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川 ゚ -゚)クーは金を借りるようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




川 ゚ -゚)「小説家になると言って家を出てから早四年」

川 ゚ -゚)「貯金も底をついた。仕送りも無くなった」

川 ゚ -゚)「家賃も今月払えなかったら追い出される」

川 ゚ -゚)「絶体絶命だ」



1_20100102185701.jpg



ウィーン

( ,,゚Д゚)「いらっしゃいませー」

川 ゚ -゚)「とりあえずアコムで金借りるか」

( ,,゚Д゚)「ドゾー」

川 ゚ -゚)「三十万借りたい」

( ,,゚Д゚)「はい。ではこちらに記入を」

10分後

川 ゚ -゚)「三十万ゲットだぜ」


川 ゚ -゚)「さて、まずは飯だ」

川 ゚ -゚)「金も有るし、高級レストランで食おう」

……



川 ゚ -゚)「三万円も使ってしまった。まあ、まだ二十七万あるから痛くも痒くもないな」


川 ゚ -゚)「しばらくはコレで食いつなげるとして、その間に小説で一儲けしなければ」

シュピンシュピーン。ジャラララ

川 ゚ -゚)「む、パチンコか」

川 ゚ -゚)「そうだ、名案が思い浮かんだぞ」

川 ゚ -゚)「パチンコで3倍にすれば、返却しても60万残る」

川 ゚ -゚)「うむ。早速実行しよう」



「「ありがとうございましたー」」


川 ゚ -゚)「十万もすってしまった」

川 ゚ -゚)「負ければ負けるほど、取り返そうと奮起してしまうのは何故だろう」

川 ゚ -゚)「僅か一時間で十七万に減ってしまった。これはまずい」

川 ゚ -゚)「とりあえず、寄り道するのはやめてアパートに戻ろう」


がちゃり。

川 ゚ -゚)「ただいマンモス」

川 ゚ -゚)「まあ一人暮らしだから、誰も反応しないわな」

川 ゚ -゚)「それより、文芸の新人賞まであと1週間だ」

川 ゚ -゚)「大賞とって賞金百万円ゲットだぜ。よし、執筆だ」


十分後

川 ゚ -゚)「あー、ダメだネタ切れ」

川 ゚ -゚)「まあ1枚半書けたし、残り一週間だから一日30枚ペースでやれば十分間に合うな」

川 ゚ -゚)「暇だな。テレビでも見るか」

ピッ

「今流行のダイエットは~」

川 ゚ -゚)「なるほどな。大根おろしが体にいいのか」

川 ゚ -゚)「早速買って来よう」


―近所のスーパー―

川 ゚ -゚)「大根おろしくれ」

/ ,' 3「大根おろしですか? 大根なら野菜コーナーですよ」

川 ゚ -゚)「大根じゃない。大根おろしをくれ」


川 ゚ -゚)「まったく、大根を一々おろさなきゃいけないのか」

川 ゚ -゚)「そんなメンドクサイことやってられるか。
     全く、無駄足だった」

( ´∀`)「そこのお嬢さん。占いいかがですか?」

川 ゚ -゚)「ほう、占い師とは珍しい」

川 ゚ -゚)「暇だし、占ってもらうか」

( ´∀`)「おお、お嬢さん。あなた、今悩んでいるでしょ」

川 ゚ -゚)「ええ、まあ微妙に」

( ´∀`)「ほうほう、その悩みとはズバリ恋愛ですな?」

川 ゚ -゚)「ねーよ」

( ´∀`)「やはり違いましたか。そうだと思っていました」

川 ゚ -゚)「なんと。よく違うとわかったな」

( ´∀`)「そりゃあ、この道十年のベテランですからね私は」

( ´∀`)「あなた、夢とかあります?」

川 ゚ -゚)「小説家になって印税生活うはうはになる事が私の夢だ」

( ´∀`)「それは素晴らしい! しかし、今のあなたは非常によろしくない。
      悪い影が見えます」

川 ゚ -゚)「なんと。その虫眼鏡みたいなもので見ただけで、そんなことがわかるのか」

( ´∀`)「これは虫眼鏡です。まあそんな些細なことはどうでもいいのです。
      このままでは、貴方はその影のせいで夢が叶わないかもしれません」

川 ゚ -゚)「それは困るな」

( ´∀`)「でしょう? しかし、これを見てください」

川 ゚ -゚)「何だこれは。ただのA4用紙に見えるが」

( ´∀`)「ところがどっこい。これは私のスピリチュルパワーの篭った霊札です。
      これさえあれば、貴方に降りかかる影を打ち倒す事が出来るでしょう」

川 ゚ -゚)「なんと」

( ´∀`)「それだけじゃあございません。金運恋愛運なども全体的に激しく上昇し、
      あなたの人生を明るくする効果もあります。もちろん、良い小説も書ける様になるでしょう」

