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( ^ω^)大切なものを落としたようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




( ^ω^)「……?」


白い天井が見えた。


( ^ω^)「……」


病院だ。


( ^ω^)「……何で?」


さあ。




20080510022608.jpg




(,,゚Д゚)( ・∀・)ξ ゚⊿゚)ξ('、`*川从・∀・ノリ人「ブーン!」


( ^ω^)「……?」


(,,゚Д゚)「良かったぜー。意識戻ったんだな?」

( ・∀・)「流石にやばいと思ったよ」

ξ ゚⊿゚)ξ「体は平気なの?」

('、`*川「起きてて大丈夫?」

l从・∀・ノ!リ人「果物買ってきたのじゃ。食べろ食べろ」


( ^ω^)「……」


ブーンはやってきたのが誰なのか、わからなかった。

   
( ^ω^)「すいません。どなたですか?」

ξ ゚⊿゚)ξ「え……?」

( ・∀・)「お前……」




(´・ω・`)「記憶喪失ですよ」


病室に来た先生が、みんなに説明した。

一番驚いていたのは、ツン。

一番呆けていたのは、ブーン。

  
(´・ω・`)「一時的なものです。いずれ治りますよタブン」

ξ ゚⊿゚)ξ「そうですか……おいこら」

         ヤメテー
( ・∀・)つ( ´・ω・` )と('、`*川


( ^ω^)「君たちは、僕の友達かお?」

(,,゚Д゚)「ああ。同じ中学校のな」

( ^ω^)「全然覚えてないお……ごめんお」

l从・∀・ノ!リ人「気にするな。諦めが肝心じゃ」

( ^ω^)「うへえ」


  
次の日。


l从・∀・ノ!リ人「見舞いに来たのじゃ」

( ^ω^)「ありがとう。えーと君は……」

l从・∀・ノ!リ人「妹者じゃ」

( ^ω^)「ちょっと君の事教えて欲しいお。何か思い出すかも」

l从・∀・ノ!リ人「妹者は……!」


l从・∀・ノ!リ人(これはチャンスなのじゃ)


何か思いついた様子。

  
l从・∀・ノ!リ人「妹者は……」

( ^ω^)「ふむふむ」

l从・∀・ノ!リ人「勇者じゃ」

( ^ω^)「ええええ!?」

l从・∀・ノ!リ人「その昔、アーニジャとオトッジャという支配者がいた」

( ^ω^)「ふむふむ」


――彼らは悪行の限りを尽くし、世界を混乱に陥れた

――そこへ颯爽と現れた美少女勇者が妹者なのじゃ


( ^ω^)「すげー」
  
l从・∀・ノ!リ人「しかしオーモジャとアネイジャという悪女たちが再び世界を……」


妹者は嘘100%の話をして暇つぶしをした。

ブーンは全て信じ込んだ。

最終的に妹者は神になった。


l从・∀・ノ!リ人「また今度来るのじゃ」

( ^ω^)「おっおっ。またおー」


( ^ω^)(うはー神さまと喋っちゃったお)


 
次の日。


( ・∀・)「よおブーン」

( ^ω^)「おいすー。えっと……」

( ・∀・)「モララーだ。お前本当に記憶喪失なのな」

( ^ω^)「ごめんお」


( ・∀・)(待てよ……今なら)


( ・∀・)「ブーン」

( ^ω^)「なんだお」

 
( ・∀・)「こんな時に悪いけど、貸したお金返してくれないかな?

( ^ω^)「いくらだお?」

( ・∀・)「たしか……2兆円だったかな」

( ^ω^)「ええええええええ!?」

( ;・∀・)「間違えた。2万円だ」

( ^ω^)「桁違いにも程があるお……しかも今20円しか無いお」


∑( ;・∀・)(はっ! 俺は友達になんてことを……)


モララーは反省した。


  
次の日。


('、`*川「こんにちわ」

( ^ω^)「こんー」

('、`*川「ペニサスだけど……覚えてる?」

( ^ω^)「ああ、空を飛ぶ馬……」

('、`*川「ペガサスね。はー忘れられてたかー」

( ^ω^)「ごめぽ」

('、`*川「自分の事も覚えてないの?」

( ^ω^)「キムタク似のイケメンだったって事しか……」

('、`*川「何にも覚えてないのね」

( ^ω^)「……」

  
('、`*川(あれ? もしかして今なら……)


