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ξ ゚⊿゚)ξツンはエアブラジャーをつけるようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




ξ ゚⊿゚)ξ「ついに……手に入れた……」

ツンは小包を開けた。
バリバリと音を立て、勢い良く開けた。

ξ ゚⊿゚)ξ「これが、NASAが開発した新型ブラジャー……エアブラジャーね!」



20070830202850.jpg



( ・∀・)「エアブラジャー。それは、NASAが開発した新型ブラ」

テレビに映った黒髪の男が言った。

( ,,゚Д゚)「なんと! ブラの中に空気を入れる新型構造! これであなたもGカップ!」

みるからに怪しげな男が、ブラを片手に叫んだ。

('A`)「お求めはこちらの番号まで。では、アデュー!」

やせこけた男がそう言うと、画面の下に電話番号が表示された。
そして、ツンの手には今さっき放送されていたエアブラジャーがあった。


ξ ゚⊿゚)ξ「さあ、行くわよ! さようなら貧乳! そしてこんにちは巨乳!」

ツンはエアブラジャーを装着し、スイッチを押した。
激しい振動と共に周囲の空気が吸い込まれていった。

ξ ゚⊿゚)ξ「く、苦しい……! けど、ブーンの為なら……!」

ツンは思い出していた。
昨日、ツンの想い人であるブーンの言葉を。



――――


(´・ω・`)「ブーン、ほら。約束のグラビア雑誌だよ」

( ^ω^)「おおwwショボン、ありがとうだお! うはww巨乳だおwww」

ξ ゚⊿゚)ξ「サイッテー! ブーン、そういう所しか見てないわけ?」

( ^ω^)「巨乳は男のロマンだお! ツンはちっこいから僻んでるのかお?」

ξ#゚⊿゚)ξ「あぁ~~~!?」

バシーン!

