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子猫がいた
猫「にゃー」
路上に置いてあるダンボールの中に子猫がいた
猫「にゃーにゃー」
子猫は、健気に、弱者らしく、鳴いていた
すると、いつのまにか子猫の前に誰かが立っていた
その誰かは、子猫に手を伸ばした、子猫を触った
子猫を掴んだ 、ついでにモフモフした
子猫は、その誰かによって目の前が真っ暗になった
同時に、寒くもなくなった
ダンボールの中で鳴く猫はいなくなった
ξ ゚⊿゚)ξ「ねぇ」
( ^ω^)「なんだお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「猫飼いたい」
( ^ω^)「だめだお」
ξ ゚⊿゚)ξ「・・・・・」
( ^ω^)「・・・・・」
ツンのお腹は明らかに膨らんでいた
どれくらいかというと「小猫」ぐらいの大きさだった
( ^ω^)「ツン、そのお腹の中に入れてるものを出すお」
ξ ゚⊿゚)ξ「やだ」
( ^ω^)「うちでは猫は飼えないお」
ξ ゚⊿゚)ξ「これは猫じゃないもん
道端に落ちてたエイリアンの卵だもん」
「にゃー」
( ^ω^)「・・・・・・」
ξ ゚⊿゚)ξ「・・・・・・」
娘が子猫を拾って来た
本人はエイリアンの卵と言っているが明らかに猫としか思えない
娘は猫を飼いたいようだ、まぁ私も飼いたい
だが!ここであえて反対して猫の世話をツンに押し付けておかなければならない
自分には猫の世話とかできないし
( ^ω^)「ツン、ちゃんと世話をできるならいいけど
猫を一日中世話することとか無理だお」
( ^ω^)「元いた場所に戻してくるお」
ξ ゚⊿゚)ξ「違うもん!エイリアンの卵だもん!
あと、猫の世話もちゃんとできるもん!
猫の躾もトイレも調理の仕方も全部ネットで調べたからできるもん!」
( ^ω^) 「・・・・・・」
中々に本気のようだ
流石我が娘、世話を押し付けられそうになっている事にまったく気がついていない
( ^ω^)「わかったお、ただし!絶対に猫の世話はツンがすること
いいかお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「うん!」
( ^ω^)「それじゃ、早速隠してる猫を出しちゃってもいいお」
ξ ゚⊿゚)ξ「うん!わかった!」
そう言うと娘は「バッグ」の中をあさり始めた
何故バッグなのだろうか、猫はお腹のところに隠しているはずじゃあ・・・
( ^ω^)「ツン、結局そのお腹のふくらみはなんなんだお?」
ξ ゚⊿゚)ξ「・・・・」
娘はバッグの中から出した猫をモフモフしながらこっちを向くと
服をたくしあげ、腹部を見せながら、静かにこう言った
ξ ゚⊿゚)ξ「エイリアンの卵よ」
( ^ω^)「ふー食った食った珍味は食べがいあるおwww」
ξ ゚⊿゚)ξ「もー、お父さん私がエイリアンの卵取って来たのに
半分以上食べるとかひどーい」
「「アハハハハハハ」」
めでたしめでたし
この小説は2006年4月6日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:mAOff2ei0 氏
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