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( ><)わかんないんですが謎を解きながら旅をするようです 第七話


はじめてブーン系小説を読む方はこちらへどうぞ




第七話『フーンの町/謎掛け編・下』

朝日が室内を照らす頃、わかんないんですは寒さと眠気をぐっと我慢してベッドから起き上がった。

((( ><))「とっても寒いんです」

本格的な寒さが間もなく訪れようとしているこの季節。
フーンの町の気温は低く、窓を開けると朝の風がわかんないんですの頬につき刺さってきた。
昨日夜中に起こされた事もあっても早起きしたわかんないんですの頭は半ボケの状態であったが、
その風のあまりの冷たさに一気に目が覚めたのであった。

それからわかんないんですと流石兄弟の三人は朝食を済ませ、登山の為の準備を始めた。

( ´_ゝ`)「まずは地図だろ、それからコンパスだろ、それから食料だな」

(´<_` )「兄者よ、そう言いながら世界地図とぶんまわしとちり紙を入れてどうする。
      というか何故最後がちり紙なのだ」

( ´_ゝ`)「ちり紙は食えるだろう?」

(;><)「そんなの食べたらお腹壊すんです!」

(´<_` )「それらは出しておけ兄者。
      それから水を汲むための容器を持っていかないとならないな。この瓶で良いか」

兄者が地図とコンパスと食料を鞄から出している隣で、弟者は小さなガラスの空き瓶を手に取っていた。

( ><)「これで荷物はバッチリなんです!」

(´<_` )「ぶんまわしではなく方位磁針は入れたか、兄者?」

( ´_ゝ`)「ああ入れたぞ。おっと、念のためにこれも持って行くか」


そう言うと兄者は机の上に置いてあるものを持ち上げた。
それは昨日わかんないんですが訪ねた来た時にも置いてあった二つ折りの板であった。

(´<_` )「それまで持って行くのか? それは持ち運ぶには重くないか?」

( ´_ゝ`)「これがあれば何かの役に立つかも知れないだろう。重さなら気にするな」

( ><)(あの板はいったい何なんでしょう……)