( ´∀`)「今ならたったの十万円!」

川 ゚ -゚)「高い!」

( ´∀`)「ところがどっこい、タイムサービスで八万円!」

川 ゚ -゚)「安い!」

( ´∀`)「お買い得でしょう?」

川 ゚ -゚)「確かにお買い得だ。八万円で賞が取れれば、十分元が取れる」

( ´∀`)「どうしますか? この霊札、大人気でもう在庫はこれだけなんですが」

川 ゚ -゚)「買った!」

( ´∀`)「まいどありがとうございまーす」


再びアパートに帰宅。

川 ゚ -゚)「持ち金が残り九万円になってしまったが、まあいい。
     安い買い物だった」

川 ゚ -゚)「この霊札は大事に保存しておいて、と。よし、執筆だ」

書き書き書き

川 ゚ -゚)「おお、筆が進む! さすがスピリチュルパワー!」


十分後

川 ゚ -゚)「ネタが切れた。ちょっと休憩しよう」


川 ゚ -゚)「水道水うめぇ。しかし、ワープロが欲しいな」

川 ゚ -゚)「今どき手書きなんて、流行んねぇよなー」

川 ゚ -゚)「……手持ち金は九万円か」

川 ゚ -゚)「よし」


―電気屋―

「いらっしゃいませー」

川 ゚ -゚)「九万でワープロ買いたいんだが」

「それでしたら、ワープロ機能付きパソコンはいかがでしょうか?」

川 ゚ -゚)「うちはネット環境なんてないぞ」

「今なら光回線が安くなっております」

川 ゚ -゚)「うーむ、しかしなあ」

「ネットに繋げれば、生活が便利になりますよ。この機会に是非」

川 ゚ -゚)「そこまで言われちゃ仕方ない。私も女だ。どーんといこう」

川 ゚ -゚)「しかし手持ちは九万しかないぞ」

「分割払いでも大丈夫ですよ。さらにポイントがついてさらにお得です」

川 ゚ -゚)「ポイントか。それはお得だ。じゃあ、その分割払いで」

「ありがとうございます。パソコンは最新機種のこちらがオススメとなっております」

川 ゚ -゚)「高いな」

「分割払いにすると、月々2万円で使い放題です」

川 ゚ -゚)「お、それは安い。それでいこう」


再びアパート

川 ゚ -゚)「六万だけ初期払いしたから、残りは三万か」

川 ゚ -゚)「サインのし過ぎで腕が疲れた」

川 ゚ -゚)「しかしワープロを手に入れたぞ。ビバハイテク時代。
     これで執筆スピードも大幅うpだ」

カタカタカタ

川 ゚ -゚)「うーむ、最高だな。ん? これってどうやって印刷するんだ?」

川 ゚ -゚)「どこかに紙を入れればいいのか?」

川 ゚ -゚)「うーむ。説明書を読んでみるか」

川 ゚ -゚)「分厚い。無理」

川 ゚ -゚)「まて、目次から探せばいいんだ。私って天才」

ペラペラ……

川 ゚ -゚)「印刷するには、えーっとプリンター? なんぞ?」

川 ゚ -゚)「プリンターなんて付属されてないぞ。騙された」

川 ゚ -゚)「文句言ってやる」


―電気屋―

「いらっしゃいませー」

川 ゚ -゚)「こら! プリンターが付いてないぞ!」

「別売となっております」

川 ゚ -゚)「なんてこったい。詐欺で訴えるぞ」

「申し訳ありません。お詫びにお安い値段でお譲りします」

川 ゚ -゚)「いい心がけじゃないか」


「ありがとうございましたー」

川 ゚ -゚)「また分割払いが増えてしまった。まあいい、配達してくれるって言うし。
     しかし残り金は一万か」

川 ゚ -゚)「とりあえずコンビニでおやつと雑誌でも買うか」


―アパート―

プルルル

川 ゚ -゚)「もしもーし。この電話は来月には止められます。用件はお早めに」

J( 'ー`)し『何ふざけてるの? 私よ』

川 ゚ -゚)「母さん」

J( 'ー`)し『いい加減戻ってきなさい。どうせ職は見つかってないんでしょ?』

川 ゚ -゚)「いや、今は司法試験に向けて猛勉強中デス」

