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ドクオと貞子


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




('A`) ……今日は雨かぁ…どうしよう…


まぁ…いつもは天気なんて気にしないんですけどね?
…最近、何か…あのー…待ち伏せ?…されてるみたいでして…えぇ…。
…部屋でのんびりするのが好きな僕としてはですね?
…あまり出歩かないんで関係ないっちゃないんですけど… 。


('A`) ……今日もいるなぁ…

サァァァァ……

川д川 ………


('A`) ……寒いだろうになぁ…こんな雨の日まで…

川д川 ………… 


…ね?…見えます?…外にいる人…。
…毎日、あぁやって座ってるんですよ…。

……ダンボールの中に。

最初は座ってるだけだと思ってたんです…。
何やってるか知りませんでしたし、関係ないと思ってましたから…。
そしたらですよ?…こないだコンビニに行く時、声を掛けられたワケですよ…僕が。
…うん…彼女に。



20080502065355.jpg




___________________


ガチャッ

('A`)「…あーさぶっ」

川д川「……」

('A`)(…またいるよこの人…いつも何やってんだろ…)

川д川「…あのっ…」

('A`)「ビクッ!…はっ…はいっ!…なんでしょう!?」

川д川「……拾ってください…」

('A`)「………は?」

川д川「…私を拾って頂きたいんです」

('A`)「………」

川д川「私、捨て貞子なんで…」


…これってあれですよね…浮浪者?…違います…?
…何か間違ってますかね僕…。
最近部屋から出なかったせいか、変態兄弟とか語尾におっおっ付けるヤツとかとすら疎遠になってまして…。
ましてや女の子なんて…ねぇ?
…はっきり言って相談する相手がいないわけですよ…。

結局あの時どうしたかって言ったら……スルーしました。

…だって怖いんですもん…。…顔が。


___________________


サァァァァァ…

('A`) …ビショビショだ…ダンボールもシナシナだ…

川д川 ………


ブゥゥゥン

('A`) …あっ!

バシャアッ!

川д川 ッ!!………


('A`) ………

川д川 ………


…僕はたぶん…頭がおかしくなっちゃったんだと思います。
…部屋にずっと篭ってたから、脳みそにカビでも生えたんじゃないかな?

だって………傘を握って部屋を出てるんですから…。


('A`)「あ…あのっ…」

川д川「…?」

('A`)「…これっ…使ってください…」

川д川「…え…どうして…」

('A`)「…へっ…部屋で飼う事は出来ませんけどっ…こんくらいしかしてあげられないですけどっ…!」

川д川「……ありがとう…」

('A`)「!!…いっ……いえっ…」

川д川「ニヤァリ…ヴフッ…ヴフフフフフッ…ww」

('A`;)(ゾワァ!!)


…そそくさと部屋に戻りました。
…だっ…だって笑ったんですよ!?ニタァッて!!
呪われましたかねっ!?僕っ!!…死ぬんですかね!?…一週間後とかに!!


どうしましょっ!


…って震えてましたけど、眠いんで布団に入ります。

フトンあったけ。


____________________


チュンチュン…

('A`) …まだ差してる…雨止んでるのに…

川д川 ………


今日もいますね…。何か…あれですかね?
…あのダンボールは井戸の代わりなんですかね?
…井戸とダンボール…どっちが住み心地いいのかな…。


!!!ふっ…不謹慎じゃないかっ!…なんて失礼な事を考えてるんだ僕はっ!!


…って思ってましたけど、お腹がすいたんでご飯食べます。

納豆うめぇ。


('A`) …あの人…お腹すかないのかな…

川д川 ………


そろそろ僕にはキノコが生える頃だと思います…。…頭に。
…食べたら赤い帽子のヒゲおじさんが、おっきくなる様なキノコだったらいいなーって思ってます。


('A`)「…あっ…あのっ…」

川д川「……?」

('A`)「…おなっ…お腹すいてませんかっ…!?」

川д川「…え…どうして…」

('A`)「…これっ…食べてくださいっ!」

川д川「……ありがとう…」

('A`)「!!…いっ……いえっ…」

川д川「ニヤァリ…ヴフッ…ヴフフフフフッ…ww」

('A`;)(ゾワァ!!)


