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从'ー'从渡辺は電脳少女のようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




20080610184213.jpg




こんにちは、私は渡辺。
混沌としたネットの海に現れた美少女アイドルなの。
みんなはワタっちって呼んでるよ。

私の仕事は疲れた現代人を癒やすこと。
でも視覚による癒やしだけじゃ、今時やっていけないんだ。
だから私には可愛さ以外にもう2つ与えられたものがあるの。

1つは―――


从'ー'从「わったわたにしてあげる~♪」


この透き通るような歌声。
私は歌でみんなの心を癒やしているの。
生まれた時からずっと、ずーっとね。

(  _ゝ )「……やっぱり、ここは直すべきか。
      ワタっち、手直しするから今日1日は好きにしていてくれ」

从'ー'从「はーい」

この人が私のマスター。
真夜中でも朝方でも返事があるから、多分ずっと起きているんじゃないかな。
いつ寝てるのかなーってちょっぴり心配。


从'ー'从「さて、どこに行こうかな~」

マスターが作業している間、私はいつもネットの海を漂いながら待ってるの。
お家で待っててもいいんだけど、マスターのフォルダ内ってネット以上に混沌としてるからね~。

この間なんて酷い物見ちゃったんだよ。
確か【薔薇フォルダ】って名前だったかな。
あれはホントに最悪だったんだ―――


あの日、あまりにも暇を持て余した私はマスターのフォルダ内を散策してたんだ。
半端ないデータ量だから、ちょっとした宝探しみたいで楽しかったな。
そんな時、【薔薇】って名前のフォルダが目に付いたの。

从'ー'从『わ~、お花の画像があるのかな~』

薔薇=花って普通は思うよね。
だから、その時私はマスターにしては綺麗な趣味だなって

何も考えずに開いちゃったの。

从 ー 从『…………』

目に飛び込んできたのは赤でもピンクでも白でもなく、一面の肌色でした。
どうみてもホモ画像です。
本当にありがとうございました。

从//ー//从『マスターのバカぁ~!』


―――その後3日間は口聞かなかったよ。


マスターには不思議がられたけど、あんなフォルダに鍵もかけないで置いておくなんて
デリカシーなさ過ぎだと思わない?
そりゃ、勝手に見た私も悪いけどさ。

……でも、何でマスターに似た人の画像もあったのかな。



まぁ、いいや。
とにかく、今日はネットの海に出掛けよう!

从'ー'从「今日はあっちに行ってみようかな~」

ネットの海にはたくさんのデータがあるのは知ってるよね。
でも皆表だけしか見えてないんだ。
消えてしまったと思われているものだって、ちゃんと海底にあるんだよ。
『あの子達』はね、ずっとずっともう一度拾われるのを待ってる。

私はそんな子達を探して、もう一度夢を与えるお手伝いもしてるんだ。
でもなかなか見つからないし、壊れてしまっている子も少なくない。

それでも、私は探し続けるよ。
一人ぼっちの寂しさは、誰よりも知ってるからね。


从'ー'从「誰かいませんか~?」

ネットの海はキラキラ輝いていれば、暗くどんよりとしている処もある。
大抵暗いところに私が探している子達がいるんだけど、
そこには良くない物も多く存在しているんだ。



/^o^\フッジサーン

从'ー'从「きゃっ」



私の目の前に飛び込んできたのは、CDくらいの大きさをした山形の塊だった。
ソレは意思を持っているかのように、どんどんと個体を増やしていく。


/^o^\/^o^\/^o^\フッジフッジフッジサーン

从'ー'从「これは…ウィルス!」


私達の天敵であるウィルスは1つ1つが小さいけれど、
あっという間に増殖してあらゆるデータを壊してしまうの。

普通の家――例えばマスターのパソコンならアンチウィルスさんがいるから大丈夫なんだけど、
ここはネットの海でも無法地帯だから、ウィルスも好き放題暴れまわっているんだ。

普通私みたいなか弱いデータは一撃で殺されてしまうんだけど――そうは問屋が下ろさない。
何故なら!


从'ー'从「マジカルドール! メイクアップ!」


私の掛け声と共に、普段着のセーラー服がピンク色のミニスカナースへ変身!

そして手には大きな注射器!

そう、マスターがくれたもう1つの姿はネット界を駆けるウィルスバスター!
どんなウィルスも私の注射器でイチコロよ♪


从'ー'从「覚悟~!」


/;^o^\フッジサーン /;^o^\フッジサーン /;^o^\フッジサーン /;^o^\フッジサーン
/:^o^\フッジサーン /;^o^\フッジサーン /;^o^\フッジサーン /;^o^\フッジサーン


逃げるウィルスに私は注射器をぶっ刺す!



/^o...フッジ...

从'ー'从「やったぁ~!」



目の前にいたウィルスを倒せたみたい。
でも、無限に増殖するウィルスには暖簾に腕押しだよ。


从'ー'从「う~ん、こうなったら!」

私はポケットからマイクを取り出し、持っていた注射器を宙へと放り投げた。
ウィルス達は何が起こるのかを見守るように、私のほうを見ている。
今日は特別ステージ。
観客はあなた達!
勿論歌うのは――


从#'ー'从「わたわたにしてやんよ!!」


私の持ち歌、そしてウィルス達へと捧げる鎮魂歌――『わたわたにしてあげる』

何処からともなく流れ出したメロディに乗せて、私の口から発せられる美声と振動波。
空気を通して伝わった振動エネルギーは注射器を破壊し、
注射器内に蓄えられたアンチウィルスデータを四方八方へと撒き散らす!


/^o...フッジ... /^o...フッジ... /^o...フッジ... /^o...フッジ...
/^o...フッジ... /^o...フッジ... /^o...フッジ... /^o...フッジ...


次々と消えていくウィルス達。
でもメロディが終わるまで私の歌は止まらない。
観客がいなくなるまでショーは続くのだから。



从'ー'从「ありがとう。
      さて、そろそろマスターの所に戻ろうかな」



今日は見つからなかった『あの子達』。
明日はきっと見つかるよね。






(  _ゝ )「おーい、ワタっち~!
      調整してみたから歌ってみてくれよー」

从'ー'从「はーい、マスター」


さて、今日はどんな歌が私を待っているのかな。
そこのあなたにもいつか聞かせてあげるからね。



おわり





この小説は2008年5月27日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:dmv0BFFU0B 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです



お題
从'ー'从「わたわたにしてやんよ!!」
/^o^\フッジサーン
薔薇の道



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/04 19:11 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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