(メ;^ω^)「ぶぎゃ!!」

ξ#゚⊿゚)ξ「いいわよ! 私だって巨乳になってやるんだから!
      今度のプールで私の本当の乳を見せてあげるんだからね!」


――――


ξ ゚⊿゚)ξ「私は――――巨乳になるの!」

吸い込まれた空気が激しくツンの胸部を締め付けた。

ξ ゚⊿゚)ξ「巨乳になって……あいつを、ブーンを見返して……!」

激しい圧迫感がツンを襲った。

ξ#゚⊿゚)ξ「振り向かせてやるんだから―――ー!!」



ぼん、という音が鳴った。
胸部の圧迫感から解放された。


そして、ツンは自分の胸を見た。

ξ ゚⊿゚)ξ「あ……」

ξ ゚ー゚)ξ「す、すご――――い!!」



ぼいーんだった。





後日、私達はプールに集まった。
当然、注目されたのは私の胸。

(;^ω^)「お……!」

ξ ゚⊿゚)ξ「ふん! どう? これが本当の私のプロポーションよ」

ツンは得意げにグラビアポーズを取った。

( ^ω^)「すごいお! ツン、まるでグラビアアイドルだお!」

ξ ゚⊿゚)ξ「ふふん。もっと褒めていいのよ」

さらにツンはポーズを変えた。
ブーンだけでなく、プールサイドにいる男たちからも視線が集まった。
女性からは嫉妬の視線が送られていた。

ξ ゚⊿゚)ξ「カ・イ・カ・ン♪」

ぐっばい、昨日の私。
はろー、巨乳の私。

私は、生まれ変わった。



( ^ω^)「ツン! それじゃ、そろそろ泳ぐお!」

ξ ゚ー゚)ξ「ええ、いいわよ。うふふふふ」

ブーンは完全に私に惚れていた。
そう確信し、良い気分でプールを堪能した。


しばらく気ままに泳いでいると、ブーンが言った。

( ^ω^)「そういえば、このプールにほぼ直滑降の超怖スライダーが出来たらしいお」

ξ ゚⊿゚)ξ「あ、聞いたことあるかも」

CMでやっていたのを覚えていた。
確か、ほぼバンジージャンプのスーパースライダーだ。

( ^ω^)「ツン、行ってみるお!」

ξ ゚⊿゚)ξ「いいわよ。でも、あんたが怖くて泣きべそかいても面倒見ないからね!」

こうして、私達は超スライダーの行列に並んだ。


ξ;゚⊿゚)ξ「これは確かにすごいなぁ……」

スライダーの頂上付近まで来ると、その高さと角度が改めて凄いとわかった。
空のような高さに入り口があり、下には巨大なプールが待ち構えていた。

( ^ω^)「ツン、一緒に行くお!」

ξ ゚⊿゚)ξ「そうね。どっちが先に着くか勝負しましょう」

入り口は二つあった。
どちらも長さ的には変わらない。

「お次の方、どうぞー」

( ^ω^)「ツン、せーのでいくお!」

ξ ゚⊿゚)ξ「オッケー」

スライダーの入り口に腰掛け、準備完了。
ブーンがそれを確認し、声を上げた。

( ^ω^)「せーのっ!」

ξ ゚⊿゚)ξ「それっ!」

ふわ、と体が宙に浮いた。
瞬間的に無重力になった体は、一気に重力で引っ張られていった。


ξ;゚⊿゚)ξ「きゃぁぁぁぁぁ!!」

びゅん、という風の音が耳に入り続けた。
しかし、落下に慣れてきたツンは隣のブーンを横目で見た。


(;^ω^)「うわあああああああああ!!!」

ξ ゚ー゚)ξ「ぷっ。すっごいびびってる」

ツンは余裕の微笑を浮かべた。
ゴールまであと少し。もうプールが直前に見えたその時だった。


ξ ゚⊿゚)ξ「――――え?」


胸に違和感。
そして



パァンパァンパァンスパァン!!




ξ;゚⊿゚)ξ「きゃぁぁぁっぁぁあ!!」

エアブラジャー(今は水着を着ているのでパット代用)が……

NASAの開発した、最新技術のブラジャーが……


まるで風船のように、はじけた。


その衝撃で、水着の胸部分が破れ、上半身が露になる。

ξ;゚⊿゚)ξ「いやぁぁ!!」

どうすることも出来ず、ツンは音と水しぶきを立てプールへと落下した。
水深の深い水中にもぐり、必死で胸を隠す。

ξ;゚⊿゚)ξ(どうしよう。このままじゃ胸が見られちゃう……)

貧乳を見られたら、きっと嫌われる。
せっかく、少しは見直してもらえたと思ったのに。

振り向いてもらえたと、思ったのに。



(;^ω^)「ツン!!」

ξ ;⊿;)ξ「うっ……ブーン」

水中でブーンが私の手を掴み、引き上げた。
私の胸は、元のとおり小さくなっている。

ξ ;⊿;)ξ「ブーン、見ないで……!!」

(;^ω^)「あ! ご、ごめんだお!」

手で胸を隠す。
だけど、もうエアブラジャーは無い。

もう、巨乳にはなれないんだ。

ξ ;⊿;)ξ「ブーン、私……もうだめだよ。頑張ったけど、巨乳になれなかった」

( ^ω^)「え……?」

泣きながら続ける。

ξ ;⊿;)ξ「だって……ブーンは巨乳の子がすきなんでしょ?
      だから私……ブーンに……振り向いてもらおうと思って」


( ^ω^)「そんなことないお」

ξ ゚⊿゚)ξ「え……?」

ブーンの顔を見る。
ブーンの瞳は真っ直ぐに私を見ていた。

( ^ω^)「確かに、巨乳は男のロマンだけど」

ブーンは私の胸をとん、と叩き


( ^ω^)「貧乳は、貧乳の良さがあるんだお。
       ツン……だから、自分に自身を持ってほしいお」


ξ ゚⊿゚)ξ「あ……」

( ^ω^)「僕は、巨乳よりも、超かわいいグラビアアイドルよりも」




      ( ^ω^)「ありのままのツンが好きだお」




ξ ;⊿;)ξ「……うん!」


私は大きな勘違いをしていたみたいだ。
乳の大きさに拘っていたのは、私の方だったのだ。

私の負けだよ。ブーン。


――――だって、あなたの心はどんな巨乳よりも大きいんだもん。




fin






この小説は2007年8月16日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:BU71+yfV0 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・空気の苦悩
・直滑降


ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/31 22:29 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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