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素直クーは静かに熱暴走を起こすようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




小さな喫茶店で、女たちの嬌声が響いていた。
話し好きの女が数人集まれば、話題には事欠かない。

その中で、先ほどからじっと黙っている女がいた。
彼女はこの喫茶店に入ったときから、何か思い悩んだ表情で、何も喋っていなかった。

ξ ゚⊿゚)ξ「ねえクー。どうしたの? 今日はいつも以上に無口ね」

心配になった女の一人が、彼女に声をかけた。
クーと呼ばれた女は、無表情な顔をかしげ、声をかけてきた女に返事をする。

川 ゚ -゚)「別に……どうもしないが」

ζ(゚ー゚*ζ「嘘。”私悩んでます”って顔してるわ」

声をかけた女とは別の女が、すかさず反論した。
クーは小さなため息をつくと、観念したかのように話し始めた。

川 ゚ -゚)「その……彼氏とな、最近してないんだ」

恋愛絡みの話題は、女たちの好物の一つだ。
スマブラに群がるニートたちのように、女たちはその話題に食いついた。

ξ ゚⊿゚)ξ「あら。悪い兆候ね」

从'ー'从「倦怠期~?」

从 ゚∀从「してないって、何を?」

ζ(゚ー゚*ζ「全くごぶさたって訳?」

川 ゚ -゚)「うむ……」

从 ゚∀从「? ごぶさたって何をだ?」

川 ゚ -゚)「私に魅力が無いからかな……」

クーはおせじ無しに美人である。
プロポーションも抜群で、仕事の出来そうなお姉系愛されガールだ。

美人であることが彼女のアイデンティティと言って過言ではない。
想像しにくい人は、自分の一番好きなアイドルを思い浮かべ、自慰に浸るのがいいだろう。

ζ(゚ー゚*ζ「あ、じゃあさ。いつもと雰囲気変えてみたら?」

川 ゚ -゚)「雰囲気?」

ζ(゚ー゚*ζ「下着の趣味を変えてみたりとか」

ξ ゚⊿゚)ξ「こっちから誘うのもありじゃない?
       コンドームの箱をわざと見せたりさ」

从'ー'从「犯しちゃえ犯しちゃえ~」

从 ゚∀从「? さっきから何を言ってるんだ? こんどおむって何だ?」

川 ゚ -゚)「ふむ……やってみるか」

その後、話題はツンの彼氏に移る。
あのにやけ面がたまらなく可愛いと言うツンに、一斉の抗議が起こったり。
クーは再び黙り込み、頭の中で作戦を立て始めた。



20080406072356.jpg



~アパート~

川 ゚ -゚)「ふむ……雰囲気を変えて……こちらから誘う、だな」

狭いアパートの一室で、クーは一人、彼氏の帰りを待っていた。
今日聞いたアドバイスを思いだしつつ、準備に余念が無い。

彼女の彼氏が帰ってきたのは、夜の十時をまわった頃だった。
クーはその時、ドアの前で正座して待っていた。
  _
(;゚∀゚)「あ……ただいま」

川 ゚ -゚)「おかえり」
  _
( ゚∀゚)「ひょっとしてずっと待ってた? ごめんごめん。
     バイトが長引いちゃって」

川 ゚ -゚)「黒」
  _
( ゚∀゚)「え?」

川 ゚ -゚)「黒の下着にしてみた」

部屋にしばしの沈黙が流れる。
  _
(;゚∀゚)「……へえ……そうなんだ」

川 ゚ -゚)「欲情したか?」
  _
(;゚∀゚)「い、いや……別に……」

ジョルジュは怪訝そうな顔をしつつ、ひとまず部屋の中へ入る。
居間のテーブルの上を見て、言葉を無くした。
  _
( ゚∀゚)「こ……これは……!」

テーブルの上に山積みになったコンドームの箱がある。
乗り切らなかった箱の一部は、下に崩れ落ちていた。

川 ゚ -゚)「おっと。隠していたのに見つかってしまったか」
  _
(;゚∀゚)「隠しててこの有様って……」

川 ゚ -゚)「欲情したか?」
  _
( ゚∀゚)「いや……特に……」

