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从 ゚∀从('A`)( ^ω^)三馬鹿のようッス


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




从 ∀从「ハッハッハ……」

ハインは自室の勉強机の椅子座り、虚ろな目をしながら乾いた笑いを溢している。
机の上には何も書かれていない、真っ白なノートが開かれている。
これは日頃のハインの勤勉さの賜であろう。

从 ゚∀从「さて、どうしたもんかね」

呟きつつ、ハインは数学の問題集を開く。
こちらもノートと同じく真っ白だ。
ハインの綺麗好きさが窺い知る事が出来る。
ハインは問題の一つを読み上げる。

从 ゚∀从「シ……ン…コ……ス……タン……?」

从 ゚∀从「印刷ミスか?数学じゃなくて英語だろ、これ」




20070712055045.jpg



いつもは勉強等全くしないハインが、勉強机に向かっているのには理由があった。


―――話は一週間前に遡る。


从 ゚∀从「おい、来週のテストどうするよ?」

('A`)「まじやべえよ。追試食らうかもわからんね」

( ^ω^)「僕は余裕だお!」

从 ゚∀从('A`)「はいはいわろすわろす」

学校の中庭で話をしているハイン、ドクオ、ブーン。
通称『三馬鹿』の彼等は、来週のテストに戦々恐々していた。
毎回、テストの点数は一桁台。
このままだと進級も危ぶまれていた。
彼等は各々、首を捻り悩む。
そんな時、ドクオが口を開いた。

('A`)「良い事を考えついたぜ」

从 ゚∀从「良い事ってまたカンニングか?」

( ^ω^)「あれはバレて酷い目に遭ったからもう良いお」

('A`)「馬鹿、ちげーよ。もっと前向きな話だ」

从# ゚∀从「前向きだぁ?てゆうか馬鹿が馬鹿って言うんじゃねえ!」

ハインの怒鳴り声を無視しドクオは話を続ける。

('A`)「今回のテスト、俺達の中で点数が悪かった二人が、
   一番点数が良かった奴の言いなりになるってのはどうだ?期間は一ヶ月で」

从 ゚∀从( ^ω^)「…………」

('A`)「まぁ、賭け事だな。でも俺達にしては随分まともな作戦だろ」

(;^ω^)「ぼ、僕は从 ゚∀从「良いぜ!後で吠え面かくなよ!!」

(*'A`)「お前こそ、負けたらあんな事やこんな事してやんよ」

(;^ω^)「僕は……」


そうして三馬鹿の勝負の幕が切って落とされた。



という事があり、ハインは勉強せざるを得なくなってしまったのだ。
ハインは根っからの負けず嫌いで勝負事には、つい乗ってしまう性格だった。
しかし、そんな己の性格を今は悔んでいた。

从 ∀从「やべえ。本気やべえ」

从 ゚∀从「……ブーンの馬鹿は放っておいても良い」

从 ゚∀从「問題はドクオの野郎だ」

ハインはドクオの事を思い浮かべる。
ドクオは馬鹿は馬鹿でも中々策士であった。
今回の勝負事もドクオがテストに自信があるから、持ち掛けた話なのだろう。
ドクオという人物は新ジャンル『馬鹿なりに狡猾』な奴なのである。

从 ゚∀从「あいつに負けたら何されるか分かんねぇ」

从;゚∀从(何かあるはずだ!絶対にドクオに勝てる方法が!)

ハインの頭の中から勉強の二文字は消え去り、
どのようにしてドクオを潰すか考え始めた。

二時間に及ぶ長考の末、ハインは閃いた。


从# ゚∀从「実力行使しかねえな」


ハインはスカートのポケットから徐に携帯電話を取り出す。
そしてドクオへと電話をかけた。
電話が通じると、ドクオの陰欝な声がハインの耳を通り抜けた。


『もすもす。何か用か?ハイン』

从 ゚∀从「あー、あのよー。大事な用があるからVIP公園まで来てくんね?」

『えー、まじ今忙しいんだけど。電話で言ってくれね?』

从 ゚∀从(こいつ……やっぱ抜け駆けして、勉強しまくってたか)

从 ゚∀从「頼む、ドクオに直接伝えたい事があるんだ」

『……分かった。今から行くわ』


夜7時、VIP公園。
そこにはハインの姿があった。
後ろ手には金属バットを忍ばせている。

从*゚∀从(テストを受けられなくすれば良い!俺は何て頭が良いんだ)

そして、少し経ってからドクオがやって来た。

从 ゚∀从「おせーぞ、ドクオ」

('A`)「すまん、ちょっと考え事をな」

ドクオは何だかそわそわして、落ち着かない様子だ。
そんなドクオにハインは話を持ち掛ける。

从 ゚∀从「まぁ、あっこのベンチに座って話そうか」

('A`)「ああ」

ドクオはハインに促され、ベンチへと向かう為、体の向きを変える。


从*゚∀从(っしゃああああああ!!ハンターチャンス!!!)


完全にドクオの背後を取ったハインは、
金属バットをドクオの後頭部目がけて振りかぶった。


(  )「なぁ、ハインちょっと聞いてくれるか?」

突然ドクオが歩を止め、ハインに静かに語りかけた。

从;゚∀从(うおおおおおおおぉぉぉぉ!?)


ハインは突然の声に驚き、金属バットを後頭部スレスレで止めた。
緊張で動けなくなり、そのままの格好で静止する。
ハインに背中を向けながら、ドクオは話を続けた。


(  )「女から言わせるなんて、何かみっともねぇ」

从;゚∀从(何が!?)

(  )「だから俺から言わせて貰う」

そしてくるりとハインの方へ振り向きドクオは、彼なりの大きな声で言った。



(;A;)「俺もハインの事が好きだ!」



从;゚∀从「へ?」

(;A;)「え、何このバット」


ドクオの突然の告白。
ハインが構えている金属バット。
そんな二人を優しく包み込む、月の光。

―――ハインが壊れるには充分な要素であった。


从 ;∀从「俺もドクオの事が好きだ!」

从 ;∀从「ずっと前から!ずっとずっと好きだった!!」

从 ;∀从「だから、今日の事は忘れろ!いや、忘れさせてやる!!」


ハインは金属バットでドクオを殴りつけた。
執拗に頭を狙い、何回も何回も金属バットを振るう。


从 ;∀从「アハハハハハ!!忘れろおおおお!!!」

(メA )「…………」


从 ;∀从「うわああああぁぁぁぁ!!」






(;^ω^)「…………」

テスト当日、教室の席に座り、ブーンは戸惑っていた。

勝負事を持ち掛けたドクオは緊急入院。
ドクオの両親の話によると、記憶の一部が喪失しているらしい。
リンチか何かを受けて、頭を重点的に殴られたのが原因だそうだ。

そして勝負事に乗り気だったハインは隣の席で、
顔を机に突っ伏して、何やらぶつぶつ呟いている。


从 ∀从「ドクオの馬鹿……俺の馬鹿……ハハハ……」

(;^ω^)「一体何が……」

担任がテスト用紙を配り、テストが始まった。

(;^ω^)「難しい……全く分からんお」

从 ∀从「どうすりゃ良いか分かんね……」




結果、ブーン2点、ハイン0点、ドクオ棄権。
この勝負、ブーンの圧勝に終わった。






\从 ゚∀从/オワタ






この小説は2007年7月9日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:B9J9AQ2ZO 氏




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[ 2009/12/31 13:49 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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