の手を取ると、駆け出しました」

('A`)「校内に行かれたのでしょうか?」

ζ(゚- ゚*ζ「はい。あけてご覧、と促された窓はあっけなく開きました。昼間に準備をしていたようです。
       私たちは科学室の窓から、驚くほど簡単に夜の学校へ忍び込めたのです……
       不道徳なことだと、理解しています」

('A`)「大丈夫ですよ。続けて下さい」

ζ(゚- ゚*ζ「はい。夜の学校は昼とは違う表情で、背徳感と共にどきどきしました。
       私は、こんな経験ができただけでも充分なプレゼントだと思ったのです」

('A`)「ですが、プレゼントは他にある、と?」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ。その通りです。
       彼に手引かれ進んだ終点は、屋上だったのです。
       彼に促され、屋上に続く扉を開け放った瞬間、暗い校内に青白い光がさぁっと差込みました」

('A`)「それは、とても美しい景色でしょうね」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ。ですが、闇と月を恐れる今の私には、恐怖の対象でしかないのです」

('A`)「……すみません。失言しました」

ζ(゚- ゚*ζ「お気になさらないで下さい。少なくとも、あの時の私も素直に感動していましたから」

ζ(゚- ゚*ζ「……扉を開け放つと、しんと静まり返った学校を、美しい満月が照らしていました。
       まるで最初からそうであったかのように、扉の前に満月があったのです。私は感動しました」

('A`)「それが、彼が貴女に送った、十七回目のプレゼントだったのですね」

ζ(゚- ゚*ζ「貴方も、そう思われますか?」

('A`)「……違うのでしょうか」

ζ(゚- ゚*ζ「私も、貴方と同じ事を彼に言いました。すると彼は月を見て、
       あぁ、これはついで、と言ったのです」

ζ(゚- ゚*ζ「本当のプレゼントはこっち、と彼は私を暗がりに連れていきます。
       給水塔が屋上にあるのです。その、影の中に」

('A`)「えぇ。私もその学校に通っていました。大きな給水塔でしたね」

ζ(゚- ゚*ζ「はい。私は彼が、これ以上に素敵な物を用意している、と言うのに驚きました。
       そして彼は暗がりから何かを探すと、はい、プレゼントと言って私に包みを差出したのです」

ζ(゚- ゚*ζ「それは、茶色の紙袋に入った――私には、ワインボトルに見えました。
       袋から、ワインボトルのように細い首が出ていて、月明りを僅かに反射していたのです」

('A`)「高校生なのにですか?」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ。だから私もこれは、と言ったのですけど。いいから、と彼が差出すがまま、
       細い首のような部分を掴んでしまいました」

('A`)「……それは、やはりワインボトルだったのですか?」

ζ(゚- ゚*ζ「はい。結果から言うとそうなります。
       私がボトルを掴んだのを確認すると、彼は紙袋を引き下げました」

ζ(゚-゚*ζ「これがプレゼントの一つだよ、と彼は笑います。袋から出たボトルは、やはりワインボトルの
     ようでした。けれど、軽いのです」

('A`)「軽い、ですか?」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ――あぁ、羽のように軽いと言っているのではないのです。
       ボトル自体の重みはちゃんとありました。
       けれど、中身がないように感じたのです」

ζ(゚- ゚*ζ「不思議に思って私は、影から離れ、ボトルを月に向かって掲げました」

('A`)「中は、入っていたのですか?」

ζ(゚- ゚*ζ「――いいえ。それは、やはりただのワインボトルでした」

ζ(゚- ゚*ζ「……ワインの代わりに、ワインのように真っ赤な血が、べっとりついていましたけれど」

(;'A`)「血……ですって?」

ζ(゚- ゚*ζ「はい。彼は、私がそれを確認したのを見ると、とても楽しそうに笑います。
       そうして、私の肩を抱くと、もう一つプレゼントがあるんだ、と囁きます」

ζ(゚- ゚*ζ「私はもう、これ以上見たくありませんでした。
       彼が持ってきたボトルに血が付着している。
       それだけで何があったかは想像に難くありませんでしたから」

ζ(゚- ゚*ζ「けれど、私は逆らう事もできないまま、彼に連れられるがまま、暗がりへ引き込まれました」

(;'A`)「……」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は私の前で立ち止まると、これが、もう一つのプレゼント、と笑いました」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は私の隣に並びます。すると、彼で隠れていた物がよく見えました。不思議ですよね。
       暗がりの中だったのに、よく見えたのです」

