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川 ゚ -゚)は大地震に巻き込まれたようです


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




───7月21日・13時00分
───???

川 ゚ -゚) 「ごほごほっ!! う、うぅ………」

私は、自分自身の咳で目を覚ました。
夢の中で喘息の様な息苦しさを感じた気がして、思わず息を吸った結果だった。

川 ゚ -゚) 「ここは………」

辺りを見渡しても、何も見えなかった。
最初は電気を点けていないのかと思ったが違った。
まるで砂嵐の様な粉塵が立ち込めていて、辺りは暗闇に包まれていたのだ。

川 ゚ -゚) 「っつ!!」

不意に、腰に激痛が走った。
反射で腰に手を当てようとしたが、それは出来なかった。
手に伝わったのは身体の感触ではなく、硬いコンクリートの感触。
何か大きいものが、寝っ転がっている私の背中にのしかかっているのだと気付いた。

川 ゚ -゚) 「………」

寝起きで鈍くなっている脳を痛みが覚まさせてくれたのか。
私は段々と現状を把握出来る様になってきた。

先程まで私は会社の食堂に居て、昼食を取っていた筈だった。
それが今、地面に伏せ身動きが出来ない状況となっている。
何か我が身に想定外の事が起こったのだと確信した。そう、例えば。

川 ゚ -゚) 「地震か………?」

首を回して、背中にのしかかっている物を確認した。
小さな瓦礫だった。それが何らかの原因で崩れ私に落ちてきたのだろう。
人力では決して動かすことすら敵わない代物だ。自然の力で動かされた他になかった。

地震が発生した、それもかなり大きい地震。
そう私は頭の中で冷静に理解することが出来た。

川 ゚ -゚) 「くそっ………! それはないだろう………」

やがて、粉塵が晴れ、視界がよくなった。
上を見上げて、私の目に飛び込んできたのは皮肉にも青い空だった。




20070422190335.jpg



───7月21日・12時00分
───VIP市・ヤラナイカビル

( ゚∀゚) 「おうい! クー!!」

川 ゚ -゚) 「ん、ジョルジュか。どうした?」

仕事が一段落し、席を立った瞬間に同僚の長岡に声をかけられた。
ボリュームを抑えようともしない声量が、空きっ腹の私を少し苛立たせる。

川 ゚ -゚) 「なんだ?」

( ゚∀゚) 「飯喰いに食堂に行くんだろ? 一緒に行こうぜ」

川 ゚ -゚) 「だが断る」

(;゚∀゚) 「何故に!?」

川 ゚ -゚) 「いや、言ってみたかっただけだ。一緒に行こう」

(;゚∀゚) 「ノリで人の心を傷つけるなよ………」

( ゚∀゚) 「あ、それとよ 川 ゚ -゚) 「奢らんぞ」

(;゚∀゚) 「何と言う読心術………こいつは間違いなくエスパー魔美」



───7月21日・12時10分
───VIP市・ヤラナイカビル・食堂

( ゚∀゚) 「おばちゃん!! Aランチジョルジュスペシャル改を一つ!!!」

('、`*川 「はいAランチ一丁~」

川 ゚ -゚) 「カツ丼とたぬきそばと塩ラーメンといちごパフェ頼む。」

('、`*川 「よく食べるわねーおばちゃんも作りがいあるわー」

川 ゚ -゚) 「食べなきゃ大きくならんからな」

( ゚∀゚) 「まぁクーが大きくなってるのは胸だけだからな!! ちなみに俺が見た所バストは9……」

川 ゚ -゚)