J( 'ー`)し『嘘おっしゃい。お情けで高校を卒業させてもらったアンタが、司法試験なんて
      目指してるはず無いでしょ』

川 ゚ -゚)「本当デス。バイトしながら勉強して弁護士を目指しています。
     弱き者を助け、人の為になる職業につきたいと思い、私は日々頑張っております」

J( 'ー`)し『もうわかったから、一度うちに帰ってらっしゃい。
      お見合いの話だって沢山あるんだから、そろそろ身を固め』

川 ゚ -゚)「きゃー。たいへん。お茶こぼしたー。ごめん、またかけ直すねー。きゃー」

ブツン

川 ゚ -゚)「ふー。全く、心配性な母親だ」

川 ゚ -゚)「私はもう二十歳だぞ。成人だぞ。ぷんぷん」


ピンポーン

川 ゚ -゚)「はーい」

「NHKでーす。集金でーす」

川 ゚ -゚)「テレビは先日捨てましたー」


川 ゚ -゚)「全く、アパートはこれだから困る」


ピンポーン

川 ゚ -゚)「はーい、テレビは先日捨てましたー」


ξ ゚⊿゚)ξ「隣の者でーす。カレー作ったんですけど、いかがですか?」

川 ゚ -゚)「ありがたく頂きます」

ξ ゚⊿゚)ξ「ではー」


バタン

川 ゚ -゚)「あ、米がないっつうの」

川 ゚ -゚)「ルーだけもらってもなぁ」

川 ゚ -゚)「しかし、今さら隣のツンさん(十八歳大学生)に米くれ、というのも恥ずかしい」


ピンポーン

('A`)「……はい」

川 ゚ -゚)「こんにちはお隣にお住まいでネトゲ廃人のドクオさん(推定二十五歳)」

('A`)「あの、何か?」

川 ゚ -゚)「お米分けてください」

('A`)「はあ」


川 ゚ -゚)「と、言う訳で米ゲット」

川 ゚ -゚)「炊飯器にセットして……うわっ。なんだこれは。カビてる。
     そういえば最後に自炊したのは二年前くらいだったな」

川 ゚ -゚)「これじゃ米がたけん」


ピンポーン

('A`)「……はい」

川 ゚ -゚)「炊飯器貸してくれい」


川 ゚ -゚)「と、いうわけで隣の廃人の炊飯器(意外に綺麗)を借りて米をたいています」

('A`)「あの……」

川 ゚ -゚)「独り言です。あ、炊けた」

川 ゚ -゚)「うわっ。なんぞこれ。べしゃべしゃやんけ」

('A`)「水が多すぎたんじゃ……」

川 ゚ -゚)「こんなもん食えん。貴方にあげます。どうぞ」

('A`)「あ、ども……」


川 ゚ -゚)「今度こそふっくら炊けました

川 ゚ -゚)「テーブルとスプーン借りまーす」

('A`)「はぁ」

川 ゚ -゚)「福神漬けある?」

('A`)「いえ」

川 ゚ -゚)「買ってきてください」

('A`)「えぇ……?」


十分後

('A`)「買って来ました」

川 ゚ -゚)「カレーが冷えてしまいました」

('A`)「あ、すいません……」

川 ゚ -゚)「なあに、よくあること。モグモグ。うまい」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「ドクオさんはお仕事何してるんですか?」

('A`)「あ、いえ……今は、その」

('A`)「なんていうか……」

川 ゚ -゚)「無職ですか」

('A`)「まあ……その、一般的に言えばそうなりますね……」

川 ゚ -゚)「働く気はあるんですか?」

('A`)「え、ええ……まあ、一応……」

川 ゚ -゚)「ふーん。まあどうでもいいんですけどね」

川 ゚ -゚)「あー、食った食った。ごちそうさまです」

('A`)「はぁ。どうもお粗末さまです」

川 ゚ -゚)「お、漫画発見。読んでもいいですよね。読みます」

('A`)「あ、あの、それは」

川 ゚ -゚)「げっ。ビカビカしてる」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「すいませんでした……」