(;'A`)「ま、まさか……」

ζ(゚- ゚*ζ「えぇ、貴方も解ったのではないでしょうか。そこには、私が倒れていました。
       ――いいえ。
       正確に言いましょう。私と同じ髪型の女性が、倒れていたのです」

ζ(゚- ゚*ζ「彼の、彼女だった女性が、頭から血を流して倒れていました」

(;'A`)「なん……ですって……」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は彼女を眺めた後、夢見るような視線で私に話しかけてきたのです」

ζ(゚- ゚*ζ「邪魔者はいなくなった。これで漸くお前と俺は付き合う事ができるんだよ、と」

(;'A`)「あ……貴女は……彼と、付き合いたかったのです、か?」

ζ(゚- ゚*ζ「いいえ。彼の事は幼馴染、友人としか思えませんでした。
       だから、彼がそんな思いを抱えていた事に気付きもしなかったのです。
       当然私は何故、と問いました」

ζ(゚- ゚*ζ「あんなに彼女と仲が良かったじゃないかと。どうしてこんな事を、と。
       すると彼は、お前が嫉妬でもしてくれるんじゃないかと思って付き合っていたんだ、と言います」

ζ(゚- ゚*ζ「いい加減鬱陶しくなった、別れ話を持ち出したら拒否をした。だから殺したと」

(;'A`)「……ッ、そ、それで貴女は、闇と月が恐ろしくなったのです、か……」

ζ(゚- ゚*ζ「……」

ζ(゚- ゚*ζ「それは、正確な解答ではありません」

(;'A`)「では……何故、」

ζ(゚- ゚*ζ「私は驚きました。警察に行こうともしました。けれど、それは出来ませんでした」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は紙袋で包んだ手で、私からボトルを奪い取りました。そして、言ったのです。
       この『凶器』にはお前の指紋がついている。俺は返す気はない。それでも警察に行くか? と」

(;'A`)「それ、は、脅迫……」

ζ(゚- ゚*ζ「……ええ。そうなりますね。彼は私を殴り飛ばしました。
       そうして、私が倒れている隙にボトルを彼女、だった物の付近へ隠してしまいました」

ζ(゚- ゚*ζ「あれだけ遺体ははっきり見えたのに、ボトルは闇に紛れて見えなくなってしまいました。
       ……本当に、不思議」

ζ(゚- ゚*ζ「ボトルを隠し終わると、彼は倒れている私に近付き、馬乗りになりました。
       殺される。そう思いましたが、現実は違ったのです」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は、私に口付けをしてきました。あんな凶行の後なのに、それは酷く優しいものでした」

ζ(゚- ゚*ζ「口付けをしながら、彼は私の服の隙間から、胸に触れてきました……こんな、平らな胸の
       何が楽しいのでしょう。けれど、彼は執拗に私の胸を優しく触ってきます」

(;'A`)「――! も、もう、止めなさい。そこは、話さなくてもいいでしょう!?」

ζ(゚- ゚*ζ「……いいえ。聞いて下さい。彼は私の服をたくしあげます。
       月明かりに照らされた私の体を彼はうっとりと眺め、それからお腹の辺りに口付けをしました」

ζ(゚- ゚*ζ「……私は、怖くてたまりませんでした。
       こんにちは、と挨拶をするような感覚で人を殺した、と言う彼が。
       逆らったら殺されると思いました」

(;'A`)「い、今からでも遅くはありません。私もご一緒します。警察へ……」

ζ(゚- ゚*ζ「……それは、無理です。貴方では、駄目なんです。続けますね。私が、救われる為なんです」

ζ(゚- ゚*ζ「本当なら、こんな事をされれば、私は喘ぎの一つでも漏らすのでしょう。けれど、
       恐怖が勝ってしまって、私は声の一つも漏らす事はできませんでした」

(;'A`)「も、もう、やめ……」

ζ(゚- ゚*ζ「彼はそんな私を見て、緊張しているんだね、と優しく微笑みます。
       その笑みが恐ろしくて私は何も言えませんでした」

ζ(゚- ゚*ζ「怯える私を緊張していると勘違いした彼は、動けない私を好きなように弄りました。
       そうして、私は少しもたたないうちにすっかり丸裸にされてしまったのです」

(;'A`)「や……やめろ……」

ζ(゚- ゚*ζ「一人、深夜の学校で丸裸にされている自分を滑稽だと自嘲しました。
       彼は、私を見ておもむろに性器を弄りだします。
       それにも、私は喘ぎ声どころか否定の声さえ出せませんでした」

