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('A`)ドクオは30レス内で戦うようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ





なんか、特殊能力的な、そんなもん欲しくない?

って言われた。
急に言われた。



20080406053028.jpg




男は普通のサラリーマンにも見えたし、これから面接に向かう大学生にも見えた。
角度を変えれば厳格な教頭先生(決して校長ではない)にも見えたし、
拾ったスーツを着たホームレスにも見えた。
年齢不詳とかいうより、存在自体が浮遊していて、気付きにくい。見えない、自体が。

('A`)「影うすいって言われません?」

(´・ω・`)「ひどいな。
       でも、年齢不詳とは言われるよ」

場所は至って普通のモクドナルド。
全国展開を見せるファーストフードの店だ。

男はコーヒーを一口含んだ。
僕はこういう店の水はトイレのそれより汚いと聞いてから絶対飲まないようにしてる。


(´・ω・`)「で、特殊能力的なもの、いらない?」

いくら高校生の俺でも騙されませんよ、ってシェイクを飲む。

(´・ω・`)「飲み物はそれでいいの?」

('A`)「2リットルのペットボトルの水があります」

それにしても、

('A`)「電波だなぁ」

男はその言葉を待っていたように、口の端で笑い、顔の前で拳を作った。

(´・ω・`)「よく見ていてほしい」

左ポケットを漁り、ライターを取り出す。
訳のわからないまま放置され、男はライターを点火する。
ボッ、と燃え上がり、赤い炎がちりちりと揺れていた。

('A`)?

それを拳に近づけた。
第二関節と甲の間。
ちょうど毛の生えるところだ。

ゆっくりと火を近づけた。
喩えるなら、そう、ろうそくみたいだった。

男がライターの火を消しても、拳の上では炎が燃え続けていた。
不思議な光景だった。
男の拳自体が一つのろうそくのように見えた。

('A`;)「店内なんで、火はちょっと」

(´・ω・`)「君はことごとく僕の期待を裏切る」

普通もっと別のところに突っ込むじゃない、と男はぶつくさ呟きながら手を振るい、
ついていた火を消してしまった。

(´・ω・`)「今のは『体の毛穴から天然ガス を出す能力』。威力をいじれば今みたいなことが出来る」

('A`)「なんて活用的でない能力なんだ」

(´・ω・`)「……君は今、能力と言った。確かに言った」

('A`)「はぁ」

(´・ω・`)「これの存在を認めたということだ。
       さあ、能力をあげよう」

('A`)「べ、別にいらないのよ!」

(´・ω・`)「だめー」

展開が速いのは30レス以内で抑えたいからだ。
出来ることなら年表で経緯を書いちまいたいがそうもいかねぇ。



――
―――


('A`)「ああ、そういうわけでもらってしまった。能力的なもの」

男の言葉を思い出す。


  (´・ω・`)「はい、あげたよ、能力的なもの」

  (´・ω・`)「これをもっているとね、能力的なものを使う人間同士は引かれ合う。
         うん、スタンド使い同士だと思ってくれて構わない」

  (´・ω・`)「同時に君の命には価値がついた。
         来世での業を削り取る価値だ。
         つまり能力使いを殺してその生命を奪えば奪うほど、来世でうはうはだ。
         そりゃもういけばビルゲイツよ」

  (´・ω・`)「まあ、命狙われるってこと。頑張って生き延びなよ」

  (´・ω・`)「え?なんでそんなことしなくちゃって?
         ……実は君みたいなのが他にも100人ぐらいいてね。植木だよ植木。一位をギャンブルしてるわけ」

  (´・ω・`)「ん?報酬かい?だから来世でうはうはよ」

  (´・ω・`)「僕は君には全財産を賭けた」

  (´>ω<`)「頑張らなきゃ僕が君を殺す!」



なんやねん。
わし被害者側やないか。

男はそのまま、ごく普通にバスに乗って帰っていった。
とりあえず一勝したらまた会おうだと、ふざけるな。

そう言いつつも右手をグッパグッパして、能力的なものが宿ったかどうかを確かめる。
よくわかんねーな。やっぱり。

('A`)「ん?」

背筋に寒気が走った。
ぞくっとして、次に指先が震えた。
温度の変化ではない、体の内側から何かがちりちりと身を震わせている。

神経を尖らせ、意識を周囲に向けた。

('A`)「…………」

背後には、外はねのフリーターみたいな女が立っていた。

从゚∀从「能力、もってんな?」

女はブーツのよい音を響かせて距離を詰める。
背中にはギターケースを背負い、短いスカートに皮のジャンパー。
両手をポケットに突っ込み、煙草のフィルターを噛み締めて歩いている。
不機嫌そうだ。
展開が速い。
どうする、下がるか。