川 ゚ -゚)「謝ってすんだら警察いらんぞべらぼうめ」

川 ゚ -゚)「それにしても萌え系の漫画ばっか」

('A`)「はぁ」

川 ゚ -゚)「あれですか、ドクオさんはオタクですか」

('A`)「そ、そうです、ね……」

川 ゚ -゚)「2ちゃんねるとかも見るんですか?」

('A`)「た、たまに」

川 ゚ -゚)「ふーん。あ、ジュースみっけ。もらいまーす」

('A`)「あ、あの」

川 ゚ -゚)「ぷはぁっ! オレンジジュース最高っ!
     なんですか?」

('A`)「その、ニコニコ動画とか、見ます?」

川 ゚ -゚)「何ですかそれは」

('A`)「あの、動画にコメント流れてですね、その、面白い動画とかあって」

川 ゚ -゚)「見せてみなさい」

('∀`)「あ、は、はい。すげぇ、面白い動画とか、あるんですよ。
    俺のおすすめはですね、その、このMAD……あ、MADっていうのはアニメの切り貼りで、その
    職人がですね……あ、見てもらえれば、わかるとおもいます」

川 ゚ -゚)「何を言ってるのかさっぱりわからん」

('∀`)「こ、これです。これ最高」

ちゃーらららーほぉいほぃ!

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

パーンパーン頭がぱーん

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」


川 ゚ -゚)「……終わり?」

('A`)「あ、は、はい」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

('A`)「えっとですね、今のは、その、星のカービィっていうゲームがあって
    あ、それスーパーファミコンのゲームなんですけど、そのゲームのグルメレースっていうですね」

川 ゚ -゚)「お、ポテチのコンソメ味みっけ。もらいまーす。モグモグうめぇ」

('A`)「あ、どうぞ……」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「何か面白い物ありませんか?」

('A`)「あ、え、えっとですね」

川 ゚ -゚)「ドクオさんって、さっきから一々冒頭に『あ』をつけてますね」

('A`)「あ、そ、そうですね」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

('A`)「あの、テレビでも見ますか?」

川 ゚ -゚)「よろー」

ピッ!

イージス艦が漁船にぶつかった件について、魚用団体は……
ありゃあ自衛隊のミスですよ。私たちは何十年も船を動かしてますが……

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……」

ピッ!

川 ゚ -゚)「なんで変えるんだ。見てるのに」

('A`)「あ、す、すいません」

川 ゚ -゚)「ふー」

('A`)「……」

最近人気のシェイプアップをご紹介~
まずは足を浮かせて~

川 ゚ -゚)「ちょっと、もう少しそっちにいってくれ」

('A`)「あ、はい」

川 ゚ -゚)「えーっと、寝転がって足をあげて……む、こりゃきついな」

ワン・ツー
ワン・ツー

川 ゚ -゚)「よいしょ、こらしょ、あ、こりゃきつい。腹がきつい」

('A`)「……」

足を右に倒して~

川 ゚ -゚)「ぬっこらしょ」

ゴツン

('A`)「いたっ」

川 ゚ -゚)「あ、すまん」

('A`)「あ、大丈夫です。すいません……」

次はジャブ、ストレートのキックボクシング運動~

川 ゚ -゚)「ジャブ、ストレート。キックっと」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「アッパーアッパー。はあ、腕が重たい」

きついだろうけど、もう少し頑張っていきましょ~

川 ゚ -゚)「よし、ここが踏ん張りどころだ。フック、ストレート」

お疲れ様~

川 ゚ -゚)「ふう。やり遂げたぞ。いい汗かいた」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「あっちー。シャワーかしてくれ。風呂場はこっちか?」