( A )「お願いだ、やめて……くれ」

ζ(゚- ゚*ζ「いいえ。止めません。もう少しなんです。こんな話は嫌でしょうけど、付き合って下さい。
       私を哀れだと、貴方が少しでも思うのなら」

ζ(゚- ゚*ζ「しばらくされるがままになっていました。この位で終わるなら、命が助かるなら。
       彼の好きにさせようと、どこかであきらめてしまったのです」

ζ(゚- ゚*ζ「そして、彼は彼の性器を露出させました。それは、恐ろしいほど膨張しています。
       彼は愛しげに私を見詰めました……私も、そこまで来て何をされるかが解らないほど
       初心ではありません」

ζ(゚- ゚*ζ「そこで私は初めて嫌だと叫びました。
       けれど、彼はやんわり笑って、照れているんだねと言います。
       彼は私の足を持ち上げ、ゆっくり開いていきました」

( A )「……」

ζ(゚- ゚*ζ「……もう、お気付きに――いいえ、思い出しましたか?」

( A )「…いや…」

ζ(゚- ゚*ζ「貴方は、思い出さなくてはいけません。だって、そうじゃないと私が救われないのですもの」

ζ(゚- ゚*ζ「彼は、猛り狂った性器を私に押し当てます。狭くてきついそこにぴたり、と押し当てて」

( A )「…いや…だ……」

ζ(゚- ゚*ζ「そうして、挿入すると同時に、言ったのです」






            ( ・∀・)『愛してるよ、ドクオ』






ζ(゚- ゚*ζ「彼は、貴方を貫きながら、何度も何度も愛してると言いましたよね」

( A )「ァアアアアアッ――!! やめろ、やめろ、やめろッ!!」

ζ(゚- ゚*ζ「そして、貴方は思いましたよね、ドクオさん」

( A )「うるさいッ!! 言うな、やめろ、やめろォォォッ!!!」

ζ(゚- ゚*ζ「こんな事をされているのは、自分ではない。自分ではないなら誰だ。
       そうだ、彼の――モララーの、彼女だと」

ζ(゚- ゚*ζ「だから、ですよね」

ζ(゚ー゚*ζ「モララーに犯される時、貴方は『ドクオ』を手放して、
       モララーの彼女に似た『私』という人格を形成したんですよね」

( A )「うるさいうるさいうるさいッ!! 俺は、嫌だと言ったんだ、なのに、アイツは――」

ζ(゚ー゚*ζ「解っていますよ。あの後も、貴方はモララーに愛情と言う名の脅しを受け続けていた事は。
       だって、私は貴方なのですもの」

ζ(゚ー゚*ζ「そうして貴方は月と闇を恐れるようになった。原因は解らなかったですよね?
       それはそうでしょう。貴方の恐怖は、全て私が抱えていたのですから」

(;A;)「あぁっ、あ、あぁ――お、俺、は……ッ」

ζ(゚ー゚*ζ「貴方は『幼馴染・友人』としてモララーと接し、私は『恋人』として接していたのです――
       尤も、行為の最中私が口を開く事はありませんでしたけれど」

(;A;)「アァアアア……」

ζ(゚ー゚*ζ「……可哀想なドクオ。けれど、私も、もうこの役割はうんざりなんです」

ζ(゚ー゚*ζ「私は、この真実を貴方に話す事で救われます。貴方が真実を思い出しさえすれば、
       私は永劫の恐怖から逃れ、消える事ができるのですもの」

(;A;)「いや、いやだ、いやだあぁあ……」

ζ(゚ー゚*ζ「……もう時間がないみたいです。消える前に、貴方へ一言――
       ……聞こえているかどうかは、解りませんけど」

(;A;)「うぁあ、ああ、」



ζ(゚∀゚*ζ「私が今まで受けていたのと同じ、永劫の恐怖を、貴方に。うふふ……ふふふ」




おわる。





この小説は2008年6月24日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:xd/1awjL0 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/06 14:16 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿


更新は止まっていますがコメントはご自由にどうぞ
修正・削除依頼等、何かしらの連絡はコメントもしくはメルフォよりお願いします
拍手だと高確率で長期間気づきません

スパム対策のため"http"と"@"を禁止ワードに設定しています
URLを書き込む際は"h"を抜いて投稿してください













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://gyokutonoyume.blog116.fc2.com/tb.php/3272-18d5ed75


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。