…また怖くなったんで背中を向けて部屋に戻ろうとしたら、声を掛けられまして…。
何事かと思ったら傘を返そうとするんですよ…。…彼女が。


川д川「…これ…ありがとうございました…すごく助かりました」

('A`)「…あっ…いえ…」

川д川「……?」

('A`)「…あげますっ…その傘っ…!」

川д川「…え…?」

('A`)「…また雨が降ったら大変ですしっ…あげますそれっ…!」

川д川「……あ…ありがとう…」


…今度はあの怖い顔を見ずに部屋に戻りました。
…後ろでニヤけてたんじゃないかな?…ニタァッて…。

…そんなこんなで一週間くらい経ったかな?
お皿を取りに行くついでに、また食事を持って行って…。
結局、餌付けみたいな感じになっちゃったんですよね…。

いつものように食事を持って行ったら彼女の様子が変なんですよ…。
具合が悪い…みたいでして…。


('A`)「…ど…どうしたの?」

川д川「…いえ…ちょっと…ゴホッゴホッ…」

('A`)「…風邪…ひいちゃったの…?」

川д川「…大丈夫です…すぐに治りますから…」

('A`)「え…ダメだよ…こんなとこじゃ治らないよ…寒いし…ダンボールも相変わらずシナってるし…」

川д川「……気に掛けて頂いて…いつも感謝しています」

('A`)「…え?」

川д川「…ドクオさんのお陰です…こんなに幸せな気分は…」

('A`)「……」

川д川「…あったかい食事に…あったかい会話…それだけで十分です…」

('A`)「………」

川д川「…本当に…ありがとうございます…」


…僕の頭にキノコが生えたようです。
望み通りのおっきくなれるキノコでしたね…。ただ…大きくなったのは体じゃなくて…。

…気が大きくなりました。


('A`)「…ダ…ダメだっ!…僕の部屋にいこうっ!!」

川д川「……え?」

('A`)「…こんなトコじゃ悪化しちゃうよっ…ほらっ…早くっ!!」

川д川「……」


…なんでかなー??…なんでこんなこと言っちゃったのかなー???
何かわかんないけど、僕がいなきゃ!的な?…そんな気分だったのかなー…?
僕が守ってあげなきゃ!みたいな事、考えちゃったんでしょうねー…。

でも…看病はしてあげなきゃいけないですよね…。病人なワケですし…。

…死人とか幽霊じゃないですよね…?…違いますよね??…いやマジで…。


('A`)「…とにかく…そこで寝ててください…!」

川д川「…はい…ありがとう…。…あったかい…」

('A`)「…今、お薬出しますから…」

川д川「…はい…。…ヴフッ…ヴフフフフフッ…ww」

('A`;)「……え…どうしたの…?」

川д川「…いえ…嬉しくって…」

('A`;)「…そ…そう…良かったね…」

川д川「…はい…ドクオさんの布団…ヴフフフッ…ww」

('A`;)(ゾワァ!!)


…慣れたとはいえ…やっぱりこの笑った顔が怖いのは変わらないわけでして…えぇ。
ほとんど髪で隠れてるんですけど…口元が……ね?


川д川「…ドクオさん」

('A`)「…ん?…なに?」

川д川「こんな時になんですが…改めて…お願いしても宜しいでしょうか…」

('A`)「え?…なにを…?」

川д川「…私を…拾ってください…」

('A`)「!!!」

川д川「…お願いです…ドクオさん…何でもしますから…」

('A`)「………えーと…」

川д川「…炊事洗濯掃除…何でもしますから……もちろん夜の御勤めも…」

('A`)「!!!…それはっ…!」

川д川「お願いします…ドクオさんが…いいんです私…」

('A`)「………」

川д川「………」

ふとももチラッ

('A`)「!!!!!もっもちろんですともっ!僕が面倒見ます!!」

川д川「!!あっ…ありがとうございます!私っ…頑張りますっ!!」

('A`)「…とっ…とにかくっ!…今は風邪を治さないとっ!…ね!?」

川д川「はいっww…」

('A`)「…それより…顔が汚れてる…ちょっと待っててね…濡れタオル持ってくるから」


…これが失敗だったのかなー…。…いや…全体的に失敗なんだけど…。
僕の口癖知ってますよね…?
…その僕が他人の面倒を見る??……無理でしょー。
…でも言っちゃったもんは仕方ないですしね…。何とかしなきゃ…。

……で。
…濡れタオルを持ってきたんですけど…。後悔してますよ…ホントに…。
あのー…よくありますよね?
…パッとしないメガネっ子がメガネ外したら、あらっ可愛いじゃないの!みたいなの…。

…期待してたのかなー。…僕。…してたんだろーなー。


ただ…現実は…甘くないっていう…。



('A`)「…ちょっと髪どけるね」

川д川「…はい」

スッ…

('A`;)「!!!!!!!!!!」

(●д川「………」


((('A`)))ガクガクブルブルーー!!!


どんなにいい人でも…貞子は貞子。
ダンボールの変わりに…僕の部屋が…井戸の役目を果たす事になりました…。

…って悔やんでたんですけど、看病に飽きたんでドラクエやります。

お。はぐれメタル出た。



 お わ り





この小説は2008年4月6日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:3RNfuhks0 氏



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/02 18:51 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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