(;゚∀゚) 「ギャァァァァァ!!!!!」

長岡に馬乗りになりつつも、私は内心喜びに満ちていた。
サディスティックというわけではなく、心を許せる共とこうしてふざけ合える事がとても嬉しかった。


('A`) 「おい見ろよブーン。新しいエロゲ手入れたぜ!!」

(*^ω^) 「うはwwww」

( ^ω^) 「でも正直、『いんまと☆ちょめちょめ!!』ってタイトルはどうかと思うお………」

(#'A`) 「それは俺に対する侮辱と受け取ったッ!!」

(#^ω^) 「来るがいいお!! 己が意思を突き通しいのならば己が拳で突き進めお!」

川 ゚ -゚) 「隣いいか?ブーン、ドクオ」

( ^ω^) 「モロチン間違えた勿論、OK牧場だお………でも」

(;'A`) 「何で長岡傷だらけなんだ?」

(メ゚∀゚) 「名誉の負傷だ。気にするでない」

私と長岡はドクオとブーンの隣の席に腰を下ろす。
ドクオとブーン。二人とも会社の同僚仲間で長岡と同じく心を許せる友だった。

料理に口を付けた、その瞬間だった。

( ^ω^) 「む」

(;'A`) 「うぉわっ!!!」

( ゚∀゚) 「地震か………最近多いな」

まず、皿がカタカタと揺れ、その衝撃でガラスのコップが下に落ちてしまった。
地震、小さいものだったが、身体で揺れを感じる事が出来るほどだった。
すぐに食堂の隅においてあるテレビの画面に地震警報が映し出された。

そして私はと言うと。

( ^ω^) 「あれクーさんがいないお?」

( ゚∀゚) 「机の下にいるぜ」

('A`) 「防災訓練かよ」

川 ゚ -゚) 「おおおおおおおい、なががががおかかかか。じいじじじ地震収まったかかかかか?」

(;゚∀゚) 「壊れたラジカセかよ。大丈夫収まったみてぇだぜ」

川 ゚ -゚) 「ふぅ……驚いたぞ」

( ^ω^) 「そう安堵しつつも長岡の手は放さないクーさんなのであった」

('A`) 「ヒューヒュー」

川 ゚ -゚) 「お似合いだろ?」

(*゚∀゚) 「バカヤロwwwww」

そう言った私の手は汗ばみ、震えていた。
長岡もその事に気付いているのか。照れながらも心配そうな眼差しをしていた。



───7月21日・12時30分
───VIP市・ヤラナイカビル・食堂

やがて、ドクオとブーンは先に食べ終わり食堂を出て行った。
私はと言うと、まだ食堂で飯を食べていた。何分凄い量なのだ、食べるのにも時間がかかる。
そんな私を、長岡は煙草を吸いながら待っていてくれた。半分呆れてるのが顔に出ている。

