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('A`)ドクオは任されてしまったようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




鞄にしまっていた携帯が震えだす。

それを取り出し、画面を見ると、親友からのメールだった。

そのメールにはこう書かれていた。





FROM:ブーン

「大事な話があるんだお。居酒屋【ダディ】に来てくれお。」




20070822104033.jpg



駅から徒歩五分、俺は大通りに面してある居酒屋【ダディ】に足を運ぶ。

('A`)「よう、お待たせ」

( ^ω^)「お、ドクオ、久しぶりだお!」

店内に入ると、一番奥の席にブーンは座っていた。
テーブルには空になった中ジョッキと、中身が半分にまで減った中ジョッキが置かれていた。
こいつ、俺が来る前にもう飲んでやがる……。

('A`)「こんな都会まで来て、俺に話したいことがあるって事は、重要な話なんだろうな?」

( ^ω^)「……もちろんだお」

俺とブーンは仕事の都合上、住んでいるところが違っていた。
ブーンは地元の会社に勤め、俺も元々は地元で働いていたが
転勤の為、都会へ住居を移している。

そしてブーンと最後に会ったのは三年前の結婚式以来だった。
故郷に戻り、盛大にお祝いをしてから、俺は仕事のために都会へと戻った。

それからは時々メールや電話で連絡を取っていたが
ブーンが都会に来ることは今までに一度もなかった。
椅子に座り、適当にビールとつまみを頼む。

( ^ω^)「……」

ふと顔を覗いてみると、いつもは穏やかな笑顔をしているブーンだが
以前と比べると痩せこけていて、暗く、怯えてるような表情だった。

('A`)「で、何があったんだ?」

( ^ω^)「……」

('A`)「あれか、借金か? それともツンと何かあったのか?」

すると、ブーンの口から信じられない言葉が発せられた。

( ^ω^)「ドクオは……幽霊を信じるかお?」

('A`)「……は?」

( ^ω^)「実は言うと、僕は憑かれてしまったらしいんだお……」

('A`)「えっと、ジュウシマツ精神病院の住所はどこだった……」

(;^ω^)「どこからタウンページ取り出してんだお……
       とにかく、僕は真面目な話をしているんだお」

真面目な話といわれても、今まで何一つ心霊体験をしていない俺から見れば
どう反応すればいいのかがわからなかった。

だけど、ブーンの表情は真剣そのものだった。


('A`)「じゃあ、憑かれたって、どういう意味だよ?」

( ^ω^)「……最初に見たのはツンと結婚する前の時だったお」

( ^ω^)「大学を卒業した後、僕はアパートを借りたんだお」

('A`)「あぁ、そういえば安い部屋が見つかったって喜んで俺に言ってたな」

( ^ω^)「そこに引っ越してから一週間ぐらいたった時だお」

( ^ω^)「部屋の隅に、長い髪を垂らした女性がいたんだお……」

思えばあの頃から「女の幽霊ktkrwwwっうはwwwっをkwwwww」って言ってたっけ。

( ^ω^)「最初は立っているだけだったから気にしなかったんだお」

(;'A`)「昔からだが、よくスルーできたよなって思うわ……」

( ^ω^)「でも……それが間違いだったんだお」

( ^ω^)「仕事の飲み会から帰ってきた時も、その幽霊は部屋の隅にいたんだお」

( ^ω^)「だけどその時は酔っ払っていて……」


──以下回想シーン──


(*^ω^)「たっだいまんこー!」

川д川『……』

(*^ω^)「おいーっす! 毎日ご苦労さんですおー!」

川д川『……』

(*^ω^)「そういえば、いっつも前髪垂らしてて、うざくないかお?」

川д川『……』

(#`ω´)「無視するなんてひどいお! ファッビョーン!!」

川д川『……』

(*^ω^)「お……よく見ると……ナイスバディだお、フヒヒヒヒヒヒヒヒwwwwwwww」

川;゚д川『!』

(*^ω^)「しっかも美人ktkrwwwwwwwww」


(*゚ω゚)「みwなwぎwっwてwきwたwおwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


──終了──



( ^ω^)「というわけで……」

('A`)「相手は幽霊だというのにも関わらず、襲っちゃったと?」

( ^ω^)「平たく言えばそうなるお……」

('A`)「よし、精神科に逝こう」

(;^ω^)「冗談だと思う気持ちは、すっごくわかるお」

('A`)「いや絶対冗談だろ、常識的に考えて……つーかそれなんてエロゲ?」

(;^ω^)「いいから僕の話を最後まで聞いてくれお……」

( ^ω^)「その日から僕は性欲に溺れ、幽霊とセクロスを送る日々を送っていたんだお」

(;'A`)「お前、よく幽霊なんかとヤれるな……」

( ^ω^)「でもその後、職場で出会ったツンと付き合い始め、
       初めてデートに行く事になった時」

( ^ω^)「彼女の本性が現れ始めたんだお……」

( ^ω^)「以前僕が事故を起こして、入院した時あったの、覚えてるかお?」

('A`)「あぁ、生きてるのが不思議なくらいの重体だったって記憶があるぜ」

( ^ω^)「……あれは幽霊の……彼女の仕業なんだお」


────

ξ*゚⊿゚)ξ「あー、ダイオード4面白かったわー」

(*^ω^)「ブルース=鈴木がテラカッコヨスだったおwwwww」

ξ ゚⊿゚)ξ「そういえばお昼まだ食べてないわね、どこで食べるの?」

( ^ω^)「近所に美味しいラーメン屋があるからそこで食べるお」