('A`)「なんのことだ?」

从゚∀从「嘘付けよ。能力使い同士にはそいつの名前と寿命が見えるんだよ」

くくく、と意味深に笑うので馬鹿にしたくなるがなんとか堪える。

从゚∀从「ドクオ」

('A`)「君を付けろ」

从゚∀从「お前寿命67年もあるぞ?高校生ぐらいか?」

僕も目を凝らして女を見る。
なんとなくそうしてみるといい気がする。

('A`)「ハインリッヒ高岡。寿命は、70年か」

从゚∀从「かーっ、おりゃあ、91歳も生きちまうのか。長生きはロックじゃねぇな」

('A`)「ワオッ!年上だ」

从゚∀从「さんを付けな!」

どうしようか、つまらない話を引き伸ばして勝てる相手だろうか。

从゚∀从「さ、やるぜ」

女が構える。

('A`;)「ま、待て」

从゚∀从「なんだぁ?おらぁ、この能力ってのを使ってみたくてうずうずしてんだよ」

('A`)「俺はまだ“飲んでない”」

从゚∀从「のむ?」

('A`)「ああ、薬を飲まなきゃ能力的なものは発動しないんだろ?」

从゚∀从「はあ?」

ほら、と男に渡された小瓶を取り出す。
一緒に一枚、紙がひらひらと地面へと舞う。


  (´・ω・`)「愛しのドックンヘ。
         実は僕、自分で能力を使う上ではなんの問題もないんだけど、人に譲るのは下手なんだ。
         だから君には本来能力の使うのが下手な人が飲む補助剤をあげよう。
         一粒15分で能力使いの仲間入りさ。
         次会う時までには何とか能力を譲渡できるようマスターしとくから、任せなよ」

   (´>ω<`)「P.S 敵に知られると致命的な弱点だからばれないようにね。
          半能力使いといえど君の命の価値は変わらない。じゃ、頑張って!」


('A`)「…………」

从゚∀从「『……かわらない。じゃ、がんばって!』」

('A`)

从゚∀从

('A`)「ドクオ、オウチカエル」

从゚∀从「これ、チャンスだよな?だよな?」

何で俺がメモ読んでたらあいつまで顔突っ込んで読んで来るわけ?
いい匂いしたし、でも貧乳だったし。

从゚∀从「おーい、ドクオ。何粒持ってる?」

('A`)「5粒……」

从゚∀从「1時間と15分だな。最悪それを超したら俺の勝ち。ま、初戦にしては美味しい獲物だぜ!」

女がヒャハハハハと笑いながら右手を左肩に回しギターケースを引き抜いた。
絶対そんな出し方じゃねぇとかはほっといて、楽しそうにジッパーをおろす。

从゚∀从「いくぜいくぜいくぜいくぜいくぜいくぜいくぜいくぜ!!」

女のボルテージは最高潮らしく、叫びながら中身を引き抜いた。
僕のテンションは反比例で冷めていく。
ストラップを肩にかけ、赤いボディは美しい曲線と共に光を吸っては反射する。

从゚∀从「行くぜ!まずは一曲目!!」

ジャーン!と見かけの割に小さな音でギターをかき鳴らした。

从゚∀从「俺の能力は!『音楽で人を自由に操る能力』!!」

左手が高速で動きネック上の弦を押さえ、よくはわからないがハードロックな曲を奏でる。
アンプさえあればもっとギャンぎゃン鳴っていたはずだ。

周囲の奇異の目で見ていた人たちの首がぐるんと回った。
バイオハザードのゾンビ見たく、腕を伸ばして走りながら僕のほうにくる。
走るなよ、ゾンビでいろ。

从゚∀从「お前らー!まずはその小瓶を奪い取れっ!!」

女はノリノリで体中を揺らして音楽を作り上げる。
呼応して、スーツ姿や子供、主婦まで白目を向いた人間がゾンビよろしくで僕に向かってきた。
勘弁してくれ。
これをとられては元も子もない。

腰を低くして人の波をすり抜ける。
街中で戦うなんてあの女馬鹿か、と思っていたがあいつはこうしないと戦えない能力らしい。
つまり人のいない場所に行ってしまえばそれでいい。
だが、そんな場所ここらにあったか?