('、`*川「仕方ないわね。貴方の事教えてあげる」

( ^ω^)「ありがおっおっ」

('、`*川「貴方は私の下僕よ」

( ^ω^)「マジか……」

('、`*川「毎日私の肩を揉み、私の靴を洗い、私を神と崇めていたわ」

( ^ω^)「神さま二人目キタコレ」

('、`*川「だから私の事はペニサス様と言いなさい」

( ^ω^)「ははー!」


 
次の日。


(,,゚Д゚)「よおブーン」

( ^ω^)「こんにちわ」

(,,゚Д゚)「俺の名前……覚えてるか?」

( ^ω^)「……幾三だっけ?」

(,,゚Д゚)「うん、まあ普通に違うけど。ギコな」

( ^ω^)「ギコー」

(,,゚Д゚)「俺ギコー」

( ^ω^)「ギコギコー」

(,,゚Д゚)「俺ギコー」

  
( ^ω^)「ギコ……あ、もしかして彼女いるお?」

(,,゚Д゚)「そうそう! 思いだしたのか!?」

( ^ω^)「確か……幾三だっけ?」

(,,゚Д゚)「ああ……うん……普通に違う。しぃね」

( ^ω^)「しぃー」

(,,゚Д゚)「俺の彼女しぃー」

( ^ω^)「しぃしぃー」

(,,゚Д゚)「俺の彼女しぃー」


何となく意気投合した。


  
次の日。


ξ ゚⊿゚)ξ「ブーン」

( ^ω^)「あ、どうも……」

ξ ゚⊿゚)ξ「……そんな他人行儀にならなくてもいいわよ」

( ^ω^)「ごめんお」

ξ ゚⊿゚)ξ「……はぁ。あ、私はツンね」

( ^ω^)「ツン……何か、引っかかるお」

ξ ゚⊿゚)ξ「え?」

( ^ω^)「うーん……何か大事な事を忘れてる気がするお……」

ξ;゚⊿゚)ξ「思い出せない?」

( ^ω^)「ごめんお」

ξ ゚⊿゚)ξ「うん……ゆっくりでいいよ」
  
ξ ゚⊿゚)ξ「……私の事、全部忘れちゃった?」

( ^ω^)「……ごめ」

ξ ゚⊿゚)ξ「いいよ。気にしないで」

( ^ω^)「……」


ξ ゚⊿゚)ξ(……待てよ。ひょっとして今なら……)


ξ;゚⊿゚)ξ「し、仕方ないなあ。ちょっと私たちの事教えてあげるわ」

( ^ω^)「ありがとう」

ξ*゚⊿゚)ξ「……付き合ってるのよ。私たち」

( ;^ω^)「え、そうなのかお?」

ξ*゚⊿゚)ξ「うん……」

 
( *^ω^)「こんな可愛い子が彼女だったのかお! 嬉しいお!」

ξ*゚ー゚)ξ「えへへ……」


ξ;゚⊿゚)ξ(は……い、いけないわ。嘘を教えるなんて私ったらイケナイ子……!)

ξ(゚⊿゚;ξ(でも今がチャンスといえばチャンスだし……これくらいやってもいいよね……?)


( ^ω^)「何をやっているんだお?」

ξ;゚ー゚)ξ「ううん。何でもないよ」

( ^ω^)「……ツン」

ξ ゚⊿゚)ξ「え?」

( ^ω^)「何も覚えてないけど、君に対しての感情は、残ってたお」

ξ ゚⊿゚)ξ「それってどういう……」
  
( ^ω^)「僕は君が好きなんだお。今話してみて、わかったお。
       これだけは忘れていなかったお」

ξ*゚⊿゚)ξ「……うん。ありがとう」

( ^ω^)「こちらこそ、ありがとうだお」

( ゚ω゚)「はうわ!」

ξ;゚⊿゚)ξ「え!?」


ブーンは当然頭痛に襲われた。

痛みによって失神してしまう。


(´・ω・`)「どうしたのかね!」

ξ ;⊿;)ξ「ブーンが! ブーンが!」

(´・ω・`)「緊急手術だ!」

  
その日、手術は成功し、ブーンは何とか一命を取り留めた。

手術後の状態は良好で、徐々に記憶も戻ってきた。

妹者たちがついた嘘も、ばれることとなったのだ。


ξ ゚⊿゚)ξ「ブーン。来たわよ」

( ^ω^)「おっおっ」


しかし、ツンについての記憶だけは、元に戻らなかった。

こればっかりは、医者にも手のつけようが無かった。


( ^ω^)「毎日ありがとうだお」

ξ ゚⊿゚)ξ「別にいいわよ。あんたの彼女だしさ」

  
記憶が戻らなくても、ツンはブーンの事が好きだった。

ブーンもまた、ツンの事が好きだった。


ξ ゚⊿゚)ξ「いつ退院出来るの?」

( ^ω^)「あと一週間後だお」

ξ ゚⊿゚)ξ「退院したら、デートでもする?」

( *^ω^)「おー喜んで」


記憶はとても大切なものだ。

その者の人生が、そこに詰まっている。

ブーンは記憶を失った。

大切なものを、失ってしまった。

  
ξ ゚ー゚)ξ「あのさ、あのさ、私行きたい所あるんだけど」

( ^ω^)「何処にでもついていくお」


だから、また作るのだ。

ブーンと、ツンの。

二人の思い出を。


落としたら、拾えばいい。

無くしたら、作ればいい。


ξ*゚ー゚)ξ「ブーン……」

( ^ω^)「お?」




チュ




思い出の一ページは、誰かがペンを握ればあっという間に埋まってしまうものだ。

例え真っ白になったノートでも、君にペンを握る勇気さえあれば――。





|・ω・`)(ていうか、その子が殴った衝撃で記憶を失ったんだけど……まあこれは言わないでおこうかな)




( ^ω^)大切なものを落としたようです  完






この小説は2008年4月27日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:jTVyiujH0 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/02 19:47 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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