('A`)「え……あ、そっちはトイレです」

川 ゚ -゚)「先に言ってくれYO。シャワー借りまーす」


バタン

シャアアアア……

川 ゚ -゚)「負けないこと諦めないこと信じぬく事~ダメに~なーりそうなーとーきー
     それがーいちばん大事ー」

川 ゚ -゚)「ふー。スッキリした」

川 ゚ -゚)「あ! 着替えがねえ!」

川 ゚ -゚)「おーい。ちょっとー。ドアの前までカモン」

('A`)「はい……?」

川 ゚ -゚)「私の家から着替えとってきてくれー」

('A`)「えぇ……!?」

川 ゚ -゚)「ヒント:鍵はポストの中」

('A`)「で、でも……」

川 ゚ -゚)「一式お願いします。タンスから適当に持ってきてくだされ」

('A`)「あ、はい」

タッタッタ……

川 ゚ -゚)「湯冷めするからなるべく早くー!」


タッタッタ、ガチャン

('A`)「あ、あの、も、ももも持ってきました」

川 ゚ -゚)「産休、なんつって。あ、判りづらいですね。
     どもども」

('A`)「えっと、あの、ドアの前に置いときますね」

川 ゚ -゚)「あーい」

タッタッタ……

バタン


ガチャ

川 ゚ -゚)「きゃー。のびたさんのエッチー」

川 ゚ -゚)「あれ、タイミング外した」

川 ゚ -゚)「まあいいや。湯冷めする前に着替えよう」

……着替え終了

川 ゚ -゚)「いやー、いい湯だった」

('A`)「あ……はい」


川 ゚ -゚)「もう七時か。お腹すきましたね」

('A`)「あ、じゃあ、何か飯とか……」

川 ゚ -゚)「スパゲッティ希望」

('A`)「え、あ、はい。えーっと、トマトあったかな……?」

川 ゚ -゚)「今日のテレビ番組はっと、うわーつまらんバラエティばっか」

川 ゚ -゚)「最近はもうダメだね。テレビおわた」

川 ゚ -゚)「パソコンかりまーす」

('A`)「えーっと、まずはお湯を……あ、はい」

カチカチ

川 ゚ -゚)「ネットなんてあんまりやったことないからな」

川 ゚ -゚)「うーん、何か面白いサイトはないかな?」

川 ゚ -゚)「何々、中学生掲示板? 最近は厨房もネットをやるのか。
     よし、何か書いておこう」

川 ゚ -゚)「お前ら引きこもってないで勉強しろ、と」

('A`)「沸騰したかな……? うお、あちぃ!」

川 ゚ -゚)「早速反応が。『は? まじKY』
     何だとこいつ、年下のくせに生意気な」

('A`)「ふー、ふー」

川 ゚ -゚)「KYとか何でも略せばいいと思ってんじゃねーよ餓鬼、と」

('A`)「あ、味噌汁とかスパゲッティにあわないのに作っちまった。
    何やってんだ俺……」

川 ゚ -゚)「何? 何か餓鬼くさいのが集まってきたな。
     てめーらまとめてかかってこいや、と」


……

('A`)「あ、あの、できました。よかったら、どぞ」

川 ゚ -゚)「お、うまそうな匂い。
     『悪いが飯おち。てめーら地獄に落ちろ』と」

川 ゚ -゚)「ズルズルズル。もっしゃもっしゃ。うん」

('A`)「あ、あの、ど、どどうでしょうか……?」

川 ゚ -゚)「ズルズルズル――……ングッ! ぶほぉっくしょん!」


川 ゚ -゚)「鼻からスパゲティ出た。ティッシュをいただきたい」

('A`)「あ、は、はいどうぞ」

川 ゚ -゚)「……ふう。死ぬかと思った。スパゲッティで死ぬかと思った」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「ズルズルズル。うむ、50点」

('A`)「……あ、はい。精進します」

川 ゚ -゚)「うむ。ズルズル」


サンマさんほんまないわぁー
アハハハハ。次のコーナーは……

川 ゚ -゚)「うは、こいつおもしれー」

('A`)「……」

カチカチ

川 ゚ -゚)「さっきからカチカチ何やってんすか?」

('A`)「あ、オンラインゲームです……」

川 ゚ -゚)「ふーん。面白いんですか?」

('A`)「あ、は、はい。なんというか、はい」

川 ゚ -゚)「どれがドクオのキャラ?」

('A`)「あ、こ、これです」

川 ゚ -゚)「あれ、なんで女キャラなんですか?」

('A`)「えっと、いえ、その得に意味はないです」

川 ゚ -゚)「ふーん」

カチカチ……

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……あ、何か戦ってる」

川 ゚ -゚)「おめってどういう意味ですか?」

('A`)「あ、おめでとう、の略です」

川 ゚ -゚)「ふーん」

カチカチ

川 ゚ -゚)「9999ダメージとかないわー」

('A`)「あ、いえ、こいつは雑魚ですから……はい。すいません」

カチカチ

カチカチ……

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「んー……むにゃ……」

('A`)「あ、あの」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「あのー…」

川 ゚ -゚)「……むにゃ」

('A`)「ね、寝るなら、その」

川 ゚ -゚)「んきゅー……」

('A`)「あ、あう……」

('A`)「その、そんな、あの、ちょ」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「ど、どうすれば」

('A`)「身動きが、と、とれん」


カタカタカタ


闇の騎士:隣人のおにゃのこが隣で寝てる。どうすればいい?

不死鳥:それなんてエロゲ?

闇の騎士:リアルで。しかも彼女じゃない

魔人シュラ:フラグktkr

闇の騎士:いや、ただのお隣さんだから……。かなり美人でやばい。
       たぶん彼氏とかいる。

不死鳥:修羅場の予感だな

闇の騎士:とりあえず、寝ちゃってるみたい。俺に寄りかかって寝てるから
       俺の心臓がやばい。

魔人シュラ:うp

不死鳥:とりあえずベットに移動させれば?