男の声が蘇る。


  (´・ω・`)「戦う上でいくつか助言をしておこう」

  (´・ω・`)「まずは自分が有利な場所で戦うことだ。
         例えば相手の能力が水を操る能力だった場合。
         プールや水道、水の無い場所に移動すればいい」

  (´・ω・`)「卑怯?何言ってんの急に」

  m9(´;ω;`)9m「命がけに卑怯も糞もあるかよ。戦術と呼んで欲しいね!」


あー、腹立つが納得だ。


从゚∀从「おいおいおいおいおい。逃げんなよ。ほらっ!」

ギュンッと音が上がる。
爆発音に近く、割とはなれた距離なのに一気にギターの音が聴こえるようになった。

('A`;)「なんあななな?」

从゚∀从⊃◇「携帯アンプー!これさえあればどこでもおっきい音でギターがひけます!」

('A`;)「うわわわわ」

女の楽しそうな声をわずかに耳がとらえる。
そんなことより避けるのに必死だ。

从゚∀从「音質は、悪いけどね!」

飛び跳ねながら話すのはライブ仕様かい。
そんなことを考えながら人の森を縫うようにして走る。


(゚A゚)「ぐはっ!」


だが横っ腹な強烈な痛みが走り、そのまま吹き飛ばされてしまう。
ろくに呼吸が出来なくて、粘着度の高い唾が口の端からだらだら漏れる。
がたいのいい、DJ的な格好をした若者が拳を振り抜いた形で固まっていた。

ああ、僕自体が操られていないということは能力使いはその範囲外か。
そりゃせめてもの救いになる。

从゚∀从「こんなこともできる!でも加減がむじいぜちくしょうが!」

(゚A゚)「ま、まひぇ……」

从゚∀从「きっこえなーい!」

盛り上げろよっ!と女のギターがさらに激しくなった。
見えるのは人、人、人の大波。
その全員から意思らしきものは見えないが、手には大なり小なり武器になりそうなものを持っている。
拳大の石だったり、包丁だったり。
子供まで参加して、モデルガンなんぞ持ちやがって。

このまま、みなさんにフルボッコされて俺の人生終わりかい?

いいや、ふざけんな。
変な男に一方的に能力を渡されて、しかもそれが不完全だと。
急にやってきたロックンロール女はヤク中みたいにギャンギャンギターをかきならしてるし。
なんか納得いかん。
もう一度会って、もう一度会って、あの垂れ眉を

('A`#)「引きちぎってやる!!」

僕は錠剤を噛み砕いて、こけそうになりながら走り出す。


  (´・ω・`)「あ、薬は君専用で他人が飲んでも意味ないから」

  (´・ω・`)「一応能力使いって身体能力も強化されるから、それ相当の変化があるはずだよ」

  (´・ω・`)「間違ってもオナニーなんてするんじゃないよ。
         次の日、色んな意味で死ぬぞ☆」

  d(´;ω;`)b「まあそういうわけで“能力的”なものなんだ、すまwwwwねwwwwぇwwwなぁwwwww」


うつろな顔をしたちびっ子の手からモデルガンを奪い取り、
口の中でわずかに残る錠剤の欠片を唾で流し込む。

从゚∀从「アハー?そんなんでどうすんの?」


パンッ


从゚∀从「え?」


やたら乾いた音だった。
思った以上に腕に反動がないのは身体能力があがっているからだろうか。
それとも安っぽいハンドガンだからか。

女はギターの動きを止め、ゆっくりと射抜かれた左肩を見る。
だらだらと漏れ出した血液が腕を伝って地面に落ちる。


从;゚∀从「い、ってえええええええええええ」

从 ;∀从「痛い痛い。超泣けるし。なんで、それ、本物?」


女のギターが止んだことで周りの人たちの意識も戻ったようだ。
あれ、俺何してたんだっけ。なんて都合のいいことを言いながら辺りへと散っていく。
僕は、緊張が途切れ、人を撃ったという事実に今頃呼吸が乱れる。

('A`;)「はぁ、はぁ。本当に出来た」

从 ;∀从「てめぇ、乙女の体に傷をつけた罪はすっげぇ重いぞ」

('A`)「撃たれたら血は流れるもんです。痛みを理解しろ、痛みを」

いてぇよぉ。と肩を押さえている。
あんなに細い肩だ。もしかしなくても貫通しているかもしれない。

('A`)「なあアンタ、どうして人を殺してまで来世でうはうはしたい?」

从 ;∀从「うううう、俺はよー、神になりたいんだ」

('A`)「神?」

从 ;∀从「ミュージックの力はこの世で普遍的なものの一つだ。
      人は音楽で喜び、悲しみ、怒り、泣いている。
      ただの音の重なりで、だ。まさに神の力だよ。
      俺はそんな中にいたビートルズを超えるバンドを作って神になりたいんだ」

('A`)「ビートルズは自信過剰なだけだろ」

从 ;∀从「うっせうっせ。あー、もうお前絶対殺す。
      俺の神を馬鹿にした罪、俺の体に傷をつけた罪。万死に値する」

女がピックを構えた。

从゚∀从「いいか、お前が逃げ回ってる間にここに警察を呼んだ。
      つまり銃を持っている。これで同等だかんな」

やることはやってんだな、賢いのか、ずるいのか。いや、馬鹿だ。そう思え。

从゚∀从「っし!二曲目、行くぜ!!」

周囲の人たちが再び僕を向く。

覚悟を決めろ、ドクオ。
この阿呆に言葉は通じない。

('A`)!