ξ ゚ー゚)ξ「あたしはこう見えてラーメンにはうるさいわよ?」

( ^ω^)「絶対美味しいって言うお、それじゃあ出発だおー」

映画を観た後、僕は車を走らせてラーメン屋に向かおうとしていたんだ。

そして、車を出してから五分後。


(;^ω^)「……!」

車に乗っているのは僕とツンの二人だけ。
後ろは僕の奢りで買ったツンの服とかが入った袋を置いてる。
それなのに、後部座席には


川д川『……』

彼女が座っていた。


そして僕の視線に気づいた彼女は、右手を僕の右肩を通してハンドルを握り

川д川『死ね』

抵抗する間もなく、ハンドルを右に回し、僕の車は電柱に突っ込んでいった。

(;゚ω゚)「おおおおおおおおおおお!!!」

ξ;゚⊿゚)ξ「きゃあああああああああああ!!!!」

────


(;'A`)「……」

嘘か真実かは、俺自身はっきりしない。
ただブーンの青ざめた表情が、それが事実だと語っている。

( ^ω^)「あの時の幽霊の言葉が怖くて入院してる間、眠れた日があまりなかったお」

( ^ω^)「そしたら、また彼女が現れたんだお」

( ^ω^)「どうしてあんなことをしたのかって聞いたら」


『貴方がほしいから……』


( ^ω^)「だから僕を殺して自分のものにしようとしていたんだお」

(;'A`)「死んでも嫉妬深い上に、独占欲の強い女ってわけか……」

( ^ω^)「それから毎日が地獄のような日々だったお……」

( ^ω^)「外を歩けば殺されそうになるし、部屋に篭れば耳元で死んでほしいって求められ」

( ^ω^)「ツンと連絡を取ろうとしたら、邪魔だからって
       ツンまで殺そうとした時もあったお」

( ^ω^)「だから僕はどうすればいいかを必死で考えて、ある決断をしたんだお……」

('A`)「決断……?」


( ^ω^)「……僕が死ねばいいだけだお」

「何を言ってやがんだ!」と、言葉を発しようとした瞬間、後ろから轟音が鳴り響く。

(;'A`)「っ!」

後ろを振り返ると、店内にも関わらず、自動ドアをぶち破ったバイクが
俺達めがけて突っ込んできている。
咄嗟にブーンの腕をつかみ、テーブルから飛び込むように離れる。

食器が割れる音、テーブルが砕ける音、バイクが衝突した音
あまりにも突然すぎる出来事に驚き、店内にいた客の悲鳴が一斉に響く。

(;'A`)「大丈夫か、ブーン!?」

( ^ω^)「何やってるんだおドクオ、早く逃げないと巻き込まれるお」

(;'A`)「親友を放って逃げるなんてできるかよ!」

ブーンを抱え、外に出ようとするついでに、バイクに目を向ける。

(;'A`)「……マジかよ」

バイクは衝突の際にところどころがひしゃげていた。
だけど、運転手の姿はどこにもなかった。

粉々に砕けたドアをくぐり、一度自宅へ戻って、それから今後のことを話そうと考えていた。


それさえも妨げるように目の前にトラックが迫ってくる。
避けようがない、そう思った瞬間

( ^ω^)「危ないお!」


……一瞬何が起こったのかが把握できず、ただただ呆然と座り込んだままだった。
時間が経つにつれ、目に移りこんだ映像が鮮明に思い出されてくる。

俺を突き飛ばしたブーン、俺の目の前を横切り、ブーンを轢いて行くトラック。

そして運転席には、笑いながらトラックを運転する女がいた。

「おい! あんた大丈夫か?!」

('A`)「ブーン……」

さっきまで、俺と一緒に酒を飲んでいた親友はどこにいった。

「おい、立って大丈夫か?」

('A`)「あいつは……どこに行った?」

「っ!」

俺に話しかけてきた男性が押し殺したような声をあげた。
その視線の先に目を向ける。

('A`)「……嘘……だろ?」

(メメ-ω-)

「きゅ、救急車を呼んでくれ!」


全身が血に染まり、ピクリとも動こうとしないブーンの姿があった。

('A`)「ブーン!」

(メメ-ω-)「……ドク…ォ……?」

('A`)「喋るんじゃねえ! 今救急車呼んでやるから!」

(メメ-ω-)「僕が……死ねば…全部、終わ……るお」

(#'A`)「死ねば解決するとでも思ってんのか! ふざけんじゃねえぞ!」

(#;A;)「絶対! 助けてやるから、だから生きろよ!」

(メメ-ω-)「これで……いい…お……僕は、疲れた……お……ツン…を……ツンを、頼む……お」

(#;A;)「ブーン! 死ぬんじゃねえぞ!」

(メメ-ω-)「幸せに……してやって…くれお、もし……約束を……破ったら……」





(メメ゚ω゚)「お前を呪い殺してやるお」

(;A;)「!」





(メメ-ω-)「……」

(;A;)「ブーン……? おい、おきろよ、ブーン!!!」


強く、最後の力を振り絞ったかのように言い残し、ブーンは静かに息を引き取った。

同時に、後ろから女性の声が聞こえてくる。


「やっと、手に入ったわ……」


後ろを振り返ると、腕を組んで、大通りを歩いていくカップルがいた。






川゚д川 ω )「終わり……」







この小説は2007年7月16日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:DpSccoAw0 氏
作者が共通のお題で各々小説を書くという形式のものです

お題はホラー&カオス



ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/31 22:20 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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