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('A`)桜の死体なようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




四月の初め、暖かい昼過ぎ。

とある雑木林の中の細い道。

獣道と言ってもいいほど細いその道は所々からいろいろな種類の木の根が突き出し、

また落ち葉の所為で道はとても滑りやすくなっている。

(;'A`)「ふう、ふう……」

そんな道を1人の男が息を切らしながら歩いてゆく。

年は十代の後半と言ったところか。

(;'A`)「部活引退してから体力落ちたな……」

男はそんなことを言いつつ、ただでさえ広い林の中をどんどん歩いていった。

(;'A`)「そろそろのはずなんだがなあ……」

男が1時間ほど歩き回った頃。

(;'A`)「おッ!!」

突然、男の目の前が開けた。

林の中に広めの空き地ができているのだ。

その空き地の中央には、うすピンクの固まりが宙に浮いていた。

( 'A`)「ほぉー……いつにもましてきれいだなぁ……………」

それは、満開の桜だった。



20070822144602.jpg



男は桜の木の根本に座り込んだ。

( -A-)「……………………………」

少しだけ目を閉じ、それからすぐに開ける。

男の目には、

川 ゚ -゚)「…………………」

長い黒髪で、巫女服を着た、1人の少女が映っていた。

( 'ー`)「やあ。また来たよ」

男は少女に優しげな口調で話しかける。

川 ゚ -゚)「…………………」

少女は男の方を向く。

( 'A`)「もう何年ぶりかな……」

男は黙っている少女に向かってゆっくり語り始めた。

川 ゚ -゚)「…………………」

少女は黙ってそれを聞いていた。


何時のころからだったか。

男はことあるごとに、1時間かけてこの木の近くにやってきては、

目を閉じたら現れるこの不思議な少女に会っていた。

男は会うたび、少女に愚痴をこぼし、泣き言を言い、楽しかった出来事を自慢したりしてきた。

(*'A`)「でな…………………なんだよ。………………………が……………」

川 ゚ -゚)「…………………」

少女はその度に、男の話を黙って聞いてきた。

……だが、それもこれが最後のようだ。

( 'ー`)「でな、今度イギリスに留学するんだ…………」

男は少し悲しそうな顔で、少女に伝えた。

川 ゚ -゚)「…………………」

少女はやはり黙っていた。

男は、変わらないその表情が何故か少しだけ悲しくなった様な気がした。


だいぶ日が傾き、空き地には西日が差し込んで草や土を茜色に染める。

( 'A`)「じゃあ、俺は行くよ」

川 ゚ -゚)「…………………」

( 'A`)「もう、会うことは無いと思うけど……」

男は立ち上がり、背伸びをしてから

( 'ー`)「今までありがとう。楽しかったよ」

と言って、その場を去ろうとして……

( 'A`)「ん?」

足に違和感を憶えた。


(;'A`)「あれ?」

足が動かないのだ。しかし、身体はさっきまで健康そのものだったはずだ。


(;'A`)「!!」

男は少女の方を向いた。


川 ゚ー゚)「…………………」

少女ははっきりと表情を変えていた。顔が笑っていたのだ。


(;'A`)「おい、何なんだこれは!?」

川 ゚ー゚)「…………………」

少女は黙ったまま男に近づいてくる。


(;'A`)「おい、お前か!? お前なの……」

男が言い終わるか言い終わらないかのうちに、男の口に当たった何かが男の言葉を途切れさせた。

それは少女の唇だった。


(*///)Σ「!!!!111」

男は顔を紅潮させ、絶句する。

川 ゚ー゚)「…………………」


少女はつま先立ちの状態で、男にキスをしている。

……そのキスは男の思考を停止させるには十分だった。





3日後……

( ゚д゚ )「あーあ、やってらんねえよなんだよ行方不明者ってよお」

地元警察は3日前に行方不明になったある男の捜索に乗り出していた。

( ゚д゚ )「何で山で遭難しやがるかね」

捜索の任務を受けた警官がやる気がなさそうに林を捜索している。

とその時

(;゚д゚ )「うおっ!!」

突然、その警官の視界が開けた。



そこは、あの空き地だった。



空き地の中央の桜が素晴らしく綺麗な満開になっている。

( ゚д゚ )「立派な桜ですねぇ~www」

警官は桜を見上げる。

( ゚д゚ )「お!? なんだあれは……」

警官はその桜の木の根本に、何かがあることに気がついた。

( ゚д゚ )「ふんふんふ~ん♪ もっしかして手がかりかな~♪」

警官はそれに駆け寄り、

(;゚д゚ )「ウッ!! 何じゃこりゃああ!!!!!!!!!111111」

とんでもないものを見つけてしまった。



桜の根っこが幾重にも巻き付いていた、男の腐乱死体だった。




('A`)桜の死体なようです・終






この小説は2007年7月16日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:2sUUUq480 氏
作者が共通のお題で各々小説を書くという形式のものです

お題はホラー&カオス



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/31 22:22 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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