向かってくる人間全てに引き金をひいた。
心が痛むが、そうも言ってられない。

从゚∀从「アヒャヒャ、弾がなくなるぜ」

カチンカチンと情けない音を発するハンドガンを思い切り、
女に向かって投げつけた。
だが、すぐにそばにいた男が壁になってそれを防ぐ。

从゚∀从「さあ、どうする」

僕はうずくまる主婦の持っていた拳大の石を掴み、目の前にあったウインドウに叩き付けた。
展示されていた二丁のモデルガンを掴む。
ずいぶんなご都合主義だ。この街の仕組みをしりたいぜ。


从゚∀从「んなもんでどーするよ」

('A`)「俺の能力は!『偽物を本物に変える能力』!!」


キィィンと両手にもった銃から光が発し、一気に重みが増す。
同時に引き金をひいた。

雷が落ちたような轟音と芯を貫くような振動が体中を包む。

弾丸は全て人の壁に塞がれてしまった。
遠くからパトカーの音が聞こえる。
まずい。


从゚∀从「三曲目!今回で終わりかな?」

('A`)「はぁあ?」

从゚∀从「じゃあな!」

(#-A゚)「ぐぉっ!」

今度は顔面。
右頬をボーリング玉みたいな拳が食い込んだ。
ガテン系の男に殴らせんじゃねぇ。

転んだところに主婦の包丁が襲い掛かる。もちろん避けられるはずも無く太ももにずぶずぶ食い込む。
チビッコが小石を投げてくる。老人がゴルフスイングで杖を使う。
いてぇ。いてぇ。いてぇなんてもんじゃない。痛みが惰性となって残ってる。

やば、本格的にまずい。
痛みが連鎖する。考えろ、勝つ方法。生き残る策を。


( A )

从゚∀从「死んだ?殺した実感ねー」



  (´・ω・`)「いいかい。君の能力だって弱点はある」

  (´・ω・`)「だが能力ってのはどれもこれも単純だ」

  (´・ω・`)「単純な中でいかに応用を思いつくかだ」



从゚∀从「俺の能力サイキョー。超、人操る!これ即ち最強なりってね」



  (´・ω・`)「能力をそれ単体と考えている人間は一生かかってもこの戦いに勝ち残れない」

  (´・ω・`)「いいか、能力は能力だ。名前をあまり意識するな」

  (´・ω・`)「“認識力”とでも言おうか。見方を変えて欲しい」

  (´・ω・`)「今はこれだけしか言えない。すまない。……だが、」



( A )「……偽物を、本物に…変える………?」



从゚∀从「生きてた!そうこなくっちゃ!」


考えろ、ドクオ。

本物。
本物ってことは完全、完璧、欠点がない。欠陥がない。それとしての完成系。いきついた“最終地点”。
偽物はその途中。不完全なもの。“過程”にいる存在。決してそれは本物に届かない存在。
僕は、それに手をかけ、本物にしてやる。そういう能力。

僕は無理やり起き上がり、一発引き金を引く。
傷だらけの体には響きすぎる振動に、体中が軋みだす。
だが、続けて、二発、三発と撃っていく。

無駄だって、と人の壁がそれを防いだ。


(メ'A`)(これでやつもこちらが見えない)


僕は鞄からペットボトルの水を取り出し、女の頭上に来るよう放り投げた。
2リットルにしたのは幸か不幸か。

从゚∀从「は?Why?」

ありったけを撃ちまくり、ペットボトルを空中で潰す。
溢れた水が落下する前に力を込めて、叫んだ。

(メ'A`#)「俺の能力は!偽物を本物に変える能力!!」

キィィイイイイイという高音とともに水が光りだした。

僕はモデルガンのときは、“それ自体”を見て、完成系をイメージした。
だが水に完成系はない。つまりイメージ次第で完成系は変わる。
ものによってはイメージ次第で“本物が変わる”!!