闇の騎士:熟睡してるし、起こすのも可愛そうなんだけど

不死鳥:抱きかかえてベットまで移動させればいいじゃん

闇の騎士:ちょwwww無理wwww

魔人シュラ:おっぱいさわれ

不死鳥:じゃあ、やっぱ起こすしかないじゃん。

闇の騎士:おk。とりあえず起こして、家に帰すわ。
       流石に泊めるのはマズイし。

魔人シュラ:おっぱい!おっぱい!

不死鳥:シュラ自重しろwww まあそれが一番だ。
     恋愛トラブルは一番めんどくさいからな。二番目が金銭トラブル。

闇の騎士:うん。とりあえず、ちょっとROMるわ。雑魚敵きたらよろ。

不死鳥:まかせときな。俺の暁ノ剣でお前を護っといてやるよ。

闇の騎士:すまぬ。恩に着る。



('A`)「よ、よし」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「あ、あのー」

川 ゚ -゚)「……ぬ?」

('A`)「えっと、あの、もう夜もおそいですし」

川 ゚ -゚)「……うん」

川 ゚ -゚)「よい、しょ」

('A`)「あ……」

トコトコ

バタン。

川 ゚ -゚)「むにゃ……」

('A`)「あ、あれ?」

('A`)「あのー……」



カタカタ


闇の騎士:大変だ。起きたと思ったらベットに寝転んでまた眠ってしまった。

不死鳥:おいおい。

魔人シュラ:やっちゃえー

闇の騎士:起きる気配なし。どうすればいい?

不死鳥:叩き起こすしかあるまい。

魔人シュラ:おっぱいもめ
魔人シュラ:おっぱ
魔人シュラ:ミスった。



('A`)「あ、あのー」

川 ゚ -゚)「……んにゃ?」

('A`)「そ、その、起きてくださーい」

川 ゚ -゚)「……やーん」

('A`)「寝ないでくださーい」

川 ゚ -゚)「んにゃふぅ……みぃ……」

('A`)「だ、だめだ。起きない」

('A`)「と、とりあえず毛布かけとこう」

バサリ

('A`)「ど、どうしよ」

('A`)「まずいよなあ」

('A`)「どうしよ」



……

…チュンチュン

('A`)「……はっ」

('A`)「朝か。い、いてて。椅子で眠るのは腰によろしくない」

川 つ -゚)「う……ん」

('A`)「はっ!」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「……おはようございます」

('A`)「あ、は、はい。おはおうございましあ……」

川 ゚ -゚)「んー!あー! よいっしょー!」

川 ゚ -゚)「ふぁー……。顔洗ってこよ……」


バシャバシャ。

川 ゚ -゚)「うー、目が覚めた!」

ガチャリ

川 ゚ -゚)「朝の目覚めはオレンジジュースっと」

川 ゚ -゚)「糖分が体にしみるぜ」

('A`)「あ、あの」

川 ゚ -゚)「朝飯はパン派です」

カチャカチャ

川 ゚ -゚)「独り言ですが、目玉焼きは半熟のが好きです」

('A`)「あ、すいません」

川 ゚ -゚)「ふー。ごちそうさまでした」

('A`)「あ、はい」

川 ゚ -゚)「……さて」

川 ゚ -゚)「今日は何をしようかな」


ピンポーン

川 ゚ -゚)「はーい」

川д川「大家の貞子です。ってあら、クーさん」

川 ゚ -゚)「げっ。やばい」

川д川「何でドクオさんの部屋に?」

川 ゚ -゚)「ちょっと遊びにきてました」

川д川「そう。家賃が払えないから逃げたのかと思ったわ」

川 ゚ -゚)「まさか。私がそんな夜逃げや本舗みたいな事するとでも?」

川д川「ほほほ」

川 ゚ -゚)「ふふふ」

川д川「そろそろたまってる分も返して欲しいんだけど」

川 ゚ -゚)「えぇ……? このタイミングで……?」

川д川「ええ」

川 ゚ -゚)「後で絶対払う。今日中に絶対払うから見逃して」

川д川「じゃあ五時までに今までの分を持ってきてね。これが最後通告よ」

川 ゚ -゚)「ういい」

バタン

('A`)「あ、あの……家賃滞納してるんですか……?」

川 ゚ -゚)「ぼちぼちです」

川 ゚ -゚)「現時点での私の残金は9700円」

川 ゚ -゚)「うーむ。こいつを五時までに十二倍くらいにしないと」

('A`)「え、そんなに」

川 ゚ -゚)「うーん、どうすればいいと思いますか?」

('A`)「え……? う、うーん……」



……



川 ゚ -゚)「やはりここしかあるまい」

('A`)「あの、ぱ、パチンコですか?」

川 ゚ -゚)「安心しろ。私はこれでもパチンコ経験者だ。それに」

('A`)「そ、それは?」

川 ゚ -゚)「霊札と言って、これをもっていると人生ばら色になるくらい運がうpするのだ」


ジャララララ
シュピーン!

