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ノハ ゚⊿゚)は転んでしまったようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




深い森の中。

もう日が暮れたのか、森の中は歩くのも困難なほど暗くなっており、

木々の間から見える空は昼間の蒼さを失って濃い紫に染まっていた。

そんな時、森の中を通る一本の道を進む1つの人影があった。


ノハ;゚⊿゚)「ふう、もうだいぶ暗くなってきたなぁ……」


大きなリュックサックを背負っている。

年の頃はまだ15、16くらいだろうか。

彼女は暗くなり、足下すらよく見えない道を灯りもつけずに歩いていた。



20080604214329.jpg





不意に、彼女が小石につまずいた。


ノハ;゚⊿゚)「あっ!!」

前のめりに倒れる。

地面に手をつこうとするが、それよりも先に


ノハ ;⊿;)「痛ッ!!」

彼女は地面に倒れ込んだ。


ノハ ;⊿;)「いったぁー……」

彼女はその場にうずくまる。

幸い怪我は無いようだが、暗闇のまっただ中、出てきた涙はなかなか止まらない。

『闇』というものは人が持つ原初的な恐怖を呼び起こすようだ。



ノハ ;⊿;)「もう、旅なんてやめようかな……」


遠くで梟(フクロウ)が不気味な声で泣いている。

ついで彼女の耳に聞こえたものは狼の遠吠え。


ノハ ;⊿;)「!? いやああああああああああああああああああああああ!!」

完全に恐怖が彼女を支配したようだ。

彼女は狼のいる森の中、大声で泣き出した。


ノハ ;⊿;)「ああああああああああああああああああああああああああああ!!」

涙が止まらない。

夜は、泣いている彼女を置いてどんどん更けてゆく。



ノハ ;⊿;)「ううう……怖い、怖いよお…………」


もう梟も狼も寝てしまったであろう、真っ暗な深夜。

だが一度恐怖に支配された彼女は、ただただ恐怖に打ちのめされ、

眠ることも忘れて涙を流す。

そんな状態が続いている。


……………………………………………。


ふと、彼女は空を見上げる。

涙でゆがんだうえ、木々の枝が邪魔をして少ししか見えない夜空。


ノハ ;⊿;)「………………………………」

だが、彼女は何を思ったか、荷物を下ろし、木を登ってゆく。


ノハ ;⊿;)「光……」


彼女は光を見た。

酷くおぼろげに、木々の間から漏れてきた微かな光。

だが、彼女はそれを見た。

闇の中で、光を見た。


ノハ;゚⊿゚)「ふう、ふう……」

彼女は木を登りはじめた。

いつの間にか、涙は乾いていた。

一心に登るうち、恐怖は彼女の心から逃げ出していた。


ノハ;゚⊿゚)「おわぁ!!」


急に彼女の視界が眩しくなる。

枝から落ちそうになるのを必死でこらえ、目を見開いた彼女が見たものは……



ノハ*゚⊿゚)「わあ……」

明るい夜空。

木々に覆われた森の中では解らなかったが、今日は満月だったのだ。

そして、月が明るすぎる所為でその周りは見えづらいが、星々も彼女が生まれ育ったところとは

全然違う輝きを放っていた。



ノハう⊿゚)「あれ?」


彼女は、目をこすってみる。

涙はもうとっくに止まっていたが、それを彼女は今気付いたのだ。


ノハ ゚⊿゚)「……………………………………」


彼女は目をこするのを止めた後、木の枝に腰を下ろして夜空を見上げる。


突然、夜空に一筋の線が現れる。


ノハ*゚⊿゚)「あっ!! 流れ星だっ!!」

それはどんどん多くなっていき、


ノハ*゚⊿゚)「きれー……」

やがて、空一面を覆い尽くすまでになった。


ノハ*゚⊿゚)「………………………………………」


彼女はそれを、最後の流星が流れきるまで見届けていた。

流星を見終わった後、彼女はするすると登っていた木を降りていく。


ノハ*゚⊿゚)「…………………………………………………」


彼女は何も言わない。

が、その目が何を見て、彼女は何を感じたか今なら容易に解る。


ノハ*゚⊿゚)「きれいだったなあ……」


彼女は呟き、そして今降りた木を見る。


その木は彼女に

『あきらめんなよ!!』

と呼びかけている気がしてならなかった。


彼女は深呼吸をする。




ノハ*゚⊿゚)「よし!! もう一度、歩こう!! まだ私の旅は終わってないんだ!!」

そう言って、彼女はまた道を歩き出した。

木々の間から見える空は、東の方が明るくなりはじめていた。


…………………………………………………。


ノハ;゚⊿゚)「ふう、ふう……」

彼女は森の出口へと近づいていた。


ノハ;゚⊿゚)Σ「あっ!!」


彼女の目の前が急に開ける。

彼女の目に映ったものは広い大地、、どこまでも続く地平線と


ノハ*゚⊿゚)「うおっまぶしっ!!」

今まさに空へ昇らんとする真っ赤な太陽と、それを取り囲む朝焼けだった。



ノハ*゚⊿゚)「やったああああああああああああああ!!」

彼女は森を脱したのだ。


彼女は


ノハ*゚⊿゚)「いやっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!」


と叫び、朝焼けで赤く染まる大地をどこまでも駆けていった。






この小説は2007年6月20日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:jw9QyE0G0 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/04 19:06 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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