  (´・ω・`)「それが出来たものは必ず勝てる」


  
(メ'A`#)「お返しじゃああああ」

水は一本の鋭い氷柱となって女に襲い掛かる。

(メ'A`)「真上からならふせげねぇだろ」

从;゚∀从「まじぃ。お前ら!!」

人を使って防ごうとする。
だが落下するスピードのほうが速い。
重力に逆らうこともなく、氷柱は女の頭をかんつ――

パシャッ。



从>∀从「…………」

从;゚∀;;从「あれ、冷たい?」



(メ'A`)「あ……」



  (´・ω・`)「一粒15分で能力使いの仲間入りさ」



一粒15分で…………
一粒15分………
15分……


    ムハーッ
从*゚∀从≡3「15分経ったのか!!」


(メ'A`)「…………」


从*゚∀从「おっまえも運ねーなー。能力をあんな風に使えるなんてすごいぜ?
      でも最後の最後に運がねーや」


(メ'A`)「いや、アンタは、もう諦めたほうがいい」

从゚∀从「はぁ?」


(メ'A`)「俺は今の一手が失敗したときに備えて次の一手を打ってる。
     それが動けば間違いなくアンタは死ぬ。
     ここで諦めんならそれは起動させないでおいてやる」

从゚∀从「なにそれ、負け犬の遠吠えにもなってねぇ。
      脅しゃあ、ひくと思ったか?馬鹿。童貞。四曲目、行くぜ」

女はひくとき必ず一回ギターを見る。
その隙に僕は小瓶から薬を取り出し、飲み込んだ。

(メ'A`)「四曲目は、ない」

从゚∀从「いっくぜぇぇえええええ」



(メ'A`)「偽物を、本物に変える能力」



言ってすぐに体を丸めた。
同時に目の前で大爆発が起こる。
集まっていた人間を巻き込み、振動と爆風で僕は真後ろに吹き飛ばされる。

ゴロゴロと後転を繰り返し、強烈に背中を打ちつけた。
舞う粉塵の向こうに女の下半身が見えた。

まさに爆弾だ。
そこを中心にアスファルトはひび割れ、もくもくと煙は昇り続ける。
ここらにいた人はほとんど死んでしまった。申し訳ない。
本来近くにいた僕にも大怪我を負ってもいいはずなのだが、
出血量は少ないし、骨も軋むだけで割りと平気だ。
これが身体強化ってやつか?

僕は一気に疲れたのやら、傷だらけの割に元気なことやらで、ふぅと息を吐いてなんとか意識を保った。


終わった……。



(´・ω・`)「勝ったね」

(メ'A`)「おまえ……」

男がさも当然のように目の前に立っていた。

(´・ω・`)「どうやったの?」

男の背後ではやって来たパトカーが現状を見て、あくせくと連絡を回している。
人が、集まりだす。

(メ'A`)「あいつ、一歩もうごかねぇんだよ。
     防御のときも必ずガタイのいい人間選んでるし。
     だから、氷柱のやつを使う前に攻撃してそばに人を集めさせた。
     その中の一人に、手榴弾のおもちゃを忍ばせてやったってわけ」

(´・ω・`)「そんなものよくもってたねぇ」

(メ'A`)「ウインドウ割った店、そういう武器とかのモデルガンを扱う店みたいで、一緒に並んでたんだ」

(´・ω・`)「ほぉ」

(メ'A`)「でもあぶない賭けだった。水の後、で発動するかどうかが勝負の分け目だったしな」

(´・ω・`)「よくやったよ」

(メ'A`)「これ『過程から結果を作る能力』とかのほうが名前合ってない?」

(´・ω・`)「じゃあそう名乗れば?」

(メ'A`)「なんかなー」


いてててて、と僕は立ち上がろうとするが、やはりダメージはダメージとしてしっかり蓄積されていた。
ふらふらとその場に崩れ落ちてしまう。

手を差し伸べられ、しぶしぶ僕は受け取る。立ち上がる勢いに任せて男に体を委ねた。


(´・ω・`)「え?え?ガチホモきちゃった?」

(メ A )「さて」


       イタイタイタタタイタイナンデナンデ
(メ゚A゚)⊃<;ω;`)
 ソノマユゲヲヒキヌイテクレル




('A`)ドクオは30レス内で戦うようです  

おわり





この小説は2008年3月7日から2008年3月8日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:dFIomxb/0 氏(ID:S5rXeqwX0)
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・偽物を本物に変える能力
・顔を見るだけで名前と寿命が分かる能力
・音楽で人を自由に操る
・撃たれたら血は流れるものです
・体の毛穴から天然ガス


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2010/01/02 14:39 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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