\川 ゚ -゚)/「あっというまに3000円消えた」

('A`)「や、やっぱり無理だと、その、思……」

川 ゚ -゚)「なあに、まだまだ」


シュピーン。リーチ!
シャララララ……




ウィーン……

川 ゚ -゚)「なんと。残り2000円になってしまった」

('A`)「あ、あの。それで、ど、どうするんですか?」

川 ゚ -゚)「うーん」

川 ゚ -゚)「ドクオさん。この霊札買いませんか?」

('A`)「えぇ……?」


-公園-

川 ゚ -゚)「ふぅー。もう打つ手無しでオワタね」

('A`)「すいません……その、霊札、買えなくて」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「あ、その、すいません」

川 ゚ -゚)「ふー。何かいい儲け話はないものか」

('A`)「その……俺がいうのも、あれですけど、その、バイトとか」

川 ゚ -゚)「えぇー?」

('A`)「あ、すいません」

川 ゚ -゚)「ドクオさんは、何で働いてないのに金があるんですか?
     金のなる木でも育ててるんですか?」

('A`)「あ、いえ、俺は……その、貯金があるから……。
    カーチャンがためた、その……結婚資金みたいなのが」

川 ゚ -゚)「いい母親だねぇー。うちのJ( 'ー`)しとは大違いですわ」

('A`)「ま、まぁ、もう死んじゃったんですけどね……はは」

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……」

川 ゚ -゚)「何か空気重いよ」

('A`)「あ、すいません……」

('A`)「お、俺はあんまり、その、人付き合い苦手だから……
    職も見つからなくて……い、いい訳ですね、はい」

川 ゚ -゚)「それで、ずるずる無職に?」

('A`)「は、はい。その、親父とは絶縁状態みたいなもんですし……」

川 ゚ -゚)「苦労人だねぇ。あんたも」

('A`)「ど、どうも」

('A`)「く、クーさんは?」

川 ゚ -゚)「あぁ?」

('A`)「すいません」

川 ゚ -゚)「いや、違う。今、くしゃみでそうで出なかったからつい」

('A`)「あ……。あの、クーさんは、どうして働いてないんですか?」

川 ゚ -゚)「失礼な。これでも小説家の卵なんだぞ。あと司法試験も少々」

('A`)「あ、夢を追ってる、みたいな、感じですか」

川 ゚ -゚)「もうすぐ夢が掴めそうなんだがな。こうして金が尽きてしまったと言うわけだ。
     今さら家に帰ったら負けかなと思ってる」

('A`)「俺なんかより、ず、ずっといいですね……夢があって、努力して……」

川 ゚ -゚)「ふ。夢を追うのも楽じゃないさ。現実は、努力しても報われない事ばかりだ」

('A`)(や、やべぇ……なんか、クーさん泣きそうだ)

川 ゚ -゚)「だが、住む所が無くなったら、もう夢も諦めなければならない。
     そろそろ潮時なのかもな……」

川 ゚ -゚)「この四年間、がむしゃらに小説を書いてきて、後少しと言うところで金がなくなるなんて
     笑えるだろう?」

('A`)「そんな……」

川 ゚ -゚)「私は、運がなかったんだな……。
     出来る事なら、自分の書いた本を書店で大人買いしたかった……。
     ああ、誰か私に投資してくれないかなぁっ!」



('A`)「……」

('A`)(俺、子供の頃は何になりたかったんだっけ?)