川 ゚ -゚)「むう……」

その日はそれで終わってしまった。


後日、いつもの喫茶店で、いつものメンバーが集まっていた。
その中で、クーはやはり喋っていなかった。

ζ(゚ー゚*ζ「あ、そういえばさ、彼氏はどうなったの?」

ふと思いだしたように、一人の女が言った。
クーは首を横に振って”駄目だった”というジェスチャーをする。

川 ゚ -゚)「言われたとおり、下着の趣味を変えてコンドームを見せつけたが、失敗した」

ξ ゚⊿゚)ξ「中々手強いわね……」

从'ー'从「レイプしろレイプ~」

ζ(゚ー゚*ζ「何かいい方法無いかしら」

(`・ω・´)「私に考えがありますよ」

彼女たちの話を聞いていたマスターが、勝手に話に割り込んできた。

ξ ゚⊿゚)ξ「いい方法って?」

(`・ω・´)「ずばり、コスチュームプレイです」

ζ(゚ー゚*ζ「帰れ変態」

从 ゚∀从「消え去れ」

ξ ゚⊿゚)ξ「消滅しろ」

(´・ω・`)ショボーン

一斉の抗議をうけたマスターは、顔をションボリとさせる。
とぼとぼとカウンターに帰って行く姿は、哀愁たっぷりだ。


川 ゚ -゚)「興味深い。話を聞かせてくれ」

しかしクーだけはそれに食いついた。
マスターは嬉しそうに席に戻ってくると、クーの隣に腰を下ろした。

(`・ω・´)「いいでしょう。少し長くなりますが……」

クーは、この人の口って、ち○○みたいだなと思った。


~アパート~

ジョルジュは背中を曲げて、アパートの階段をゆっくりと上がっていた、。
バイトの疲れが心身に残っていて、歩くのすら億劫そうだ。
今日はすぐに寝よう。そりゃあもう親の敵のように寝よう。
そんなことを考えながら、ジョルジュはアパートの自室のドアを開けた。
  _
( ゚∀゚)「ただい……」


川 ゚ -゚)「お帰りなさいませ。ご主人様」

何かメイドがいた。


川 ゚ -゚)「私になさいますか? 私になさいますか? それとも……わ・た・し?」
  _
(;゚∀゚)「ちょ、ちょっと何やって……選択権ありそうで無い!」

メイドでは無く新婚さんじゃないか! という突っ込みはしなかった。

川 ゚ -゚)「ご飯が出来てるから、食べてくれ」
  _
( ゚∀゚)「あ、うん……ありがとう」

反応に困っていたジョルジュに、いつもの調子で声をかけるクー。
安っぽいアパートの一室で、クーはフリフリがついたスカートを翻しながら言う。

川 ゚ -゚)「あー暑いなー」
  _
( ゚∀゚)「今2月だけど……」

川 ゚ -゚)「脱いでしまおう。うん、そうしよう」

すぐに脱ぐのなら、何故そんなものを着たのだろう。
ジョルジュは不思議に思いつつ、ハムスターが入れられているケージに近づいていった。
  _
( ゚∀゚)「ハムたん。今餌あげるよ」

(ФωФ)「みゅう……」
  _
( ゚∀゚)「可愛いなぁ、いつ見ても」

ハムスターに構っている間に、クーの着替えは終わっていた。
台所からかちゃかちゃと食器を漁る音が聞こえてくる。
直後に、料理の入った皿を持ったクーが、台所からやってきた。
  _
( ゚∀゚)「さて、今日の料理は何……」

川 ゚ -゚)
  _
( ゚∀゚)


おわかりいただけただろうか?






     Replay




  _
( ゚∀゚)「さ~て~きょ~のりょ~りは~な~に……」

川 ゚ -゚)
  _
( ゚∀゚)



メイドだったクーは、十数秒間目を離しただけで、セーラースク水少女になっていた。
これは、セーラースク水を着たまま死んだ、悪霊の怨念、とでも言うのだろうか。

  _
(;゚∀゚)「あの……あ、あの……」

川 ゚ -゚)「こういうのが好きなんだろう。このドスケベが」
  _
(;゚∀゚)「いや好きじゃないよ! 好きな男もいるかもしれないけど!」
  _
( ゚∀゚)「えっと……ごめん、料理はラップしといて。明日の朝食べるから」