( ゚∀゚) 「大食いなのに遅いとかアホかと」

川 ゚ -゚) 「まぁ、いいじゃないか。一口いるか?アーン」

( ゚∀゚) 「いらん」

川 ゚ -゚) 「アーン」

( ゚∀゚) 「だからな」

川 ゚ -゚) 「アーン」

( ゚∀゚) 「………いただきます」

カツ丼をスプーンで掬い、長岡の口に運ぶ。

( ゚∀゚) 「つかさ、お前地震苦手なのか?」

川 ゚ -゚) 「ふむ………小さい頃に大きな地震を経験しててな。それ以来トラウマだ」

( ゚∀゚) 「そっか。嫌な事聞いちまったな」

川 ゚ -゚) 「いや構わんよ」

( ゚∀゚) 「まぁでも安心しろ!! 地震が来ても俺が守ってやるからよ!!」

川 ゚ -゚) 「………さらりと凄い事を言うな君は」

( ゚∀゚) 「ふぇ?」

川 ゚ -゚) 「まぁだがそれがいい。ところでジョルシュ」

( ゚∀゚) 「ん?」

川 ゚ -゚) 「アーン」

( ゚∀゚) 「だからな。もうやんねぇって」

川 ゚ -゚) 「アーン」

( ゚∀゚) 「………ゴメンナサイ、いただきます」

再度、カツ丼を掬い、長岡の口に持っていく。

( ゚∀゚) 「もぐもぐ………………ふぇ?」

川 ゚ -゚) 「!!!!!」

その次の瞬間、視界が揺れ、意識が途絶えた。



───7月21日・13時00分
───VIP市・ヤラナイカビル・食堂

それが最後の記憶だった。
思い返してみればなんと恥ずかしい事をしていたのかと思い、顔はほんの少し赤く染まった。

川 ゚ -゚) 「…………ジョルジュはどこだ」

気付くと、今まで一番近くに居た人間がいなかった。
それこそ目と鼻の先にいた人物。居るはずの人間がいなかった。
焦りという感情が生まれる。今すぐ探さなくては。

川 ゚ -゚) 「ぐ、ぐぅぅ………」

だが、動けなかった。
大の大人の力を持ってしても動かす事は難しいかもしれないのだ。
ましてや女一人の力で動かせる道理はなかった。

川 ゚ -゚) 「ジョルジュ………!」

涙が零れそうだった。地震に巻き込まれそこら辺の瓦礫に埋もれてしまったのかもしれない。
今すぐ探しに行きたいのに、動けない無力な自分がいるのだ。

川 ゚ -゚) 「あぁぁっぁあ………ブーン………ドクオ………ジョルジュ」

その時だった。


川 ゚ -゚) 「?」

 不意に、背中が軽くなった。
 瓦礫が床に落ちる音が耳に入った。
 バランスが崩れ、私の背中から離れたのかもしれない。

川 ゚ -゚) 「神の思し召しか………?何にせよ助かった」

 私は背中に響く痛みに耐え、立ち上がった。
 動こうとするたびに痛みが走った。もしかしたらヒビが入っているかもしれない。

 だが、私は行かねばならなかった。
 友のブーン、ドクオ、そしてジョルジュに会う為に。

川 ゚ -゚) 「………」

 ビルが歪んだお陰で、見上げれば青い空が覗いていた。
 この青い空をジョルジュや皆とまた見る事をここで誓った。

川 ゚ -゚) 「待ってろよジョルジュ………」

( ゚∀゚) 「お待たせ」

川 ゚ -゚)

(;゚∀゚) 「ギャァァァァァ!!!!!」

 長岡に馬乗りになりつつも、私は内心喜びに満ちていた。
 サディスティックというわけではなく、長岡と再会出来たことを。


(メ゚∀゚) 「何故助けたのに殴られなくてはならないのか」

川 ゚ -゚) 「助けた?」

(メ゚∀゚) 「お前さんの背中に乗っかってた瓦礫を下ろしたのは俺さ。
      目を覚ましたら目の前に瓦礫に埋もれたお前の姿だもんな。必死になったぜ」

川 ゚ -゚) 「そうかすまん………」

(メ゚∀゚) 「挙句の果てには無視されるし。そして殴られるし」

川 ゚ -゚) 「むむぅ………すまないと思ってる」

(メ゚∀゚) 「まぁいいよ。言ったろ?必ず助けてやるって」

川 ゚ -゚) 「………そうだったな。フフフ」

(メ゚∀゚) 「しっかしでっけぇ地震だったな。とりあえずブーン達探して、ビルから脱出するぜ」

川 ゚ -゚) 「そうだな」

(メ゚∀゚) 「そうだなって。怖くないのかよ?お嬢ちゃん」

川 ゚ -゚) 「怖いぞ?でも大丈夫だ」


「君と一緒だからな」


壊れ果てた地上に反して、曇り一つなく空は青く晴れ渡っていた。
それは私の心を映し出したかのようだったのだ。ジョルジュと一緒ならどんな困難も乗り越えていける。
その時はそう思っていた。



【予告編】


( ;ω;) 「もうやだお!! お家に帰りたいお!!」

壊れていく心。

(`・ω・´) 「この地震は人為的なものなんだよ!」

蠢く陰謀。

ξ ゚⊿゚)ξ 「私はツンデレ。覚えときなさい」

謎の少女。
そして…………別れ。

( ゚∀゚) 「言った……ろ。必ず助けてやる………ってよ」

川 ゚ -゚) 「ジョルジュゥゥウウウウゥウウウッ!!!!」

地震の様に揺れ動く心。

(´・ω・`) 「最後に生き残るのは………このショボン様さ!!!」

川 ゚ -゚) 「これが私の運命と言うならば。私は運命に喧嘩を売ってやるぞ!!」

見逃すな、生き残りたければ。

          coming soon...


────川 ゚ -゚)は大地震に巻き込まれたようです







この小説は2007年4月15日ニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:A/9FndYP0 氏
作者がお題を募集して、それを元に小説を書くという形式のものです


お題
・大地震
・いんま
・己が拳で突き進め!


ご意見等あれば米欄にお願いします

[ 2009/12/29 19:43 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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