('A`)(宇宙飛行士だったか、パイロットだったか)

('A`)(いつからだろうな。夢も希望も失ったのは)

川 ゚ -゚)「……」

('A`)「……クーさん」

川 ゚ -゚)「何!?」


('A`)「俺さ、クーさんがうらやましいよ」

川 ゚ -゚)「うんうん」

('A`)「夢に向かって、たった一人で努力して、四年も……。
    俺とは違うよ。俺は、ただ貯金を食いつぶして、現実からも夢からも逃げてる駄目人間だ」

川 ゚ -゚)「その通り」

('A`)「でも、でもさ。クーさん見てたら、いつまでもこんなんじゃダメなんだなって、
    ようやくわかったんだ」

川 ゚ -゚)「そうか。で?」

('A`)「そ、それで、その、よかったら……」

川 ゚ -゚)「おう」




('∀`)「俺にも見せてくれないかな? 君の夢ってやつを。
    俺も一緒に、その、手伝うからさ」




川 ゚ -゚)「……え?」

('A`)「家賃とか、そういう物は俺に任せてくれよ。
   だからさ、クーさんは小説を書いてくれないか?」

川 ゚ -゚)「そ、そんなのは悪いよぉ」

('A`)「いいんだよ。クーさんの夢を、俺にも見せてくれ。
    そしたら……俺も、頑張れる気がするんだ」

川 ゚ -゚)「で、でも家賃は……」

('A`)「大丈夫。貯金なら結構あるし、ネトゲの装備とか売れば大丈夫だから」

川 ゚ -゚)「あ、あと借金もあるし」

('A`)「だから、そこら辺は気にするなって。
    ……お、俺に任せてくれ!」

川 ゚ -゚)「ありがとう、ドクオ。愛してる」

(;'A`)「え、ええ!? い、いや、あの」

川 ゚ -゚)「ふふ、冗談だ。よし、じゃあ溜まった家賃を払いに行こう」



アパート

川д川「はいはい。溜まった分はこれで丁度ね」

川 ゚ -゚)「あ、あと、あの部屋はもう出て行きます」

川д川「え?」

川 ゚ -゚)「こいつの部屋にお世話になるんで」

('A`)「え? あ、あの、ちょっと、クーさん?」

川 ゚ -゚)「いいよな? ドクオ。私たちはもう、一心同体なんだから」

川д川「なんてこと……。まさか、そんな関係だったなんて……」



カタカタカタ


闇の騎士:ういーっす。

不死鳥:おう。引退するんだって?

闇の騎士:ああ。俺もそろそろ働かないとな。

魔人シュラ:おい!なんだそれ!!ギルドはどうすんだよ!!

闇の騎士:すまん。俺、夢が出来たんだ。お前ら今までありがとな。

不死鳥:ああ。もう会う事もないだろうけど、お前との思い出は永遠に……

闇の騎士:じゃあ、さよならだ。

不死鳥:あばよ、戦友。

魔人シュラ:ばかやろー!!!!待ってる!!

不死鳥:ふっ……

>闇の騎士さんがログアウトしました。



('A`)「へへ、じゃあな。戦友」

川 ゚ -゚)「ふー。ニコニコは意外と面白いな」

('A`)「あ、あのクーさん。大事な話があるんだけどさ」

川 ゚ -゚)「何だ? うはwwwバカスwww」

('A`)「その、あ、明日さ、一緒に、その、ゆ、遊園」

川 ゚ -゚)「昼飯はハンバーグ希望で。うはwwwwなんだこれクオリティ高いwww」

('A`)「あ、うん」

('A`)(まだ気が早いか。そうだよな、クーの夢が叶った、その時に言おう)


ドクオは銀行通帳を見た。

('A`)「カーチャンの貯金、かなり減っちゃったな」

('A`)「でも、これでいいんだ。いつまでもカーチャンにおんぶって訳にはいかないし」

川 ゚ -゚)「もしもし? あー、母さん? 大丈夫だって。
     え? 結婚? ねーよ」


('A`)「これからは、自分で稼いだ金で……うん」


ドクオは空を仰ぐ。
久々に見上げた空は、どこまでも続くように青くて、広かった。


('A`)(全ては、ここから始めよう。もう一度、クーと一緒に)


――そして、いつか伝えよう。

夢を追い続ける彼女に、自分の気持ちを。




※  ※  ※  ※  ※  ※  ※  ※



その後の事を、少しだけ語っておこう。

ある出版社のパーティーで、ひときわ美しい売れっ子作家がいた。


「先生、売れる本を作る秘訣は!?」

「先生! 今度、うちのほうで執筆を!」



川 ゚ -゚)「いやあ、印税ってほんとにいいものですね」

若い世代を中心に売れたその本の名は



      『働かなくても稼ぐ方法 100の方程式』



「先生。この成功の秘訣は!?」

川 ゚ -゚)「そうですね、色々ありますが、やはり――」




川 ゚ -゚)ノ□「このスピリチュルパワーの篭った霊札のおかげでしょう
        これのおかげで、私の人生はばら色になりました」




            終わり



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この小説は2008年2月24日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者は◆NscXkUt6VE 氏



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[ 2010/01/02 18:58 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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