川 ゚ -゚)「え」
  _
( ゚∀゚)「バイトで疲れたから、もう寝るよ」

川;゚ -゚)「むうう」


~後日・喫茶店~

(`・ω・´)「彼氏とは、うまくいったかい?」

川 ゚ -゚)「爆死しろ豚野郎」

(´・ω・`)「ああ……駄目だったんだ」

(`・ω・´)「でも大丈夫。私のとっておきを教えてあげよう。全ての男を魅了するテクさ」

川 ゚ -゚)「もはや貴様には何の期待もしていない」

(´・ω・`)ショボーン

ξ ゚⊿゚)ξ「まあまあ。
       いつも五人でコーヒー一杯しか頼んでないんだから、恩返しのつもりで聞いてあげましょうよ」

ζ(゚ー゚*ζ「仕方ないわね。手短に話なさいよ」

从 ゚∀从「よ」

从'ー'从「よ~」

(´・ω・`)「扱い酷い……」

(`・ω・´)「だが気にしない。いいかい? 外見だけでは駄目なんだ。中身を変える必要がある。
       というのはね……」

マスターの話は一時間にも及び、クー以外途中から聞いていなかった。
しかしクーは熱心に話を聞いていて、話が終わる頃には、マスターのことを神と呼んで崇拝していた。

川 ゚ -゚)「ありがとう神よ。早速今日実行してみるよ」

(`・ω・´)b「頑張って」

川 ゚ -゚)v「ぶい」


~アパート~
  _
( ゚∀゚)「ハームハムハムハームた~ん」

自作した歌を歌いつつ、ジョルジュはアパートの階段を上っていた。
部屋の前まで来て、ドアノブに手を伸ばす。
  _
( ゚∀゚)(……今日も何かあるのだろうか)

連日のようにおかしな言動をする恋人に、ジョルジュは恐怖を抱き始めていた。
ドアノブを掴んだまま、開けるのをためらっている。
  _
( ゚∀゚)(えーいままよ!)

覚悟を決めたジョルジュは、ドアを勢いよく開けた。

川 ゚ -゚)「おかえり」
  _
( ゚∀゚)「あ、ただいま」

出迎えてくれたクーは、いつもの格好、いつもの調子で、おかしなところは何もない。
ようやく元に戻ってくれた。
安堵した顔で、ジョルジュは部屋に上がる。
  _
( ゚∀゚)「ハムた~ん」

川 ゚ -゚)「餌ならもうやったぞ」
  _
( ゚∀゚)「ほんと? ありがとう」

ジョルジュがお礼を言うと、クーは体をよじらせて、頬を赤らめつつ、かつ怒ったような顔で言った。

川*゚ -゚)「あ、あんたの為にやったんじゃないからねっ」

  _
( ゚∀゚)

川 ゚ -゚)

  _
(;゚∀゚)「ああ……うん、そうだよね。ハムたんの為だよね」

それだけ言うのが、精一杯だった。

今の何だろう。
ツンデレだろうか。
ツンデレと認めていいのだろうか。

ジョルジュは訳も分からず苦悩する。

川 ゚ -゚)「ご飯が残ってるぞ。おかずはすぐに作れるから、食べたいなら作るが」
  _
( ゚∀゚)「じゃあお願いしようかな」

川*゚ -゚)「べ、別にあんたに食べて欲しいって訳じゃないからねっ」

  _
( ゚∀゚)

川 ゚ -゚)
  _
( ゚∀゚)

川 ゚ -゚)


痛い沈黙が流れる。
ジョルジュは疲れ切った顔で口を開いた。
  _
( ゚∀゚)「……あのさ」

川 ゚ -゚)「ついに欲情したかド変態め」
  _
(;゚∀゚)「しないよ! 何に欲情したらいいんだよ!」

そうじゃなくて、とジョルジュは訂正する。
  _
( ゚∀゚)「どうしたの? この前から何か変だよ。何か悩み事でもあるの?
     相談ならいくらでも乗るからさ、ちゃんと言って欲しいよ」

お前のことだよ、とはクーは言わなかった。
その代わり、手で顔を覆い、肩を震わせ始める。

川  - )「……」
  _
(;゚∀゚)「……ど、どうしたの? 何かあったの?」

川 ; -;)「うあああああ! やっぱり魅力が無いんだな! もう私の体じゃ勃たないんだな!」
  _
(;゚∀゚)「何の話ですかあああ!?」

川 ; -;)「もういいよ! 別れたいならはっきりと言えばいいだろう!
      そしたら私は死ぬ気で抵抗するから……」
  _
(;゚∀゚)「抵抗するのかよ! いや言わないけどさそんなこと!」
  _
( ゚∀゚)「……もしかして、僕が構ってあげなかったから……」

クーはこくりと頷いた。
  _
( ゚∀゚)「……ごめんね。バイトで疲れてて、構ってあげられなかったんだ」

ジョルジュは泣きじゃくるクーを抱きしめ、子供をあやすように優しく言った。
  _
( ゚∀゚)「落ち着いた?」

川 ゚ -゚)「……うん」
  _
( ゚∀゚)「……お風呂入ろうか。一緒に」

川*゚ー゚)「うん!」


何の事はない、口で言えばすぐに解決することだった。
何故ならジョルジュはおっぱい星人だから。
彼女のEカップさえあれば、世界が滅んでもいいと思っている男なのだから。

愛に装飾はいらない。
おっぱいにプラジャーはいらない。

ただそこに、存在するだけでいいのだ。
お風呂の窓から彼らを覗きつつ、マスターはそんな事を思っていた――。









この小説は2008年2月6日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:HR79LI760 氏



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[ 2010/01/02 14:25 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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