程なくして装備を整えた三人は屋敷出て、ボスケテ山のふもとへと向かったのである。

( ´_ゝ`)「さあ行くぞ!」

(´<_` )「弱音を吐くなよ!」

( ><)「頑張るんです!」

そうして意気込んでいる三人の背後に、怪しい影が見え隠れしていた。

<丶`∀´>「ニダニダ。あいつら何か凄い事をしようとしているらしいニダ」

昨晩兄者に宿泊を断られ、結局は流石邸の裏庭でこっそり野宿していた男・ニダーである。

<丶`∀´>「何をするつもりかは知らんが、あいつらに付いていけばきっといい事があるニダ」

ニダーは姿を隠しながらこっそり三人の後を追いかけていったのであった。

<丶`∀´>「あいつらのやった事を全部ウリのものにすればいいニダ!
      これでウリは不死に一歩近付くニダ! ウェーハッハッハッ!」



1_20091228185918.jpg



そんな事にはまったく気が付いていない三人は、順調にボスケテ山を登り始めていたのであった。

( ><)「山登りって思ったより楽なんですね」

(´<_` )「途中までは登山道が敷いてあるからな、それに沿って行けばいい」

( ´_ゝ`)「俺達も一合目までなら登った事があるからな」

( ><)「その先に行った事は無いんですか?」

(´<_` )「兄者が体力の限界だったので仕方なく引き返したのだ」

しかし最初は楽だった登山も、より高い所へ進むにつれてだんだんと苦しいものになっていった。
体力はどんどん削られ、足への痛みが激しくなっていった。

(;><)「ゼェゼェ……つ、疲れたんです」

(´<_`;)「そ、そろそろ三合目の終わる頃か……」

(;><)「こんなに歩いたのにまだそれだけなんですか……?」

(;´_ゝ`)「に、荷物に潰される……」

(´<_`;)「だからそれを本当に持って行くのかといったんだ」

兄者は二つ折りの板を大事そうに抱えながら膝をついた。その後方の岩の陰では、ニダーも同じ様に息を切らしていた。

<;`∀´>「ハァハァ……あいつらウリにこんなきつい事をさせて……」


五合目の辺りまで登った所で丁度昼を迎え、三人はそこで昼食を取る事にした。

( ><)「おにぎり美味しいんです!」

(´<_`;)「……兄者、俺の握り飯には何を入れたんだ?」

( ´_ゝ`)「とりあえず近くにあったものを入れてみた」

(´<_` #)「バナナやコーヒー豆はともかく、
      明らかに食べられないものまで入れるとはどう言う了見だ!」

( ><)「弟者さん、好き嫌いはいけないんです」

(´<_` #)「石鹸や爪楊枝が入った握り飯をどう好きになれば良いんだ!」

一方思いつきだけで付いてきたニダーは食料を準備しておらず、木の陰で空腹を堪えていた。

<;`∀´>「ウリにひもじい思いをさせるとは許せんニダ!
      戻ったら謝罪と倍賞を要求してやるニダ!」

そして居所がばれないように腹の音を懸命に堪えているのであった。


一休みの後に登山を再開した三人であったが、休憩による回復の効果など無視されてしまう程に辛い思いをする事になったのであった。

(;><)「ゼェゼェ……く、苦しいんです!」

(;´_ゝ`)「空気が……ゼェゼェ……薄く……ハァ……なっているからな……」

(´<_`;)「大丈夫か兄者よ。良ければそれは俺が持つぞ」

(;´_ゝ`)「いや……俺が持ってきたのだから最後まで自分で……うっ……」

(;><)「兄者さん!しっかりしてくださいなんです!」

(´<_`;)「だから昨日本当に行くのかと訊いたのだ!」

とりあえずわかんないんですと弟者は一番疲れているであろう兄者を近くに木に寄りかからせて座らせた。
その木の影は赤い光に照らされて長く長く伸びていた。

(´<_` )「もう大分日も傾いてきたな……早く川へ行かないと帰れなくなってしまうな」

( ><)「でも兄者さんとっても辛そうなんです。先には進めないんです」

(;´_ゝ`)「なら……俺を置いて先に二人で行ってくれ」

(´<_` )「馬鹿な事を言うな。俺達が離れている間に何かあったらどうするんだ!」

(;´_ゝ`)「弟者よ、俺は身の程はわきまえているつもりだぞ。
      俺がお前達の足手まといになっているという事ぐらいはな」

( ><)「でも置いてく何て出来ないんです!」

弟者は兄者を見ながら何かを考え込んでいた。しばらくうなずいたり腕を組んだりしていたが、きっぱりとこう言い放った。


(´<_` )「わかんないんです君、先に行く事にしよう」

( ><)「えっ? でも……」

(´<_` )「兄者よ。俺達が通った所に目印をつけておくから、疲れが取れたら後から来てくれ」

(;´_ゝ`)「……把握した」

その措置に対してわかんないんですが意見を言う暇もなく、弟者はさっさと先へと進んでしまった。

わかんないんですも仕方なく弟者の後を追い、兄者を置いて先へ進んだ。

( ><)「弟者さん! 本当にこれで良いんですか?」

(´<_` )「……兄者が決めた事だ」

( ><)「でも……」

弟者はそれだけ返事をすると地図を見ながら枝を掻き分けて歩いて行った。わかんないんですはただ黙って付いて行くしかなかった。
二人は歩きながら時々近くの木にナイフで矢印を刻み、兄者のための目印をつけていった。
そうして地図の通りに進んで行くと、水の流れる音が聞こえ始めてきた。


(´<_` )「よし。このまま進めば水源から400メートル程離れた地点に着く筈だ」

( ><)「これで水が汲めるんですね」

するとその時、強い光がわかんないんですの目に当たった。

( ><)「うおっまぶしなんです!」

それは川面に反射した日の光あった。わかんないんですがそっと目を開くと、前方にサラサラと流れる川の姿が見えた。

( ><)「川に着いたんです!」

わかんないんですは嬉しさの余りに、今までの疲れは何処へ行ったのかと言う程の速さで川へと走り出した。

(´<_` )「おい、足元に気をつけ……」

弟者の忠告が届く前に、わかんないんですは転んでしまった。
しかしわかんないんですは足が引っかかって前につんのめったのではなかった。
目の前にあるものに弾かれたかのように後ろに向かって飛ばされていたのである。
しかしそこにはわかんないんですが体をぶつけたと思われる障害物は一切見当たらなかった。
弟者はその事に疑問を抱きながら、自分も川へと近寄っていった。
わかんないですが倒れていたその傍には、謎の人物が立っていたのであった。


やあ (´・ω・`)
ようこそ、ウプキボン川へ。
この壁は君たちへの足止めだから、まず立ち止まって落ち着いてほしい。

うん、「結界」なんだ。済まない。
山の神の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、ここへ来ようと思ったとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「覚悟」みたいなものを決めていたんだと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを本物かどうか知りたい
そう思って、この場所へ現れたんだ。

