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ζ(゚ー゚*ζデレと从 ゚∀从ハインの奇妙な関係のようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




ζ(゚ー゚*ζ「ハインちゃん、肩揉んでー」

从;゚∀从「……………はい」

 ハインは言われるがままに、デレの肩を揉む。
 椅子にふんぞり返るデレは、気持ち良さ気に甘い声をあげた。

ζ( ー *ζ「あっ、ん……そこ。気持ち良いよー」

从;゚∀从「もう良いだろ? …そろそろ他の奴等が来る」

 ハインは教室に備え付けられた時計をちらちらと見て、
 デレの小さな肩から手を離した。
 午前七時半。もう生徒達が登校してくる時間である。

ζ(゚ー゚*ζ「だぁめ。もっとー」

从;゚∀从(タスケテー)




20080409065433.jpg



 ハインは女子グループを束ねるリーダーである。
 それに対してデレは、特筆すべき事柄が無い普通の女子生徒だ。

 そんな二人の立場が何故、入れ代わったのか?
 話は丁度一週間前に遡る。

****

从 ゚∀从「いよっしゃー! 授業終わり、遊ぶぜ!」

 一日の授業が終わり颯爽と教室からハインは出て行く。
 掃除をしなければならないが、そこは素行不良のハイン。無視だ。
 廊下を駆け抜け、あっという間に玄関口にたどり着く。
 しかし、この時のハインは知らなかった。
 地獄の日々の始まりを告げる鐘が、鳴り響いた事を。

ζ(゚ー゚;ζ(はぁ…。また私一人で掃除かぁ)

ζ(゚ー゚;ζ(手伝って欲しいけど、ハインちゃん恐いしなぁ…)

 デレは長い渡り廊下をモップで拭き掃除する。
 一人でやれば、一体いつ頃終わるのだろうか。
 だがハインに手伝って欲しいなどとは、怖くて口が裂けても言えない。

ζ(゚ー゚*ζ「はぁ…。ん? あれは何かな?」

 デレの視線の先、廊下に何やら本らしき物が落ちている。
 駆け寄り、拾い上げた。十数ページの薄く白い装丁の本だ。
 裏表紙に見覚えのある名前が手書きで記入されていた。

ζ(゚ー゚*ζ「ハインリッヒ高岡…? ハインちゃん?」

 くるりと裏返して、デレは表紙を見てみる。
 そこにはデレのキャパシティを軽く越えた、絵が印刷されていた。
 脳内が混乱を起こし、本を持つ手が震える。

ζ(゚ー゚;ζ「な、なにこれ…………」


『~ブラクラよりも俺をゲットしてくれ~』


 デレは表紙に描かれていた人物絵には見覚えがあった。
 週刊ブーン系で連載している漫画に登場する、双子の兄弟の絵だ。

 ζ( ー ;ζ「え……ええええええええ!!?」

 原作では兄弟は格好良く描かれている。デレも好きだった。
 その兄弟が薔薇を口にくわえて全裸な物だから堪った物ではない。
 股間部分には薄白い、Niceボカシテクニック。

ζ(゚ー゚;ζ「これは、ど、同人誌ってやつ!?」

 鼓動が激しく脈打つ。デレが恐る恐る、一ページ目を捲る。
 何事にも物事には限度ってのがある。
 この本は、一ページ目から限度を遥かに凌駕していた。

ζ( 、 ;ζ「う"っ……」



从; ∀从「同人誌、何処で落としたんだ! 見つかったらやべぇって!」


 帰り道の途中で同人誌を落とした事にハインは気付き、学校へと戻って来た。
 今、ハインは目に涙を浮かべて校舎内を探している。
 丁度渡り廊下に差し掛かった時、
 リノリウムの床に、膝を着いているデレの姿を発見した。

ζ( ー ;ζ「うっうっ………」

从; ∀从「?」

 体調でも悪いのか、いや、そんな事より同人誌が先決…いやいや。
 ハイン脳内で天使と悪魔が壮絶なバトルを繰り広げる。
 長い戦いの末、判定で天使が勝った。ハインはデレへと駆け寄る。


从; ∀从「デレ、お前どうしたん?」

ζ( - ζ「ハインちゃん、これ」


 デレはゆらりと立ち上がり、邪悪をハインに突き付けた。




ζ( - ζ「落とし物だよ」




从; ∀从「ウワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」




**** 

 以上が事の発端である。
 デレはハインの秘密を手中に収めた事により、調子に乗り始める。
 いやはや、女とは怖い存在である。

ζ(゚ー゚*ζ「んっ……もっと横……そうそこ」

从; ∀从「ちっくしょ」

ζ(゚ー゚*ζ「あぁんっ、気持ち良いよぉー」

 恍惚の表情を浮かべて、デレが声を上げる。
 ハインはただ、デレの言うがままに服従するのみだ。
 その光景は女王様と下僕と言っても相違は無い。

ζ(゚ー゚*ζ「んーん! そだ、予習でもしようかな」

ζ(^ー^*ζ「ハインちゃんはそのままお願いね!」

从; ∀从「はいはい! クソッ!」

 デレは通学鞄を机の上に置き、教科書とノートを探す。

ζ(゚ー゚*ζ「えーっと……数学は……あった!」

 数学の教科書とノートを鞄から引き抜いたと同時に、
 床にそれらとは無関係の物が落ちた。
 デレとハインは床に落ちた物へと視線を遣った。

ζ(゚、゚;ζ「あっ」

从;゚∀从「あっ」

 ピンク色の装丁の薄い本だ。タイトル名は――。


『~デレとハインの甘々SM生活~』


从 ゚∀从「……………………」

ζ(゚、゚*ζ「………………」


ζ(゚ー゚*ζ「見なかった事に」

从 ゚∀从「な、訳ねぇだろ」


 この奇妙な関係は両者痛み分けの形で幕を閉じた。

 教訓。
 学校、もしくは職場に、妙な物を持ち込んではいけない。





この小説は2008年2月25日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:xE5OjqZVO 氏



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[ 2010/01/02 14:38 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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