じゃあ、試させて貰おうか。

2_20091228185918.jpg



(´<_` )「結界……?」

弟者はそっと腕を前へ突き出した。すると謎の人物の30センチほど手前で腕が何かにぶつかり、それ以上先へ伸ばす事は出来なかった。

(´<_` )「これは一体……」

(#)><)「あいたたたた……何があったんですか?」

わかんないんですが起き上がったのを見て、謎の人物は話を始めたのだった。

(´・ω・`)「初めまして。僕はウプキボン川の精霊なんだ」

(#)><)「精霊……? 妖精さんなんですか?」

(´<_`;)「ほ、本当に精霊なのか?」

弟者がそう言うと、精霊はずっと手を上げてわかんないんですの方に向けた。
すると転んだ時に出来たわかんないんですの顔の腫れが見る見る内に引いていったのであった。

( ><)「あっ……治ったんです! 痛くないんです!」

(´・ω・`)「これで信じて貰えたかな?」

(´<_`;)「あ、ああ……」

( ><)「あの、僕達川の水を汲みたいんです。だから道を開けて下さいなんです」


しかし精霊の表情は思わしくなく、首をぶんぶんと横に振っていた。

(´・ω・`)「残念だけどそれは無理な相談だね」

( ><)「どうしてなんですか? わかんないんです!」

(´・ω・`)「君たちはこの地点の川の水を汲むという事が、どういう事か判っているのかい?」

(´<_` )「ああ、わかっているとも。俺達はこの川の持つパワーを手に入れたいのだ」

(´・ω・`)「ふむ……どうやら君たちは僕が思ったより賢い人達のようだね」

精霊は一人でうんうんとうなずいて、何かを考えていた。

(´・ω・`)「ようし。それなら一つ試させて貰うよ」

精霊がぱちんと指を鳴らすと、二人と精霊との間に、丁度結界がある位置に何かの模様のようなものが浮かんできた。

(´・ω・`)「僕の出す問題に答えられたら、川の水を汲んでも良いよ。
      出来なかったら諦めて欲しい」

二人の目の前には青い線で描かれたいくつかの絵が並び、それがふわふわと中を漂っていた。

(;><)「な、何なんですか? わかんないんです!」




3_20091228185918.jpg





(´・ω・`)「この6つの中から『光が見えぬ時』を選んで欲しい」

精霊はそれだけ言うと口をつぐんでしまった。

(;><)「光って何なんですか? わかんないんです!」

(´<_` )「わかんないんです君、落ち着くんだ。まずはこの絵が何なのかを見てみようではないか」



=ニニフ

(´<_` )「これは浅い鍋のようだな。フライパンか」



 〇_〇
(・(ェ)・ )

( ><)「これはくまさんなんです」



_| ̄|○

(´<_` )「土下座している人か? それにしても棒人間とはえらく簡素な表現だな」



\|/
─〇─
/|\

( ><)「4番目はお日様なんです」


  ______
 ├┼┼┼┼┼┤

(´<_` )「これは囲い……フェンスのようだな」



/^o^\

(;><)「最後のは山……で良いんですよね? なんか顔が描いてあるんです」


(´<_` )「しかし光が見えぬ時とはいったい何の事なのだろうか」

( ><)「うーん……お日様は間違いなんですかね?」

(´<_` )「いや、そんな簡単なものでは無いと思うぞ。なあ精霊よ、他にヒントはないのか?」

(´・ω・`)「………」

精霊は相変わらず、先ほどから眉一つ動かさず悠々と二人を眺めていた。

(´<_` )「……まあ、そう簡単に言う訳が無いか」


( ><)「ヒント……ヒントならあるんです!」

わかんないんですは鞄に手を突っ込み、あるものを探し始めた、

( ><)「えーっと確かこの辺に……あったんです!」

わかんないんですはわかってますから借りた小さな鍵を取り出した。

( ><)「この問題を解く鍵を教えてくださいなんです!」

鍵は再び光り始めた。そしてまた先端から伸びた光が今度は空中に文字を書いていったのであった。

(´<_`;)「な、何だこれは?」

(´・ω・`)「ふうん……随分と珍しいものを持っているんだね」

(´<_`;)「わかんないんです君、その鍵は一体何なんだい?」

( ><)「予言士の友達から借りたものなんです」

やがて文字を書き終えた鍵はその役目を終え、線状の光がぷつり途切れ、宙に浮かぶ文字がそこに残された。




『「全てが見える時」と問われたらならば _| ̄|○ を選ぶのが正しい』




(;><)「へ?」

それは非常に短く、簡素な文章であった。

(;><)「あの、僕が知りたいのは『光が見えぬ時』なんですけど……」

(´<_`;)「……どうすれば良いんだ?」

(´・ω・`)「僕はなかなかいいヒントだと思うんだけどね」


二人が問題と相変わらず難解な鍵のヒントに悩んでいた頃、ニダーはそのやや後ろの木の陰に隠れていた。

<丶`∀´>「どうやらこの川の水を手に入れるといい事があるみたいニダ」

そして二人の様子を伺い、にやにやと笑みを浮かべていた。

<丶`∀´>「あいつらが問題を解いてその答えを聞けば、ウリは楽に水を手に入れられるニダ!
      ウェーハッハッハッ!」


( ><)「あれ? 今誰かの声が聞こえたような気がするんです」

(´<_`;)「今はそれ所ではないな。何とかしてこれを解かないと……」

日はどんどん落ちて行き、辺りは次第に薄暗くなっていった。間もなく夕方が終わろうとしていた。



第七話 終





この小説は2007年3月02日から2007年3月12日にかけてニュース速報(VIP)板に投稿されたものです
作者はID:+ljZgzzb0 氏(初期ID)

第八話はこちらへどうぞ

記事元は内藤エスカルゴさんになります





※どうしても分からないと…けど答えは知りたくない!ビクンビクン
という方は↓を反転してください
ラストヒントです



『「全てが見える時」と問われたらならば _| ̄|○ を選ぶのが正しい』
全てが見えるのは「ぼう人間」です

ならば『光が見えぬ時』とは?


ヒントは「隠語」です

頑張ってください







ご意見等あれば米欄にお願いします


[ 2009/12/28 19:01 ] ナギ戦記 | TB(0) | CM(0)

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